ClearQuest Web サーバーをサーバー間通信用に構成する

サイトの構成インターフェースの [サーバー間通信] ウィンドウを使用して、サーバー間通信を確立する相手となるターゲット OSLC サービス プロバイダーを指定します。

このタスクについて

ターゲット サーバーのロケーション情報と、OAuth の秘密情報として使用するコード フレーズを入力します。次に、そのサーバーへのアクセスを要求して、OAuth コンシューマー キーを作成し、その情報をフレンド リストに保管します。 他方のサーバーによって OAuth キーが許可されると、ClearQuest® Web サーバーはターゲット サーバーとやり取りできるようになります。

手順

  1. スーパーユーザー権限を持つユーザーとして ClearQuest Web にログオンします。
  2. ClearQuest Web ツールバーで、[サイト管理] > [サーバー間通信] をクリックします。 [サーバー間通信] ウィンドウが開きます。
  3. 通信を確立する相手となるターゲット サーバーについて、要求される情報を指定します。
    1. [タイトル] フィールドに、ターゲット サーバーを識別するタイトルを入力します。以下に例を示します。
      • My RTC Server (Rational Team Concert™ サーバーを識別する場合)
      • My RQM Server (Rational® Quality Manager サーバーを識別する場合)
      • My RRC Server (Rational Requirements Composer サーバーを識別する場合)
      • My CQWeb Server2 (別の ClearQuest Web サーバーを識別する場合)
    2. [ルート サービス URI] フィールドに、フレンドとして追加するアプリケーションのターゲット ルート サービスの URI を、次のフォーマットで入力します。
      Jazz™ サーバー ベースの製品の場合:
      https://friend-server:port-number/context/rootservices
      ここで、各変数は以下を表します。
      friend-server
      フレンド サーバーのホスト名。
      重要: 必ず完全修飾ドメイン名を含むパブリック URL を使用して、ホスト名を指定してください。IP アドレスは指定しないでください。
      port-number
      サーバーにアクセスする際に使用するポート番号。
      context
      アプリケーション コンテキスト。これは構成可能なパラメータです。デフォルト値を以下に示します。
      • Rational Team Concert
        重要: Rational Team Concert のアプリケーション コンテキストは、バージョン 2.0.0.x からバージョン 3.0 以降に変更されました。以前に Rational Team Concert 2.0.0.x とのサーバー間通信を構成したことがあり、これから Rational Team Concert 3.0 以降との通信を構成する場合は、[サイト管理] > [サーバー間通信] ウィンドウで、ルート サービス URI を更新する必要があります。
        • Rational Team Concert 2.0.0.x の場合: jazz
        • Rational Team Concert 3.0 以降の場合: ccm
      • Rational Quality Manager:
        重要: Rational Quality Manager のアプリケーション コンテキストは、バージョン 3.0.1 以降で変更されました。以前のバージョンの Rational Quality Manager とのサーバー間通信を過去に構成したことがある場合、[サイト管理] > [サーバー間通信] ウィンドウで、ルート サービス URI を更新する必要があります。
        • Rational Quality Manager 3.0 の場合: jazz
        • Rational Quality Manager 3.0.1 の場合: qm
      • Rational Requirements Composer:
        • Rational Requirements Composer 3.0.1 の場合: rm
        重要: Rational Requirements Composer 2.x プロジェクトが 3.0.1 にアップグレードされた場合、rm コンテキストを使用する代わりに、rdm アプリケーション コンテキストを保持する必要があります。詳しくは、次のトピックを参照してください。

      Jazz サーバー ベースの OSLC サービス プロバイダーのルート サービス URI の例をいくつか、以下に示します。

      https://jazz1.bldg1.india.mycompany.com:9443/ccm/rootservices

      https://jazz4.bldg5.japan.mycompany.com:9443/qm/rootservices

      https://jazz4.bldg5.spain.mycompany.com:9443/rm/rootservices

      ClearQuest Web サーバーの場合:
      重要: ClearQuest Web サーバーのアプリケーション コンテキストは、Rational ClearQuest バージョン 7.1.1 (oslc/cqrest) からバージョン 7.1.2 (cqweb/oslc) に変更されました。次に説明するように、新規ベース URI を使用するには、ClearQuest OSLC 変更管理 URI を使用するコードをすべて更新する必要があります。 詳しくは、「ClearQuest OSLC Change Management API Specification」(https://jazz.net/wiki/bin/view/Main/RcmRestCmApi)を参照してください。
      重要: ユーザーのログオン時にユーザーのパスワードが暗号化されないテキスト形式で送信されるため、ClearQuest Web サーバーの通信は、SSL を使用するように構成することが強く推奨されます。
      • ClearQuest バージョン 7.1.2 と 7.1.2.1 の場合:
        重要: ClearQuest バージョン 7.1.2 と 7.1.2.1 の場合、SSL はポート 12443 でのみサポートされます。ポート 12443 を使用する場合、詳細吹き出しは機能しません。
        • SSL を構成する場合:

