レポート

Optim™ Database Administrator のレポートには、データベースに加える変更、それらの変更からの影響、および加えた変更のために実行する必要のあるアクションが記述されます。 Optim Database Administrator は、変更コマンドの配置に関する詳しい情報も提供します。
Optim Database Administrator では、ユーザーのために、以下のタイプのレポートが HTML 形式で作成されます。 レポートはすべて、変更管理スクリプトと同じプロジェクトの「その他のファイル」フォルダーに保存されます。

変更レポートの要約

Optim Database Administrator では、ユーザーのために、自動的に HTML 形式の変更レポートの要約が作成されます。

変更を指定する際、DDL を配置する前に、その変更によるデータベースへの影響を 確認する必要がある場合があります。 レポートは、データベースに変更を配置する前に適切なアクションを講じるのに役立ちます。 変更の要約レポートに、すべての変更がリストされます。例えば、表名の変更が、トリガー、マテリアライズ照会表、または表に関連付けられたビューにどのように影響するのかを確認できます。
ヒント: また、変更によって影響を受けるオブジェクトを、変更管理スクリプト・エディター「影響を受けるオブジェクト」リストに表示して管理することも可能です。

変更の要約レポートは 、HTML のフレームを使用して、複数のセクションに 分割されて表示されます。レポートの左方のナビゲーション・フレームを使用して、 レポートの特定のセクションに移動できます。

これから加える変更の要約として、またデータベースの統計ビューを取得するために実行しようとしている保守コマンドの要約として、このレポートをスーパーバイザーに渡すことができます。 そうすれば、スーパーバイザーは変更レポートに基づいて変更のおおよその範囲を確認し、それを承認するかどうかを決定することができます。

さらに、このレポートには、「問題」ビューに表示された問題点がすべて詳細に記述されます。

変更管理スクリプト・エディター「コマンド」セクションで「変更レポートの表示」をクリックすると、変更の要約レポートを確認できます。

以下の例では、表の名前を変更し、その変更とその変更によって生じる影響を示すレポートを生成します。
  1. GSDB データベースに基づいて変更管理スクリプトを作成します。
  2. PTNR_CNTCT 表の名前を PARTNER_CONTACT に変更します。
  3. CUST_FED_TAX 表を作成して、列 CUST_TAX_ID を追加します。
  4. この変更管理スクリプトの変更コマンドを生成します。 「コマンドのプレビュー」リンクをクリックすると、変更管理スクリプト・エディターのフォーカスが、「コマンド」セクションに移ります。
  5. 「変更レポートの表示」をクリックします。
  6. レポートの左方のナビゲーション・フレームにある リンクをクリックして、変更による各オブジェクト・タイプへの影響を 示す、レポートのさまざまなセクションの情報を表示します。
  7. レポートに含まれる情報を使用して、次に実行するステップを決定します。

配置レポート

配置レポートは、データベースに変更コマンドを配置するたびに自動的に生成されます。 レポートには、配置に失敗したすべてのコマンドと、そのコマンドが失敗した理由に関する情報がリストされます。

配置レポートには、変更配置後のエラー・メッセージ、警告メッセージ、および成功メッセージも表示されます。
ヒント:SQL 結果」ビューで、データベースに対して 実行した変更コマンドに関するメッセージを表示することもできます。

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