IBM® Rational® Publishing Engine Web サービス・アプリケーション は、ローカル Rational Publishing Engine エンジンの代わりに文書の生成に使用できるリモート・エンジンを
提供します。
ランチャーおよび Document Studio は、そのリモート・エンジンに接続して、発行プロセスを
そのシステムに転送します。Rational Publishing Engine Web サービス・アプリケーション は、オプションであるため、組織の要件に基づいてインストールすることができます。
Rational Publishing Engine Web サービス・アプリケーション は、リソース集約型で時間がかかる可能性のある発行操作を
高性能システムへ再配置するためのサーバー・サイド機能を
提供します。別のサーバー上で文書を生成することにより、クライアントの
ワークロードはオフセットされます。
Web サービス・アプリケーション のライセンス要件
Rational Publishing Engine のライセンスは、フローティング ・ユーザー・ベース・ライセンスか、または許可済み ユーザー・ベース・ライセンスのどちらかです。Rational Publishing Engine Web サービス・アプリケーション は、フローティング・ライセンスを取り込むことができますが、許可ライセンスは取り込みません。許可済み
ユーザー・ベース・ライセンスのみが購入された場合は、Web サービス・アプリケーション が、それらのライセンスを使用できないため、
文書生成は失敗します。
Web サービス・アプリケーション の機能
Web サービス・アプリケーション は、以下の機能を提供します。
- 要求キューイングにより、サーバー上でのリソースの負荷を軽減する
ことができます。設定に基づき、サーバーは、一定数の発行要求を同時に処理することができます。プロセスが終了してスロットが空くまで、さらに要求がキューに移されます。
- 必要な成果物は、リモート・サーバーにアップロードされます。ランチャーは、1 つの文書仕様、1 つ以上のテンプレート、および 1 つ以上のスタイル・シートなど、必要な成果物が含まれているアーカイブを準備します。これらのファイルは、サーバー上で解凍され、必要に応じて使用されます。データ自体はアップロードできません。文書仕様の構成に使用されるデータは、サーバー・コンテキスト内で使用可能である必要があります。
- すべての出力ファイルは、単一のアーカイブにパッケージ化できます。
ローカル・エンジンとは異なり、リモート発行プロセスでは、単一の出力アーカイブが返され、複数のファイルをダウンロードする必要がありません。
- 文書生成結果をダウンロードできます。
- ユーザーは、接続リカバリーによる移動性を得られます。長時間のリモート発行プロセスの場合、
そのプロセスへの接続を失うことなく、コンピューターを Rational Publishing Engine Web サービス・アプリケーション プロセスから切断し、
後で再接続して結果をダウンロードすることができます。接続の復元時に、生成された文書を取り出すこともできます。
- Web サービス・アプリケーション を使用して、Java™ クライアントなどの各種クライアントを構成して Rational Publishing Engine ランチャーに実装できます。