ClearQuest® データベースのすべてのデータは同じコード ページのもので
なければなりません。統合を成功させるために、
統合される製品から送られるデータが、ClearQuest コード ページと互換性があることを確認してください。
コード ページによって、スキーマ リポジトリに関連付けられた
すべての
ClearQuest データベースに入力できる文字が決まります。
ClearQuest コード ページの
実装の詳細は次のとおりです。
- ClearQuest では、ClearQuest データ コード ページでサポートされる文字のみを保管します。
すなわち、65001 (UTF-8) 以外のすべてのコード ページについては、ClearQuest は、データ 統合によって送信された情報のうち、コード ページで表記できない情報に対してエラーを発行します。コード ページ 65001 については、すべての Unicode 文字が表記できるため、データが ClearQuest に渡される時に文字変換エラーが発生することはありません。
- ClearQuest は、使用されている API システムおよびプログラムの Unicode 認識構成に応じて、オペレーティング システムのローカル コード ページ、または Unicode 文字のいずれかで統合に文字を返します。Unicode 認識に関する情報については、API リファレンス ヘルプの「フックおよびスクリプトに対する戻りストリングの設定」のトピックを参照してください。モード RETURN_STRING_LOCAL では、ClearQuest は、戻りストリングの文字がローカル コード ページにない場合、統合に対してエラーを発行します。
- ClearQuest データ コード ページ値が ASCII に設定されている場合、
データ入力を ASCII 文字に限定していない他の製品と統合できないことがあります。
この制限のない製品と統合する場合、コード ページが ASCII の ClearQuest データベース セットは、
統合される製品から送られるすべての非 ASCII 文字を拒否します。
例
ここでは、コード ページの不一致により ClearQuest と Rational® Administrator 間の統合が適切に機能しなくなる例を示します。
ClearQuest が 1252 オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされ、データベース セットの ClearQuest データ コード ページ値も 1252 に設定されています。
Rational Administrator クライアントが 936 (日本語) オペレーティング システム コード ページを使用するコンピュータにインストールされています。
ユーザーが Rational Administrator プロジェクトを作成します。ただし、そのユーザーは 936 コード ページを使用するコンピュータで作業しているため、プロジェクト名に日本語文字が含まれています。そこで、ユーザーは新規の Rational Administrator プロジェクトを ClearQuest データベースに関連付けようとします。しかし、この試みは失敗します。原因は、Rational Administrator プロジェクトの名前に含まれている日本語文字が、ClearQuest データベース セットのデータ コード ページ値である 1252 コード ページと異なるためです。
統合時のレコード タイプの有効化
パッケージには、スキーマの既存のレコード タイプを有効にするものがあります。 これらのパッケージをインストールする場合、パッケージが有効化するレコード タイプを選択できます。パッケージを追加した後で新規のレコード タイプを追加する場合、パッケージ機能で新規のレコード タイプを有効にできます。
パッケージとパッケージが変更するレコード タイプのリストについては、「ClearQuest 統合パッケージ」を参照してください。
新規のレコード タイプに対してパッケージ機能を有効にするには
- Designer を開始します。
- [ClearQuest スキーマ リポジトリ エクスプローラ] ビューでスキーマ バージョンを右クリックし、 をクリックします。
- [レコード タイプ] リストからレコード タイプを 1 つ選択します。
- [使用可能なパッケージ] リストから、レコード タイプに対して有効にするパッケージを選択します。