設定される特性は、pureQueryXML ファイルに追加されます。pureQueryXML ファイル内にある SQL ステートメントを DB2 パッケージにバインドするために StaticBinder ユーティリティーを実行する場合、StaticBinder ユーティリティーはこれらの特性を読み取ります。
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Configure ユーティリティーが pureQueryXML ファイルに対して行う更新を検証するには、ファイルをエディターで開くことができます。
Configure ユーティリティーが pureQueryXML ファイルを更新するために使用したいずれかの値を変更するには、Configure ユーティリティーを再実行して、pureQueryXML ファイルを提供します。
Configure ユーティリティーで既に処理した pureQueryXML ファイルに SQL ステートメントを追加した場合、Configure ユーティリティーを再実行して、pureQueryXML ファイルを提供する必要があります。
オプション・ファイルでは、pureQuery Configure ユーティリティーで処理する pureQueryXML ファイル (複数可) と、kpureQueryXML ファイルの処理方法を Configure ユーティリティーに通知するオプションがリストされます。オプション・ファイルにリストされているすべての pureQueryXML ファイルに適用されるデフォルト・オプションを設定できます。 さらに、デフォルト・オプションをオーバーライドして、個別の pureQueryXML ファイルに固有の他のオプションを設定できるように、pureQueryXML ファイルにオプションを設定することもできます。
Configure ユーティリティーを実行するコマンドでは、-optionsFile オプションで使用するファイルを指定することができます。
defaultOptions = -collection COLL01 -traceFile C:\logs\configure.txt -traceLevel ALL C:\capture_files\capture_sales.pdqxml = -collection NULLID -rootPkgName SALES C:\capture_files\capture_employee.pdqxml = -collection COLL02 -rootPkgName EMP C:\capture_files\capture_orders.pdqxml = -rootPkgName ORDERSこの例では、defaultOptions で始まる行は、最終的に作成およびバインドされる DB2 パッケージのコレクション ID を指定します。 さらにその行では、メッセージをログに記録するファイルも指定します。 次の 2 つの行はデフォルトのコレクション ID をオーバーライドします。3 つの pureQueryXML ファイルのすべてにおいて、必須の -rootPkgName オプションは DB2 パッケージ名のルート・パッケージ名を指定します。
-pkgVersion "ver#1"
pureQueryXML ファイルが 1 つしかない場合は、pureQueryXML ファイルの名前と、DB2 パッケージ用のオプションを指定するために、このコマンドを使用することを選択できます。
>>-java--com.ibm.pdq.tools.Configure----------------------------> >--+-------------------------------+----------------------------> '- -collection--collection-name-' >--+-----------------------------+------------------------------> '- -markDDLForBind--+-TRUE--+-' '-FALSE-' >--+--------------------------------+---------------------------> '- -pkgVersion----+-AUTO-------+-' '-version-ID-' >-- -rootPkgName--package-name-stem-- -showDetails--+-TRUE--+---> '-FALSE-' >--+--------------------+--+---------------------+--------------> '- -sqlLimit--number-' '-|--Trace options--|-' >-- -pureQueryXml--pureQueryXML-file---------------------------><
pureQueryXML ファイルが複数ある場合は、pureQueryXML ファイルの名前と、DB2 パッケージ用のオプションを指定するために、コマンドとオプション・ファイルを使用します。pureQueryXML ファイルが 1 つしかない場合でも、コマンドとオプション・ファイルは使用できます。
>>-java--com.ibm.pdq.tools.Configure----------------------------> >-- -optionsFile--file-name--+---------------------+----------->< '-|--Trace options--|-'
この構文図は、オプション・ファイルにリストしたすべての pureQueryXML ファイルに対して設定できるデフォルト・オプションを示しています。
>>-defaultOptions--=--+-------------------------------+---------> '- -collection--collection-name-' >--+-----------------------------+------------------------------> '- -markDDLForBind--+-TRUE--+-' '-FALSE-' >--+--------------------------------+---------------------------> '- -pkgVersion----+-AUTO-------+-' '-version-ID-' >-- -showDetails--+-TRUE--+--+--------------------+-------------> '-FALSE-' '- -sqlLimit--number-' >--+---------------------+------------------------------------->< '-|--Trace options--|-'
この構文図は、オプション・ファイルにリストした各 pureQueryXML ファイルに対して設定できるオプションを示しています。
>>-pureQueryXML-file--=--+-------------------------------+------> '- -collection--collection-name-' >--+-----------------------------+------------------------------> '- -markDDLForBind--+-TRUE--+-' '-FALSE-' >--+--------------------------------+---------------------------> '- -pkgVersion----+-AUTO-------+-' '-version-ID-' >-- -rootPkgName--package-name-stem-- -showDetails--+-TRUE--+---> '-FALSE-' >--+--------------------+-------------------------------------->< '- -sqlLimit--number-'
