HTTP サーバー上にリポジトリを作成する

HTTP サーバー上の製品リポジトリは、製品をご使用のローカル コンピュータや追加コンピュータにインストールする場合に使用されます。

始める前に

IBM® Packaging Utility によって作成されたリポジトリを使用するには、Installation Manager をローカル コンピュータにインストールします。

手順

  1. IBM パスポート アドバンテージから、Rational® 製品をダウンロードします。
  2. IBM パスポート アドバンテージから IBM Rational Enterprise Deployment V8.0 プラットフォーム インストール ファイルをダウンロードします。Rational Enterprise Deployment のファイルは、Rational 製品と同じ eAssembly に属します。

    Rational Enterprise Deployment V8.x.xプラットフォーム ファイルには、Packaging Utility および Installation Manager が含まれています。Rational 製品にも Installation Manager の特定のバージョンが同梱されています。Rational Enterprise Deployment ファイルの Installation Manager と Rational 製品の Installation Manager とでは、バージョンが異なっている場合があります。

  3. Rational 製品、Installation Manager、Packaging Utility それぞれのインストール ファイルをローカル コンピュータに解凍します。 解凍されたインストール ファイルには製品リポジトリが含まれています。 ローカル コンピュータ上の、解凍されたインストール ファイルが入っているディレクトリの例を以下に示します。
    Windows システム
    C:¥installation_files¥Rational_product
    C:¥installation_files¥EnterpriseCD-platform¥InstallationManager
    C:¥installation_files¥EnterpriseCD-platform¥PackagingUtility
    Linux または UNIX システム
    /installation_files/Rational_product
    /installation_files/EnterpriseCD-platform/InstallationManager
    /installation_files/EnterpriseCD-platform/PackagingUtility
  4. InstallationManager ディレクトリでファイル agent.installer.platform-version.zip を見つけ、このファイルを InstallationManager ディレクトリに解凍します。

    config.ini ファイルを調べれば、Installation Manager ファイルのバージョンが分かります。 これについては、Installation Manager のバージョンを確認するを参照してください。

  5. PackagingUtility ディレクトリでファイル pu.disk_platform-version.zip を見つけ、このファイルを PackagingUtility ディレクトリに解凍します。
  6. 以下のコマンドを使用して、IBM Packaging Utility をインストールします。Packaging Utility をインストールすると、Installation Manager も自動的にインストールされます。
    Windows システム
    <installation_files>¥InstallationManager¥install.exe
    <installation_files>¥PackagingUtility¥disk_platform¥InstallerImage_platform¥install.exe
    注: Windows では、GUI を使用するインストールには install.exe を使用します。サイレント インストールには installc.exe を使用します。
    Linux または UNIX システム
    /installation_files/InstallationManager/install.exe 
    /installation_files/PackagingUtility/disk_platform/InstallerImage_platform/install
  7. Packaging Utility でリポジトリを作成します。
    1. Packaging Utility がインストールされているコンピュータが HTTP サーバーにアクセスできることを確認します。アクセスには、FTP アクセスや、書き込み可能な共有ドライブの HTTP サーバー上の文書ディレクトリへのマッピングなどがあります。
    2. Packaging Utility を開始します。
    3. [パッケージのコピー] > [次へ] をクリックします。
    4. [リポジトリを開く] をクリックします。
    5. [参照] をクリックし、Rational 製品のインストール ファイルが入っているディレクトリにナビゲートします。 例を次に示します。
      Windows システム:
      C:¥<installation_files>¥<Rational_product>¥disk1¥diskTag.inf
      Linux または UNIX システム
       /installation_files/Rational_product/disk1/diskTag.inf
      注: リポジトリに diskTag.inf ディレクトリと repository.config ディレクトリの両方がある場合、diskTag.inf ディレクトリを選択してください。 repository.config ディレクトリを選択すると、コピー プロセスは失敗します。
      注: [パッケージのコピー] を選択すると、次のメッセージが表示されます。
      IBM Web サイトからハード ディスクに zip をダウンロードします。各 zip を共通のルート ディレクトリに解凍します。
      [リポジトリを開く] を選択すると、次のメッセージが表示されます。
      repository.config ファイル、repository.config ファイルが入っているディレクトリ、.zip ファイル、または JAR ファイルを開くことができます。エンタープライズ CD イメージの場合は、その CD のルートにある diskTag.inf ファイルを開きます。

