レコード タイプ用のインポート ファイルは、二重引用符で囲まれた文字列のリストで、区切り文字を付け、改行文字で終了します。 最も一般的なファイル形式はコンマ区切りですが、コロン、セミコロン、パイプ、タブなども使用できます。
インポート ファイルの最初の行は、エクスポートされるフィールド名のリストです。 以降の行は、最初の行にあるフィールド名の順番どおりに、各レコードのフィールド値を示します。 インポート操作時、各フィールドの値は、 スキーマに定義済みの対応するフィールド タイプに変換されます。例を次に示します。
"id","state","submitdate","severity","priority","summary","description"
"1","Submitted","4/11/00 7:00:00","3-Workaround","3","The shortcut for "
"Printing"" is grayed out","See summary --John"
"2","Opened","4/14/00 11:32:00","1-Crash","1","Can't log in to the system",
"I typed my login and the hourglass sign appears, but after 15
minutes, I still can't type my password. There's an infinite loop
somewhere."
State フィールドの値によって、インポート時の レコードの状態が決定します。インポートするレコードのフィールドのデータ型は確認されますが、 特定の状態にするために必要なアクションは確認されません。
インポート ファイルを形式設定する際は、 次の考慮事項に注意してください。
"I typed my login and the hourglass sign appears, but after 15
minutes, I still can't type my password. There's an infinite loop
somewhere."
"The shortcut for ""Printing all"" does not work."
"Ref1, Ref2, Ref3"
"To reproduce the error, follow these steps:<CR>
1. Start Explorer.<CR>
2. Click File > Open."
復帰改行文字を使用すると、複数の値を複数行のフィールドにインポートできます。
インポート ファイル内のフィールドの値は、Rational ClearQuest スキーマで対応するフィールドに定義されているデータ型に従って解釈されます。次の表に、サポートされるデータ型の一覧と 値の解釈方法を示します。
データ型 | 説明 | 動作 |
---|---|---|
ATTACHMENT_LIST | タイプが Attachment であるフィールドのリスト | 添付ファイルのパス名のリストとして解釈される。 |
DATE_TIME | SQL の日付と時刻 | 日付/時間に変換される。 |
INT | SQL の整数 | 整数に変換される。 |
MULTILINE_STRING | 無制限のサイズの可変長文字列 | このタイプに対するスキーマでの最大長まで、そのまま挿入される。 |
REFERENCE | 状態ありレコード タイプまたは状態なしレコード タイプの表示名の参照 | 状態なしレコード タイプのキーとして解釈される。 |
REFERENCE_LIST | 状態ありレコード タイプまたは状態なしレコード タイプの表示名に対する複数の参照 | 参照のリストとして解釈される。 |
SHORT_STRING | 最大長半角 254 文字の可変長文字列 | そのまま挿入される。 |
STATE | システム フィールド用に予約済み | フィールド値は確認されるが、その状態にするために必要なアクションは トリガされない。 |