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演習 3: 検査ポイントの作成

この演習では、オブジェクトをテストするための検査ポイントを記録します。 検査ポイントは、特定のアクションが実行されたことを確認したりあるオブジェクトの状態を調べたりするためのものです。
プロパティー検査ポイント、イメージ検査ポイント、または 9 種類のデータ検査ポイントを作成できます。 検査ポイントを作成すると、アプリケーション内のオブジェクトに関する情報を収集し、 再生時の比較操作で使用するベースライン情報を確立することができます。

データ検査ポイントの作成

データ検査ポイントを記録して、作曲者のツリーをキャプチャーします。
  1. 記録モニターで、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」ボタン (検査ポイントの挿入) をクリックします。
  2. 検査ポイントおよびアクション・ウィザードの「オブジェクトの選択」ページで、 「オブジェクトを選択した後、次のページに進む」オプションが選択されていればそれをクリアします。
  3. オブジェクト・ファインダー (オブジェクト・ファインダー) を使用して、アプリケーション内の「Composers」ツリーを選択します。 「オブジェクト・ファインダー」をクリックして、それをツリーの上にドラッグします。 マウス・ボタンを押したままにすると、ツリー全体が赤色の枠で縁取られて、 オブジェクト名 (javax.swing.JTree) が赤色の枠の横の画面ヒントに表示されます。 マウス・ボタンを解放して選択を実行すると、 オブジェクトに対する認識プロパティーが「オブジェクトの選択」ページの下部にあるグリッド内にリストされることに注目してください。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. 「アクションの選択」ページで、 「データ検査ポイントの実行」が選択されていることを確認してから「次へ」をクリックします。
  6. 「検査ポイント・データ・コマンドの挿入」ページの 「データ値」フィールドで、「ツリー階層」テストを選択します。 このテストは、ツリー階層全体についての情報をキャプチャーします。
  7. 「検査ポイント名」フィールドで、 Classics_tree と入力して「次へ」をクリックします。
  8. 「検査ポイント・データ」ページは、キャプチャーしたデータを右側ペインのグリッドに表示します。 項目の横にあるボックスにチェック・マークが表示されている場合、 その項目がテスト対象となります。 デフォルトでは、すべての項目が選択されています。 それらをチェックされたままにしてください。 それらが選択されていない場合、「すべてチェック」ボタンをクリックします。
  9. 「完了」をクリックします。

イメージ検査ポイントの作成

イメージ検査ポイントを挿入して、正しいアルバムが選択した CD 用に表示されていることを確認できます。
  1. 記録モニターで、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」ボタン (検査ポイントの挿入) をクリックします。
  2. 検査ポイントおよびアクション・ウィザードの「オブジェクトの選択」ページで、 「オブジェクトを選択した後、次のページに進む」オプションが選択されていればそれをクリアします。
  3. オブジェクト・ファインダー (オブジェクト・ファインダー) を使用して、アプリケーション内のアルバム・イメージを選択します。 「オブジェクト・ファインダー」をクリックして、それをアルバム・イメージの上にドラッグします。 マウス・ボタンを押したままにすると、アルバム・イメージが赤色の枠で縁取られて、 オブジェクト名 (javax.swing.JLabel) が赤色の枠の横の画面ヒントに表示されます。 マウス・ボタンを解放して選択を実行すると、 オブジェクトに対する認識プロパティーが「オブジェクトの選択」ページの下部にあるグリッド内にリストされることに注目してください。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. 「アクションの選択」ページで、 「イメージ検査ポイントの実行」を選択し、「次へ」をクリックします。
  6. 「イメージ検査ポイント・コマンドの挿入」ページで、「検査ポイント名」として Album_image と入力します。
  7. オプション「フル・イメージの選択」が選択済みであることを確認して、「次へ」をクリックします。
  8. 「検査ポイント・データ」ページは、キャプチャーしたイメージを右側ペインに表示します。 「完了」をクリックします。

