ResultSet オブジェクトを使用すると、クエリーを実行して、クエリー結果を参照できます。
QueryDef オブジェクトを使用してクエリーを作成する場合は、対応する ResultSet オブジェクトを作成して、クエリーを実行し、結果を取得する必要があります。各 ResultSet オブジェクトは、実行するクエリー用にカスタマイズされます。ResultSet オブジェクトには、データをクエリーから行および列に編成するデータ構造が含まれています。ここで、行はそれぞれ 1 つのデータ レコードを表し、列はそれぞれそのデータ レコードの 1 つのフィールドを表します。クエリーを実行すると、行間、または列間をナビゲート (移動) して、目的のデータを取得できます。
注:
- 列は 1 から N に番号付けされています。0 から N-1 ではありません。
- 結果セットが生成されると、パラメータ化クエリーの場合、パラメータ値を入力する必要がある場合があります。
- 結果セットが生成されてパラメータ (ある場合) が設定されると、これを実行してクエリーの出力を確認できます。クエリーを再実行したい場合は、結果セットを複数回実行することができます。(おそらくは、パラメータ値をクリアして、リセットしてしまっています。) クエリーの SQL を取得することも正しい方法です。
- 理論的には、クエリーで多くの出力を生成できるので、データベースからプログラムのメモリに単にコピーすることは不可能であるかまたは非常に非効率です。したがって、MoveNext メソッドで、「カーソル」を使用して出力をナビゲートする必要があります。
- 結果セットを実行した直後は、カーソルは最初のアイテムの「直前」に位置付けられているので、MoveNext を呼び出してからでないと、最初の値を抽出できません。
- 位置付けられた後で値を取得するには、GetColumnValue メソッドを使用します。
ResultSet オブジェクトの使用方法の例については、動的フィルタを持つクエリーの実行を参照してください。