Document Studio は、多様なビューとウィザードによって文書テンプレートを設計するために使用されるスタンドアロン・アプリケーションです。
エレメントを選択して、ご使用のデータ・ソースからの最新のデータを取り込んでフォーマット設定できるテンプレートを作成することができます。
Document Studio では、以下のタスクを実行することができます。
- テンプレートを作成する。
- ヘッダー、フッター、およびページの向きや境界線などのプロパティーを定義するためのマスター・ページを作成する。
- データ構造を定義する照会および属性を組み込むためのデータ・ソース・スキーマを追加する。
- 実行時に値を構成するための外部変数を作成する。
- 計算に使用する内部変数を作成する。
- 特定のエレメント・タイプに適用できるスタイルを作成する。
- 設計に従って文書を構成、プレビュー、および生成する。
注: ライセンス交付オプションを選択するようプロンプトが出された場合は、『
ライセンス・サーバーへの接続』を参照して、ライセンス・サーバー・パスの指定方法を確認してください。
Document Studio を起動すると、空のテンプレートを使用して作業を開始することになります。
Rational Publishing Engine は Eclipse がベースとなっているため、これらのビューを非表示にしたり、展開、縮小、ドック解除、または移動したりすることができます。パースペクティブからビューを誤って削除してしまった場合、をクリックして開くことができます。または、をクリックして復元することもできます。
1 . 「パレット」ビュー
「パレット」ビューには、文書テンプレートの作成および設計に使用できるエレメントがすべて表示されます。各エレメントの説明については、『「パレット」ビューのテンプレート・エレメント』を参照してください。
テンプレートにエレメントを追加するには、以下の操作を実行します。
- 「パレット」ビューでエレメントをクリックしてから、テンプレート内の、そのエレメントを配置するロケーションをテンプレート・コンテンツ・エディターでクリックします。
- 「パレット」ビューでエレメントをクリックし、そのままテンプレート・コンテンツ・エディターにドラッグして、テンプレートにそのエレメントを配置します。
- 「囲み枠」エレメントを使用すると、テンプレート・コンテンツ・エディターで複数のエレメントを選択できます。
ヒント: パレット・エレメントを選択すると、そのエレメントは、デフォルトでは新しいツールを選択するまでテンプレート・コンテンツ・エディターで選択済みのままになります。
このデフォルト設定を使用して続行し、「選択」エレメントを使用してカーソルに戻ることができます。またはこの設定の内容を変更して、それを使用不可にすることもできます。
をクリックし、「テンプレートへの挿入後も現在のパレット・ツールを選択したままにしますか」の設定で「いいえ」を選択します。
2 . 「データ・ソース・スキーマ」ビュー
「データ・ソース・スキーマ」ビューでは、テンプレートで使用するために選択可能なデータ・スキーマが表示されます。このビューでは、各スキーマは、それぞれ独自のタブに表示されます。
3 . テンプレート・コンテンツ・エディター
エディター領域とは、Document Studio でテンプレート構造を設計する場所です。この領域では、文書テンプレートおよびマスター・ページに表示されるコンテンツが作成されます。エディターには、以下の複数のタブがあります。
- テンプレート・コンテンツ・エディター: レポート用のテンプレートを設計します。
- ズーム・エディター: テンプレートのより小さな領域での作業を行えます。
- マスター・ページ: 各マスター・ページが個別のタブに存在しています。マスター・ページ・タブは、テンプレートで使用されるマスター・ページがある場合にのみ表示されます。
4 . 「アウトライン」ビュー
「アウトライン」ビューには、テンプレートの内容がツリー構造で表示されます。
5 . 「プロパティー」ビュー
選択されたエレメントのプロパティーを表示して編集できるようにします。
ただし、照会パスなどの一部のプロパティーは読み取り専用です。ここでは、いくつかのフォーマット・プロパティーについて受け付けられた値もツールチップに表示されます。
6 . 「コンソール」ビュー
「コンソール」ビューには、テンプレートに関する情報メッセージとトラブルシューティング・メッセージのリストが表示されます。
7 . 「問題」ビュー
「問題」ビューには、テンプレートに関するエラーおよび警告の詳細リストが表示されます。
エラーの詳細を表示するには、エラーを右クリックし、「プロパティー」を選択します。
エラーのプロパティーは、どのエレメントでエラーが起きているかなどの詳細情報を提供し、トラブルシューティングに役立ちます。
8 . 「検索」ビュー
「検索」ビューには、実行した検索の結果が表示されます。
9 . ズーム・エディター
ズーム・エディターでは、特定のエレメントまたは一連のエレメントにフォーカスできます。ネストされたエレメントを多数含む複雑なテンプレートを設計するときに役立ちます。