Web プラグインを IBM HTTP Server 用に構成

IBM WebSphere コンポーネントをインストールした後、WebSphere Customization Toolbox を使用して、Web サーバー プラグインを構成します。Web サーバー プラグインを構成すると、Web サーバーの HTTP 要求ルーティングを WebSphere Application Server で管理することができます。

始める前に

Web サーバー プラグインを構成する前に、次のソフトウェアをインストールする必要があります。
  • WebSphere Application Server
  • IBM HTTP Server
  • WebSphere Customization Toolbox
  • Web Server Plug-ins for IBM WebSphere
詳しくは、WebSphere Application Server インフォメーション センター (V8.0V8.5) で Web サーバー プラグインを検索してください。

このタスクについて

Rational ClearCase または ClearQuest の Web サーバーをインストールする前に、Web サーバー プラグインを構成すると、Web サーバー インストール プロセス中に IBM HTTP Server の自動構成が使用可能になります。Web サーバーをインストールした後、ユーザーは以下の URL を使用してサーバーにアクセスすることができます。
  • CCRC WAN Server: http://server/ccrc
  • ClearQuest Web Server: http://server/cqweb
このタスクは、Web サーバー コンポーネントをインストールする前に完了しておきます。 構成プロセス中に、WebSphere Application Server ホストの IP アドレスまたはホスト名を入力する必要があります。Windows では、WebSphere Customization Toolbox をビルトイン Administrator として実行するか、Administrator グループに属するローカル ユーザーとして実行する必要があります。詳しくは、APAR PM46369 を参照してください。
注: IBM WebSphere の Web サーバー プラグインについては、WebSphere Application Server インフォメーション センターを参照してください。

手順

  1. WebSphere Customization Toolbox (WCT) を開きます。
    • Windows [スタート] > [すべてのプログラム] > [IBM WebSphere] > [WebSphere Customization Toolbox V8.0] > [ツール] > [WebSphere プラグイン構成ツール] をクリックします。
    • UNIX Linux /opt/IBM/WebSphere/Toolbox/WCT/wct.sh にあるスクリプトを実行します。
  2. 前にインストールした Web サーバー プラグインのロケーションを使用したいが、それがリストにないかリストがブランクである場合は、プラグインのロケーションを追加します。
    1. [追加] をクリックします。
    2. WebSphere Application Server プラグイン ロケーションの名前、例えば、WASPlugin を入力します。次に、[参照] をクリックして、プラグインを配置するディレクトリを選択します。
      • Windows WASpluginC:\ProgramFiles\IBM\WebSphere\Plugins.
      • UNIX Linux WASplugin/opt/IBM/WebSphere/Plugins
  3. Web サーバー プラグイン構成ファイルを作成します。
    1. [Web サーバー プラグインの構成] タブの 2 番目のリスト ボックスで、[作成] をクリックします。
    2. [Web サーバー選択] パネルで、[IBM HTTP Server] をクリックします。その後、[次へ] をクリックします。 プロンプトが出た場合、インストールしたターゲット Web サーバー (64 ビットまたは 32 ビット) のアーキテクチャを選択します。
    3. [Web サーバー構成ファイルの選択] パネルで、既存の IBM HTTP Server httpd.conf ファイルを選択します。
      • Windows C:\IBM\HTTPServer\conf\httpd.conf.
      • UNIX Linux/opt/IBM/HTTPServer/conf/httpd.conf
    4. Web サーバー ポートが正しいことを確認します。 製品のインストール プロセス中に Rational Web サーバーの自動構成を有効にするには、ポート 80 を使用する必要があります。
    5. [次へ] をクリックします。
  4. [IBM HTTP Server 管理サーバーのセットアップ] で、[IBM HTTP Server 管理サーバーのセットアップ] チェック ボックスの選択を解除します。その後、[次へ] をクリックします。
  5. [Web サーバー定義名] パネルで、Web サーバー定義の固有の名前を指定します。[次へ] をクリックします。
  6. [構成シナリオ選択] パネルで [(リモート) アプリケーション・サーバーのホスト名または IP アドレス] を選択し、現行システムのホスト名または IP アドレスを入力します。 まだ存在しない新規 WebSphere プロファイルに Rational 製品を構成できるよう、リモート シナリオを選択してください。
  7. [プラグイン構成ロードマップを起動する] から選択を除去します。次に、[終了] をクリックします。

タスクの結果

Web サーバー プラグインの構成が完了すると、IBM HTTP Server を使用して HTTP クライアント要求を IBM HTTP Server から、WebSphere Application Server 上にデプロイされている Web アプリケーションにルーティングする準備が整います。

次のタスク

ClearCase または ClearQuest Web サーバー コンポーネントをインストールします。コンポーネントをインストールすると、ユーザーは以下の URL を使用してサーバーにアクセスできるようになります。
  • CCRC WAN Server: http://server/ccrc
  • ClearQuest Web Server: http://server/cqweb

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