サイレント インストール設定キー

サイレント インストール時に使用する設定を応答ファイルで指定します。

注: 応答ファイルには複数の設定を指定できます。

一部の設定では、設定名の末尾に _EDITABLE オプションを追加することができます。_EDITABLE オプションは、Installation Manager インターフェイスでのユーザーの設定を使用可能にしたり使用不可にしたりします。 Installation Manager インターフェイスでは、ユーザーは _EDITABLE オプションが末尾に付いている設定を編集できません。 _EDITABLE 設定に加えた変更は永続的です。

例えば、設定 com.ibm.cic.common.core.preferences.ssl.nonsecureMode は、Installation Manager で 設定できます。 設定 com.ibm.cic.common.core.preferences.ssl.nonsecureMode_EDITABLE は、Installation Manager で 設定できません。

応答ファイルで設定を定義すると、XML コードは以下の例のようになります。

<preference
	name = '設定のキー'
	value = '指定される設定の値'>
</preference>
例:
<preference
	name = 'com.ibm.cic.common.core.preferences.searchForUpdates'
	value = 'false'>
</preference>
Installation Manager には 多くのキーを設定できますが、すべてのキーを設定できるわけではありません。 キーは、Installation Manager の設定値のリストに対応する表に示されています。 Installation Manager で設定にアクセスするには、[ファイル] > [設定] の順にクリックします。以下の設定を応答ファイルで指定することができます。
以下のキーは応答ファイルでは指定できません。
  • 外観キー。 Installation Manager で外観キーの設定を指定するには、[ファイル] > [設定] > [外観] の順にクリックします。
  • ヘルプ キー。 Installation Manager でヘルプ キーの設定を指定するには、[ファイル] > [設定] > [ヘルプ] の順にクリックします。

サイレント インストール時にリポジトリとプロキシ サーバーを認証するために必要な資格情報も、応答ファイルと Installation Manager の「設定」には保存されません。認証用の鍵リング ファイルを作成する必要があります。

リポジトリ キー
offering.service.repositories.areUsed True または False この設定が true に指定されていると、製品のインストールまたは更新時にサービス リポジトリが検索されます。 この設定を False に変更すると、この設定は無効になります。

Installation Manager で [インストールと 更新を行っている間にサービス リポジトリをサーチします] 設定を指定するには、[ファイル] > [設定] > [リポジトリ] の順にクリックします。

offering.service.repositories.areUsed_EDITABLE True または False True に設定されている場合は、Installation Manager[インストール中および更新中にサービス・リポジトリーの検索] の設定をオンまたはオフにすることはできません。 True がデフォルト値です。

_EDITABLE オプションが含まれているので、Installation Manager でこの設定を指定することはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.repositoryLocations_EDITABLE True または False この設定は、ユーザーがリポジトリのリストを変更できるか どうかを指定するために使用します。False に設定された場合、ユーザーはリポジトリ ロケーションを修正できません。 True がデフォルト値です。

_EDITABLE オプションがあるので、Installation Manager でこの設定を指定することはできません。

ロールバック キー
com.ibm.cic.common.core.preferences.preserveDownloadedArtifacts True または False この設定が True に指定されていると、パッケージを以前のバージョンにロールバックするために必要なファイルがコンピュータに格納されます。 この設定を False に変更すると、この設定は無効になります。 この設定が false に指定されていると、これらのファイルは格納されません。 これらのファイルを格納しない場合は、元のリポジトリまたはロールバックするメディアに接続する必要があります。

Installation Manager で、[ロールバック用のファイルの保存] をオンにするには、[ファイル] > [設定] > [ロールバックのファイル] をクリックします。

com.ibm.cic.common.core.preferences.preserveDownloadedArtifacts_EDITABLE True または False この設定が true に指定されていると、Installation Manager インターフェイスで [ロールバック用のファイルを保存 (Save files for rollback)] チェック ボックスをオンにしたりオフにしたりできます。 True がデフォルト値です。この設定を False に変更すると、この設定は無効になります。

_EDITABLE オプションが含まれているので、Installation Manager でこの設定を指定することはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.directArtifactAccessMode True または False この設定が false に指定されていると、 Installation Manager がインストール プロセスを開始する前に、必要なすべてのインストール ファイルが共有リポジトリ ロケーションにダウンロードされます。 デフォルト設定は false です。 この設定が True に設定されている場合、Installation Manager はインストール ファイルをまずダウンロードしてから確認するのではなく、インストール プロセス中に入力リポジトリからインストール ファイルに直接アクセスします。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

