以下の表で、IBM Installation Manager コマンド行引数について説明します。
コマンド | 説明 |
---|---|
|
入力された文字列を暗号化します。
暗号化された文字列を戻すには、コマンド行インターフェースで eclipse ディレクトリを開き、 encryptString コマンドおよび文字列を -nosplash オプションと共に入力します。 [文字列暗号化ユーティリティ] ウィンドウが開き、[暗号化される文字列] フィールドに暗号化する文字列が入ります。[暗号化された文字列] フィールド には、応答ファイルにコピーするための暗号化された値が含まれます。文字列暗号化ユーティリティで は [暗号化される文字列] フィールドを変更することができ、変更して から [OK] をクリックすると、暗号化された文字列が新しく 生成されます。 暗号化セキュリティを強化するには、encryptString に -passwordKey を付けて使用します。 応答ファイルを記録すると、パスワードを暗号化した文字列が作成され、応答ファイルに保存されます。Rational® ClearCase® 用の応答ファイルに入っている暗号化された文字列の例を以下に示します。 profile installLocation='C:¥Program Files¥IBM¥RationalSDLC' id="IBM Rational SDLC' 応答ファイルを記録した後、 encryptString を使用して、複数の異なる暗号化された文字列を生成し、それらの文字列を応答ファイルに 貼り付けることができます。例えば、応答ファイルを記録するとします。 この応答ファイルを使用して、ある IBM 製品を 5 台のコンピュータにインストールするとします。 この応答ファイル内には、5 台のコンピュータについて、データ キー用に異なるパスワード 値が 1 つずつ必要です。これらのコンピュータの 1 つでインストール を実行する前に、そのコンピュータで使用されるパスワード用の暗号化された文字列を 生成します。生成された暗号化文字列を応答ファイルにコピーします。 その後、更新後の応答ファイルを使用してサイレント インストールを 開始します。 |
|
インストール データを、.zip 形式で指定ファイルにエクスポートします。
ここで outputFileName には、エクスポートしたデータが含まれる、生成済みファイルの名前を指定します。
コマンド行インターフェースで、eclipse ディレクトリを開き、exportInstallData コマンドおよびファイル名を -noSplash オプションおよび -silent オプションと共に入力すると、 インストール データがエクスポートされます。 |
|
Installation Manager のコマンド行引数の簡単な説明が表示されます。
help コマンドを別のコマンドと組み合わせて使用すると、 そのコマンドの簡単な説明が表示されます。 all オプションとともに使用すると、すべてのコマンドの説明が表示されます。 後方互換性を保つために、このコマンドにダッシュを付けて -help とすることも可能です。 |
|
Installation Manager または Installation Manager インストーラへの入力として XML 応答ファイルを指定します。
この応答ファイルには、Installation Manager または Installation Manager インストーラが実行するコマンドが入っています。
以下のコマンドと組み合わせて input を使用しないでください。
responsefile 値には、
ファイル パスまたは URL を使用できます。ファイル パスおよび URL を表す文字列の例は次のとおりです。
要確認: 応答ファイル
を記録するか、サンプル応答ファイルを編集するか、応答ファイルを手動で作成することができます。
後方互換性を保つために、このコマンドにダッシュを付けて -input とすることも可能です。 |
重要: Installation Manager バージョン 1.4.4 から installAll は推奨されていません。複数の製品を同時にインストールするといくつもの問題が発生する可能性があるため、このコマンドを使用しないことをお勧めします。
例を次に示します。
|
指定されたリポジトリ内のすべてのパッケージがインストールされます。 このコマンドは、アクセス可能なすべてのリポジトリからデフォルトのインストール ディレクトリに全パッケージをインストールします。デフォルト パッケージ機能により選択済みのパッケージだけをインストールできます。 以下のコマンドと組み合わせて installAll を使用しないでください。
|
|
サービス リポジトリおよび Installation Manager 設定で定義されたリポジトリからすべてのインストール済みパッケージを更新します。
updateAll コマンドと共に、以下を使用します。
以下のコマンドと組み合わせて updateAll を使用しないでください。
|
|
Installation Manager のバージョンと内部バージョンを表示します。
後方互換性を保つために、このコマンドにダッシュを付けて -version とすることも可能です。 |
オプション | 説明 |
---|---|
|
インストールするパッケージが使用条件の受諾を要求する場合、コマンドに -acceptLicense オプションを含めます。 |
ここで、mode=[admin, nonAdmin, group] |
Installation Manager を管理者モード、非管理者モード、グループ モードのいずれで実行するかを定義します。管理者モードでは、-accessRights admin のように、admin パラメータを指定して —accessRights を使用します。
