以下の 2 つのプロパティーを設定できます。
pureQuery は java.util.logging フレームワークを使用します。 そのフレームワーク内で、pureQuery はその親ロガー com.ibm.pdq.logger の名前を指定します。 Java ロギング API 規則およびツールを使用して、ユーザーおよびアプリケーションは、com.ibm.pdq logger に対してログ・レベルおよびログ・ファイルを設定し、pureQuery ログ・メッセージがこのロガーに転送されるようにすることができます。
WebSphere® Application Server 6.1 などの、java.util.logging フレームワークでロガーを構成するための管理ツールを提供するアプリケーション・サーバーでは、pureQuery のロギングおよびトレースを制御するように com.ibm.pdq.logger を構成することができます。 こうした構成は、pureQuery プロパティーを使用して pureQuery ロギングを構成する方法の代わりとなります。pureQuery は、com.ibm.pdq logger レベルが pureQuery の pdq.traceLevel プロパティーに指定されたレベルよりも高く、com.ibm.pdq logger レベルが INFO よりも高い場合、com.ibm.pdq logger レベルを使用します。 WebSphere Application Server Integrated Solutions Console では、「トラブルシューティング (Troubleshooting)」 > 「ログおよびトレース (Logs and Trace)」を選択することによって、com.ibm.pdq logger レベルを設定することができます。
com.ibm.pdq logger のトレース・レベルが INFO よりも包括的なレベルに設定されていて、pureQuery プロパティーでは com.ibm.pdq logger のトレース・レベルよりも包括的なレベルを指定していない場合、pureQuery は com.ibm.pdq logger のレベルを継承します。
pureQuery アプリケーションと一緒に WebSphere Application Server を使用する計画の場合に、WebSphere Application Server のログ内で pureQuery ログ項目を参照するのであれば、INFO より上位のレベルに設定する必要があります。
pureQuery では、ロギングと JDBC ドライバー・ログが明示的に統合されることはありません。 ただし、Java ロギング API を使用してログへの記録も行う JDBC ドライバーは、ロギング・フレームワークの統合に参加できます。 つまり、JDBC ドライバーが Java ロギング・フレームワークも使用し、どちらのロガーも同じターゲットに書き込むように構成されている場合のみ、pureQuery および JDBC ドライバー・ログのエントリーは同じログにインターリーブされます。
ロギングが pureQuery に対して構成されている場合、pureQuery 下で実行される pureQuery 以外の API アプリケーションで発生する例外は、pureQuery ログ・ファイルに示されます。JDBC ドライバー・ログが構成されている場合、一部の pureQuery エントリーは、JDBC ドライバー・ログにも示される場合があります。
アプリケーションが IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ を使用して、サポートされている DB2® データベースに接続する際に、Connection オブジェクト上の getJccSpecialRegisterProperties() メソッドを呼び出す場合は、pureQuery はオブジェクト上のこのメソッドに対する最初の呼び出しの結果をログに記録できます。pureQuery がログに書き込むメッセージには、ドライバーがデータベース用にサポートする特殊レジスターの非ヌル値がすべてリストされます。
ログ内のこのメッセージを参照するには、トレース・レベルを FINE に設定します。
DB2 コール・レベル・インターフェースまたは IBM Data Server Driver と pureQuery Runtime を一緒に使用する場合は、pureQuery Runtime プロパティーを構成キーワードとして使用できます。
db2cli.ini または dsdriver.cfg の構成ファイルに 2 つのキーを設定できます。
CLI アプリケーションが実行されるディレクトリーに対する絶対パスまたは相対パスを使用できます。 ファイルが存在する場合は、ファイルの既存の内容に新しいログ・メッセージが追加されます。
CLI アプリケーションが実行されるディレクトリーに対する絶対パスまたは相対パスを使用できます。 ファイルが存在する場合は、ファイルの既存の内容に新しいログ・メッセージが追加されます。
db2cli.ini ファイル内の以下の行は、traceFile を /user/CLIOPTtraces.log に、traceLevel を INFO に設定します。
traceFile=/user/CLIOPTtraces.log traceLevel=INFO