バージョン 7.0 以降では、Rational® ClearQuest® Core は文字列を、ローカル文字セット (ローカル コード ページとも呼ばれる) 設定ではなく、Unicode で処理します。これは、文字列の戻り値がローカル文字セットに存在する必要のある、既存のフックとスクリプトに影響を与える 可能性があります。
Rational ClearQuest API フックおよびスクリプトから 文字列内の文字が戻される方法を指定する、戻り文字列モードを選択することができます。 戻り文字列モードで、文字列で返送できる許容文字のセットを制御し、Perl の場合は、文字列のエンコード形式も制御します。Perl および VBScript 共に、デフォルト設定はローカル戻り文字列 モードです。
VBScript では、モードが RETURN_STRING_UNICODE に設定されているか RETURN_STRING_LOCAL に 設定されているかに関係なく Unicode 文字列を使用します。VBScript の戻り文字列モードが ローカルの場合、文字列がローカル文字セットにないと (たとえ、Unicode 文字列を 戻していても) 例外がスローされます。文字列は常に Unicode ですが、Visual Basic アプリケーションはローカル文字セット外の文字を予期していないことがあります。このために、RETURN_STRING_LOCAL は、Rational ClearQuest はローカル文字セットで表現できる文字を渡すことのみを意味します。
Perl では、戻り文字列モードがローカル (RETURN_STRING_LOCAL) の場合、 ローカル コード ページ文字エンコードを使用し、戻り文字列モードが Unicode (RETURN_STRING_UNICODE) の場合、UTF8 を使用します。
各スクリプト言語には、互いに依存しない固有の設定があります。例えば、 Perl の戻り文字列モードを RETURN_STRING_LOCAL に設定し、VBScript の戻り文字列モードを RETURN_STRING_UNICODE に設定することができます。