多変量値分散機能を使用することにより、値の分散および表の列間の関係を表示しながら検討することができます。
表内の各フィールドごとに、表内の値の分散を示すグラフが表示されます。表には、グラフのほかに簡単な統計 (NULL 値の数や異なる値の数) も表示されます。
手順
表の属性を調べるには、以下のようにします。
- データ・ソース・エクスプローラーで表を右クリックし、を選択します。
- 「入力データ選択 (Input Data Selection)」ダイアログでデフォルト・オプションを受け入れ、「OK」をクリックします。
「多変量分散 (Multivariate Distributions)」ビューが表示されます。これには、検討しているデータベース表の各フィールドについての統計を含む表が表示されます。表の下に、適切な値分散グラフが表示されます。
表内のいろいろなフィールドを選択すると、選択されたフィールドの値分散が表の下のグラフに表示されます。
- 別のフィールドのグラフを表示するには、別のフィールド名 (AGE など) をクリックします。
- いくつかのフィールド間の関係を表示するには、以下のステップに従います。
- 統計表で、AGE、SEX、BLOOD_PRESSURE、HEART_RATE などのフィールドを選択します。
これらのフィールドのグラフィカル・ビューが「グラフ」セクションに表示されます。
- AGE グラフで、50 歳から 60 歳の間の患者を表す列を選択します。SEX グラフで、男性の患者 (m) を表す列を選択します。
これらのグラフでこれらの列を選択すると、50 歳から 60 歳までの男性の患者は、血圧の分散はほぼ同じであるものの、値が少し高い傾向にあることが示されます。
分析するデータによっては、このような関係を表示することによって、データを詳しく理解することができます。