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演習 8: Java カスタム・コードの挿入

API の拡張や、簡易型スクリプト・エディターでは直接行えない機能などの追加操作を実行するために Java コードを挿入する場合は、Java スクリプトに切り替えることができます。
簡易型スクリプトと Java スクリプトの両方を使用する場合は、簡易型スクリプト・エディターで使用できる「Java コードのスニペットの挿入」または「Java メソッドの挿入」機能を使用して、 Java 用スクリプト作成に切り替える必要があります。 これらの機能を使用せずに直接 Java スクリプトを変更すると、 簡易型スクリプトが更新されず、再生時に Java スクリプトが実行されます。

このレッスンでは、Java コード・スニペットを挿入することで、 Rational Functional Tester がアプリケーションの再生時に「Member Logon」ウィンドウに「Password」コントロールがに表示されるまで待機してからコントロールをテストするようにします。

プロパティー」ビューの 「再生」ページで、テスト行にコントロールが表示されるまで待機させるオプションを有効にすることができます。ただしこのチュートリアルでは、カスタム Java コードの挿入のプロセスを理解するために、以下のステップを実行します。

  1. スクリプト・エディターで、「Click Password」テスト行を選択します。 (「Member Logon」グループの最初のテスト行。)
  2. Java コードのスニペットの挿入」を右クリックして選択します。Click Password」の後に、テスト行「Click here to tag the Java snippet test line」が挿入されます。
  3. 挿入されたテスト行を選択して、「Wait for control」と入力してテスト行と置き換えます。
  4. Wait for Control」テスト行をドラッグし、 「Click Password」テスト行の上にドロップして、 Java コードがパスワード・コントロールがテストされる前に実行されるようにします。 コントロール・テスト行を待機
  5. 「ファイル」 > 「保存」 をクリックして、簡易型スクリプトを保存します。
  6. スクリプト」エディターの隣に表示されている 「Java」エディターをクリックします。Wait for control」が、Java エディターに Java コードを挿入する開始点と終点のあるコメントとして表示されていることにご注意ください。
  7. Java コード「password().waitForExistence();」をコメント・セクションの開始点と終点の間に 入力します。 Java コード
  8. 「ファイル」 > 「保存」をクリックして Java スクリプトを保存します。

スクリプトの再生

テスト・スクリプトを再生して、変更したテスト・スクリプトの結果を検査します。
  1. スクリプトを再生するには、ツールバーで、 「Functional Test スクリプトの実行」 (実行) をクリックします。
  2. ログの選択」ウィンドウで、 ログ名をデフォルトの「Order」のままにして、 「次へ」をクリックします。
  3. データプールのすべての記録にアクセスするには、「データプール反復カウント」リストから「完了するまで繰り返します」オプションを選択して、「完了」をクリックします。 IBM Rational Functional Tester が、変更したスクリプトを再生します。 再生時に、「Album」の「Details」ページでクリック・アクションが実行されていないことにご注意ください。

    再生が完了すると、テスト実行の結果が HTML ログに表示されます。 ログにリストされた各イベントには、イベント見出しに緑色で「成功」が含まれているはずです。 また、「composers」リストのスナップショットを見ることもできます。

演習のチェックポイント

このレッスンでは、簡易型テスト・スクリプトを変更して、Java カスタム・コード・スニペットを簡易型スクリプトに挿入する方法を学習しました。
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