コントロールを使用して、ClearQuest® フォーム上にフィールドを表示します。
Designer には、
テキスト ボックス、リスト ボックス、チェック ボックス、オプション ボタンなどのコントロールがあります。例えば、
文字列を含むフィールドをテキスト ボックス コントロールに関連付けることができます。
一部のコントロールは、特定のフィールド タイプのみで使用できます。例えば、一覧コントロールや親/子コントロールは、
参照リスト フィールドでしか使用できません。
一部のコントロールでは、特別なタスクを実行できます。プッシュ ボタンやリスト ボックスなどの
コントロールは、レコード スクリプトに関連付けることができます。
例えば、ALM スキーマで、
ALMTask レコード タイプのフォームには、CreateActivity ボタンが含まれています。
このボタンは、レコード スクリプトを呼び出して、プロジェクトの WorkConfiguration レコードに定義されている
アクティビティを作成します。
次のフォーム コントロールがサポートされます。
- ActiveX
- 登録されている ActiveX コントロールをフォームに組み込みます。
初期化レコード スクリプトとアクション レコード スクリプトを記述する必要があります。
注: ActiveX コントロール
の使用は、Rational® ClearQuest for Windows クライアントのみに適用されます。ClearQuest 8.0.1 以上では、ActiveX サポートは推奨されません。
- 添付ファイル
- 添付ファイルのリストを表示し、ユーザーが添付ファイルを追加、削除、表示するための一連のコントロールを提供します。
- チェック ボックス
- ブール値または 2 つの値しか持たないフィールドに使用できる、2 値のコントロールです。
2 つの値を指定するには、フォーム上のコントロールを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- コンボ ボックス
- 編集可能なテキスト フィールドをリスト ボックスと組み合わせます。
- ドロップダウン リスト ボックス
- 特定のフィールドで使用可能な値のリストを表示します。
- ドロップダウン コンボ ボックス
- 編集可能なテキスト フィールドをドロップダウン リスト ボックスと組み合わせます。
- 重複元
- このレコードの重複元レコードの ID を表示します。
- 重複先
- このレコードの重複レコードがある場合、その ID を表示します。
- グループ ボックス
- 複数のコントロールを視覚的にグループ化します。
- 履歴
- レコードに対して実行されたアクションの履歴情報を表示します。
- リスト ボックス
- 特定のフィールドで使用可能な値のリストを表示します。
リスト ボックスには、選択リストから 1 つ以上の項目を選択するための追加コントロールが含まれます。
- 一覧
- REFERENCE_LIST タイプのフィールドに関連付けられたレコードを表示します。
関連付けられている参照リストを複数列形式で表示します。
- オプション ボタン
- オプション ボタン コントロールはグループ内で同時に指定できない一連の選択肢を示すために使用します。
グループ内で 1 つのオプションしか選択できないように制限します。
- 親/子
- フォームを、関連付けられたレコードにリンクするように設定できます。
REFERENCE_LIST フィールド タイプに使用します。
親/子コントロールは、1 つの一覧コントロールと 3 つのプッシュ ボタンで構成されます。
一覧コントロールとプッシュ ボタンは、一意の一覧 ID で関連付けられます。
一覧 ID を変更する場合は、プッシュ ボタンも更新する必要があります。
- 図
- フォーム上に静的イメージを組み込みます。
- プッシュ ボタン
- レコードに関連する特定のタスクを開始します。
プッシュ ボタンは、レコード フックまたは一覧に関連付けることができます。
- 静的テキスト
- 編集不可能なテキスト文字列を表示します。
- テキスト ボックス
- フィールドの値を編集可能なテキスト文字列として表示します。
各コントロール タイプのプロパティの詳細については、「フォーム コントロール」を参照してください。
フォームへのコントロールの追加
フォームにフィールドを追加する前に、レコード フィールド グリッドにフィールドを追加する必要があります。詳細については、「新規フィールドをレコード フィールド グリッドに追加するには」を参照してください。
コントロール パレットや [フィールド リスト] を使用して、コントロールをフォームに追加できます。
- コントロール パレットでは、追加するコントロールのタイプに関するヒントを視覚的に得られます。
- [フィールド リスト] でフィールドを選択してフォームにドラッグすると、
適切なコントロールがフォームに追加されます。
1 つのフォームに 1 つのフィールドを何度でも追加できますが、フィールドのすべてのインスタンスは同じ値である必要があります。
[フィールド リスト] によるコントロールの追加
[フィールド リスト] を使用してコントロールをフォームに追加する方法の利点は、
リストからフィールドを選択してフォームにドラッグするだけで、
