全文検索インデックスにレコード タイプを追加することにより、そのレコード タイプの検索ができるようになります。
始める前に
このシナリオでは、計画が多少必要になります。検索インデックスに追加する各レコード タイプに対して、インデックスを付けるフィールドと、そのレコード タイプに対して表示するフィールドを決定する必要があります。
このタスクについて
このシナリオでは、「SAMPL データベースでの全文検索の有効化」にある説明のとおりに、SAMPL データベースに全文検索をデプロイしたことが前提です。
検索インデックスに 1 つ以上のレコード タイプを追加することにより、そのレコード タイプの検索ができるようにします。
このシナリオは約 10 分で完了します。
SAMPL データベースに含まれるレコードはごく少数です。
手順
- cqtsadmin-TextSearch-SAMPL.xml 構成ファイルを編集して、全文検索インデックスに含めるレコード タイプとして ChangeRequest を追加します。これは、<addRecordType> XML タグの値を次のように変更することによって実現できます。変更前
<newValue required="no"></newValue>
変更後
<newValue required="no">ChangeRequest=Description,&Headline,Keywords,Owner,Project,Team</newValue>
& が Headline フィールドの前に付加されていることに注意してください。これはアンパーサンド (&) 文字の XML エンコードであり、これがこのレコード タイプの表示フィールドの選択に使用されます。
- オプション: 複数のレコード タイプを追加するには、それぞれをセミコロン (;) で区切ります。
次の例では、検索インデックスに含めるレコード タイプとして TestCase も追加します。
<newValue required="no">ChangeRequest=Description,&Headline,Keywords,Owner,Project,Team;TestCase=Description,&Headline,Keywords,Owner,Project,Team</newValue>
- コマンド プロンプト ウィンドウで、cqtsadmin.pl コマンドに add_record_type オプションを付けて実行します。
重要: 実稼働環境では、cqtsadmin.pl コマンドに add_record_type オプションを付けて実行する前に必ずデプロイメントをバックアップしてください。
このコマンドはオフピーク時間帯に実行してください。この操作は、データベースのサイズと影響するレコード数によっては、完了に数分から数日かかる可能性があるからです。
cqperl
cqtsadmin.pl --username admin --password secret --dbset TextSearch
--userdb SAMPL --ftshome D:¥CQ.Search --add_record_type
cqtsadmin.pl コマンドに add_record_type オプションを付けて実行する操作はステートフル操作です。
このコマンドを意図的に停止した場合、またはエラーによって停止してしまった場合にコマンドを再実行すると、停止した場所から再開され、完了するまで継続されます。
- 再度 cqtsadmin-TextSearch-SAMPL.xml ファイルを編集して、手順 1 と 2 で <addRecordType> タグに追加したレコード タイプを削除します。
タスクの結果
これで、検索インデックスに 1 つ以上のレコード タイプが追加されました。
新しく追加したレコード タイプを検索結果で確認するには、ClearQuest Web クライアントのユーザーは、ログオフして再度ログオンする必要があります。