          https://hostname:12443/context/oslc/repo/dbset/discovery

        • SSL を構成しない場合:

          http://hostname/context/oslc/repo/dbset/discovery

      • ClearQuest バージョン 7.1.2.2 の場合:
        • SSL を構成する場合:

          https://hostname/context/oslc/repo/dbset/discovery

        • SSL を構成しない場合:

          http://hostname/context/oslc/repo/dbset/discovery

      ここで、各変数は以下を表します。
      hostname
      フレンド サーバーのホスト名。
      重要: 必ず完全修飾ドメイン名を含むパブリック URL を使用して、ホスト名を指定してください。IP アドレスは指定しないでください。
      context
      アプリケーション コンテキスト。例えば、ClearQuest Web サーバーの場合、cqweb
      dbset
      リポジトリ (データベース セット) の名前。

      URI の discovery ノードは、Jazz サーバーの rootservices URI と同等の ClearQuest Web サーバーです。

      ClearQuest バージョン 7.1.2.2 の場合、SSL 通信を使用するよう構成された ClearQuest Web サーバー ベースの OSLC サービス プロバイダーに対するルート サービス URI の例を、次に示します。

      https://cqweb4.bldg4.china.mycompany.com/cqweb/oslc/repo/mydbset/discovery

    3. . [OAuth の秘密情報] フィールドと [秘密情報の再入力] フィールドに、新しい OAuth コンシューマー キーに関連付ける OAuth 秘密コード フレーズを入力します。
      重要: このステップでは、キーそのものは入力しません。キーに関連付ける短いフレーズを入力します。
    4. オプション: [トラステッド] チェック ボックスを選択します。 トラステッド コンシューマーは、他のトラステッド コンシューマーと許可を共有でき、 データへのアクセスにユーザーの承認を必要としません。
      重要: 外部の製品または Web サイトについては、[トラステッド] チェック ボックスをオフにするのがベスト プラクティスです。
    5. [アクセスの要求] をクリックします。ターゲット サーバーで暫定キーが要求され、ページの [サーバー フレンド リスト] セクションにアクセス情報が追加されます。[暫定キーの許可] セクションに新規項目が追加されます。
    6. 暫定 OAuth コンシューマー キーを許可します。
      この時点では、ターゲット サーバーでアクセス要求は許可されていません。次のいずれかのメソッドを使用して要求を承認してください。
      1. [暫定キーの許可] セクションに [暫定キーにアクセス権を付与できます] リンクが表示され、ターゲット サーバーに対する管理者権限 (Jazz ベース サーバーの場合、JazzAdmins グループのメンバー) を持っている場合は、このリンクをクリックします。
        • ターゲット サーバーが Jazz ベース サーバーである場合、暫定キーの承認に関する説明については、Rational Team Concert のヘルプを参照してください。
        • ターゲット サーバーが別の ClearQuest Web サーバーである場合は、「OAuth コンシューマー キーの承認」を参照してください。
        注: OAuth プロバイダーが許可 URI を提供しない場合、[暫定キーにアクセス権を付与できます] リンクは表示されません。Rational ClearQuest と Rational Team Concert では、このリンクが提供される場合があります。Rational Quality Manager では提供されません。[暫定キーの許可] セクションに [暫定キーにアクセス権を付与できます] リンクが表示されない場合、またはユーザーがターゲット サーバーに対する管理者権限を持たない場合、次のオプション ii を選択する必要があります。
      2. 暫定キーの値を記録します。ターゲット サーバーに対する管理者権限を持っていれば、ターゲット サーバーにログオンし、自分で要求を承認することができます。そうでない場合は、ターゲット サーバーの管理者に要求を承認してもらってください。このとき、ターゲット サーバーの管理者に暫定キーの値を提供する必要がある場合があります。

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