pureQueryXML ファイル内の SQL ステートメントをキャプチャーした後、1 つ以上のステートメントがアプリケーションの要求どおりに機能していないと分かる場合があります。ところが、その事実を発見したのが開発サイクルの後期であったために、アプリケーションの修正や再展開が不可能な場合があります。ただし、十分に機能していない各 SQL ステートメント用の代替ステートメントを追加することで pureQueryXML ファイルを編集することができます。アプリケーションの実行時、pureQuery は、最初にキャプチャーした SQL ステートメントでなく代替 SQL ステートメントを使用します。
例えば、表の統計を収集した後に、SQL ステートメントのパフォーマンスが低下し始めたとします。 この問題が実動システムで発生する場合は、データベース管理者は表の統計への変更を元に戻し、アプリケーション内の SQL への変更を要求する必要があるかもしれません。pureQuery を使用すれば、データベース管理者はこのような方法を行わずに、パフォーマンスに劣るステートメントが記述されている pureQueryXML ファイルに代替 SQL ステートメントを追加できます。
代替 SQL ステートメントをバインドするかどうかを選択できます。バインドはしていないものの、それらを使用する必要がある場合は、アプリケーションの実行時に enableDynamicSQLReplacement プロパティーを TRUE に設定する必要があります。