非管理者モードでは、-accessRights nonAdmin のように、nonAdmin パラメータを指定して —accessRights 引数を使用します。
グループ モードでは、-accessRights group のように、group パラメータを指定して —accessRights を使用します。
Installation Manager の管理者インスタンスは、1 つだけインストールできます。 非管理者の場合、Installation Manager のインスタンスを各ユーザーに 1 つだけインストールします。 —accessRights が使用
されていない場合は、現在のユーザー権限に基づいてデフォルト値が設定されます。
注:
ユーザーが適切なシステム権限を持っていないときは、Installation Manager がエラーを報告します。 重要: Installation Manager の同じインスタンスに対してインストール、変更、更新、ロールバック、アンインストールなどの操作を実行するときは、この引数を変更しないようにしてください。
例えば、
User1 が管理者アクセス権限で Installation Manager を
ディレクトリ C:¥user1¥InstallationManager に
インストールするとします。この場合、C:¥user1¥InstallationManager ディレクトリ内の Installation Manager を修正するコマンドを
実行するとき、User1 は -accessRights nonAdmin 引数を使用してはなりません。
管理者、非管理者、またはグループとしてのインストールについて詳しくは、管理者または非管理者としてのインストールを参照してください。 |
|
Installation Manager データ ディレクトリのディレクトリ ロケーションを指定します。
このロケーションにはインストール済みパッケージに関する情報が格納されます。
Installation Manager のインストール時にこのロケーションを設定してください。
-datalocation で設定するディレクトリ ロケーションには、
Installation Manager インストール ディレクトリのサブディレクトリを指定することはできません。
重要:
以下は、同じディレクトリ ロケーションを -datalocation オプションで使用しなければならない場合の例です。
エージェント データ ロケーションに保管される ファイルや情報の種類について詳しくは、エージェント データ ロケーションを参照してください。 |
|
これを指定すると、Eclipse は鍵リング ファイルが存在しない場合は鍵リング ファイルを
作成します。-password password 引数
はオプションです。パスワードを指定しないと、Eclipse はデフォルトのパスワードを
使用します。鍵リング ファイルを開くためのパスワードを指定することによって、
暗号化を強くすることができます。 鍵リング ファイルの内容は 暗号化されます。鍵リング ファイルの書き込み権限を持っている必要があります。 Installation Manager は Eclipse インフラストラクチャを使用して、鍵リング ファイルに認証情報を保管します。鍵リング ファイルの追加情報については、Eclipse ワークベンチのユーザー ガイドを参照してください。 |
重要: Installation Manager バージョン 1.4.3 から、--launcher.ini .ini
file は推奨されていません。コマンド install、installc、userinst、userinstc、groupinst、groupinstc、uninstallc、および uninstall は、.ini ファイルを指定せずに使用できます。
例:
|
使用する製品 .ini ファイルの場所を指定します。この引数が指定されていないと、
Installation Manager はランチャーと同じディレクトリー内に名前が同じで
拡張子が .ini のファイルがないかどうかを調べます。例えば、installc がランチャーの
場合、Installation Manager は
installc.ini がないかどうかを調べます。 silent-install.ini ファイル は、サイレント インストール用の初期化パラメータを含みます。silent-install.ini ファイル は、installc ファイルと同じディレクトリ内にあり、 存在していなければなりません。 user-silent-install.ini ファイル は、非管理者インストールに使用されます。user-silent-uninstall.ini ファイル は、非管理者アンインストール プロシージャに使用されます。 重要: Installation Manager 用の
インストール ファイル内に提供されるバージョンの silent-install.ini ファイルおよび user-silent-install.ini ファイル
は、input コマンド行引数を使用
します。これらの .ini ファイルと共に installAll または -updateAll を
使用するには、-input 行と、応答ファイルをポイントする行の 2 行を
削除する必要があります。削除する 2 行の例を以下に示します。
-input 行および
応答ファイル行が削除されないままだと、コマンド行引数 installAll および updateAll は
機能しません。
Installation Manager インストール ディレクトリ内の .ini ファイル は、-input コマンド行引数を 使用しません。 Installation Manager の
インストール ファイルからの silent-install.ini ファイルの例を以下に示します。
-toolId Installation Manager ディレクトリ
