Functional Tester プロジェクトを作成すると、そのプロジェクトを個別に使用することも、または Rational プロジェクトと関連付けて TestManager による統合機能を活用することも可能です。
スイートまたはスクリプトを実行した後、TestManager はその結果をログに書き込みます。
開発者は、TestManager の「Test Log」ウィンドウを使用してそれらのログを表示します。
スイートまたはログの管理について詳しくは、TestManager のヘルプを参照してください。
テスト・サイクルでは、アプリケーションの特定の分野に対して多数の個別のテストを実行できます。
「Test Log」ウィンドウでテスト結果を検討すると、それぞれのテストに合格したか失敗したかが判明します。
結果の検討および分析は、ソフトウェア開発努力の進捗を判別するため、
および失敗が障害によるものか設計変更によるものかを判別するために役立ちます。
TestManager の「Test Log」ウィンドウでは、以下のことが行えます。
- 結果を表示する。
- ログ・データをフィルター処理する。
- 適切なスクリプト開発ツールで、ログ・イベントを生成するスクリプトを開く。例えば、Functional Tester を作成してそれを TestManager から実行する場合、ログ・イベントをクリックすると Functional Tester はスクリプトを開きます。
- Functional Tester 検査ポイント・コンパレーターでログの結果を分析する。
- 失敗したテスト・ケース、または失敗したログ・イベントの障害を発信する。ログは、Rational® ClearQuest® 障害フォームにビルド、構成、およびスクリプト情報を記入します。
- 「Test Log」ウィンドウでアクティブ・ログに表示されるデータを印刷またはプレビューする。
注:
- Functional Tester プロジェクトを Rational プロジェクトと関連付け、
Functional Tester のロギング設定を TestManager に設定すると、スクリプトの実行後に表示される生成済みログは TestManager ログとなる。TestManager はこれらのログを Rational プロジェクトの一部として保存します。
TestManager の「Test Log」ウィンドウの使用についての詳細は、Rational TestManager のヘルプを参照してください。
- Rational Administrator を使用することにより、Functional Tester ユーザーが Functional Tester スクリプトを実行して TestManager から Functional Tester ログを管理および表示できるようにするための、書き込み権限を付与する必要があります。
適切な Functional Tester ユーザーに書き込み権限を付与しない場合、TestManager はログを作成したり、Functional Tester スクリプトを再生したりしません。
権限および「Test グループ」ダイアログ・ボックスについて詳しくは、Rational Administrator のヘルプを参照してください。
TestManager の統合についての注記: Functional Tester は、Rational TestManager バージョン 7.0.2 と統合されています。TestManager の 7.0.2 バージョンをご使用の場合、Functional Tester と TestManager の統合機能を使用することができます。
これらの製品を一緒に使用する際の重要な情報については、IBM Rational Functional Tester の統合についてを参照してください。