オブジェクト・ライブラリーでのオブジェクトのプロパティーの構成

スクリプトを記録する前に、オブジェクト・ライブラリー内のオブジェクト認識プロパティーをカスタマイズすることができます。スクリプトの記録中には、オブジェクト・マップ内にオブジェクト認識プロパティーおよびプロパティーの重みを設定するために、カスタマイズされたオブジェクト・ライブラリー・ファイルが参照として使用されます。
オブジェクトのプロパティーをカスタマイズするには、以下の操作を行います。
  1. 「構成」 > 「オブジェクト認識プロパティーの構成」をクリックして、「オブジェクトのプロパティー構成ツール」ウィンドウを開きます。
  2. 「テスト・ドメイン」リストから必要なドメインを選択し、対応するオブジェクトのプロパティーを構成します。 「テスト・オブジェクト・クラス」フィールドには、選択されたドメインのデフォルト・オブジェクトおよびカスタマイズ済みオブジェクトがすべてリストされます。特定のドメインの必要なテスト・オブジェクトがリストにない場合は、「オブジェクトの追加」オプションを使用してそのテスト・オブジェクトを追加することができます。 詳しくは、「オブジェクト・ライブラリーへのオブジェクトの追加」の関連トピックを参照してください。
  3. オブジェクト認識プロパティーの構成対象となるテスト・オブジェクト・クラスを選択します。 「オブジェクト認識プロパティー」フィールドには、Functional Tester によって使用される、選択されたオブジェクトの認識プロパティーおよび重みがリストされます。
  4. オブジェクトの認識プロパティーの重みを変更するには、オブジェクトのプロパティーに対応する実際の重みのセルをダブルクリックし、必要な値を入力します。 変更されたオブジェクト・クラス名の横にアスタリスクが表示され、変更されたプロパティーの行の値は青で表示されます。
    注: プロパティーのデフォルト値を復元するには、「復元」をクリックします。
  5. 「オブジェクト認識プロパティー」フィールドに認識プロパティーがリストされていない場合は、「追加」をクリックします。 「オブジェクト認識プロパティー」リストに空の行が追加されます。
    注: テスト・オブジェクトの認識プロパティーを表示するには、テスト・オブジェクト・インスペクターを使用できます。 詳しくは、「テスト・オブジェクト情報の表示」の関連トピックを参照してください。
  6. プロパティーのセルをダブルクリックし、認識プロパティー名を入力します。対応する実際の重みのセルをダブルクリックし、認識プロパティーの重みを入力します。 新規プロパティーのデフォルトの重みは NULL で、編集することはできません。 新規プロパティーの行の値は緑色で表示され、新規プロパティーが追加されたことを示します。
    注: または、テスト・オブジェクトの認識プロパティー名がわからない場合は、テスト・オブジェクトを選択して認識プロパティーを追加できます。これには、「オブジェクトの追加」ダイアログ・ボックスの「オブジェクト・ファインダー」ツールを使用します。詳しくは、「オブジェクト・ライブラリーへのオブジェクトの追加」の関連トピックを参照してください。
  7. 選択したオブジェクトの認識プロパティーを削除する場合は、認識プロパティーの行を選択して「除去」をクリックします。 認識プロパティーがデフォルト・プロパティーである場合、または選択したオブジェクトに対して行が削除された場合は、プロパティーの行は赤で表示されます。
  8. 複数のテスト・オブジェクトの認識プロパティーを適用または削除するには、「テスト・オブジェクト・クラス」リストから必要なオブジェクトを選択します。 「オブジェクト認識プロパティー」フィールドには、選択されたオブジェクトすべてのプロパティーがリストされますが、重みの列は表示されません。
    1. 選択したオブジェクトに認識プロパティーを適用するには、「オブジェクト認識プロパティー」フィールド内の必要なプロパティーの行を右クリックし、「選択済みオブジェクトに適用」をクリックします。「プロパティーの重み」ダイアログ・ボックスに認識プロパティーの重みを入力して「OK」をクリックします。 認識プロパティー名および重みが、選択したテスト・オブジェクトに適用されます。
    2. 選択したオブジェクトから認識プロパティーを除去するには、「オブジェクト認識プロパティー」フィールド内の必要なプロパティーの行を右クリックし、「選択済みオブジェクトから除去」をクリックします。 認識プロパティーがデフォルト・プロパティーである場合、または選択したオブジェクトに対して行が削除された場合は、プロパティーの行は赤で表示されます。
  9. 「適用」をクリックします。 変更されたテスト・オブジェクト名に付加されたアスタリスクは、変更の適用後に除去されます。
  10. 「完了」をクリックします。 記録される新規オブジェクトは、更新された認識プロパティーおよび重みを自動的に取得します。
カスタマイズ前に記録されたスクリプトの場合は、個々のオブジェクトに「認識プロパティーの更新」 オプションを使用して、更新されたオブジェクト情報を入手する必要があります。
注: オブジェクトの特定のインスタンスのプロパティーの値が NULL である場合、そのプロパティーは、オブジェクトのそのインスタンスの認識プロパティーのリストに追加されません。
関連概念
GEF サポート
関連タスク
認識プロパティーの更新
オブジェクト・ライブラリーへのオブジェクトの追加
テスト・オブジェクト情報の表示
関連資料
機能テストのトラブルシューティング
GEF オブジェクトの検索
オブジェクトのプロパティー構成ツール

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