「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックスの「Java 環境」タブ

このダイアログは、Functional Tester で「構成」 > 「テスト用の環境を使用可能にします」をクリックすると開きます。 「Java 環境」タブを使用して、Java™ 環境を使用可能にし、Java 環境を追加および構成します。JRE を使用可能にするための情報が最初に表示されます。JRE を追加および構成するための情報は、その下に表示されます。

Java 環境の使用可能化について:

Java イネーブラーは、「環境を使用可能にします」ダイアログ・ボックスの「Java 環境」タブです。 Functional Tester を使用して Java アプリケーションをテストする前に、Java イネーブラーを実行する必要があります。 Java イネーブラーは、Java 環境を変更して、その環境下で Functional Tester によって Java プログラムをテストできるようにします。 このイネーブラーは、ハード・ディスクをスキャンして、Java 環境を探します。 また、Java ランタイム環境 (JRE) が存在するディレクトリーにいくつかのファイルを追加して、Functional Tester から Java 環境が「見える」ようにします。

Functional Tester を最初に実行するときに、Java 環境が自動的に使用可能になります。 ブラウザーや JDK の新しいリリースなど、新しい Java 環境をインストールする場合、その Java 環境のインストール完了後にイネーブラーを再実行する必要があります。 「構成」 > 「テスト用の環境を使用可能にする」をクリックすれば、いつでも Functional Tester からイネーブラーを実行できます。 Functional Tester を最初に実行するときに、ブラウザーの Java プラグインの JVM が自動的に使用可能になり、HTML の記録が正しく行われるようになることに注意してください。別の JVM をインストールする場合は、その JVM を使用可能にするためにイネーブラーを再実行する必要があります。

「Java 環境」リスト

Functional Tester は、インストール時に自動的に使用可能になる JRE と共に出荷されます。 これは「デフォルトの JRE」と呼ばれ、このリスト内に表示されます。 デフォルトの JRE 以外にも、このリストには、「検索」または「追加」ボタンに よって取り込まれたものが表示されます。 これはイネーブラーがハード・ディスク上で見付けた Java 環境のリストを表示します。 名前の後に、イネーブラーはその環境が現在使用可能かどうかを括弧で囲んで示します。

「すべて選択」ボタン

このボタンを使用すると、「Java 環境」リストにリストされているすべての JRE を選択します。 これはすべての環境を使用可能または使用可能にしたい場合に役立ちます。 すべてをクリアするには、個別の環境のいずれかをクリックします。

「検索」ボタン

このボタンをクリックすると、Functional Tester はハード・ディスクをスキャンして Java 環境を探します。 これにより、「Java 環境の検索」ダイアログ・ボックスが開きます。 このダイアログで検索オプションの 1 つを選択し、「検索」ボタンをクリックします。注: Linux® または UNIX® システム上で JRE を検索する場合は、「すべてのドライブを検索」オプションを使用しないでください。その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、JRE の場所を見付けてください。 検索オプションについては、『Java 環境の使用可能化』のトピックを参照してください。検索が完了すると、「Java 環境」リストに、検索されたすべての環境が取り込まれます。少なくとも Functional Tester を最初に使用するときには、「検索」ボタンを使用してシステム上のすべての JRE を位置検索することをお勧めします。 最初の検索の後には、このボタンによって、すでに使用可能になっている JRE および新規に検索された JRE がリストされます。

「追加」ボタン

このボタンをクリックして、ブラウズすることにより Java 環境を個別に位置指定します。 これはシステム上の JRE を位置指定するための「Java 環境の追加」ダイアログ・ボックスを表示します。 JRE を選択する 1 つの方法は、JRE のルート・ディレクトリー、またはルート・ディレクトリーの下のいずれかのファイルを指定することです。 選択した JRE は、「Java 環境」リストに追加されます。 「Java 環境の検索」ダイアログ・ボックスの「次の場所を検索」オプションを使用して、JRE をブラウズすることもできます。

「除去」ボタン

「JRE」リストから環境を除去するには、「除去」をクリックします。

「デフォルトに設定」ボタン

このボタンを使用して、どの JRE を再生で使用するデフォルト環境にするかを選択します。 リスト内の JRE を選択して、このボタンをクリックします。 その JRE がデフォルトとなり、そのことが名前の後に括弧に囲まれて示されます。 デフォルトの変更は、このタブに戻っていつでも行うことができます。

「使用可能にする」ボタン

このボタンを使用して、選択した Java 環境を Functional Tester でテストできるようにします。 使用可能にする 1 つまたは複数の JRE をリストから選択して、「使用可能にする」をクリックします。 JRE に対する変更は、この時点で行われます。これには、Functional Tester のクラスを JRE に追加することと、 Java アプリケーションの実行時に Functional Tester のクラスをロードするように Java に伝える accessibility.properties ファイルを変更することが含まれます。 JRE が使用可能になると、そのことが名前の後に括弧に囲まれて示されます。

