フォーム コントロール

コントロールを使用して、ClearQuest® フォーム上にフィールドを表示します。

Designer には、 テキスト ボックス、リスト ボックス、チェック ボックス、オプション ボタンなどのコントロールがあります。例えば、 文字列を含むフィールドをテキスト ボックス コントロールに関連付けることができます。 一部のコントロールは、特定のフィールド タイプのみで使用できます。例えば、一覧コントロールや親/子コントロールは、 参照リスト フィールドでしか使用できません。

一部のコントロールでは、特別なタスクを実行できます。プッシュ ボタンやリスト ボックスなどの コントロールは、レコード スクリプトに関連付けることができます。 例えば、ALM スキーマで、 ALMTask レコード タイプのフォームには、CreateActivity ボタンが含まれています。 このボタンは、レコード スクリプトを呼び出して、プロジェクトの WorkConfiguration レコードに定義されている アクティビティを作成します。

Designer には、登録済みの ActiveX コントロールをフォームに組み込むための ActiveX コントロールも 用意されています。例えば、ActiveX コントロールを使用して、外部のデータベースと対話できます。 このコントロールを使用するには、ActiveX の機能と、コントロールを登録する方法を熟知している必要があります。 ActiveX コントロールを使用できるのは、Rational® ClearQuest for Windows クライアントのみなので 注意してください。

次のフォーム コントロールがサポートされます。

フォーム コントロール
説明
ActiveX
登録されている ActiveX コントロールをフォームに組み込みます。 初期化レコード スクリプトとアクション レコード スクリプトを記述する必要があります。
添付ファイル
添付ファイルのリストを表示し、ユーザーが添付ファイルを追加、削除、表示するための一連のコントロールを提供します。
チェック ボックス
ブール値または 2 つの値しか持たないフィールドに使用できる、2 値のコントロールです。 2 つの値を指定するには、フォーム上のコントロールを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
コンボ ボックス
編集可能なテキスト フィールドをリスト ボックスと組み合わせます。
ドロップダウン リスト ボックス
特定のフィールドで使用可能な値のリストを表示します。
ドロップダウン コンボ ボックス
編集可能なテキスト フィールドをドロップダウン リスト ボックスと組み合わせます。
重複元
このレコードの重複元レコードの ID を表示します。
重複先
このレコードの重複レコードがある場合、その ID を表示します。
グループ ボックス
複数のコントロールを視覚的にグループ化します。
履歴
レコードに対して実行されたアクションの履歴情報を表示します。
リスト ボックス
特定のフィールドで使用可能な値のリストを表示します。 リスト ボックスには、選択リストから 1 つ以上の項目を選択するための追加コントロールが含まれます。
一覧
REFERENCE_LIST タイプのフィールドに関連付けられたレコードを表示します。 関連付けられている参照リストを複数列形式で表示します。
オプション ボタン
オプション ボタン コントロールはグループ内で同時に指定できない一連の選択肢を示すために使用します。 グループ内で 1 つのオプションしか選択できないように制限します。
親/子
フォームを、関連付けられたレコードにリンクするように設定できます。 REFERENCE_LIST フィールド タイプに使用します。 親/子コントロールは、1 つの一覧コントロールと 3 つのプッシュ ボタンで構成されます。 一覧コントロールとプッシュ ボタンは、一意の一覧 ID で関連付けられます。 一覧 ID を変更する場合は、プッシュ ボタンも更新する必要があります。
フォーム上に静的イメージを組み込みます。
プッシュ ボタン
レコードに関連する特定のタスクを開始します。 プッシュ ボタンは、レコード フックまたは一覧に関連付けることができます。
静的テキスト
編集不可能なテキスト文字列を表示します。
テキスト ボックス
フィールドの値を編集可能なテキスト文字列として表示します。

各コントロール タイプのプロパティの詳細については、「フォーム コントロール」を参照してください。

フォームへのコントロールの追加

フォームにフィールドを追加する前に、レコード フィールド グリッドにフィールドを追加する必要があります。詳細については、「新規フィールドをレコード フィールド グリッドに追加するには」を参照してください。

コントロール パレットや [フィールド リスト] を使用して、コントロールをフォームに追加できます。

1 つのフォームに 1 つのフィールドを何度でも追加できますが、フィールドのすべてのインスタンスは同じ値である必要があります。

[フィールド リスト] によるコントロールの追加

[フィールド リスト] を使用してコントロールをフォームに追加する方法の利点は、 リストからフィールドを選択してフォームにドラッグするだけで、 そのフィールド タイプに適したコントロールがフィールドに追加されることです。コントロールのプロパティを編集して、コントロールにフィールドを関連付ける手間が省けます。

