IBM® Rational® Focal Point™ でそのような状況を管理する場合は、定義した基準に各プロジェクトがどれほど合致しているかを評価できます。それぞれの基準ごとに、各プロジェクトをペアにして比較し、対象の基準にどちらが合致しているか、どの程度合致しているかを確認できます。Rational Focal Point には、比較処理の数を減らして、すべてのプロジェクトをそれぞれ比較しなくても済むようにするための方式がいくつか組み込まれています。さらに、見積もりを入力して基準を評価することもできます。例えば、プロジェクトが開発コストの基準に合致している程度を確認するときに、500 という値を入力する、といったことが可能です。
Rational Focal Point では、モジュールごとにエレメントを入力して構造化します。モジュール内のエレメントと属性をフィルターに掛ける場合は、ビューを定義します。「優先度付け」ページでビューを表示することができます。つまり、ビューに含まれているエレメントの優先度を設定できる、ということです。 基準は、「基準」ページで入力します。基準にアクセスするには、必要な基準と属性をフィルターで選別するためのビューを定義します。優先度を設定するエレメントを組み込んだビューと、エレメントの優先度を設定する基準を組み込んだビューをリンクすることも可能です。
このワークスペースのユーザーは、プロジェクト評価ビューの基準に基づいて、新規プロジェクト・ビューの各エレメントの優先度を設定できます。その優先度は、チャートでビジュアルに表示されます。