そのフィールド タイプに適したコントロールがフィールドに追加されることです。コントロールのプロパティを編集して、コントロールにフィールドを関連付ける手間が省けます。
次の表に、Designer が各フィールド タイプに対して作成する
デフォルトのコントロールを一覧表示します。
- 添付リスト
- 添付ファイル
- 定数リスト 選択リスト
- ドロップダウン リスト ボックス
- 日付と時刻
- テキスト ボックス
- 整数
- テキスト ボックス
- 複数行文字列
- テキスト ボックス
- 参照リスト
- 親/子
- 参照リスト 定数
- 一覧
- 参照 選択リスト=デフォルト
- ドロップダウン リスト ボックス
- 短い文字列 定数リスト
- ドロップダウン リスト ボックス
- 短い文字列
- テキスト ボックス
コントロールのプロパティの編集
コントロール パレットを使用して
フォームに新しいコントロールを追加する場合は、コントロールのプロパティを編集して、
コントロールと既存のフィールドを関連付ける必要があります。
フォームにコントロールを追加すると、コントロールのプロパティの編集が可能になります。コントロールに関連付けるフィールドを選択したり、コントロールの表示属性を指定できます。
コントロールによっては、レコード フックを割り当てることで、
ユーザーがそのコントロールを使用して特定のタスクを実行できます。
Rational ClearQuest Web で依存フィールドを有効にする場合は、
依存フィールドを指定する必要があります。
依存フィールドは、コントロールのプロパティ ページの [Web 依存先フィールド] セクションを使用して指定します。
各コントロール タイプのプロパティの詳細については、
「フォーム コントロール」を参照してください。
フォーム上のコントロールの削除
コントロールが不要になった場合は、フォームから削除することができます。
コントロールを削除すると、
コントロールとそのラベルがフォームから削除されますが、関連付けられているフィールドはスキーマから削除されません。
フィールドをスキーマから削除するには、フィールドをフィールド グリッドから削除する必要があります。
詳細については、「フィールドの削除」を参照してください。
コントロールのサイズと位置の変更
コントロールのサイズと位置を変更するには、フォーム上でコントロールを選択して新しい場所にドラッグするか、コントロールのプロパティ ページでコントロールの正確な位置座標を指定します。キーボードの矢印キーを使用してコントロールを移動するには、コントロールを選択して、「移動」アイコン
[images/move_icon.gif] が表示されるまで、ピリオド (.) キーを押します。
矢印キーを使用して、フォーム上のコントロールの位置を指定できるようになります。
[フォーム レイアウト] メニューには、フォーム ツールバーにあるツールに加えて、その他のツールも表示されます。
次の表に、各ツールとその機能を示します。
配置ツールとサイズを揃えるツールでは、最後に選択したコントロールを基準として、
ほかのコントロールが修正されます。
- コントロールの配置 - 左端
- 各コントロールの左端を、最後に選択したコントロールの左端に揃えます。
- コントロールの配置 - 右端
- 各コントロールの右端を、最後に選択したコントロールの右端に揃えます。
- コントロールの配置 - 上端
- 各コントロールの上端を、最後に選択したコントロールの上端に揃えます。
- コントロールの配置 - 下端
- 各コントロールの下端を、最後に選択したコントロールの下端に揃えます。
- コントロールの配置 - 上下中央揃え
- 各コントロールの縦中央を、最後に選択したコントロールの縦中央に揃えます。
- コントロールの配置 - 左右中央揃え
- 各コントロールの横中央を、最後に選択したコントロールの横中央に揃えます。
- 均等割り付け - 左右均等
- 選択したコントロールが等間隔になるように横に配置します。
左右両端のコントロールは移動しません。
- 均等割り付け - 上下均等
- 選択したコントロールが等間隔になるように縦に配置します。
上下両端のコントロールは移動しません。
- ダイアログ内での整列 - 縦方向
- 各コントロールの縦中央を、タブの縦中央に揃えます。
- ダイアログ内での整列 - 横方向
- 各コントロールの横中央を、タブの横中央に揃えます。
- 同じサイズに設定 - 幅
- 各コントロールの幅を、最初に選択したコントロールの幅に揃えます。
- 同じサイズに設定 - 高さ
- 各コントロールの高さを、最初に選択したコントロールの高さに揃えます。
- 同じサイズに設定 - 両方
- 各コントロールの幅と高さを、最初に選択したコントロールの幅と高さに揃えます。
- サイズを内容に合わせる
- 選択した各コントロールのサイズを、内容全体を表示できるように調整します。
これは、文字列の読みやすさを保ったまま静的テキスト コントロールのサイズを最小化する場合に便利です。
コントロールのタブ順序の変更
コントロールのタブ順序によって、[Tab] を押したときに選択されるコントロールが決定します。
[Tab] を押すと、タブ順序で次に指定されているコントロールが選択されます。
デフォルトでは、コントロールのタブ順序はフォームに追加された順序になっています。
ユーザーがコントロールを使用する順序を想定し、
その順序を反映するようにタブの順序を変更することができます。