WebSphere Application Server バージョン 7.0 で実行される Web アプリケーション内の SQL ステートメントのパフォーマンス・データの生成、表示、および比較

WebSphere® Application Server バージョン 7.0 の下で実行される Web アプリケーションを開発している場合、 アプリケーションをテスト・システムにエクスポートしてから実行して、SQL ステートメントのパフォーマンスに関するデータ・セットを生成し、その後このデータ・セットを「SQL アウトライン」ビューにインポートすることができます。 「SQL アウトライン」ビューで、そうした 2 つのデータ・セットを比較することもできます。
始める前に
エクスポートするアプリケーションは、pureQuery が使用可能な Java™ プロジェクト内になければなりません。

pureQuery 実行構成を作成して実行することにより、プロジェクトのパフォーマンス・データ・セットを少なくとも 1 つ作成する必要があります。 アプリケーション内の SQL ステートメントのパフォーマンスに関するデータの生成を参照してください。

このタスクについて

WebSphere Application Server バージョン 7.0 の下で実行されている Web アプリケーションのパフォーマンス・データ・セットを生成するには、以下のようにします。

  1. WebSphere Application Server バージョン 7.0 が実行されているシステム上に pqProfiler.jar ファイルを配置します。 pqProfiler.jar は、ファイル・システム上の Java プロジェクト用のフォルダーにあります。 例えば、ワークスペースが C:¥workspace であり、 Java プロジェクトの名前が pureQueryApplication の場合、ファイル・システム上のフォルダーは C:¥workspace¥pureQueryApplication になります。
  2. 以下の項目を java.policy ファイルに追加します。このファイルは、WebSphere Application Server のインストール・ディレクトリーの java/jre/lib/security フォルダーにあります。 項目内の path-to-file を、pqProfiler.jar ファイルへの絶対パスに置き換えます。
    grant codeBase "file://path-to-file/pqProfiler.jar" {
       permission java.util.PropertyPermission "*", "read";
      };
  3. WebSphere Application Server の管理コンソールにログインします。
  4. 「サーバー (Servers)」 > 「サーバー・タイプ (Server Types)」 > 「WebSphere Application Servers」を選択します。
  5. Web アプリケーションを選択します。
  6. 「サーバー・インフラストラクチャー (Server Infrastructure)」セクションで、「Java およびプロセス管理 (Java and Process Management)」 > 「プロセス定義 (Process Definition)」 > 「Java 仮想マシン (Java Virtual Machine)」を選択します。
  7. 「汎用 JVM 引数 (Generic JVM Arguments)」フィールドに以下の項目を入力します。ここで、path-to-output-file はパフォーマンス・データが入るファイルへの絶対パスおよびそのファイルの名前です。 出力ファイルの拡張子は .epd でなければなりません。
    -Xbootclasspath/a:path-to-pdqmgmt.jar -javaagent:path-to-pqProfiler.jar=path-to-output-file
  8. Web アプリケーションを実行します。
  9. 「SQL アウトライン」ビューにパフォーマンス・データを表示するには、以下のようにします。
    1. Windows® エクスプローラーなどのファイル・システム・マネージャーから .epd ファイルを Java プロジェクト内の pureQueryFolder¥exec フォルダーにドラッグ・アンド・ドロップします。 ドラッグ・アンド・ドロップの代わりに、ファイル・システムの workspace¥Java-project¥pureQueryFolder¥exec フォルダーに .epd ファイルをコピーすることもできます。その後、プロジェクト・エクスプローラーのプロジェクト・フォルダーを右クリックして、「リフレッシュ」を選択します。
    2. プロジェクト・エクスプローラーで、プロジェクト・フォルダーを右クリックして、「pureQuery」 > 「SQL アウトラインでのプロジェクトのリフレッシュ」を選択します。
    3. 「SQL アウトライン」ビューの「パフォーマンス・データ・セット」フィールドで、「現行データ」を選択します (まだ選択されていない場合)。
  10. 生成されたパフォーマンス・データを、すでに「SQL アウトライン」ビューにインポートされている他の生成されたパフォーマンス・データ・セットと比較するには、以下のようにします。
    1. パッケージ・エクスプローラーで、アプリケーションが含まれている Java プロジェクトの pureQueryFolder フォルダーを展開します。 その後、exec フォルダーを展開します。
    2. exec フォルダーに .epd ファイルが含まれている場合、そのコピーを保存する場合は、そのファイルをファイル・システムにエクスポートします。 その後、exec フォルダーから .epd ファイルを削除します。
    3. exec フォルダーを右クリックし、「インポート」を選択します。
    4. 「インポート」ウィンドウで、「一般」 > 「ファイル・システム (File System)」を選択します。 その後、「次へ」をクリックします。
    5. 生成された .epd ファイルを指定し、「完了」をクリックします。
    6. Java プロジェクトを右クリックし、 「pureQuery」 > 「SQL アウトラインでのプロジェクトのリフレッシュ」を選択します。 生成されたデータ・セットは、「SQL アウトライン」ビューの現行データ・セットになります。
    7. 「比較」チェック・ボックスを選択します。
    8. 「比較」チェック・ボックスの右にあるフィールドで、事前に生成した、「SQL アウトライン」ビューにインポート済みのデータ・セットを選択します。

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