有効な値は TRUE と FALSE であり、大/小文字は区別されません。デフォルト値はありません。
このオプションを指定しなかった場合、Configure ユーティリティーは、pureQueryXML ファイル内のすべての DDL ステートメントについて isBindable が TRUE であるかどうかをチェックします。少なくとも 1 つの DDL ステートメントで isBindable が TRUE である場合、Configure ユーティリティーは DDL パッケージの isBindable 属性を TRUE に設定します。
StaticBinder ユーティリティーは、DDL パッケージの isBindable 属性の値が TRUE であることを検出すると、isBindable 属性の値が TRUE になっているそのパッケージ内のすべてのステートメントをバインドしようとします。
DB2 では複数のバージョンのパッケージを同時に存在させることができるため、古いバージョンのパッケージを置換することなく、同名の新しいパッケージをバインドできます。 新しいパッケージで問題が発生した場合には、そのパッケージの古いバージョンを使用することができます。
このオプションを指定しない場合は、後続のバインドによって生成されるデータベース・パッケージはバージョンなしで作成されます。
実行時のバージョン検査は、バージョン名ではなく、整合性トークンに基づいて行われます。
package-name-stem は、使用している DB2 データベースで設定された制約の範囲内でなければなりません。
DB2 パッケージを作成するのではなく、pureQuery StaticBinder ユーティリティーを使用して DBRM ファイルを生成する計画である場合には、package-name-stem を大文字にし、最大 6 文字にする必要があります。pureQueryXml ファイルに DDL ステートメントが含まれている場合、またはパッケージごとのステートメント数 (sqlLimit で指定) に達した場合、Configure ユーティリティーは名前の語幹に文字を付加します。StaticBinder ユーティリティーを使用して DBRM ファイルを生成する場合、Configure の機能による package-name-stem と余分の文字と分離レベルの組み合わせが 8 文字より長くなると、StaticBinder ユーティリティーは例外をスローします。
指定値がデフォルト値より小さい場合にはユーザーへの通知なしで無視され、代わりにデフォルト値が使用されます。 デフォルト値は 100 です。
最初の 100 個の SQL ステートメントが入っているパッケージ | 次の n 個の SQL ステートメントが入っているパッケージ。ただし 100 < n < 200 | |
---|---|---|
分離レベル CS | myPackageA1 | myPackageB1 |
分離レベル RR | myPackageA2 | myPackageB2 |
分離レベル RS | myPackageA3 | myPackageB3 |
分離レベル UR | myPackageA4 | myPackageB4 |
数値はパッケージの分離レベルを示し、文字は、sqlLimit の値と pureQueryXML ファイルに含まれるステートメントの数に基づいて作成されたパッケージの数を示します。 文字は、英語のアルファベットの順序で数えます。文字 z に達し、さらにパッケージを作成する必要がある場合、文字は引き続き AA、AB、AC、という順序で付加されます。 名前がデータベースで許容される長さを超えてしまう場合には、ご使用のルート・パッケージ名の長さを短くしてください。
DB2 パッケージの作成時にバインド操作が SQL ステートメントの制限を超える場合があります。 カーソル操作を行う SQL ステートメントはすべて、そのカーソルの DECLARE CURSOR ステートメントと同じパッケージになければなりません。 例えば、アプリケーションで、同じカーソルを参照する異なる UPDATE ステートメントを 15 個実行する場合、15 個のステートメントはすべて、そのカーソルの DECLARE CURSOR ステートメントが置かれている DB2 パッケージに置かれていなければなりません。
その値を 100 未満に設定しようとすると、バインド操作では 100 が使用されます。アプリケーションで最高のパフォーマンスを得るためには、sqlLimit を 400 より大きい値に設定しないでください。
>>-+------------------------+--+---------------------------+--->< '- -traceFile--file-name-' '- -traceLevel--+-OFF-----+-' +-ALL-----+ +-SEVERE--+ +-WARNING-+ +-INFO----+ +-CONFIG--+ +-FINE----+ +-FINER---+ '-FINEST--'
JDBC アプリケーションが作成する各接続に 1 つずつ、合わせて 2 つの pureQueryXML ファイルがあるとしましょう。ファイル名は、capture_sales.pdqxml (450 の SQL ステートメントを含む) および capture_employee.pdqxml (これも 450 の SQL ステートメントを含むが、その 50 は DDL ステートメント) であるとします。
これらのファイルに対して、以下の値を Configure ユーティリティーに提供します。
Configure ユーティリティーのオプション | capture_sales.pdqxml | capture_employee.pdqxml |
---|---|---|
-collection | first | second |
-markDDLForBind | FALSE | FALSE |
-pkgVersion | 1.0 | 1.0 |
-rootPkgName | PK001S | PK005E |
-sqlLimit | 200 | 200 |
java com.ibm.pdq.tool.Configure -collection first -pkgVersion 1.0 -rootPkgName PK001S \ -sqlLimit 200 -pureQueryXml C:\capture_files\capture_sales.pdqxml
java com.ibm.pdq.tool.Configure -collection second -pkgVersion 1.0 -rootPkgName PK005E \ -sqlLimit 200 -pureQueryXml C:\capture_files\capture_employee.pdqxml
コマンドは、以下のようになります。
java com.ibm.pdq.tool.Configure -optionsFile myOptionsFile.txt
オプション・ファイルは、ご使用のオペレーティング・システムがサポートする任意の名前と拡張子を付けることができ、以下の項目を持ちます。
defaultOptions = -pkgVersion 1.0 -sqlLimit 200 C:\capture_files\capture_sales.pdqxml = -collection first -rootPkgName PK001S C:\capture_files\capture_employee.pdqxml = -collection second -rootPkgName PK005E
capture_sales.pdqxml_1.0
capture_employee.pdqxml_1.0
capture_employee.ddl