すべてのユーザーのユーザー設定を変更する

セントラル管理コンポーネント で設定を行うと、その セントラル管理コンポーネント に接続する、すべてのユーザーに対する設定が制御されます。 特定のクライアントに関する選択設定をユーザーが変更できるようにすることも、 セントラル管理コンポーネント に設定された選択設定を優先して、ユーザーの選択を オーバーライドすることもできます。

始める前に

表 1. セントラル管理コンポーネントのランタイム・メタデータ・プロパティー. ツリー構造で、「定義済み」 > 「文書仕様 (docspec)」 > 「メタデータ」を展開し、「アセット・タイプ別のフィルター (Filter by asset type)」に対して、「すべて (All)」または「設定」を選択します。
プロパティー 説明
Data formatting mixedsource、 または template データ・ソースからのリッチ・データを Rational® Publishing Engine が フォーマット設定する方法を、以下のように制御します。
  • Mixed: ソースとテンプレートのフォーマット設定を組み合わせます。
  • Source: テンプレートのフォーマット設定を破棄し、 データ・ソースのフォーマット設定のみ保持します。
  • Template: ソースのフォーマット設定を破棄し、テンプレートのフォーマット設定のみ保持します。
Missing data text <データ属性が見つかりません (data attribute not found)> またはストリング データ属性がデータ・ソースに見つからない場合に Rational Publishing Engine によって使用されるプレースホルダー。このデフォルトを使用することも、自身のテキストにカスタマイズすることもできます。
Date pattern YYYY-MM-DDYYYY-DD-MM 出力で日付がレンダリングされる形式。
Time pattern HH:MM:SSHH:MM 出力で時刻がレンダリングされる形式。
dateTime pattern YYYY-MM-DD HH:MM:SSYYYY-DD-MM HH:MM:SSYYYY-MM-DD HH:MMYYYY-DD-MM HH:MM 出力で日付と時刻の組み合わせがレンダリングされる形式。
Output locale csenfrdehuitjakoplpt_BRruzh_CNeszh_TW システム・ロケールと異なるロケールを指定する必要がある場合に、デフォルトの日付形式に使用される出力ロケール。
  • チェコ語 (cs)
  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • ドイツ語 (de)
  • ハンガリー語 (hu)
  • イタリア語 (it)
  • 日本語 (ja)
  • 韓国語 (ko)
  • ポーランド語 (pl)
  • ポルトガル語 (pt_BR)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (簡体字) (zh_CN)
  • スペイン語 (es)
  • 中国語 (繁体字) (台湾) (zh_TW)
Image max width 数値 出力文書内の各イメージの幅の最大値 (ピクセル単位)。
Image max height 数値 出力文書内の各イメージの高さの最大値 (ピクセル単位)。
OLEs as static images truefalse Rational Publishing Engineが、Rational DOORS® OLE を扱う方法を制御します。
  • True: OLE は出力に静的イメージとして現れます。
  • False: OLE は出力内に保持されます。このオプションは、MicrosoftWord 出力のみに使用できます。
Clean referenced files truefalse true に設定すると、Rational DOORS OLE が含まれる、ref フォルダーに保管される参照ファイルは、文書生成の最後に削除され、Microsoft Word 文書には組み込まれません。 Microsoft Word 文書のサイズは、このプロパティーが true に設定された場合は小さくなります。
Ignore data source configuration errors truefalse true に設定すると、データ・ソース構成の要素に関する問題から生成されたエラーはすべて無視されます。false に設定すると、エラーの修正を求めるプロンプトが出されます。
Non Unicode fonts フォント名 Rational DOORS データ・ソースの場合、データが抽出されるときに Rational DOORS に送信されるフォントを指定できます。コンマで区切れば、複数のフォント名をリストできます。
Stop on pre-command failure truefalse プレコマンドが失敗したときに、文書生成プロセスを終了するかどうかを指定します。
Pre-command ストリング プレコマンドは、文書仕様の発行前にデータを準備します。
Post command ストリング ポストコマンドは、文書仕様の発行後にコマンドを実行できるようにします。
表 2. セントラル管理コンポーネントのエンジン設定.

ツリー構造で、「定義済み」 > 「設定」 > 「エンジン」を展開し、「アセット・タイプ別のフィルター (Filter by asset type)」に対して、「すべて (All)」または「設定」を選択します。

設定 説明
Remote generation truefalse true に設定すると、このプロパティーは文書生成をサーバーに転送します。 false に設定すると、文書はローカルに生成されます。
Remote engine location URL Remote generationtrue に設定すると、このプロパティーでは文書を生成するサーバーが指定されます。
Preview query limit 数値 テンプレートの出力のプレビュー時に表示されるデータ項目の数。
Core debug mode truefalse true に設定すると、特定のエレメントの変換方法などの、追加の文書生成の詳細情報がログ・ファイルに表示されます。
Monitor and control location URL Remote generationtrue に設定すると、このプロパティーでは、管理者がモニターするための文書生成の詳細情報を表示するサーバーが指定されます。

このタスクについて

デフォルト・リストの設定を追加したり、削除したりすることはできませんが、それらの値を削除して、使用されないようにすることは可能です。

手順

  1. セントラル管理コンポーネント 管理ユーザー・インターフェースを開きます。 例: http://server:port/rpews/ui/library.html
  2. 「アセット・タイプ別のフィルター (Filter by asset type)」列で、「設定」をクリックします。
  3. 「アクション」列で、「リソースの編集」アイコンをクリックします。
  4. カスタマイズ可能フィールドを編集します。
    • : プロパティーまたは設定の値
    • タグ: 設定内容を管理ユーザー・インターフェースで検索可能にするキーワード
    • プライベート: 他のユーザーがこの設定を表示できないようにします
    • ユーザー値をオーバーライドします:他のユーザーがクライアント・アプリケーションから、この値をここで指定された値から変更できないようにします
    • 説明: どのようにこの設定が使用されるかの説明
  5. 「変更を保存します」をクリックします。

タスクの結果

セントラル管理コンポーネント に接続するすべてのユーザーは、デフォルトで これらの設定を使用します。管理ユーザー・インターフェースで変更が行われたときに、開いた状態のユーザーのクライアントがあれば、そのクライアントが再始動されたときに、この設定変更はそのユーザーに対して適用されます。

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