メタ タグの組み込みフィールド拡張機能を使用した作業

現行および以前のフィールド値のタグを式タグ自体の中に組み込むことができます。必ず、フィールド値には単一引用符も二重引用符も含めないでください。フィールド値に奇数の単一引用符または二重引用符が含まれていると、その値により式エラーが生じることがあり、EmailPlusTemplate テンプレートが正しく検証されません。これは、EmailPlus パッケージの既知の制限です。

適切な方法は、EmailPlus 関数を使用してフィールド値を評価することです。フィールド値を比較する場合は、quotemeta() Perl 関数を使用してすべての非英数字をエスケープして、式が正しく評価されるようにしてください。例えば、フィールド値に単一引用符も二重引用符も含まれない場合、次の式は正しく評価されます。

#@expression::if (#?Description?# ne #%Description%#) { “Description field has changed\n”.#%Description%#; }@#
ただし、フィールド値に単一引用符または二重引用符が含まれているかどうか不明な場合、次の例の式を使用します。
#@expression::if (quotemeta(Gfv(“Description”)) ne quotemeta(Gfov(“Description”))) { “Description field has changed\n”.Gfov(“Description”); }@#

別の例として、障害レコードにある登録日を表示する際に、デフォルトの日付フォーマットは使用しないものと想定します。代わりに、別のフォームで日付を表示します。メタ タグを使用した単純な式の例を次に示します。

#@expression::use Date::Format;use Date::Parse; ctime( str2time( #?SubmitDate?# ));@#

これを展開すると、次の例になります。これは構文的に有効な式です。日付オブジェクトを返します。

#@expression::use Date::Format;use Date::Parse; ctime( str2time( “2010-07-12 10:45:18” ));@#

上記の式が評価されると、次の情報が返され、これが出力メッセージに代入されます。

Mon Jul 12 10:45:18 2010

次の表では、旧フィールドまたは現在のフィールドの値がメタ タグ内で展開されるときに返されるデータ タイプの種類をリストします。

表 1. メタ タグに返される EmailPlus データ タイプ
フィールド タイプ 返される式
INT 整数 (例: 54)
DATE_TIME “YYYY-MM-DD hh:mm:ss”の形式の 24 時間の日付文字列 (例:“ 2012-10-20 15:23:04”)
SHORT_STRING、MULTILINE_STRING、ID、STATE、RECORDTYPE、DBID、REFERENCE および指定されていないその他のタイプ 二重引用符に入った文字列値 (例: "some text")。オリジナルのフィールド値に組み込まれた二重引用符内の文字列は適切に処理されて、構文的に正しい文字列値が生成されます。
REFERENCE_LIST 二重引用符で囲まれた値の配列への参照 (例: ["value 1", "value 2" ])

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