      diskTag.inf を含む圧縮ファイル、または 2.2 GB を超える圧縮ファイルを解凍する必要があります。 Rational ClearCase® 7.1 のインストール ファイルと Rational ClearQuest® 7.1 のインストール ファイルの両方に diskTag.inf ファイルが含まれています。

      repository.config と diskTag.inf には次のような違いがあるので、注意してください。 repository.config は、Packaging Utility を使用して作成できるか、またはインストール ファイルから取得できるファイルです。 このファイルは、通常、<installation_files>¥<Rational_Product> ディレクトリにあります。

      diskTag.inf は、ファイルがディスク イメージからのものであることを Installation Manager に知らせます。 diskTag.inf は複数のディスクにまたがることができます。 diskTag.inf は Packaging Utility で作成できませんが、Packaging Utility で diskTag.inf を選択できます。diskTag.inf を HTTP サーバーから使用することはできません。 フィックスパックには diskTag.inf は含まれていません。

      このシナリオではランチパッドを使用しないので、注意してください。 ランチパッドは ディスク イメージでのみ出荷され、diskTag.inf のみを使用します。ランチパッドは repository.config を使用しません。

    6. リポジトリ名のデフォルト値は、選択したリポジトリのロケーションです。 別のリポジトリ名を入力するには、[ロケーションをターゲット リポジトリの名前として使用する] オプションをクリアします。 以下に例を示します。

      Windows システム:

      C:¥<installation_files>¥<Rational_product>¥disk1¥diskTag.inf

      Linux または UNIX システム:

      /installation_files/Rational_product/disk1/diskTag.inf
  8. [OK] をクリックします。
  9. [ソース] ウィンドウで、Rational 製品リポジトリが選択されていることを確認します。リポジトリ名を展開して、そのリポジトリに入っているファイルを表示します。
  10. [次へ] > [使用許諾契約に同意する] の順にクリックします。
  11. [参照] をクリックし、リポジトリを含む HTTP サーバーにあるディレクトリを選択します。 既存のディレクトリを選択する必要があります。 例えば、Windows の場合は、 ¥¥HTTPServer¥Rational_product、Linux または UNIX システムの場合は、/HTTPServer/Rational_product などです。
  12. [次へ] をクリックします。
  13. [コピー] をクリックして、選択したリポジトリを HTTP サーバー上のリポジトリにコピーします。

    例えば、Windows システムでは、Rational 製品リポジトリ (C:¥installation_files¥Rational_product¥disk1¥diskTag.inf) にあるファイルが HTTP サーバー上のリポジトリ (¥¥HTTPServer¥Rational_product) にコピーされます。

    Linux または UNIX システムでは、Rational 製品リポジトリ (installation_files/Rational_product/disk1/diskTag.inf) にあるファイルが HTTP サーバー上のリポジトリ (/HTTPServer/Rational_product) にコピーされます。

  14. Packaging Utility を閉じます。
  15. Installation Manager のファイルを HTTP サーバーにコピーします。 Packaging Utility によって作成されたリポジトリに Installation Manager ファイルを追加することはできません。 例を次に示します。
    Windows システム:
    ¥¥HTTPServer¥InstallationManager
    Linux または UNIX システム:
    /HTTPServer/InstallationManager
    注: Installation Manager のフィックスパック (com.ibm.cic.agent.offering.zip) を、Packaging Utility によって作成されたリポジトリに追加することができます。

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