レポートのデプロイメント計画のユース ケース

このトピックでは、ご使用の環境に最も適したレポート構成を決定する際に役立つ、いくつかのユース ケースを示します。

ユース ケース 1: 既存の ClearQuest デプロイメントでは Crystal Reports を使用していて、新しいデータプル レポートの設計に引き続き Crystal Reports を使用したいと考えている

このシナリオでは、Business Objects Crystal Reports を使用してデータプッシュ レポートを設計および実行する、7.1 より前のバージョンの ClearQuest がデプロイされていて、引き続き Crystal Reports を活用して新しいデータプル レポートを設計しようとしています。

推奨事項:
  • Crystal Reports バージョン 11 リリース 2 の 1 つ以上のライセンスを購入してください。
  • 表 1 の説明に従って、既存のデータプッシュ レポートを実行するように ClearQuest クライアントを構成します。
レポート管理のオプション:
  • データプッシュ レポート書式を管理するには、ClearQuest for Windows クライアントと Crystal Reports Designer を併用します。
  • データプル レポートを管理および共有するには、同じホスト コンピュータに以下のソフトウェア コンポーネントをインストールして構成する必要があります。両方とも、IBM Installation Manager を使用して ClearQuest をインストールするときのオプションのサブコンポーネントです。
    • ClearQuest 用のレポート サーバー
    • Crystal Reports 用のレポート サーバー

表 1. Crystal Reports の従来型のデータプッシュ レポートをサポートするソフトウェア構成
ClearQuest クライアント クライアントおよびサーバー ソフトウェア構成
ClearQuest Client および ClearQuest Client for Eclipse 従来型のデータプッシュ レポートを実行するための 2 つのオプション:
  • データプッシュ レポートをクライアントで実行するには
    • Crystal Reports Report Design Component (RDC) をダウンロードしてインストールします。 RDC は、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から無料ダウンロードとして入手可能です。
  • データプッシュ レポートを ClearQuest 変更管理サーバーで実行するには
    • Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーをインストールします。これは、ClearQuest をインストールする際のサブコンポーネントです。
    • Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) と共に Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを構成します。この JRC は、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から無料ダウンロードとして入手可能です。
    • ClearQuest Client および ClearQuest Client for Eclipse ユーザーは、[設定] ダイアログ ボックスの [レポート] ページ ([ウィンドウ] > [設定] > [ClearQuest] > [レポート]) を構成する必要があります。
      • [リモート レポートを使用可能にする] チェック ボックスを選択します。
      • [リモート レポート ホスト] フィールドで、レポート ホストを指定します。デフォルトでは、この設定は Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーの URL に設定されています。URL の構造は次のとおりです。
        http://server-name:12080/cqwebreport/CRInvoker

ClearQuest Web クライアント
重要: 現行リリースでは、 Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーがサポートされるのは、 従来型のデータプッシュ レポートを実行する Rational ClearQuest Web でサポートされるプラットフォームのサブセット上のみです。 技術情報 http://www-1.ibm.com/support/docview.wss?rs=0&uid=swg21216371 を参照してください。
  • 以下のタスクを実行することによって、ClearQuest 変更管理サーバーでのデータプッシュ レポートを実行することができます。
    • Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーをインストールします。これは、ClearQuest をインストールする際のサブコンポーネントです。
    • Crystal Reports Java Reporting Component (JRC) と共に Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーを構成します。この JRC は、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から無料ダウンロードとして入手可能です。
    • ClearQuest Web に管理者としてログオンし、[サイトの構成] ダイアログ ボックスの [レポート オプション] タブ (サイトの管理 (Site Administration)] > [構成] > > [レポート オプション]) で Crystal Reports 用の ClearQuest レポート サーバーの URL を指定します。
ClearQuest for Windows クライアント
  • クライアント上で、次のようにします。
    • Crystal Reports Report Design Component (RDC) をインストールします。これは、ライセンス交付を受けた IBM Rational ClearQuest ユーザーが、Business Objects の Web サイト (http://www.businessobjects.com/ibmrational) から無料ダウンロードとして入手可能です。
    • データプッシュ モデルの新しい Crystal Reports レポート書式を保守および作成するには、Business Objects から Crystal Reports バージョン 11 リリース 2 のライセンスを購入する必要があります。

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ユース ケース 2: 新しい ClearQuest デプロイメントがある、または既存のデプロイメントに保存されたデータプッシュ レポートがなく、新しいデータプル レポートを設計したいと考えている場合のいずれか

このシナリオは、新しい ClearQuest デプロイメントがある場合、または保存されたデータプッシュ レコードがない 7.1 より前のバージョンの ClearQuest がデプロイされていて、新しいデータプル レポートを設計したいと考えている場合です。

推奨事項:
  • ClearQuest Reporting Driver で BIRT を使用して、新しいレポートを設計してください。
レポート管理のオプション:
  • サーバーに、ClearQuest 用のレポート サーバーをインストールします。これは、IBM Installation Manager を使用して ClearQuest をインストールするときのオプションのサブコンポーネントです。

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ユース ケース 3: 既存の ClearQuest デプロイメントで Crystal Reports を使用していて、新しいデータプル レポートの設計に BIRT を使用したいと考えている

このシナリオでは、Crystal Reports を使用して従来型のデータプッシュ レポートを設計および実行する、7.1 より前のバージョンの ClearQuest がデプロイされていて、BIRT Report Designer およびランタイム エンジンを使用して新しいデータプル レポートを設計しようとしています。

推奨事項:

  • Crystal Reports バージョン 11 リリース 2 の 1 つ以上のライセンスを購入してください。
  • 従来型のデータプッシュ レポートを実行するには、表 1 で説明するクライアントおよびサーバー ソフトウェア構成を使用します。
  • 新規レポートを設計するには、ClearQuest Reporting Driver で BIRT を使用します。
  • (オプション) 既存の Crystal Reports データプッシュ レポートを BIRT に移行します。

レポート管理のオプション:

  • データプッシュ レポート書式を管理するには、ClearQuest for Windows クライアントと Crystal Reports Designer を併用します。
  • ClearQuest 変更管理サーバーに、ClearQuest 用のレポート サーバーをインストールします。これは、IBM Installation Manager を使用して ClearQuest をインストールするときのオプションのサブコンポーネントです。

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