SMTP リレー送信方式を使用する場合、SMTP サーバーの EmailPlusSiteConfig レコード タイプ フィールドの使用方法が異なります。SMTPServerName フィールドは、リレー サービスがインストールされているサーバーの名前になります。SMTPPortNumber フィールドは、電子メール リレー サービスが EmailPlus 電子メール通知データについて listen するポート番号です。電子メール リレー サービスを、EmailPlusSiteConfig レコードに定義されたのと同じポートを使用するように構成する必要があります。
ClearQuest が、EmailPlus パッケージ内のフック コードを実行すると、XML ストリーム内にエンコードされた電子メールを受信する ClearQuest EmailRelay サービスとのリンクを確立します。次に、XML データが EmailRelay サービスによってデコードされ、電子メール本文として Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) 電子メール サーバーに送信されます。
デフォルトのポート番号 36001 は、EmailPlus パッケージと EmailRelay サービス間の通信に使用されます。このポートを変更する場合、EmailRelay に指定するポート番号が、EmailPlusSiteConfig レコード タイプで指定されるポート番号と一致する必要があります。また、SMTP メール サーバー ポートの選択も必要です。EmailRelay はこのポートを使用して、SMTP メール サーバーから通信します。EmailRelay または SMTP メール サーバーがファイアウォールの背後にある場合は、発信電子メール要求を送信するためにそれらのポートにアクセスできるようにする必要があります。
次の図は、SMTP リレー モードにおける EmailRelay の設計方法を示しています。