Web サービスの開発とデプロイ

クライアント・アプリケーションにデータベース操作 (SQL SELECT および DML ステートメント、XQuery 式、またはストアード・プロシージャーへの呼び出し) を公開する Web サービスをワークベンチを使用して作成できます。

このタスクについて

Web サービスは、データベース操作への要求として、XML メッセージまたは URL エンコード・パラメーター・ストリングを受け入れます。(この資料の残りの部分では、XML メッセージと URL エンコード・パラメーター・ストリングは両者を区別する必要がある場合を除いては「メッセージ」として言及します。)Web サービスは、XML メッセージで結果および結果セットを返します。SQL 挿入、更新、および削除を実行する操作の場合、新規行、変更行、または削除行のそれぞれの数を Web サービスは返します。

要求が含まれるメッセージを Web サービスが受信すると、以下のアクションを実行します。
  1. メッセージを調べて、要求されているデータベース操作を判別する。
  2. メッセージから入力パラメーターを抽出する。
  3. ステートメントを作成して実行する。
  4. 操作の結果を取得する。
  5. 結果が含まれる出力 XML メッセージを生成する。
  6. 出力メッセージを要求元のクライアント・アプリケーションに送信する。
入出力メッセージで XSL 変換を構成するオプションを利用できます。
操作を要求する XML メッセージおよび操作の結果を返す XML メッセージは、ワークベンチが各操作に対して生成するデフォルトの XML スキーマに応じてタグ付けされます。このデフォルト・スキーマは、以下の機能を実行します。
  • 入出力パラメーターを XML タグにマップする。
  • 列を XML タグにマップする。
  • SQL のデータ・タイプを XML のデータ・タイプにマップする。
  • Web サービス操作を XML タグにマップする。
  • 入出力メッセージの汎用構造を提供する。

Web サービスの開発後、1 回クリックするだけでこれを Web サーバーにデプロイできます。ワークベンチは、Web サービスを Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) Web アーカイブ (WAR) ファイルとしてデプロイします。ワークベンチを使用してデプロイ可能ファイルまたは DataPower® 成果物の生成だけを行い、自分でファイルをデプロイすることもできます。


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