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演習 6: テスト・スクリプトの再生

この演習では、スクリプトを再生して、 アプリケーション・インターフェースのいくつかの部分に注目します。 直前に記録したスクリプトはアクティブ・スクリプトなので、 再生ボタンをクリックするとそのスクリプトが再生されます。
スクリプトを関連するデータプールと共に再生するたびに、 スクリプトはデータプール内の 1 つのレコードにアクセスします。 検査ポイントのデータプール参照を作成するとき、 検査ポイントはデータプール参照を使用してそのレコード内の変数にアクセスします。 再生の際に、データプール内の変数がデータプール参照を置き換えます。データプールの変数はテスト結果と比較されます。
  1. スクリプトを再生するには、ツールバーで、 「Functional Test スクリプトの実行」 (実行) をクリックします。
  2. ログの選択」ウィンドウで、 ログ名をデフォルトの「Order」のままにして、 「次へ」をクリックします。
  3. データプールのすべての記録にアクセスするには、「データプール反復カウント」リストから「完了するまで繰り返します」オプションを選択して、「完了」をクリックします。

    IBM Rational Functional Tester ウィンドウが最小化され、再生モニターが表示されます。 スクリプトの実行中に、再生モニターにメッセージが表示されます。 IBM Rational Functional Tester は、アプリケーションの開始、アプリケーション上で実行したアクションなどの、記録されたアクションをすべて再生し、データプールからデータを入力します。

    再生が完了すると、テスト実行の結果が HTML ログに表示されます。 ログにリストされた各イベントには、イベント見出しに緑色で「成功」が含まれているはずです。

    ログは、スクリプトの再生中に生じたイベントの記録を含むファイルです。 ログには、アプリケーションのテストに使用できる、実行されたすべての検査ポイントの結果が含まれます。

  4. ログを閉じます。

簡易型スクリプトおよびアプリケーション・ビジュアルの表示

これでスクリプトの記録および再生が正常に実行できました。ここで、 Functional Test パースペクティブをより詳細に観察してみましょう。
  1. 「Functional Test」ウィンドウが最小化されている場合には、それを復元してください。 生成済みの簡易型スクリプトはスクリプト・エディターに表示されています。Functional Test パースペクティブ

    スクリプト・エディターの左には「Functional Test プロジェクト」ビューがあり、現在接続されているすべての機能テスト・プロジェクトをリストしています。 各プロジェクトにあるすべてのスクリプトはプロジェクト名の下にリストされています。 この「プロジェクト」ビューは、異なるスクリプトにナビゲートするための別の方法を提供します。 「プロジェクト」ビュー内のスクリプトをダブルクリックすると、 そのスクリプトがスクリプト・ウィンドウ内で開いてアクティブ・スクリプトになります。

  2. スクリプト・エディターで、Click PlaceOrder テスト行をクリックします。 PlaceOrder のアプリケーション・ビジュアルが「アプリケーション」ビューで表示されます。 簡易型スクリプトの記録中に、アプリケーションのコントロールおよびそのプロパティーがキャプチャーされます。 アプリケーション・ビジュアルが「アプリケーション」ビューで表示されます。 アプリケーション・ビジュアルは PlaceOrder コントロールを青で強調表示します。 スクリプトにあるそれぞれのテスト行をクリックして、「アプリケーション」ビューにある対応するアプリケーション・ビジュアルを表示できます。 「アプリケーション」ビューにある「サムネール (Thumbnails)」ペインでは、スクリプトの記録中にキャプチャーされたプロジェクト内のすべてのテスト・スクリプトのアプリケーション・ビジュアルを表示します。 いずれかのサムネールの上にマウスを置くと、スナップショットがズームされて表示されます。
  3. 表示されたアプリケーション・ビジュアルのいずれかのコントロールの上にマウスを置き、右クリックして「コメントの挿入」を選択すると、コントロールにコメントを挿入できます。 この機能は、コントロールの状態を確認したり、後で参照するためにメモを残す場合に役立ちます。
  4. 「Java」エディターをクリックして、テスト・スクリプトに対応する Java コードを表示します。 簡易型スクリプトのそれぞれのテスト行は、対応する Java コードのコメントとして追加されるため、簡易型スクリプトと Java コードのマッピングが簡単になります。 Java コードへの変更は簡易型スクリプトには表示されないため、Java エディターで Java コードを直接編集しないでください。 簡易型スクリプト作成にはない関数を活用するために Java 用スクリプト作成に切り替える場合、「カスタム・コードの挿入」フィーチャーを使用して、必要な Java スクリプトを挿入します。
  5. スクリプト・エディターで簡易型スクリプトを引き続き使用するには、「スクリプト」をクリックします。

演習のチェックポイント

この演習では、Functional Test パースペクティブとテスト・スクリプトを再生する方法について学習しました。
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