変更可能なマスター プロパティ

アカウントがスーパーユーザー権限を持っている場合、Rational® ClearQuest® データベース セットのいくつかのマスター プロパティを変更することができます。
installutil getmasterpropertyinstallutil setmasterpropertyinstallutil getmasterpropertytofile、および installutil setmasterpropertyfromfile サブコマンドを使用して、データベース セットの以下のマスター プロパティを取得および設定することができます。
HOOKS_SEE_ALL_RECORDS
クエリーで結果セットをフィルタリングする際に、フックによって実行されるクエリーがセキュリティ コンテキストを無視するかどうかを指定します。
有効な値は、以下のとおりです。
  • TRUE
    フックによって実行されるクエリーは、レコードのセキュリティ コンテキストによりユーザーが直接レコードにアクセスできない場合でも、結果セットにレコードを返します。
  • FALSE
    フックによって実行されるクエリーは、現在のユーザーによって実行される場合と同じように振る舞います。つまり、セキュリティ コンテキストに基づいて、ユーザーが見ることができないレコードは、結果セットに含まれません。
デフォルト値:
  • 機能レベル 5 のスキーマは、この値を TRUE に初期設定します。
  • 機能レベル 6 のスキーマは、この値を FALSE に初期設定します。
HOOKS_SEE_ALL_USERS
クエリーで結果セットをフィルタリングする際に、フックによって実行されるユーザー クエリーおよびグループ クエリーがグループ メンバーシップを無視するかどうかを指定します。
有効な値は、以下のとおりです。
  • TRUE
    フックによって実行されるユーザー クエリーおよびグループ クエリーは、結果セットにユーザー情報およびグループ情報を組み込むことができます。この結果は、現在のユーザーがメンバーでない場合でも当てはまります。
  • FALSE
    フックによって実行されるユーザー クエリーおよびグループ クエリーは、現在のユーザーによって実行される場合と同じように振る舞います。
デフォルト値:
  • 機能レベル 5 のスキーマは、この値を TRUE に初期設定します。
  • 機能レベル 6 のスキーマは、この値を FALSE に初期設定します。
REMEMBER_PASSWORD
データベース セット内のユーザー データベースに接続している ClearQuest クライアントがログイン セッション間でパスワードを保存できるかどうかを指定します。
有効な値は、以下のとおりです。
  • TRUE
    パスワード記憶機能を有効にします。
  • FALSE
    パスワード記憶機能を無効にします。
重要: ClearQuest クライアントは、データベースにログオンする際に、REMEMBER_PASSWORD マスター プロパティをチェックします。値が FALSE である場合、保存されているパスワードは削除され、ユーザーに変更を通知するダイアログ ボックスが表示されます。 また、ユーザーが次にデータベース セットに接続したときに、クライアント コンピュータ上の既存ファイルの接続は、パスワード記憶機能を使用できないようにマークされます。結果的には、ユーザーが、保存されているパスワードを使用して再度ログオンするまで、保存されているパスワードはクライアント コンピュータから削除されず、機能は無効になりません。ClearQuest クライアントは、ユーザー データベースへの接続を確立するまで、機能が使用不可になっているかどうかを検査できません。ユーザーがログオンすると、保存されているパスワードが直ちに削除されます。
SOFT_QUERY_LIMIT
クエリーで返す、ソフト制限に相当する行数を指定します。マスター プロパティ値に制限 0 を設定すると、行数は無制限になります。
HARD_QUERY_LIMIT
クエリーで返す、ハード制限に相当する行数を指定します。マスター プロパティ値に制限 0 を設定すると、行数は無制限になります。
OSLC_FRIENDSCONFIG
このサーバーに対する OSLC サーバー フレンドを設定および管理するために使用されるコンテンツを保管します。 情報は、friendsconfig.rdf ファイル内のコンテンツに基づきます。
OSLC_MAPPINGS
OSLC マッピング構成、OSLC マッピング、および関連する OSLC 2.0 プロジェクトの作成ダイアログを開いた時にフィールド値の事前入力に使用される情報を保管します。情報は、oslc-mappings.xml 構成ファイル内のコンテンツに基づきます。
OSLC_OAUTHCONSUMERS
どの OSLC OAuth コンシューマーがこのサーバーへのアクセスを許可されるかを管理するために使用されるコンテンツを保管します。 情報は、oauth-consumers.rdf ファイル内のコンテンツに基づきます。
OSLC_PROJECTAREALINKS
異なるユーザー データベース用に存在するリモート OSLC プロジェクト エリア リンクを管理するために使用されるコンテンツを保管します。 情報は、project-area-links.rdf ファイル内のコンテンツに基づきます。

フィードバック