インターネット キー
HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled True または False HTTP プロキシまたは SOCKS プロキシを使用可能にするには、この設定を使用します。 プロキシを使用可能にすると、そのプロキシがすべてのサーバー通信に使用されるようになります。プロキシ サーバーにより、ファイアウォールの外側からリモート サーバーに接続することができます。False がデフォルト値です。

Installation Manager で [プロキシ サーバーを使用可能にする (Enable proxy server)] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [HTTP プロキシ] の順にクリックします。

HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks True または False False がデフォルト値です。 SOCKS プロキシを定義する場合は true に設定します。

com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks を定義するには、com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled を true に設定する必要があります。

HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost ホスト名または IP アドレス Installation Manager で [プロキシ ホスト (Proxy host)] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [HTTP プロキシ] の順にクリックします。
HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort ポート番号 Installation Manager で [プロキシ ポート] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [HTTP プロキシ] の順にクリックします。
HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.http ホスト名または IP アドレス HTTP および HTTPS サーバーに異なるプロキシ設定を使用するには、 この HTTP 設定を使用して HTTP プロキシ サーバーを設定します。HTTPS の場合は、com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.https キーを使用して HTTPS プロキシ サーバーを定義します。 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost キーが定義されている場合は、これをオーバーライドします。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyPort.for.http ポート番号 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.http が定義されているときだけ使用するようにしてください。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.http.disablePreemptiveAuthentication True または False False がデフォルト値です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTPS: com.ibm.cic.common.core.preferences.https.proxyEnabled True または False これが false に設定されているとき、または値が定義されていない場合、HTTPS アクセスには HTTP 設定が使用されます。 False がデフォルト値です。 これが true に設定されていると、HTTP サーバーと HTTPS サーバーに対して異なるプロキシ設定を使用できます。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTPS: com.ibm.cic.common. core.preferences.https. proxyUseSocks True または False False がデフォルト値です。 True に設定されている場合、指定された SOCKS プロキシは、接続で com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost と com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort を使用します。
HTTPS: com.ibm.cic.common.core.preferences.ssl.nonsecureMode True または False これが true に設定されていると、[非セキュア SSL モード] は使用可能であり、デフォルトでは永続に設定されます。 応答ファイルのセッション設定で [非セキュア SSL モード] を使用可能にすることはできません。
これが false に設定されていると、[非セキュア SSL モード] は使用不可です。
注: Installation Manager を開始して、 非セキュアな SSL リポジトリ ロケーションを使用する場合、セキュア モードのままにするか、 あるいは非セキュア モードに切り替えるかのいずれかを求めるプロンプトが出されます。 非セキュア モードは、永続か、現行セッションのみのどちらかに設定できます。 この設定が false に指定されている場合でも、非セキュア モードに切り替えることができます。 Installation Manager で使用可能な [永続] オプションと [セッション] オプションには設定キーがありません。

Installation Manager では、[永続] オプションと [セッション] オプションを使用できます。 [永続] がオンになっていると、次回に Installation Manager を開始したとき [非セキュア SSL モード] は使用可能のままになっています。 [セッション] オプションがオンになっていると、[非セキュア SSL モード] はこのセッション中のみ使用可能となります。

Installation Manager で [非セキュア SSL モード] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] の順にクリックします。

HTTPS com.ibm.cic.common.core.preferences.ssl.nonsecureMode_EDITABLE True または False これが false に設定されていると、Installation Manager で [非セキュア SSL モード] オプションは使用不可になります。 True がデフォルト値です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTPS: com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.https ホスト名または IP アドレス HTTP サーバーと HTTPS サーバーで異なるプロキシ設定を使用するには、この設定を使用して HTTPS プロキシ サーバーを設定します。 HTTP の場合は、com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.http を使用して HTTP プロキシ サーバーを定義します。 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost キーが定義されている場合は、これをオーバーライドします。 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.https.proxyEnabled キーが定義されているときだけ使用されます。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

HTTPS: com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyPort.for.https ポート番号 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort キーが定義されている場合は、これをオーバーライドします。 このキーは、com.ibm.cic.common.core.preferences.HTTP11.proxyHost.for.https キーが定義されているときだけ使用されます。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

FTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled True または False False がデフォルト値です。 True に設定されている場合、指定された SOCKS プロキシは、FTP 接続で com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost と com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort を使用します。

Installation Manager[SOCKS プロキシー・ホスト] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [FTP プロキシー] をクリックします。

FTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost ホスト名または IP アドレス Installation Manager で [プロキシ サーバーを使用可能にする (Enable proxy server)] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [FTP プロキシ] の順にクリックします。
FTP: com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort ポート番号 Installation Manager で [SOCKS プロキシ ポート] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [インターネット] > [FTP プロキシ] の順にクリックします。
Linux、UNIX、IBM i、z/OS® の場合:

http.ntlm.auth.kind

使用される認証スキームのタイプを指定します。

値: LMNTLM、 または NTLMv2

NTLM がデフォルト値です。
値の定義:
  • LM - LANMANAGER 認証が使用されます
  • NTLM - NTLM バージョン 1 認証が使用されます
  • NTLMv2 - NTLM バージョン 2 認証が使用されます

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

注: Windows 用の認証スキームは、レジストリ キー LMCompatibilityLevel を使用して構成されます。

IBM パスポート アドバンテージ キー
PassportAdvantageIsEnabled True または False デフォルトは false です。 Installation Manager で [パスポート アドバンテージへの接続] フィールドを設定するには、[ファイル] > [設定] > [パスポート アドバンテージ] の順にクリックします。
PassportAdvantageIsEnabled_EDITABLE True または False このキーが true に設定されていると、このキーは [パスポート アドバンテージへの接続] 設定を使用可能にします。 True がデフォルト値です。このキーが false に設定されていると、この設定は使用不可になります。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

PassportAdvantageSiteId パスポート アドバンテージのサイト番号  

更新キー
com.ibm.cic.common.core.preferences.searchForUpdates True または False この設定が true に指定されていると、サイレント インストールを実行する際、まず最初に更新の検索が行われます。 デフォルトは false です。
Installation Manager で [Installation Manager の更新をサーチ] フィールドを設定するには、 [ファイル] > [設定] > [更新] の順にクリックします。
注: この設定が False に設定されていると、インストールする IBM® 製品で新しいバージョンの Installation Manager が必要な場合、サイレント インストールの実行時にメッセージが表示されます。 メッセージには、 後続バージョンの Installation Manager が必要であることが示されます。 サイレント インストールは継続されません。
com.ibm.cic.common.core.preferences.searchForUpdates_EDITABLE True または False このキーが true に設定されていると、[Installation Manager の更新をサーチ] 設定をオンにしたりオフしたりできません。 True がデフォルト値です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

その他のキー
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation   このキーは、Installation Manager ログ ファイルのロケーションを指定します。
重要: このキーはオプションで、テストおよびデバッグ用 に設計されています。 ログ ファイルのロケーションを指定しない場合、サイレント インストールおよび Installation Manager の GUI を使用したインストールの両方で、同じロケーションが使用されます。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.license.policy.location   このキーを使用して、リモート ライセンス ポリシー ファイルのロケーションを定義する URL を指定します。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache この設定のデフォルト値は、インストールする製品から提供されます。 このキーは、共有リソース ディレクトリのロケーションを指定します。共有リソース ディレクトリは、 初めてパッケージをインストールする際に指定されます。 既にパッケージをインストールしている場合には、このロケーションを変更することはできません。

この設定は、Installation Manager GUI を使用してインストールを行う際に設定されます。

com.ibm.cic.common.core.preferences.http.enableGzipAcceptEncoding True または False この設定が true に指定されているときや、この設定が応答ファイルに入っていないときは、HTTP または HTTPS を介して、Accept-Encoding:gzip 要求ヘッダーを含む要求が repository.xml ファイルに対して出されます。 この設定のデフォルト値は false です。

このキーが false に設定されていると、この要求は Accept-Encoding:gzip 要求ヘッダーを含んでいません。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.connectTimeout 数値 デフォルト値は、30 秒です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.readTimeout 数値 デフォルト値は、30 秒です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.downloadAutoRetryCount 数値 デフォルト値は 0 です。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。

com.ibm.cic.common.core.preferences.import.enabled True または False この設定が True に設定されている場合、Installation Manager にインポート ウィザードが表示されます。 この設定のデフォルト値は false です。
重要: インポート ウィザードが使用されるのは、IBM WebSphere® 製品の場合に限られます。

この設定を Installation Manager で行うことはできません。


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