IBM Rational Functional Tester では、Adobe® Flex カスタム・コントロールの機能面のテストを汎用および固有の方法でサポートしています。
このタスクについて
IBM Rational Functional Tester は、次の 2 種類の方法で Flex カスタム・コントロールをサポートしています。
- 汎用サポート: IBM Rational Functional Tester は、スクリプトの記録および再生をサポートします。記録は汎用で、メソッドは performAction(“eventname”, “arg1”…”arg4”); と記録されます。例えば、flex__randomWalk_RandomWalk1().performAction("Select",
"Food"); となります。
汎用サポートでは、
IBM Rational Functional Tester はデータの検査ポイントをキャプチャーできず、データ駆動型テストをサポートしていません。データの検査ポイントは
getProperty() メソッドを使用し、値を検査することにより達成されます。例:
String selectedItem = (String)list__randomWalk_RandomWalk1().getProperty("selectedItem");
String verificationData = "TestVerify";
if(selectedItem.equalsIgnoreCase(verificationData))
{
//code to do
}
データ駆動型テストは、アクションの使用および引数値のデータプールへの関連付けによりサポートされています。ハンド・アイコンのドラッグは使用できません。例えば、次のようになります。
flex__randomWalk_RandomWalk1().performAction("Select",dpString( variableName/index));
IBM Rational Functional Tester で、汎用的な方法により Flex カスタム・コントロールをサポートするには、次のようにします。
- カスタム・コントロールに代行を作成する必要があります。代行は、自動化フレームワークでコントロールのイベントを理解できるようにする ActionScript クラスです。各標準コントロールに対応する代行を含む Flex Builder ディレクトリーで、リファレンスを使用できます。詳細については、Adobe のサイトで「Flex データ視覚化開発ガイド」を参照してください。
- IBM Rational Functional Tester インストール・ディレクトリーの bin フォルダーにある FlexEnv.xml ファイルに、カスタム・コントロールとそのイベントおよびプロパティーをマップします。
- 各新規カスタム・コントロールがベース・プロキシー flexObjectProxy にマップされ、ベース・テスト・オブジェクトが FlexObjectTestObject にマップされます。
- 固有のサポート: プロキシーおよびテスト・オブジェクトが作成されます。プロキシー SDK ウィザードを使用してプロキシーを作成している際に生成される .rftcust ファイル内のコントロールにプロキシーがマップされます。必要に応じて、データの検査ポイントおよびデータ・ドライブが新しいプロキシーに作成されます。コントロールに役割が割り当てられます。認識プロパティーがコントロールに追加されます。