Oracle のデータベースのプロパティと接続情報

Oracle データベースを使用し、2003.06.13 (Windows の場合) または clearquest_p2003.06.00-6 (Linux および UNIX システムの場合) より前のバージョンからバージョン 7.1.x にアップグレードする場合は、スキーマ リポジトリとユーザー データベースのデータベースのプロパティのページを更新する必要があります。

Oracle データベースを使用し、バージョン 2003.06.13 以降にアップグレード済みの場合は、 既にデータベースのプロパティを変更しており、バージョン 7.1.x にアップグレードするときに、変更を行う必要はありません。

すべての Rational® ClearQuest® クライアントを、バージョン 7.1.x で作成されたデータベースを使用できるように、バージョン 2003.06.13 以降にアップグレードする必要があります。

バージョン 2003.06.13 より前のリリースでは、メンテナンス ツールにより次のフィールドが Oracle のデータベースのプロパティのページにリストされました。
バージョン 2003.06.13 以降は、次のフィールドがリストされます。

バージョン 2003.06.13 での重要な変更の 1 つは、[サーバー] フィールドと [SID] フィールドによって [SQL*Net エイリアス] フィールドが置き換えられたことです。

バージョン 2003.06.13 よりも前のバージョンでは、[SQL*Net エイリアス] フィールドには、Oracle サーバーのホスト名、SID、接続プロトコル、Oracle リスナーのポート番号が含まれていました。

バージョン 2003.06.13 から、この情報は別のフィールドに格納されます。

もう 1 つの重要な変更点は、[接続オプション] フィールドに有効なパラメータに関するものです。

2003.06.13 より前のバージョンでは、[接続オプション] フィールドには、常に次のテキスト ストリングが含まれていました。

HOST=;SID=;CLIENT_VER=;SERVER_VER=;LOB_TYPE=;

バージョン 2003.06.13 以降では、[接続オプション] フィールドに有効なパラメータは、次のとおりです。

HOST=;SID=;CLIENT_VER=;SERVER_VER=;LOB_TYPE=;PORT=;

バージョン 2003.06.13 以降では、PORT オプションが使用可能です。また、[接続オプション] フィールド内の LOB_TYPE 以外のすべてのパラメータはオプションです。これ以外のパラメータは、HOST など、他の接続オプションを上書きする場合にのみ使用します。

[接続オプション] フィールドのオプションの名前は、大文字小文字が区別されませんが、値には大文字小文字の区別があります。オプションとオプションの間は、スペースを入れずにセミコロンで区切る必要があります。

CLIENT_VER= の有効な値は 9.2 です。

バージョン 7.0 以降では、Oracle 8.1 と 8.2 をサポートしなくなりました。したがって、SERVER_VER= の有効な値は、9.2 と 10.1 です。

データベースのポート番号が Oracle のデフォルト (1521) ではない場合、[接続オプション] フィールドに PORT= の値を入力する必要があります。そのポート番号は PORT=number の形式で入力する必要があります。

バージョン 2003.06.13 から、LOB_TYPE のデフォルト値は CLOB です。バージョン 7.0 以降では、LONG データ タイプをサポートしないため、LONG データ タイプのすべてのデータは CLOB に変換する必要があります。詳しくは、Oracle LONG データの CLOB データへの変換を参照してください。


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