「使用不可にする」ボタン

このボタンを使用して、選択した Java 環境を Functional Tester でテストできないようにします。 使用不可にする 1 つまたは複数の JRE をリストから選択して、「使用不可にする」をクリックします。 これにより、「使用可能にする」によって行われたすべての変更が元に戻ります。 使用不可になると、そのことが各 JRE 名の後に括弧に囲まれて示されます。

「テスト」ボタン

JRE が正しく使用可能にされたかどうかをテストするには、イネーブラーの「テスト」ボタンをクリックします。 これにより、JRE テスターが開きます。 これは、JRE のバージョン、JRE のベンダー、および正常に使用可能にされたかどうかをレポートします。

注: JRE が使用可能ではない場合、Java アプリケーションに対して記録しようとすると記録モニターがブランクになるので、そのことが判明します。 その理由で、記録中は記録モニターを表示したままにしてください。 この症状が現れた場合は、イネーブラーを実行する必要があります。
注: HTML テスト用にブラウザーを使用可能にするには、イネーブラーの「Web ブラウザー」タブをクリックしてから「ヘルプ」ボタンをクリックするか、または『Web ブラウザーの使用可能化』のトピックを参照してください。

Java 環境の追加と構成について:

「Java 環境」タブを使用して、JRE 構成を追加および編集することもできます。 既存の JRE 上の情報を編集するには、「Java 環境」リストでその名前をクリックします。 新規 JRE を追加するには、「検索」または「追加」ボタンをクリックします。「デフォルトに設定」ボタンを使用して、JRE の 1 つを再生時に使用するデフォルトに設定します。 編集であれ、追加であれ、変更した場合には、「OK」をクリックして変更を保管します。

「Java 環境」リスト

編集または表示する JRE を選択します。すると、その情報がリストの右側に表示されます。 情報フィールドについて、以下に説明します。使用する JRE がまだリストにない場合、 「検索」または「追加」をクリックして、検索および入力します。

リスト内にある、後に括弧に囲まれてデフォルトがリストされている JRE は、デフォルトの JRE です。 特定のアプリケーションのプロパティーでこの設定を変更しなければ、これがすべての Java テストで使用されます。

Java 環境 に関する詳細情報

以下のフィールドが含まれます。

名前 -- これは JRE の論理名です。 例えば、JDK 1.2.2 を表すために 「Java2」 が使用されます。 デフォルトでは、クラス・パスの最後の名前となります。 この名前は編集できます。

パス -- これは JRE インストールのルートに対する絶対パスです。 このパスが正しくない場合、エラー・メッセージを受け取ることになります。

実行コマンド -- この JRE で Java アプリケーションを実行するコマンド行です。 ほとんどの JRE では、デフォルトは 「java」 です。 Functional Tester に同梱された JRE は、「javaw」です。

実行オプション -- これはデフォルトでブランクとなります。 この JRE に対する特殊なフラグを使用する必要がある場合、それらをここに入力します。

「検索」ボタン

「検索」をクリックすると、 ご使用のすべての JRE が「Java 環境」リストに追加されます。 これにより、「Java 環境の検索」ダイアログ・ボックスが開きます。 このダイアログで検索オプションの 1 つを選択し、「検索」ボタンをクリックします。注: Linux または UNIX システム上で JRE を検索する場合は、「すべてのドライブを検索」オプションを使用しないでください。その代わりに、「次の場所を検索」オプションを使用して、JRE の場所を見付けてください。 Functional Tester は、「実行オプション」フィールド以外の、各 JRE についてのすべての詳細情報を入力します。

「追加」ボタン

「追加」をクリックして、リストに追加する新規の JRE をブラウズして見付けます。 「Java 環境の追加」ダイアログが表示されます。追加する JRE にブラウズします。JRE のルートまたはルート・ディレクトリー自体の下にある、いずれかのファイルを選択できます。 ファイルを選択した状態で、「追加」ボタンをクリックします。その後、その JRE は「Java 環境」リストに表示されて、必要であればその構成情報を編集できるようになります。 注: 複数の JRE を入力する場合は、「検索」ボタンを使用して Functional Tester が環境を検索して入力するようにした方が高速です。

「デフォルトに設定」ボタン

このボタンを使用して、どの JRE を再生で使用するデフォルト環境にするかを選択します。 リスト内の JRE を選択して、このボタンをクリックします。 その JRE がデフォルトとなり、そのことが名前の後に括弧に囲まれて示されます。 デフォルトの変更は、このタブに戻っていつでも行うことができます。また、アプリケーション構成ツールの「JRE」 フィールドで指示することにより、特定アプリケーションのデフォルト環境をオーバーライドすることもできます。

「除去」ボタン

「JRE」リストから環境を除去するには、「除去」をクリックします。

「OK」ボタン

完了したら「OK」をクリックし、このタブに対する追加または編集を保管しなければなりません。

詳しくは、『Java 環境をテスト用に構成する』のトピックを参照してください。

「適用」ボタン

ダイアログを終了する前にこのダイアログ・ボックスで行った編集を適用する場合には、「適用」をクリックします。「キャンセル」をクリックすると、「適用」をクリックする前の変更が保管され、クリック後の変更がキャンセルされます。


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