データ・オブジェクトで影響分析を実行する際、8 つの規則に従って、どのオブジェクトが戻されるかが決まります。
以下のセクションでは、SQL モデルからのオブジェクトを使用する 8 つの規則の例を示します。
これらの例に加えて、マッピング・エディターで作成された表と列の間のマッピングも、分析結果に含まれます。
「図 1. 再帰または保有なしの影響の分析」では、選択したオブジェクトを指すオブジェクトが戻されます。この例では、選択した表を指すオブジェクトとして「View1」が戻されます。依存オブジェクトは、関係をモデル化しており、結果には戻されません。

「図 2. 再帰あり、保有なしの影響の分析」では、選択したオブジェクトを指す再帰オブジェクトが戻されます。この例では、選択した表を指す再帰オブジェクトとして View1 と Alias1 が戻されます。

「図 3. 保有あり、再帰なしの影響の分析」では、選択したオブジェクトを指すすべてのオブジェクトと、選択したオブジェクトの下位のものを指すすべてのオブジェクトが戻されます。選択したオブジェクトのすべての下位オブジェクトは結果からは除外されます。これは、それらのオブジェクトの 1 つが下位オブジェクトを指すオブジェクトであっても変わりません。
この例では、選択した表を指すオブジェクトとして、「View1」と「Measure」が戻されます。

「図 4. 再帰あり、保有ありの影響の分析」では以下が戻されます。
- 選択したオブジェクトを再帰的に指すオブジェクト。
- 選択したオブジェクトの下位オブジェクトを再帰的に指すオブジェクト。
- 1 と 2 で戻されるオブジェクトの下位オブジェクトを再帰的に指すオブジェクト。
選択したオブジェクトのすべての下位オブジェクトは結果からは除外されます。これは、これらの下位オブジェクトの 1 つが別の下位オブジェクトを指す場合も変わりません。この例では、選択した表を再帰的に指すオブジェクトとして「View1」と「Alias1」が戻されます。
さらに、選択した表の子列を指す「Measure」も戻されます。

「図 5. 再帰または保有なしの依存関係の分析」では、選択したオブジェクトが指すオブジェクトが戻されます。この例では、選択した「Alias1」が指すオブジェクトとして「View1」が戻されます。

「図 6. 再帰あり、保有なしの依存関係の分析」では、選択したオブジェクトが再帰的に指すオブジェクトが戻されます。
この例では、選択した「Alias1」が再帰的に指すオブジェクトとして「View1」と「Table1」が戻されます。

「図 7. 保有あり、再帰なしの依存関係の分析」では、選択したオブジェクトが指すオブジェクトに加え、選択したオブジェクトの下位オブジェクトが指すオブジェクトが戻されます。選択したオブジェクトのすべての下位オブジェクトは結果からは除外されます。これは、それらのオブジェクトの 1 つが下位オブジェクトを指すオブジェクトであっても変わりません。
この例では、選択した表を指すオブジェクトとして、「View1」と「Measure」が戻されます。この例では、「Table1」の下位オブジェクトである「Column1」が指すオブジェクトとして、「DataType1」が戻されます。

選択したオブジェクトのすべての下位オブジェクトは結果からは除外されます。これは、それらのオブジェクトの 1 つが下位オブジェクトを指すオブジェクトであっても変わりません。
