Bean と pureQuery を併用して、SQL ステートメント内のパラメーターの値を指定したり、照会結果を戻したりできます。
JavaBeans の仕様は、オブジェクト・クラスの定義の規則、オブジェクトのプロパティーの宣言に関する規則、およびそれらのプロパティーを操作する get() および set() メソッドの命名に関する規則を定義します。JavaBeans 規則に準拠するオブジェクト・クラスは、pureQuery の機能を使った作業に理想的です。
ただし、pureQuery は、規則に厳密に従っていないオブジェクトも正しく処理します。例えば、get() または set() メソッドが特定のプロパティーに対して存在していないとしても、pureQuery はプロパティーを直接読み取ったり、設定したりできます。
pureQuery は Bean 内の public get() および set() メソッドと public フィールドに基づいて、Bean 内のプロパティーを識別します。
pureQuery は get および set の後の文字列がプロパティーの名前であると見なしますが、pureQuery はプロパティーの名前の先頭が小文字であると想定します。例えば、メソッドが getAbc() の場合は、プロパティーの名前は abc です。
SQL ステートメントの入力パラメーターを提供するために使用する Bean の場合、唯一の制約事項は、SQL ステートメント内でパラメーター・マーカーにより参照されるプロパティーは、大/小文字を区別しない検索に対して固有でなければならないというものです。