データ プル レポート モデルとデータ プッシュ レポート モデルについて

Rational® ClearQuest® では、 データ プル レポートは BIRT および SAP Crystal Reports でサポートし、データ プッシュ レポートは SAP Crystal Reports でサポートします。

データ プル レポート モデルのサポートは、ClearQuest バージョン 7.1 で導入されました。 データ プル モデルでは、Business Intelligence and Reporting Tools (BIRT) や SAP Crystal Reports のようなレポート システムで、 データ ソースを構成し、レポートの実行時にこれらのソースからデータをプルすることができます。 この方法を適用することで、複数のデータ ソースやデータ セットからレポートを作成したり、エンタープライズ レポート サーバーでレポートの保管や管理を行ったりすることが可能になり、柔軟性が大幅に向上します。

7.1 より前のバージョンの ClearQuest では、レポートの実行にデータプッシュ モデルを使用しています。Crystal Reports のデータ プッシュ モデルの場合、 クエリーとレポート書式 (両方とも ClearQuest ユーザー データベースに保管されています) を指定して、レポートを定義します。レポートを実行すると、ClearQuest クライアントがクエリーを実行し、レンダリングのため Crystal Reports ランタイム エンジンに結果をプッシュします。データプッシュ モデルでは、複数のデータ ソースと複数の結果セットのレポートはできません。
注: ClearQuest バージョン 8.0 は、Crystal Reports のデータ プッシュ モデルをサポートします。ただし、このモデルには SAP でサポートされなくなった Crystal Reports Report Design Component ランタイムが必要なため、このモデルは推奨されません。インストール先のシステムでサポートされるランタイムのコピーを入手できる場合には、 この方法をまだ使用することができます。 Crystal Reports データ プッシュ レポートをデータ プル モデルに移行することが推奨されます。 既存のデータ プッシュ レポートの実行については、 シナリオ 1: 既存の ClearQuest デプロイメントで Crystal Reports データ プッシュ レポートを使用していて、現時点ではデータ プル レポートに移行する計画はない を参照してください。

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