フォーマット設定属性のコレクションであるスタイルを、出力文書をフォーマット設定するために、テンプレート・エレメントに追加できます。
スタイルのオプション
- 外部スタイル・シートでのスタイルの作成
文書テンプレートで定義されていないスタイルであっても、それらがスタイル・シートで指定されている場合、使用できます。
スタイルの名前は、エレメントの「プロパティー」ビューに入力する必要があります。
出力の生成時に、定義されたスタイルが使用されます。
指定した名前のスタイルが見つからない場合には、該当するエレメントにスタイルは適用されません。『スタイル・シート』を参照してください。
- Rational® Publishing Engine でのスタイルの作成
見出しやリストなどのエレメント・タイプの一般スタイルを作成します。
「プロパティー」ビューで、スタイルの名前をそのタイプのすべてのエレメントに対して適用します。
フォーマット設定を変更する必要がある場合、そのスタイルに対して一度変更を行えば、そのスタイルを使用するすべてのエレメントを更新できます。
『スタイルの作成および適用』を参照してください。
- 特定のフォーマット設定プロパティーの個々のエレメントへの適用
テンプレート・コンテンツ・エディターでエレメントを選択し、「プロパティー」ビューでそのエレメントに対してのみプロパティーを入力します。
『個別のテンプレート・エレメントのフォーマット設定』を参照してください。
スタイルの優先順位
スタイルは以下の順序で適用されます。- テンプレートのスタイル・シート (存在する場合)
- テンプレートのスタイル (存在する場合)
- テンプレート・エレメントに対して定義したフォーマット設定のプロパティー (存在する場合)
スタイルが予期したとおりに適用されない場合は、以下のいずれかの理由が原因である可能性があります。- フォーマット設定プロパティーに設定されたスタイルによって、以前に適用したスタイルがリセットされてしまう。
- スタイルの名前が、Rational Publishing Engine のデフォルトのスタイル・シートに既に存在している。
例えば、Title スタイルは既に存在しています。
デフォルトのスタイル・シートの Title スタイルは、作成して Title と名前を付けたスタイルをオーバーライドします。
ヒント: テンプレートでスタイルを適用する場合に、3 つの方式のうちの複数を使用することは避けてください。
出力に結果が混在し、トラブルシューティングが困難な場合があります。
特定のスタイルを使用するエレメントに追加のスタイル設定を適用する必要がある場合は、カスタマイズを子エレメントに適用します。
例えば、スタイルを使用する単一の段落の色を変更したいとします。
スタイルを段落エレメントに追加し、段落に含まれるテキスト・エレメントの色プロパティーを変更します。