pureQuery データの取得中または書き込み中にエラーが発生した場合の、pureQuery クライアント最適化の動作を指定します。pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML データを finalRepositoryProperties プロパティーで指定されたロケーションから取得できない場合、またはキャプチャーした SQL を保管するリポジトリーにアクセスできない場合。
このプロパティーは、finalRepositoryProperties プロパティーも指定されている場合にのみ認識され、それ以外の場合は無視されます。
このプロパティーには、以下の値を指定できます。
- atStartup
- finalRepositoryProperties プロパティーによって指定されるロケーションが、アプリケーションの開始時に必須であることを指定します。pureQuery プロパティーが使用不可の場合、または読み取りエラーが検出される場合、例外がスローされます。
- forOutput
- 最初にキャプチャーした SQL データのリポジトリーへの書き込みが正常に実行される必要があることを指定します。リポジトリーが使用不可の場合、または書き込みエラーが検出される場合、例外がスローされます。
アプリケーションの開始後にリポジトリーが使用不可になった場合、ロギングが有効になっていればエラーがログに記録されます。
アプリケーションは続行し、キャプチャーした SQL の書き込みは次回のスケジュールされた時間に試行されます。
- atStartupAndForOutput
- atStartup 値と forOutput 値の両方が有効であることを指定します。
- no
- finalRepositoryProperties プロパティーによって指定されたロケーションがアプリケーション開始時に使用不可である場合の、デフォルトの動作を指定します。
以下のリストは、デフォルトの動作について説明しています。
- アプリケーションは、デフォルトの pureQuery クライアント最適化および pureQuery ランタイムの構成で実行されます。
アプリケーションは動的 SQL を実行します。
- ロギングが有効である場合、リポジトリーの問題を示したメッセージがログに記録されます。
- タイマー・スレッドが作成可能な場合、pureQuery ランタイム・プロパティーと pureQueryXML データの取得が 10 分間隔で試行されます。
情報を取得すると、pureQuery クライアント最適化はその取得した pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML データを使用します。
- pureQuery クライアント最適化がキャプチャーした SQL データをリポジトリーに保管するように構成されており、そのリポジトリーが使用不可である、または書き込みエラーが検出される場合、リポジトリーの問題を示したメッセージがログに記録されます。
キャプチャーした SQL データのリポジトリーへの書き込みは、次回のスケジュールされた時間に試行されます。
使用上の注意
以下のリストには、repositoryRequired プロパティーの使用に関する情報が含まれています。
- pureQuery クライアント最適化のデフォルトの動作をオーバーライドするには、
repositoryRequired プロパティーをアプリケーション開始 pureQuery プロパティーの一部として指定します。
- repositoryRequired プロパティーをリポジトリーから取得するプロパティーとして指定すると、そのプロパティー値が現行のプロパティー値を置き換えます。
- 静的 SQL の実行や SQL の置換にアプリケーションが必要な場合、atStartup または atStartupAndForOutput プロパティーのいずれかを指定します。
- 以下の環境を想定しています。
- pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML を含むリポジトリーと、(必要に応じて) キャプチャーした SQL データを保管するリポジトリーが、アプリケーションの開始時に使用可能になっている。
- pureQuery プロパティーおよび pureQueryXML データが取得され、正常に処理されている。
- propertiesRefreshInterval プロパティーが有効であり、ゼロより大きい値が設定されている。
以下のリストは、propertiesRefreshInterval プロパティーと repositoryRequired プロパティーの間の対話を説明しています。
- リフレッシュの間に、pureQuery プロパティーおよび pureQueryXML データを保管するロケーションが使用できないと、エラーがログに記録され、アプリケーションは開始時に正常に取得された pureQuery プロパティーおよび pureQueryXML を使用して実行されます。
リフレッシュ間隔ごとに、pureQuery クライアント最適化は pureQuery データの取得を試みます。
- リフレッシュの間に、ストレージ・ロケーションの pureQuery プロパティーまたは pureQueryXML データに対する更新が検出されると、更新されたデータが取得されます。
取得中にエラーが発生すると、エラーはログに記録され、データは無視されます。
次回のリフレッシュ中に、pureQuery データの取得が試行されます。
- リフレッシュの間に、更新された pureQuery データが取得されたが、
プロパティーが無効であるか pureQueryXML の形式に誤りがある場合、エラーがログに記録され、取得したデータは無視されます。
次回のリフレッシュ中に、pureQuery データの取得が試行されます。
- 以下の環境では、タイマー・スレッドの作成が禁止されており、
propertiesRefreshInterval プロパティーは無視されます。
- DB2® z/OS® Java ストアード・プロシージャー
- CICS®
cmx.controllerDiscoveryInterval プロパティーが -2 に設定されていると、pureQuery ランタイム・プロパティーや pureQueryXML データに対する更新の検査は無効になります。
プロパティーを -2 に設定すると、Performance Expert Extended Insight の自動ディスカバリーが無効になります。
これらの環境では、アプリケーションは動的 SQL を使用して実行します。
クライアント最適化が SQL データをキャプチャーするように構成されており、
キャプチャーした SQL データが書き込みできない場合、エラーがログに記録され、
キャプチャーした SQL の書き込みは後ほど試行されます。