ライセンスのセットアップ

使用しているライセンスのタイプを確認できます。また、 ユーザー・ベースのライセンスを使用している場合は、ライセンス・サーバーで ライセンス構成をセットアップします。

始める前に

次のようにして、使用するライセンスのタイプを決定します。
  1. ライセンス・キー・ファイルを開きます。このファイルの拡張子は .dat です。 例: rational_server_perm.dat
  2. FEATURE 行を見つけます。ここには、インストール済みで、 ライセンス・キー・サーバーを使用するフィーチャーがリストされています。
  3. RPE_PUBLISH フィーチャーを見つけます。この項目では、ライセンスがユーザー・ベース、サーバー (フローティング)、または評価としてリストされます。
ヒント: フローティング・ライセンスとユーザー・ベース・ライセンス の両方を使用している場合は、ユーザー・ベース・ライセンスがフローティング・ライセンスの前にリストされていることを 確認してください。ライセンスはリストされている順に使用されます。 したがって、フローティング・ライセンスが最初にリストされていると、ユーザー・ベース・ライセンスで ユーザーが指定されていてもフローティング・ライセンスが使用されます。

このタスクについて

フローティング・ライセンスまた評価ライセンスを使用している場合、これ以降の構成ステップを実行する必要はありません。評価ライセンスの使用から永続フローティング・ライセンスの使用に変更する場合、クライアント・アプリケーションがインストールされているコンピューターに、TELELOGIC_LICENSE_FILE環境変数が設定されており、正しいライセンス・パスを使用していることを確認してください。

ユーザー・ベース・ライセンスを使用している場合は、 以下のタスクを実行します。

ユーザー・ベース・ライセンスのセットアップ

Rational Publishing Engine ユーザーのリストが含まれるオプション・ファイルを作成し、 そのファイルをライセンス・データ構成ファイルに指定します。

手順

  1. テキスト・エディターで新規テキスト・ファイルを開きます。
  2. 以下のようにして、ユーザーまたはユーザー・グループを個別に追加します。
    • ユーザーを個別に追加するには、以下の手順を実行します。
      1. ユーザーを追加するには、次の行を追加します。
        INCLUDE RPE_PUBLISH USER user_name
      2. 所有しているライセンスと同じ数のユーザーについて、前のステップでの行の追加を繰り返します。例えば、 ライセンスを 2 つ所有している場合、2 ユーザーを入力できます。所有しているライセンス数を超える ユーザーの名前を入力することはできません。
    • ユーザー・グループを追加するには、以下の手順を実行します。
      1. グループのメンバーを次のように指定します。
        GROUP user_name1 user_name2 "user_name2 a"
        単一の単語から成る名前のユーザーが複数いる場合は、 間にスペースを入れて入力します。複数の単語から成るユーザー名の場合や、 単語の間にコンマがある場合は、ユーザー名を 引用符で囲む必要があります。
      2. グループを追加するには、次の行を追加します。
        INCLUDE RPE_PUBLISH GROUP group_name
      3. これを繰り返して、選択した数のグループを指定しますが、所有しているライセンスより多くのユーザーを 入力することはできません。例えば、 ライセンスを 2 つ所有している場合は、入力するグループ数に関わらず、 2 ユーザーを入力できます。
  3. 拡張子 .opt の付いたテキスト・ファイルを、 ライセンス・サーバーと同じコンピューターに保存します。 例: ibmratl.opt
  4. .opt ファイルをライセンス・キー・ファイルに 追加します。
    1. ライセンス・キー・ファイルをテキスト・エディターで開きます。 このファイルの拡張子は .dat です。例: rational_server_perm.dat
    2. VENDOR 行を見つけます。
    3. ライセンス・サーバー実行可能ファイルに対する ibmratl パスを、次のように 更新します。
      ibmratl "path_to_license_server.exe"
    4. 作成したテキスト・ファイルのパスへの options パスを 更新します。
      OPTIONS="path_to_options_file.opt"
    5. 変更内容をレビューして、SERVER および VENDOR の情報が 正しいことを確認します。 例:
      SERVER license_server_name host host_id
      VENDOR ibmratl "path_to_license_server.exe" OPTIONS="path_to_options_file".opt
    6. ライセンス・キー・ファイルを保存します。
  5. ライセンス・キー・サーバーを以下の手順で再始動します。
    1. 「開始/停止/再読み取り (Start/Stop/Reread)」タブをクリックします。
    2. サーバーを停止します。
    3. サーバーを開始します。 「サーバーが正常に始動しました (Server started successfully)」というメッセージが表示されるのを待ちます。
    4. 「ライセンスファイルの再読み取り (Reread License File)」をクリックします。 「ライセンスファイルの再読み取りが完了しました (Reread license file completed)」というメッセージが 表示されるのを待ちます。
  6. RPE_PUBLISH ライセンスについてエラーがないことを確認します。
    1. ライセンス・モニター・ツールで、「モード (Mode)」 > 「サービスを使用しての構成 (Configuration using Services)」をクリックします。
    2. 「サーバーの状況」 > 「状況の照会 (Perform Status Enquiry)」をクリックします。
    3. RPE_PUBLISH ライセンスの情報を確認します。

次のタスク

組織のユーザーにライセンス・キー・パスを提供して、ユーザーの Rational Publishing Engine クライアントからライセンス・サーバーに接続できるようにします。

評価ライセンスの使用から永続ユーザー・ベース・ライセンスの使用に変更する場合、クライアント・アプリケーションがインストールされているコンピューターに、TELELOGIC_LICENSE_FILE環境変数が設定されており、正しいライセンス・パスを使用していることを確認してください。


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