機能レベルとメタスキーマ バージョンの変更

Rational® ClearQuest® 機能レベルとメタスキーマ バージョンの変更には、数時間かかることがあります。このプロセスでは、スキーマ リポジトリと関連するすべてのユーザー データベースが変更されます。 通常、新しいテーブルがすべてのデータベースに追加され、新しい列が既存のテーブルに追加されることがあります。

Rational ClearQuest 機能レベルのアップグレードの一部として、まずテスト システムのアップグレードを実行して、実動データベースで再度アップグレードを実行します。 ハイレベルでのプロセスは、次のとおりです。
  1. 環境を準備します。
  2. すべてのデータベースをバックアップします。
  3. 実動データベースに基づいて、テスト ベッドを作成します。
  4. テスト ベッドをアップグレードして、アップグレードに成功したことを確認します。
  5. 実動システム用のデータベースを新規に作成します。
  6. 実動データベースをアップグレードして、アップグレードに成功したことを確認します。
注: LONG データ タイプを含む Oracle データベースを使用している場合、 機能レベルのアップグレードを LONG から CLOB への変換と組み合わせることはできません。 これらのタスクを同じ操作で行うとデータが壊れることがあります。

機能レベルのインプレース アップグレードの実行

スキーマ リポジトリまたはユーザー データベースの機能レベルのアップグレードのデフォルトの方法では、空のデータベース コンテナを作成し、その後メンテナンス ツールを使用して既存のデータベースからより高い機能レベルの新規データベースにアップグレードします。

機能レベル 6 または機能レベル 7 へのインプレース アップグレードを実行できます。この方法では、新規バージョンのデータベースは元のデータベース ファイルに戻されて、旧のデータベース構造を置換します。

この方法の利点は、空の新規データベースを作成する必要がないことと、新規データベースでクライアントまたはサーバーを指す必要がないことです。欠点は、データベースを以前の状態に復元することができず、またアップグレード プロセスが完了するまで、データベースがユーザーに使用できないことです。データベースをアップグレードするには、事前にデータベースのフル コピーをバックアップして、別のロケーションに保管する必要があります。

複雑な環境では、この方法のリスクの方が利点よりも大きい場合があります。


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