プロパティとメタプロパティ

リソースには、 プロパティがあります。各プロパティには、名前、タイプ、値があります。場合により、 関連するその他のメタプロパティ (値、サイズ、妥当性に関する指示など) が 存在することもあります。

プロパティの値は、整数、 文字列、日付、時間、リソースへの参照など、特定のタイプになります。プロパティのタイプは、 プロパティ名とリソースのクラスに依存します。プロパティの名前は、ClearQuest® CM API 内では、PropertyNameList.PropertyName オブジェクトによって示されます。PropertyNameList.PropertyName は、 パラメータ化タイプであり、このパラメータで、プロパティの値のタイプを 指定します。一部のプロパティは WVCM によって定義され、それ以外のプロパティは、WVCM の 拡張として、ClearQuest CM API によって定義されます。中には、サーバーやクライアント アプリケーションによって定義されるプロパティもあります。

ClearQuest CM API で、メタプロパティは、MetaPropertyName オブジェクトで識別します。 サーバーからプロパティを読み取った後、MetaPropertyName を使用して、プロパティの メタプロパティにアクセスできます。MetaPropertyName は、StpProperty クラスとそのサブクラス内に 定義されます。また、メタプロパティの値のタイプで パラメータ化もされます。

プロパティの PROPERTY_NAME メタプロパティと VALUE メタプロパティは、 異なるメタプロパティとして認識する必要があります。PROPERTY_NAME 値は、 プロパティとその任意のメタプロパティを要求して、アクセスするために使用します。 VALUE は、要求内にプロパティ名のみを使用した場合、 要求するメタプロパティになります。

各 CM API プロキシ インターフェイスによって定義されている各リソースのタイプが認識しているプロパティ名のセットは、PropertyName タイプの一連のフィールドです。これらの PropertyName オブジェクトは、サーバーにプロパティを要求したり、サーバーからそれらを取得後にそのプロパティ値にアクセスするために使用します。 CM API に定義される各 PropertyName フィールドの名前は、各語をアンダースコアで区切った大文字の識別子 (例えば、CONTENT_LENGTH) になります。

プロパティ名の例は、Resource.COMMENTResource.DISPLAY_NAMEResource.CREATION_DATEResource.CONTENT_LENGTH です。プロパティ名は、Resource クラスとそのサブクラス内に 定義されます。あるクラスで定義したプロパティは、そのクラスと そのすべてのサブクラスに適合します。例えば、CqQuery クラスには CqQuery.DISPLAY_FIELDSCqQuery.DYNAMIC_FILTERSCqQuery.USER_FRIENDLY_LOCATIONCqQuery.STABLE_LOCATION という プロパティ名がありますが、このうち最後の 2 つのプロパティは、StpResource クラスから 継承されたものです。各リソース プロキシ サブクラスが定義する PropertyName フィールドは、 そのプロキシが示すタイプのリソースに関連付けられたプロパティを名前で識別するものです。


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