「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックスの「Web ブラウザー」タブ

このダイアログは、Functional Tester で「構成」>「テスト用の環境を使用可能にします」をクリックすると開きます。 「Web ブラウザー」タブは、ブラウザーを使用可能にしたり、ブラウザーを追加し構成するために使用されます。まずはじめにブラウザーの使用可能化について説明し、その次に、ブラウザーの追加および構成について説明します。

Web ブラウザーを使用可能にする場合:

Functional Tester HTML イネーブラーは、「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックスの「Web ブラウザー」タブです。Functional Tester を使用して HTML アプリケーションをテストする前に、HTML イネーブラーを実行しなければなりません。これによって、ブラウザーで実行される HTML アプリケーションを Functional Tester によってテストできるようになります。Windows® システムの場合、イネーブラーはレジストリーをチェックして、インストール済みのブラウザーを見付けます。UNIX® の場合、イネーブラーはハード・ディスクをスキャンして、インストール済みのブラウザーが存在しないかどうかを調べます。

Functional Tester を最初に実行するときに、Internet Explorer が自動的に使用可能になります。Netscape 6 や 7、または Mozilla を使用している場合は、「使用可能にする」ボタンによって使用可能にする必要があります。 Netscape または Mozilla の使用可能化については、下記の注を参照してください。 新しいブラウザーをインストールしてそのブラウザーをテストに使用する場合、ブラウザーのインストール完了後に HTML イネーブラーを再実行する必要があります。 「構成」>「テスト用の環境を使用可能にする」をクリックすれば、いつでも Functional Tester からイネーブラーを実行できます。 Web ブラウザーの使用可能化を参照してください。

Functional Tester を最初に実行するときに、ブラウザーの Java™ プラグインの JVM が自動的に使用可能になり、HTML の記録が正しく行われるようになることに注意してください。別の JVM をインストールする場合は、その JVM を使用可能にするためにイネーブラーを再実行する必要があります。

「Web ブラウザー」リスト

イネーブラーがハード・ディスクで見付けるブラウザーのリストが表示されます。このリストには、イネーブラーの開始時にデータが取り込まれます。Microsoft® Windows プラットフォームの場合、イネーブラーはレジストリーを使ってブラウザーを見付けます。ブラウザーは、インストール・ディレクトリーへの絶対パス名で識別されます。イネーブラーは、絶対パス名の後の括弧に、ブラウザーが現在使用可能であるかどうかを示します。

「すべて選択」ボタン

このボタンを使うと、「Web ブラウザー」リストにあるすべてのブラウザーが選択されます。このボタンは、すべてのブラウザーを使用可能にしたり、使用不可にする場合に便利です。すべてのブラウザーの選択を解除するには、いずれかのブラウザーをクリックします。

「検索」ボタン

このボタンをクリックすると、Functional Tester がハード・ディスクにある Web ブラウザーを検索します。 これにより、「Web ブラウザーの検索」ダイアログ・ボックスが開きます。このダイアログで検索オプションの 1 つを選択し、「検索」ボタンをクリックします。注: Linux® または UNIX システムの場合には、「すべてを検索」 オプションを使ってブラウザーを検索しないでください。 その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、ブラウザーの場所を見付けてください。 検索オプションの詳細は、Web ブラウザーの使用可能化を参照してください。 検索が完了すると、検出されたすべてのブラウザーが「Web ブラウザー」リストに取り込まれます。 少なくとも Functional Tester を最初に使用するときには、「検索」 ボタンを使ってシステムにあるすべてのブラウザーを見付けることをお勧めします。 初回の検索以降は、すでに使用可能になっているすべてのブラウザーに加え、新しく検出されるブラウザーがリストされます。

「追加」ボタン

このボタンをクリックして、ブラウザーを個別に位置指定します。これにより、「ブラウザーの追加」ダイアログ・ボックスが立ち上がり、ブラウザーを位置指定できます。ブラウザーを選択するには、ブラウザーのインストール・ディレクトリーを指定します。選択したブラウザーが「Web ブラウザー」リストに追加されます。「追加」ボタンは、イネーブラーが開始時に自動的にブラウザーを見付けられなかった場合に主に使用されます。また、「Web ブラウザーの検索」ダイアログ・ボックスの「次の場所を検索」オプションを使用して、ブラウザーを見付けることもできます。

「除去」ボタン

「Web ブラウザー」リストからブラウザーを除去する場合には、ブラウザーを選択して「除去」をクリックします。

「デフォルトに設定」ボタン

このボタンを使ってデフォルトにするブラウザーを選択します。リストの中からブラウザーを選択し、このボタンをクリックします。選択したブラウザーがデフォルトになり、名前の後の括弧にデフォルトであることが示されます。デフォルトの変更は、このタブに戻っていつでも行うことができます。

「使用可能にする」ボタン

このボタンを使用し、Functional Tester でテストするために選択したブラウザーを使用可能にします。リストの中から使用可能にするブラウザーを選択して「使用可能にする」をクリックします。 この時点で、使用可能にするために必要な変更がブラウザーに加えられます。ブラウザーが使用可能になると、リストにある各ブラウザーの名前の後の括弧に、使用可能の状態が示されます。なお、Netscape 4.x の場合には使用可能にする必要がありません。下記の注を参照してください。Netscape 6 や 7、または Mozilla を使用可能にする場合は、下記の注を参照してください。