プロパティー検査ポイントの作成

ここで、異なる検査ポイントを挿入して注文が正しい顧客に対するものであることを確認できます。 プロパティー検査ポイントは、確認画面のテキストをキャプチャーします。
  1. ClassicsCD アプリケーションで、 「Order」 > 「View Existing Order Status」をクリックします。 この時点では、どちらのパスワード・フィールドもクリックしないでください。
  2. 「OK」をクリックします。 「View Existing Orders」ウィンドウで、 ラベル「Order for Trent Culpito」をテストします。
  3. 記録モニターで、「検査ポイント・コマンドまたはアクション・コマンドの挿入」ボタン (検査ポイントの挿入) をクリックします。
  4. 「オブジェクトの選択」ページで、 「オブジェクトを選択した後、次のページに進む」オプションを選択します。
  5. 「オブジェクト・ファインダー」をラベル「Order for Trent Culpito」の上にドラッグして、 それを選択します。 マウス・ボタンを押したままにすると、ラベルが赤色の枠で縁取られて、 オブジェクト名 (javax.swing.JLabel) が表示されることに注目してください。 「次のページに進む」オプションを選択したので、 オブジェクトを選択した後は「アクションの選択」ページが開きます。
  6. 上から 2 番目のアクションである「プロパティー検査ポイントの実行」を選択して、 「次へ」をクリックします。
  7. 「プロパティー検査ポイント・コマンドの挿入」ページで、 「子を含める」フィールドが「なし」に設定されていることを確認します。
  8. 「検査ポイント名」の下で、推奨されたデフォルトを受け入れます。
  9. 「標準プロパティー (すべてのプラットフォームで使用可能なプロパティー) を使用する」を選択されたままにして、 「次へ」をクリックします。 「検査ポイント・データ」ページに、 テスト・オブジェクト・プロパティーおよびその値がグリッド形式で表示されます。 「プロパティー」列でテストするプロパティーを選択して、 「値」列でプロパティー値を編集できます。
    デフォルトでは、 どのプロパティーも選択されていません。 オブジェクト・プロパティーをテストするには、各プロパティーを選択することによってテストするプロパティーを選択します。 選択したプロパティーは、スクリプトを再生するたびにこの検査ポイントでテストされます。 グリッドの上にある「すべてチェック」ツールバー・ボタンをクリックして、 リスト内のすべてのプロパティーを選択することもできます。 すべてのプロパティーをクリアするには、「すべてチェック解除」ボタンを使用します。 プロパティー検査ポイントを使用して最適な結果を得るには、 関心のあるプロパティーだけをテストしてください。 この例では、注文が正しい顧客のものかどうかを判別するために、 「text」プロパティーだけが関心の対象となります。
  10. 「プロパティー」列で、 「text」「opaque」、および「visible」プロパティーだけを 選択して、再生の際にテストするようにします。 選択を持続させるために、チェック・ボックスを 2 度クリックしなければならないことがあります。
  11. 「完了」をクリックします。
  12. ClassicsCD の「View Existing Orders」ウィンドウで、 「Close」をクリックします。

パスワード・フィールドのテスト

ここで別の簡単な注文を出して、以前にテストしていないパスワード・フィールドをテストします。
  1. 「composers」ツリーで、「Haydn」フォルダーを展開します。
  2. 「Symphonies Nos. 94 & 98」をクリックします。
  3. 「Place Order」ボタンをクリックします。
  4. 「Member Logon」ウィンドウで、 既存の設定値の「Existing Customer」および「Trent Culpito」をそのままにします。
  5. 今回は、「Password」フィールドに xxxx と入力します。
  6. 「Remember Password」オプションを選択します。
  7. 「OK」をクリックします。
  8. 有効な「card number」番号および「expiration date」を入力します。例えば、 7777 7777 7777 7777、有効期限を 06/09 のようにします。
  9. 「Place Order」をクリックします。
  10. 注文を確認するメッセージ・ボックスで、「OK」をクリックします。
  11. 「x」ボタンをクリックして、ClassicsCD アプリケーションを閉じます。
  12. 「記録中」ツールバーの「記録の停止」ボタン (記録の停止) をクリックします。
記録を停止すると、Rational Functional Tester は 記録モニターを閉じて、スクリプトとオブジェクト・マップをプロジェクト・ディレクトリーに書き込みます。 Rational の「Functional Test」ウィンドウが 復元されて、メイン・ウィンドウにスクリプトが表示されます。
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