照会をネストさせるには、それらを子エレメントに割り当てます。
手順
- Document Studio で、「データ・ソース・スキーマ」ビューを開きます。
- エレメントを「データ・ソース・スキーマ」ビューからテンプレート・エレメントにドラッグします。 照会を親エレメントを持つエレメント上にドラッグすると、ドラッグされた照会は、親エレメント照会のコンテキストで実行できるかどうかが検査されます。
コンテキストとしての役割を果たすことができるすべての照会は、「コンテキストの選択」ウィンドウに表示されます。
リストには、ID とそのテキスト表記が表示されます。
- 照会コンテキストをリストから選択します。 コンテキストに対して何も選択しないと、2 つの関連がないネスト照会が示されます。
- 「OK」をクリックします。
例
以下の例は、Rational® DOORS® テンプレート・エレメントに割り当てられた、ネストされた照会を示しています。
Paragraph DOORS 1 $1 Module/Object
Text
Module/Object/Object/Heading
Paragraph DOORS 1 $2 Module/Object/Attribute
Text
Module/Object/Attribute/Name
この例では、照会
Module/Object は、
Module/Object/Attribute のコンテキストとして機能します。
この例では、2 番目の照会のコンテキストを $1 に設定すると、以下の出力が生成されます。
- モジュール内の各オブジェクトの見出しが含まれる段落のセット。
- 照会 $1 の現在のオブジェクトの、属性名がある段落のリスト。
2 番目の照会のコンテキストを none に設定すると、以下の出力が生成されます。
- モジュール内の各オブジェクトの見出しが含まれる段落のセット。
- すべてのオブジェクトの属性名がある段落のリスト。
以下の例は、IBM® Rational Tau テンプレート・エレメントに割り当てられた、ネストされた照会を示しています。
最初の照会 model/root(Package) は、Rational Tau モデルのコンテキストで実行されます。
2 番目の照会 model/root(Package)/ownedMember は、最初の照会によって返される各パッケージに対して実行されます。
モデル内のトップレベル・パッケージからのすべてのクラスのリストが必要な場合、照会は
model/root(Package)/ownedMember(Class) です。
この形式では、出力文書には各パッケージの名前は含まれなくなります。
クラスのリストは、最初のケースと同じ方法で作成されます。
照会はコンポーネント照会に分割され、各照会は以前の照会によって定義されたコンテキストで実行されます。
表 1. 副照会副照会 |
コンテキスト |
結果 |
model |
該当なし |
モデル |
model/root(Package) |
モデル |
パッケージのリスト |
ownedMember(Class) |
パッケージのリスト |
クラスのリスト |
それぞれの副照会はすべてのエレメントに対して一度実行され、それぞれの実行の結果は連結されます。
それぞれの結果は、次の副照会のコンテキストになり、その副照会が最後のものであれば結果リストになります。