この演習では、スクリプトを異なるビルド上で実行します。
アプリケーションの新しいビルドがあるとき、スクリプトを新規のビルド上で再生することにより、
記録した自動化されたテストを実行できます。
スクリプトを新規のビルド上で実行するには、
スクリプト内のアプリケーション名を変更する必要があります。
(これは開発プロジェクトでは行う必要がありません。
これをここで行うのは、アプリケーションの新規ビルドの取得をシミュレートするためです。)
- Java™ エディター (スクリプト・ウィンドウ) で、
スクリプト (Classics.java) がアクティブ・スクリプトであることを確認します。
スクリプトの上部の、テンプレート情報の下にある、次のアプリケーション開始コマンドに注目してください。
startApp("ClassicsJavaA");
- 「A」を「B」に変更します。
Java コードは大/小文字を区別するので、
必ず大文字の B を使用してください。
変更を有効にするために、スクリプトを保管またはコンパイルする必要はありません。
それはスクリプトの実行時に自動的に行われます。
- 「Functional Test スクリプトの実行」ツールバー・ボタン (
) をクリックして、スクリプトを再生します。
- 「ログの選択」ウィンドウで、
「Classics」を選択してから「完了」をクリックします。 ログの上書きを確認するプロンプトが表示されます。
- 「はい」をクリックします。
スクリプトは高速で再生を開始しますが、終わり近くの「Member Logon」ウィンドウでは低速になります。
これは、アプリケーションのビルド B ではチェック・ボックスの横のフィールドに異なるテキストがあるためです。
Functional Tester は、ビルド A で記録された認識プロパティーと一致するオブジェクトを検索しています。
この問題を解決する方法は、チュートリアルの後の段階で示します。
- 再生後にログが開いたら、メッセージを確認します。
ログ内に 2 つの失敗と 1 つの警告が含まれているはずです。
(演習 7 のための準備として、ログは開いたままにしておきます。)
アプリケーション内の変更のために、プロパティー検査ポイント (OrderForTrentCulpito_standa) およびイメージ検査ポイント (Album_image) が失敗しています。
次に、これを修正するために検査ポイント・ベースラインを更新する方法を学習します。
パスワード・チェック・ボックス・フィールドに対してオブジェクト認識警告が生成されました。
チュートリアルの後のセクションでは、
正規表現を使用してオブジェクト・マップ内でこの問題を修正する方法についても示します。
ClassicsB の主画面が ClassicsA とは異なることに注目してください。
ただし、この相異によってスクリプトが失敗することはありません。
同じオブジェクトが存在していますが、それらは 2 つのアプリケーション上の異なるロケーションにあります。
Functional Tester は強力な認識方法を使用してオブジェクトを見つけるので、
これが原因で失敗することはありません。
たとえば、オブジェクトを検索するときに画面座標などの表面的なプロパティーに依存してはいません。
その代わりに、内部認識プロパティーを使用します。
この方法により、スクリプトの変更や再記録を必要としない、柔軟なユーザー・インターフェース設計が可能になります。