Rational® ClearQuest® Web ソフトウェアは、
フックのフル機能のサブセットをサポートします。このサブセットはスキーマ開発者が
セットアップできます。
Rational ClearQuest スキーマに
作成したフックは、
Rational ClearQuest サーバーが稼働するコンピュータで実行されます。
Rational ClearQuest Web でフックを使用する際は、次の点に注意してください。
- Visual Basic または Perl メッセージ ボックスは、デスクトップ クライアント上と同様には使用できません。ただし、情報、警告、およびエラーの各種メッセージ ボックスは、カスタム メッセージを定義するか、または定義済みのレコード フォームを開くことによって表示できます。カスタム メッセージの生成 および定義済みのフォームのオープン を参照してください。
- Rational ClearQuest Web アプリケーション内では、コンテキスト メニュー フックはサポートされません。
- フックを使用して、Web セッションを検出できます。
次のタイプのフックがサポートされます。
- フィールド フック
- Choice List
- フィールドと関連付けられる選択肢を設定します。
フィールドの選択リストが別のフィールドによって決定される場合、別のフィールドは
ターゲット フィールドを Web 依存先フィールドとしてリストに指定する必要があります。Choice List フック フィールドに
表示できるコントロール タイプは、組み合わせボックス、ドロップ ダウン組み合わせボックス、ドロップダウン リストです。
- Default Value
- 登録フォームが表示されたときに実行されます。[保存] をクリックして
レコードを登録するときは実行されません。
- Permission
- フォームが編集モードで最初に表示されるときにのみ実行されます。
- Validation
- フォームが保存されるときにのみ実行されます。ユーザーがフィールドの値を
変更しても実行されません。Validation フックは、フォーム コントロール タイプに応じて、また、フィールド プロパティが Web 依存先として指定されているかどうかに応じて、それぞれ異なる時間に実行できます。詳細については、「フィールド フックに関する 特別な考慮事項」を参照してください。
- Value Changed
- ドロップダウン リスト、ドロップダウン組み合わせボックス、および組み合わせボックスのフォーム コントロール タイプで、指定したフィールドの値が変更された場合に実行されます。Value Changed フックは、フォーム コントロール タイプに応じて、また、フィールド プロパティが Web 依存先として指定されているかどうかに応じて、それぞれ異なる時間に実行できます。詳細については、「フィールド フックに関する 特別な考慮事項」を参照してください。
- アクション フック
- Access Control
- Initialization
- Validation
- Commit
- Notification
- レコード スクリプト
- 特定の状態のレコードの [ユーティリティ] ボタンにあるドロップダウン リストに、レコード スクリプト別名アクションが表示されます。
- フック アクションは、 [WEB で有効] 領域にあるボタン コントロール プロパティの [ボタン フック] タブで設定されます。
- Context Menu フックは、いずれのフォーム コントロールでもサポートされません。
- グローバル スクリプト
フィールド フックに関する
特別な考慮事項
Value Changed および Validation フィールド フックの動作は、ターゲット フィールドのフォーム コントロール タイプおよびプロパティ設定によって異なります。以下の特別な考慮事項を読んで、それぞれのフォーム コントロール タイプについてフックが実行されるタイミングと、どのように変更がユーザーに表示されるかを理解してください。
- Value Changed
Value Changed フィールド フックは、ユーザーが以下のフォーム フィールドの値を変更した直後に実行されます。
フィールド タイプ |
フォーム コントロール |
REFERENCE |
- 組み合わせボックス
- ドロップダウン組み合わせボックス
- ドロップダウン リスト
|
REFERENCE_LIST |
リスト |
SHORT_STRING |
- ドロップダウン組み合わせボックス
- ドロップダウン リスト
注: Value Changed フックが即時に実行するためには、これらのフォーム コントロールには Web 依存先フィールドの関連付けが必要です。
|
Value Changed フックは、以下のいずれかのタイプのフォーム コントロールを使用して SHORT_STRING フィールド タイプで設定される場合、次回ブラウザが ClearQuest サーバーと通信するときに実行されます。
- 組み合わせボックス
- ドロップダウン組み合わせボックス
- ドロップダウン リスト
ブラウザでフォーム内のタブを移動しただけでは、
ブラウザと Rational ClearQuest サーバーとの通信は発生しません。
- Validation フィールド フック
Validation フックは、ClearQuest Web クライアントで即座に実行しますが、
結果を見るにはフォームをリフレッシュする必要があります。
[リフレッシュ] ボタンを作成するには、次のようにします。
- コードが中に入っていないレコード スクリプト フックを作成します。そのフックに「リフレッシュ」という名前を付けます。
- フォームでボタンを作成します。そのボタンに「リフレッシュ」というラベルを付けます。
- そのボタンを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
- [ボタン フック] タブの [フック] 領域で、[クリック フック] リストの中から「リフレッシュ」レコード スクリプトを選択します。
- [WEB で有効] 領域で、[クリック フック] を選択します。
ClearQuest Web クライアント ユーザーは、[リフレッシュ] ボタンを
クリックして、Validation フックの結果を確認する必要があります。