索引アドバイザー

索引アドバイザーを実行することにより、索引を作成して照会のパフォーマンスを改善する ための推奨情報を取得します。また、このアドバイザーを実行することで、 作成した索引により照会のパフォーマンスが改善される可能性があるかどうかを調べることもできます。
注: 索引アドバイザーからの推奨情報に従う前に、まず、統計アドバイザーを実行して、 高い優先順位と中位の優先順位の推奨情報を解決してください。索引アドバイザーは、 推奨情報を作成する際に、統計が有効なものであることを前提としています。

適切な索引セットを使用すると、表への効率的なアクセスや、照会処理の速度向上を実現できるため、索引は照会パフォーマンスにとって重要です。 索引を使用することで、ローカル・フィルタリングの実行、結合処理の効率化、ソート処理の必要性の排除、索引のみのアクセスの実行、および参照整合性の強化などにより、パフォーマンスを改善することができます。 そのため、索引は照会チューニングの基本的部分となります。 ただし、SQL ステートメントの複雑性が増すと、作成する適切な索引を判断する作業が難しくなります。索引アドバイザーは、作成する索引について詳細な推奨情報を提供します。ユーザーはその情報に基づいて索引を作成することできます。

索引アドバイザーは、作成することにより照会のパフォーマンスが改善される索引を推奨します。また、ユーザーがデータ・サーバーで適切な権限を持っている場合は、索引アドバイザーを使用して、 ワークフロー・アシスタントから索引を直接作成することができます。 それ以外の場合、CREATE INDEX ステートメントをコピーし、索引を作成できる権限を持つ他のユーザーに送信できます。

DB2® for z/OS® データ・ サーバーで実行される SQL ステートメントの場合には、ワークフロー・アシスタントの「呼び出し」セクションの「候補索引のテスト」ページを使用して、 索引を提案し、それらの索引をバーチャルに実行できます。 「レビュー」セクションの「候補索引のテスト結果の確認」ページで、提案した索引により照会のパフォーマンスが向上するかどうかを判別し、 索引をデータ・サーバー環境にデプロイすることができます。


フィードバック