Java 環境の使用可能化

Functional Tester を使用して Java™ アプリケーションをテストする前に、Java 環境を使用可能にする必要があります。Functional Tester は、インストール時に自動的に使用可能になる JRE と共に出荷されます。 この JRE は、「デフォルトの JRE」と呼ばれています。その他の JRE を使用可能にするか、または新しい JRE をインストールする場合は、イネーブラーを再実行しなければなりません。
Java イネーブラーを実行するには、以下のようにします。
  1. Functional Tester で、「構成」 > 「テスト用の環境を使用可能にする」を任意のときにクリックして、「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックス (イネーブラー) を起動します。 「Java 環境」タブをクリックします。
  2. 「検索」をクリックします。「Java 環境の検索」ダイアログ・ボックスが開きます。
    1. 次の検索メカニズムからいずれかを選択します。
      • 「クイック検索」は、Windows® システムでのみ使用可能です。Windows レジストリーで Java 環境を検索するもので、ハード・ディスクを検索するよりも素早く検索ができます。
      • 「すべてのドライブを検索」は、すべてのハード・ディスクまたはパーティションをスキャンして、システム上のすべての Java 環境を探します。
      注: Linux® システム上で JRE を検索する場合は、「すべてのドライブを検索」オプションを使用しないでください。その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、JRE の場所を見付けてください。
    2. 検索対象として特定のドライブまたはルート・ディレクトリーにブラウズするには、「次の場所を検索」を選択します。
    3. いずれかの検索メカニズムを選択した後、「検索」ボタンをクリックします。
  3. 検索が完了すると、IBM Rational Functional Tester は「Java 環境」タブの左側の「Java 環境」リストに JRE をリストします。リストには、各環境の絶対パスが含まれます。どの環境を使用可能にするか決めてください。
  4. 使用可能にする環境を、このリスト内でクリックして選択します。Ctrl キーを押しながら選択すると、複数の JRE を選択できます。すべての JRE を使用可能にする場合には、「すべて選択」 ボタンをクリックします。
  5. 「使用可能にする」をクリックします。
    選択した環境を Java テストに使用できます。使用可能にされた環境は、リスト中の各 JRE 名の後に括弧内で示されます。
  6. デフォルトに設定する JRE を選択して「デフォルトに設定」ボタンをクリックします。
  7. 「閉じる」をクリックします。
注:
  • JVM の使用可能化: Windows XP をご使用の場合、「追加」ボタンを使って JRE の場所を指定することにより、JVM を使用可能にする必要があります。

    他のプラットフォームでは、Functional Tester を初めて実行するときに、ブラウザーの Java プラグインの JVM が自動的に使用可能になり、HTML の記録が適切に動作できるようになります。 別の JVM をインストールする場合は、その JVM を使用可能にするためにイネーブラーを再実行する必要があります。

    しかし、HTML のテスト中に Java プラグインに関するエラーが発生した場合や、HTML ログから検査ポイント・コンパレーターを起動しようとする場合は、プラグインの構成が適切かどうか確認する必要があります。 手順については、ブラウザーの Java プラグインの使用可能化を参照してください。

  • 環境を追加するために、「検索」ボタンを使用する必要はありません。ステップ 2 の代わりに、「追加」ボタンをクリックできます。クリックすると、「Java 環境の追加」ダイアログ・ボックスが起動します。このボックスを使用して、新しい Java 環境を位置指定することができます。選択して「追加」をクリックした後に、環境が「Java 環境」リストに追加されるので、ステップ 4 から 7 に従って使用可能にしたり使用不可にしたりできます。Java 環境以外のファイルを追加しようとすると、エラーになり、リストに追加されません。

  • JRE が使用可能ではない場合、Java アプリケーションに対して記録しようとすると 記録モニターがブランクになるので、そのことが判明します。 この理由から、記録中は記録モニターを見える状態のままにしておくことをお勧めします。 この症状が現れた場合は、イネーブラーを実行する必要があります。

  • ブラウザーを HTML テストに使用できるようにするには、Web ブラウザーの使用可能化を参照してください。

  • JRE が正しく使用可能にされたかどうかをテストするには、イネーブラーの「テスト」ボタンをクリックします。 すると、JRE テスターが開きます。JRE テスターは、JRE のバージョン、JRE のベンダー、正常に使用可能にされたかどうかをレポートします。「OK」をクリックして、JRE テスターを閉じます。

アップグレードに関する注: IBM Rational Functional Tester を以前のバージョンからアップグレードしている場合、 Java 環境を再び使用可能にしなければならないことがあります。 詳しくは、以前のバージョンの IBM Rational Functional Tester からのアップグレードに関するトピックを参照してください。


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