ClearQuest Web 構成ファイルの保存

ご使用の環境に Rational® ClearQuest® Web が含まれる場合、最新バージョンにアップグレードする前に Web サーバー構成ファイルを保存してください。

これらのファイルを保存するには、アップグレード処理の影響を受けない場所にファイルをコピーします。 コピーする前に common.properties と jtl.properties ファイルの 2 つのバージョンを必ず区別してください。 これらのファイルの間では、特定の設定値がそれぞれ異なっている可能性があります。
注: Rational ClearQuest のアンインストール時にユーザー データを保存するアンインストール オプションを実行した場合、IBM Installation Manager は以下の表にリストされているプロパティ ファイルを保存して、いくつかの設定を [サイトの構成] ウィンドウに自動的に移行します。 ただし、アンインストール前に、ファイルの追加のバックアップ コピーを作成することも考慮すべきです。

クリーン アンインストール オプションを実行した場合、アンインストール前に保存したプロパティ ファイルのコピーから、すべての設定を手動で移行する必要があります。 他の理由でクリーン アンインストール オプションを実行する必要がある場合、8.0 より前のデプロイメントから設定を移行するためには、これらのプロパティ ファイルの保存がさらに重要になります。アンインストール ツールの詳細については、Rational 製品のアンインストールを参照してください。

アップグレードをインストールした後、以下の表のプロパティ ファイルから Rational ClearQuest Web サーバーに構成ファイルを移行できます。 これらの設定を移行する方法については、「ClearQuest Web 構成設定の移行」を参照してください。
注: Linux または UNIX システム プラットフォーム デプロイメントでファイルを保存する場合は、(以下に示す) ¥Program Files¥Rational¥...¥ の代わりに /opt/rational/.../ にナビゲートしてください。
表 1. 7.0.x Application Server 用に保存する構成ファイル
場所 ファイル
¥Program Files¥Rational¥Common¥rwp¥EmbeddedExpress¥profiles¥profile1¥installedApps¥DefaultNode¥RationalClearQuestWeb.ear¥CQWebModule.war¥WEB-INF¥classes¥
  • jtl.properties
  • common.properties
¥Program Files¥Rational¥Common¥rwp¥EmbeddedExpress¥profiles¥profile1¥installedApps¥DefaultNode¥RationalClearQuestWeb.ear¥CQWebModule.war¥WEB-INF¥classes¥wpf¥conf¥
  • dct.properties
表 2. 7.0.x Request Manager 用に保存する構成ファイル
場所 ファイル
¥Program Files¥Rational¥ClearQuest¥cqweb¥cqserver¥config
  • common.properties
  • jtl.properties
  • rmmanager.properties
  • saved.properties
Program Files¥Rational¥ClearQuest¥cqweb¥
  • csm.properties

Rational ClearQuest バージョン 7.1.x からアップグレードする場合は、 新しいリリースにアップグレードする前の CM サーバー構成ファイルの保存について、 技術情報 1384746 を参照してください。

SSL プロトコル ファイルの保存

ClearQuest バージョン 7.1.x では、SSL 構成ファイル admin.confhttpd.conf、および ssl.conf が ClearQuest 構成ファイルに含まれており、アップグレード プロセスのときにバックアップされていました。ClearQuest 8.0.0.1 以降では、SSL 構成は WebSphere Application Server 構成によって管理されます。バージョン 7.1.x から 8.0.0.1 以降にアップグレードする場合は、ClearQuest サーバー コンポーネントをアップグレードする前に、WebSphere Application Server で SSL を構成する必要があります。詳しくは、Web プラグインを IBM HTTP Server 用に構成を参照してください。


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