Workspace オブジェクト

Rational® ClearQuest® ワークスペースは、クエリー、グラフ、レポートが保存されるフォルダ階層から構成されます。Workspace (Perl の場合は WorkSpaceMgr) オブジェクトには、Rational ClearQuest ワークスペースに保存されたクエリー、レポート、グラフを操作するインターフェイスが用意されています。

このオブジェクトは、次のような場合に使用できます。

Session オブジェクトが既に存在する場合、現在のセッションに関連する Workspace オブジェクトを取得するには、Session オブジェクトの GetWorkSpace メソッドを呼び出します。

Session オブジェクトが存在しない場合は、CreateObject メソッドを使用して、次のように VB コードで新規 Workspace オブジェクトを直接に作成できます。

set wkspcObj = CreateObject("CLEARQUEST.WORKSPACE") 

Perl コードでは、次の構文を使用します。

$wkspcObj = new CQWorkSpaceMgr 

CreateObject を使用して作成した Workspace オブジェクトを使用するには、事前にこのオブジェクトに Session オブジェクトを割り当てておく必要があります。Session オブジェクトを割り当てるには、Workspace オブジェクトの SetSession メソッドを呼び出す必要があります。

Rational ClearQuest ワークスペースの内容に関する情報を取得するには、Workspace オブジェクトのメソッドを使用します。ワークスペース内のクエリー、グラフ、レポートのいずれかのリストを取得できます。また、共用クエリー フォルダにあるか、ユーザーの個人用クエリー フォルダにあるかに基づいて、アイテムを分離することもできます。

フォルダ タイプごとに、共用またはユーザー (個人用) フォルダのいずれかとして指定されています。フォルダ タイプは WorkspaceFolderType に列挙されています。ワークスペースの 2 つの最上位フォルダは常に、共用および個人用フォルダで、Rational ClearQuest ユーザー データベースが作成されるときに、自動的に作成されます。

また、このオブジェクトを使用して、クエリーを元のワークスペースに保存することもできます。

各ワークスペース アイテムには DBID が割り当てられていて、そのタイプは clearquest.bas の WorkspaceItemType に列挙されています。


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