次の表に、Designer が各フィールド タイプに対して作成する デフォルトのコントロールを一覧表示します。

フィールド タイプ
デフォルトのコントロール
添付リスト
添付ファイル
定数リスト 選択リスト
ドロップダウン リスト ボックス
日付と時刻
テキスト ボックス
整数
テキスト ボックス
複数行文字列
テキスト ボックス
参照リスト
親/子
参照リスト 定数
一覧
参照 選択リスト=デフォルト
ドロップダウン リスト ボックス
短い文字列 定数リスト
ドロップダウン リスト ボックス
短い文字列
テキスト ボックス

コントロールのプロパティの編集

コントロール パレットを使用して フォームに新しいコントロールを追加する場合は、コントロールのプロパティを編集して、 コントロールと既存のフィールドを関連付ける必要があります。

フォームにコントロールを追加すると、コントロールのプロパティの編集が可能になります。コントロールに関連付けるフィールドを選択したり、コントロールの表示属性を指定できます。 コントロールによっては、レコード フックを割り当てることで、 ユーザーがそのコントロールを使用して特定のタスクを実行できます。

Rational ClearQuest Web で依存フィールドを有効にする場合は、 依存フィールドを指定する必要があります。 依存フィールドは、コントロールのプロパティ ページの [Web 依存先フィールド] セクションを使用して指定します。

各コントロール タイプのプロパティの詳細については、 「フォーム コントロール」を参照してください。

フォーム上のコントロールの削除

コントロールが不要になった場合は、フォームから削除することができます。

コントロールを削除すると、 コントロールとそのラベルがフォームから削除されますが、関連付けられているフィールドはスキーマから削除されません。 フィールドをスキーマから削除するには、フィールドをフィールド グリッドから削除する必要があります。 詳細については、「フィールドの削除」を参照してください。

コントロールのサイズと位置の変更

コントロールのサイズと位置を変更するには、フォーム上でコントロールを選択して新しい場所にドラッグするか、コントロールのプロパティ ページでコントロールの正確な位置座標を指定します。キーボードの矢印キーを使用してコントロールを移動するには、コントロールを選択して、「移動」アイコン ( [images/move_icon.gif] ) が表示されるまで、ピリオド (.) キーを押します。

矢印キーを使用して、フォーム上のコントロールの位置を指定できるようになります。

[フォーム レイアウト] メニューには、フォーム ツールバーにあるツールに加えて、その他のツールも表示されます。 次の表に、各ツールとその機能を示します。

配置ツールとサイズを揃えるツールでは、最後に選択したコントロールを基準として、 ほかのコントロールが修正されます。

レイアウト ツール
説明
コントロールの配置 - 左端
各コントロールの左端を、最後に選択したコントロールの左端に揃えます。
コントロールの配置 - 右端
各コントロールの右端を、最後に選択したコントロールの右端に揃えます。
コントロールの配置 - 上端
各コントロールの上端を、最後に選択したコントロールの上端に揃えます。
コントロールの配置 - 下端
各コントロールの下端を、最後に選択したコントロールの下端に揃えます。
コントロールの配置 - 上下中央揃え
各コントロールの縦中央を、最後に選択したコントロールの縦中央に揃えます。
コントロールの配置 - 左右中央揃え
各コントロールの横中央を、最後に選択したコントロールの横中央に揃えます。
均等割り付け - 左右均等
選択したコントロールが等間隔になるように横に配置します。 左右両端のコントロールは移動しません。
均等割り付け - 上下均等
選択したコントロールが等間隔になるように縦に配置します。 上下両端のコントロールは移動しません。
ダイアログ内での整列 - 縦方向
各コントロールの縦中央を、タブの縦中央に揃えます。
ダイアログ内での整列 - 横方向
各コントロールの横中央を、タブの横中央に揃えます。
同じサイズに設定 - 幅
各コントロールの幅を、最初に選択したコントロールの幅に揃えます。
同じサイズに設定 - 高さ
各コントロールの高さを、最初に選択したコントロールの高さに揃えます。
同じサイズに設定 - 両方
各コントロールの幅と高さを、最初に選択したコントロールの幅と高さに揃えます。
サイズを内容に合わせる
選択した各コントロールのサイズを、内容全体を表示できるように調整します。 これは、文字列の読みやすさを保ったまま静的テキスト コントロールのサイズを最小化する場合に便利です。

コントロールのタブ順序の変更

コントロールのタブ順序によって、[Tab] を押したときに選択されるコントロールが決定します。 [Tab] を押すと、タブ順序で次に指定されているコントロールが選択されます。

デフォルトでは、コントロールのタブ順序はフォームに追加された順序になっています。 ユーザーがコントロールを使用する順序を想定し、 その順序を反映するようにタブの順序を変更することができます。


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