からの silent-install.ini ファイルの例を以下に示します。
-accessRights -input 引数を使用するコマンドを実行し、使用する .ini ファイル にも -input 引数が含まれている場合、コマンド 中の -input 引数で指定される応答ファイル が使用され、.ini ファイル内の -input 引数で 指定される応答ファイルは無視されます。-input 引数を使用するコマンドの例は次のとおりです。./install --launcher.ini silent-install.ini -input input_file_path_and_name |
|
Java™ 仮想 マシン (JVM) エラー ダイアログを抑止します。 |
|
サイレント インストールの結果を記録するログ ファイルを指定します。このログ ファイルは XML ファイルです。
サイレント インストールが完了すると、ログ ファイルに、result/result のルート要素が記録されます。 インストール時にエラーが発生した場合は、サイレント インストールのログ ファイルに、エラー要素およびエラー メッセージが記録されます。 応答ファイルを記録するときには -log を使用しないで ください。 |
重要: Installation Manager バージョン 1.4.4 から -mode wizard は推奨されていません。
|
指定された応答ファイルを使って [インストール] ウィザードを実行します。
-mode wizard を使用するときは input も使用する必要があります。
バージョン 1.4.4 では、IBMIM input response_file -acceptlicense を使用して [インストール] ウィザードを開始します。 |
|
コマンドに nl オプションと言語コードを組み込むと、
コマンド行の動作は、指定した言語の設定に基づいて調整されます。
次のリストに、ロケール値としてリストできる、現在サポートされている言語コードを示します。
注: 一部の言語は、部分的な翻訳のみをサポートしています。言語が部分的に翻訳されている場合、未翻訳のコンテンツはデフォルトの英語になります。
|
|
スプラッシュ画面を抑止します。 |
|
パスワードを暗号化したり復号したりするには passwordKey を使用します。 |
|
Installation Manger UI、コマンド行、またはコンソール モードでの操作から応答ファイルを生成し、その応答ファイルのロケーションを指定します。 |
|
進行状況表示バーをコンソールに表示します。 |
|
進行状況テキストをコンソールに表示します。例えば、コンピュータの再始動が必要な場合は、[インストールを 完了するためにはマシンをリブートしてください] というテキストが表示されます。 |
重要: バージョン 1.4.4 以降、-silent は非推奨になりました。
|
Installation Manager インストーラまたは Installation Manager をサイレント モードで実行するように指定します。
IBMIM、install、userinst および groupinst コマンドでは、次のようにします。
input コマンドを、installAll コマンドおよび updateAll コマンドと一緒に使用しないでください。
installAll が指定されていると、パッケージのデフォルト機能がインストールされます。インストールする機能を指定するには、input responseFile を使用する必要があります。応答ファイルには、インストールする機能についての情報が含まれます。
注: 応答ファイルの記録時に、インストールする機能を選択することができます。
重要: Installation Manager バージョン 1.4.4 から installAll は推奨されていません。複数の製品を同時にインストールするといくつもの問題が発生する可能性があるため、このコマンドを使用しないことをお勧めします。
詳しくは、installAll を参照してください。
|
|
IBM 製品をインストールせずに応答ファイルを記録します。
dataLocation 値は、
インストール フォルダおよびファイルのディレクトリ ロケーションを指定します。IBM 製品は
インストールされませんが、インストールに必要なファイルおよびフォルダ
は作成され、指定されたディレクトリに保管されます。
このディレクトリは書き込み可能でなければなりません。 この引数のファイル パス が存在することを確認してください。Installation Manager は応答ファイル 用のディレクトリを作成しません。 重要: 新しい
dataLocation ロケーション値に、
既存の dataLocation ディレクトリを指定しないでください。dataLocation ディレクトリのデフォルトのロケーションについては、エージェント データ ロケーションを
参照してください。
重要: -skipInstall 引数を使用して応答ファイルに記録する場合は、作成されたディレクトリ、フォルダ、およびファイルを保持する必要があります。dataLocation ディレクトリを
保持することで、後でインストールを変更することが可能になります。インストールを変更するために新しく別の応答ファイルを
記録するときには、dataLocation に同じディレクトリを指定します。
インストール する IBM 製品の各バージョンごとに異なる dataLocation 値を 使用してください。 更新を記録する前に、まず -skipInstall を 使用して IBM 製品のインストールを記録する必要があります。 |
|
Java ランチャーを指定します。 サイレント モードでは常に、Windows では java.exe を、Linux および UNIX では java を使用してください。 |