Rational Functional Tester プロキシー SDK
アプリケーションのユーザー・インターフェース・コントロールに対して、自動化された機能テスト・サポートを拡張します。
- プロキシー SDK の概要
Rational® Functional Tester プロキシー Software Development Kit (SDK) を使用すると、デフォルトで Functional Tester が提供するサポートの範囲を超えて、自動化された機能テスト・サポートをアプリケーションのユーザー・インターフェース・コントロール (GUI テスト・オブジェクト) のサポートにまで拡張することができます。
プロキシー SDK は、新規コントロールのテストのサポートを追加するために Functional Tester を拡張する方法に関する詳細資料、API リファレンス、およびすぐに使用可能なサンプルとチュートリアルを提供します。
これは、既にサポートされているコントロールを既存のドメインから拡張するのにも役立ちます。
- Functional Tester のアーキテクチャー
Rational Functional Tester を拡張して、テスト対象アプリケーション (AUT) と通信するために必要な追加機能を実行することができます。
これを行うには、Functional Tester はまず AUT への通信チャネルを確立する、つまり使用可能にします。
- プロキシー開発
機能テストにおいて挑戦となるのは、テストがサポートしなければならない、使用可能なユーザー・インターフェース (UI) フレームワーク (例、Java™ および HTML など) およびコントロール (例、ボタンおよびテーブルなど) の種類が多いことです。UI フレームワークは、アーキテクチャーの点で異なり、プログラミング・モデルおよびコントロールはその継承階層、メソッド、プロパティー・データ、およびユーザー・アクションの点で異なります。
- コントロールへのプロキシーのマップ
Functional Tester は、テスト対象アプリケーション (AUT) コントロールをそれぞれのクラス名で識別します。
テスト・スクリプトで testObject.getProperty(".class") メソッドを実行することによってクラス名を取得できます。
マッピングはそれぞれのコントロールと ProxyObject のクラス名によって確立されます。
- TestObject
TestObject は、プロキシーおよびテスト対象アプリケーション (AUT) コントロール用のスクリプト・サイドのインターフェースです。TestObject は、テスト・スクリプトと ProxyObject との間の接続ポイントであり、AUT 内の実際のオブジェクトに接続します。記録時に、ステートメントが記録され、オブジェクトがオブジェクト・マップに追加されます。
スクリプトは、オブジェクト・マップからの情報を使用して、TestObject を構成および検出します。
- プロキシーのデプロイ
プロキシー・バイナリー・ファイルおよびカスタマイズ・ファイルを開発した後、変更を有効にするためにそれらをデプロイする必要があります。
- プロキシー・コードのデバッグ
プロキシー・コードのデバッグは、問題判別のための、プロキシー開発過程の必要不可欠な部分です。
JAR ファイルまたは .Net アセンブリー・ファイル (拡張子 .dll) を含むプロキシー・コードは、テスト対象アプリケーション (AUT) プロセスにロードされます。
プロキシー・コードをデバッグするには、プロキシー・バイナリー・ファイルを AUT にロードした後、それぞれのデバッガーを AUT プロセスに付加します。