文字検査ポイントの作成

ご使用のアプリケーションに、ある文字のプロパティーをテストするための文字検査ポイントを作成することができます。 文字は、ホスト・テキスト・フィールド (ECLField) の一部です。文字は、Functional Tester で識別されるホスト・テキスト・フィールドであれば、どのフィールドのものでも可能です。検査ポイントの記録時に、文字のベースラインが作成されます。 スクリプトを再生するたびに、この文字に何らかの変更が加えられたかどうかが、比較して調べられます。 これにより、文字内の不一致が特定されます。
このタスクについて
文字プロパティーをテストする検査ポイントを作成するには、以下のようにします。
  1. ホスト接続スクリプトを作成するときは、ホストにログインしてホストとの対話を行います。 ホスト接続スクリプトの作成について、詳しくは、関連トピックを参照してください。
  2. 個々の文字についてテストを実行する場合は、その文字が入っているウィンドウの中にいるときに、「記録モニター」ウィンドウで「検査ポイントおよびアクション・ウィザード」 アイコンをクリックします。
  3. ウィザードの「オブジェクトの選択」ページで「選択方式」 > 「テスト・オブジェクト・ブラウザー」とクリックします。 テスト・オブジェクト・ブラウザーに、ご使用のアプリケーションのテスト可能なオブジェクトの階層ツリーが表示されます。
    注: ドラッグ・ハンドを、対応する「オブジェクト・ファインダー」ボタンとともに使用して、1 文字に対して検査ポイントを設定することはできません。
  4. ツリーをナビゲートして、テストしようとする文字に対応するオブジェクトを探します。 それを選択して、その認識プロパティーを表示します。 ツリーをナビゲートするには、以下のようにします。
    1. 「テスト・オブジェクトの選択」ペインから、「フレーム」 > 「ペインの分割」 > 「端末」 > 「画面」とクリックします。
    2. テストしようとする文字が入っているフィールドを展開します。 フィールドの名前は Field_x_y で、x はフィールドがある行、y は列です。仮想端末 (UNIX) システムでは、1 行しかありません。
    3. テストしようとする文字を選択します。文字の名前は Char_x_y_z で、xy は対応するフィールドと同じ、z はフィールド内の文字の位置です。 この文字の認識プロパティーは、「オブジェクト認識プロパティー」ペインに表示されます。
      char プロパティーの値は、文字の表示どおりで、以下のようになります。
      • startRow: 文字が入っているフィールドの開始行
      • startCol: 文字が入っているフィールドの開始列
      • position: 文字が入っているフィールドの先頭からの位置
      • class: クラス名
      • char: 現在の位置にある文字
      注: この情報から、選択した文字オブジェクトが正しいかどうかを確認することができます。情報が何もリストされていない場合は、オブジェクトがテスト不能であるか、または環境がテストに使用できるように設定されていない可能性があります。
  5. 選択した文字オブジェクトが正しいかどうかを確認した後で、「次へ」をクリックします。 文字の値にデータ検査ポイントを設定することも、プロパティー検査ポイント (background、blink、char、class、foreground、position、reverse、startCol、startRow、および underline) のいずれか 1 つ以上を設定することもできます。

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