新規 TestObject の追加

Functional Tester によって提供される事前定義 TestObject のセット内に、公開したいコントロールのメソッドを持つ TestObject がない場合、新規 TestObject を追加することができます。 例えば、任意のボタン・コントロールを GuiTestObejct() として公開することができ、click()doubleClick() などの操作はその中のメソッドとして定義されます。 既存のどの TestObject にも定義されていない新規のメソッド呼び出し (myClick() など) を導入する場合、TestObject を新規作成することができます。
始める前に
注: プロキシーは、Java™ または C# のどちらかで開発されます。 しかし、プロキシーの TestObject は Java と C# の両方で実装する必要があります。 TestObject は単に Java および Visual Basic .Net スクリプトのプロキシーのラッパーだからです。 新しいカスタム TestObject を追加する際は、TestObject の Java 実装を定義していることを確認してください。 この確認は、Rational Functional Tester テスト・スクリプトを作成するために VS.NET IDE を使用する場合でも必要です。
このタスクについて
新規 TestObject を追加するには、以下のようにします。
  1. TestObject のコンストラクターを作成します。
    注: すべての TestObject に 5 つの標準コンストラクターが必要です。 定義される新規メソッドはこれらのコンストラクターに従います。
  2. TestObject の新規正規名をカスタマイズ・ファイルに定義します。

    TestObject は Java と .NET の両方で開発されるので、カスタマイズ・ファイルでは TestObject のすべての正規名について、Java と .NET の 2 つの項目を指定する必要があります。

  3. 新規作成した TestObject にプロキシーをマップします。
  4. TestObject バイナリー・ファイルをビルドします。

    すべての Java TestObject バイナリー・ファイルを 1 つの JAR ファイルに、.NET TestObject を 1 つの .NET アセンブリーにグループ化することができます。

  5. TestObject バイナリー・ファイルは Functional Tester カスタマイズ・ディレクトリー C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥RFT¥customization にコピーすることによってデプロイします。
  6. Functional Tester を再始動します。
次のタスク
TestObject バイナリー・ファイルを正常に開発してデプロイした後、TestObject を新規作成した、新しく記録されたコントロールの「管理」プロパティーは、「テスト・オブジェクト・クラス名」の下に新規 TestObject 名を表示します。

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