このセクションでは、Rational® ClearQuest® OSLCLinks パッケージ バージョン 1.0、1.1、1.2 を適用した後のスキーマの変更について説明します。
OSLCLinks パッケージ v1.0 適用後のスキーマの変更
OSLCLinks パッケージ v1.0 をスキーマに適用すると、新しい状態なしレコード タイプ「OSLCLink」が追加され、選択された ClearQuest レコード タイプに対していくつかの更新が行われます。
新しい状態なしレコード タイプ「OSLCLink」には、次のコンポーネントが含まれます。
- 以下の 3 つの新規フィールド
- oslcl_link_type (短ストリング 250)
- oslcl_label (短ストリング 250)
- oslcl_URI (複数行ストリング)
- 2 つの新しいタイプのアクション、修正 と 削除
- linkType、label、URI の各フィールドが含まれた、新しい OSLCLink フォーム
ユーザーが選択した ClearQuest の各レコード タイプについて、次の変更が行われます。
- OSLCLink を参照する新しい reference_list フィールド、oslc_links
- oslc_links フィールド用の値が変更された新しいフック。重複リンクをチェックして削除します。
- 登録/変更フォームの新しい [リンク] タブ。
このタブには、oslc_links フィールドに関連付けられた親/子コントロールが含まれています。
なお、この親/子コントロールには、[追加]、[ 新規作成]、[削除] の各ボタンは含まれていません。[linkType]、[label]、[URI] の各フィールドは、リスト コントロールの列に含まれています。
- 新規ベース アクション、Commit フック。親レコードのマスターシップが変更されると、すべての関連リンクのマスターシップも変更します。
- 新規ベース アクション、Commit フック。これにより、ClearQuest セキュリティ コンテキスト システムに加わるようパッケージをカスタマイズすることができます。
OSLCLinks パッケージ v1.1 適用後のスキーマの変更
ClearQuest のレコードで Open Services for
Lifecycle Collaboration Change Management Specification Version 2.0 に定義された状態述語がサポートされるようにするには、スキーマに OSLCLinks パッケージ v1.1 を適用し、1 つ以上のレコード タイプを使用可能にする必要があります。
OSLCLinks パッケージ v1.1 は累積アップデートです。この v1.1 パッケージをスキーマに適用すると、
前のセクション「OSLCLinks パッケージ v1.0 適用後のスキーマの変更」に記載されたすべての変更が行われ、選択された ClearQuest レコード タイプが更新されて、OSLC に定義された状態に該当する次の 5 つの新しいフィールドが含まれるようになります。
- oslc_cm-closed (INT)
- oslc_cm-inprogress (INT)
- oslc_cm-fixed (INT)
- oslc_cm-approved (INT)
- oslc_cm-reviewed (INT)
OSLCLinks パッケージ v1.2 適用後のスキーマの変更
ClearQuest バージョン
7.1.2.2 では、OSLCLinks パッケージ v1.2 のサポートが導入されます。OSLCLinks パッケージ v1.2 には、バージョン 1.0 と 1.1 のすべての機能が含まれており、それに加えて、OSLC に定義された状態に該当する次の新しいフィールドのサポートが追加されています。
oslc_cm:verified 状態述語を使用したい場合は、OSLCLinks パッケージ v1.2 にアップグレードすることを検討してください。