行の検査ポイントの作成

アプリケーションにある特定の行のプロパティーをテストするために、行の検査ポイントを作成することができます。 行は、ECL 画面の一部です。 検査ポイントを記録すると、行のベースラインが作成されます。 スクリプトを再生するたびに、この行に何らかの変更が加えられたかどうかが、比較して調べられます。 これにより、行内の不一致が特定されます。

VT 端末ベース・アプリケーションをテストするスクリプトを記録する際に、行の検査ポイントをキャプチャーするには、<Functional Tester インストール・ディレクトリー>¥FunctionalTester¥bin のロケーションにある ivory.properties ファイルで、フラグ rational.test.ft.fte.playback.vt_row_vp = true を設定する必要があります。 デフォルトで、このフラグは「false」に設定されています。

行プロパティーをテストする検査ポイントを作成するには、以下のようにします。
  1. ホスト接続スクリプトを作成するときは、ホストにログインしてホストとの対話を行います。 ホスト接続スクリプトの作成について、詳しくは、関連トピックを参照してください。
  2. 個々の行についてテストを実行する場合は、その行が入っているウィンドウの中にいるときに、「記録モニター」ウィンドウで「検査ポイントおよびアクション・ウィザード」 アイコンをクリックします。
  3. ウィザードの「オブジェクトの選択」ページで「選択方式」 > 「ドラッグ・ハンドの選択」をクリックします。 ドラッグ・ハンドを、対応する「オブジェクト・ファインダー」ボタンとともに使用して、1 行に対して検査ポイントを設定します。
    注:テスト・オブジェクト・ブラウザー」を使用して、検査ポイントをキャプチャーすることもできます。
    注: 行の検査は、仮想端末に対してのみ有効で、TN3270 および TN5250 端末に対しては有効ではありません。
  4. 正しい行を選択していることを確認してから、「次へ」をクリックします。 行の値に対してデータ検査ポイントを設定するか、1 つ以上のプロパティー検査ポイント (char、class、length、rowEnd、rowStart、screenCols、screenRows、startRow、updatedLength) を設定することができます。

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