「使用不可にする」ボタン

このボタンを使い、Functional Tester でテストするために選択したブラウザーを使用不可にします。使用不可にするブラウザーをリストの中から選択して「使用不可にする」をクリックします。 これにより、「使用可能にする」によって加えたすべての変更が元に戻り、名前の後の使用可能の標識が消えます。

「テスト」ボタン

ブラウザーが正しく使用可能にされたかどうかをテストするには、「テスト」ボタンをクリックします。 これにより、ブラウザー使用可能化診断ツールが開きます。 ブラウザーが正しく使用可能にされていないと疑われる場合は、このツールを実行してツールが指定する問題解決の手順に従ってください。

注:

Netscape 4.x に関する注: Netscape 4.x を使用している場合には、「Web ブラウザー」リスト内に表示されますが、「使用可能にする」ボタンと「使用不可にする」ボタンはグレーになって使用できません。 これは、Netscape 4.x が常に使用可能になっているためです。 それに対応するリスト中の項目を使用してこれをデフォルト・ブラウザーに設定することができますが、使用可能にする必要はありません。

Netscape 6 や 7、または Mozilla についての注: Netscape 6 または 7、あるいは Mozilla を使用している場合は、上記のように 「使用可能にする」ボタンを使って使用可能にする必要があります。これらのうちのいずれかを選択して「使用可能にする」をクリックすると、ブラウザーが起動し、ブラウザー内をクリックして使用可能にするように求めるプロンプトが出されます。 メッセージ・ボックスが表示される場合は、リンクをクリックしてから「OK」をクリックします。

Web ブラウザーを追加または構成する場合:

「Web ブラウザー」タブは、ブラウザー構成を追加し、編集するためにも使用されます。既存のブラウザーについての情報を編集するには、「Web ブラウザー」リストでブラウザー名をクリックします。新規ブラウザーを追加するには、「検索」または「追加」ボタンをクリックします。「デフォルトに設定」ボタンを使い、ブラウザーの 1 つをデフォルトのブラウザーに設定します。編集であれ、追加であれ、変更した場合には、「OK」をクリックして変更を保管します。

「Web ブラウザー」リスト

編集または表示するブラウザーを選択します。すると、その情報がリストの右側に表示されます。 情報フィールドについて、以下に説明します。ブラウザーがリストにない場合は、「検索」または「追加」をクリックし、ブラウザーを検索してリストに入れます。

ブラウザー名の後の括弧にデフォルトと記載されたブラウザーが、デフォルトのブラウザーです。 特定のアプリケーションのプロパティーの設定を変更しない限り、このブラウザーがすべての HTML テストで使用されます。

ブラウザー の詳細情報

以下のフィールドが含まれます。

「名前」-- これは、ブラウザーの論理名です。 これは、startBrowser コマンドか、アプリケーション構成ツールの HTML アプリケーションにより、スクリプト内で使用されます。 Functional Tester は、パスの終端以降の名前をデフォルトに設定します。 この名前は編集できます。

「種類」-- 「IE」または「Netscape」のいずれかとなります。 読み取り専用フィールドです。 Functional Tester は、選択するブラウザーに基づいて種類を記入します。

「パス」-- これは、ブラウザー・インストールのルートへの絶対パスです。

「コマンド」-- ブラウザーの実行可能ファイル名です。 例えば、mozilla、netscp6、netscape、または iexplore があります。

「検索」ボタン

「検索」をクリックすると、ご使用のすべてのブラウザーが「Web ブラウザー」リストに追加されます。 これにより、「Web ブラウザーの検索」ダイアログ・ボックスが開きます。このダイアログで検索オプションの 1 つを選択し、「検索」ボタンをクリックします。注: Linux または UNIX システムの場合には、「すべてを検索」 オプションを使ってブラウザーを検索しないでください。 その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、ブラウザーの場所を見付けてください。 検索オプションの詳細は、Web ブラウザーの使用可能化を参照してください。 Functional Tester は各ブラウザーについてのすべての詳細情報を記入します。

「追加」ボタン

「追加」をクリックして新しいブラウザーを手動で位置指定し、リストに追加します。 「ブラウザーの追加」ダイアログが表示されます。追加するブラウザーの実行可能ファイルにブラウズします。ファイルを選択した状態で、「追加」ボタンをクリックします。ブラウザーがリストに表示され、必要に応じてブラウザーの構成情報を編集することができます。注: 「検索」ボタンを使用して、Functional Tester にブラウザーの検索と入力を行わせるほうが速いかもしれません。

「デフォルトに設定」ボタン

このボタンを使い、Functional Tester が HTML アプリケーションを開始するときにデフォルトとするブラウザーを選択します。リストの中からブラウザーを選択し、このボタンをクリックします。選択したブラウザーがデフォルトになり、名前の後の括弧にデフォルトであることが示されます。デフォルトの変更は、このタブに戻っていつでも行うことができます。

「除去」ボタン

「Web ブラウザー」リストからブラウザーを除去する場合には、ブラウザーを選択して「除去」をクリックします。

「OK」ボタン

完了したら「OK」をクリックし、このタブに対する追加または編集を保管しなければなりません。

詳しくは、ブラウザーをテスト用に構成するを参照してください。

「適用」ボタン

ダイアログを終了する前にこのダイアログ・ボックスで行った編集を適用する場合には、「適用」をクリックします。「キャンセル」をクリックすると、「適用」をクリックする前の変更が保管され、クリック後の変更がキャンセルされます。


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