レッスン 1.1 では、新規エンティティーをデータ表に追加しました。ETL プロセスは、各エンティティーごとに 1 つのビルドを必要とします。新規エンティティーをロードする場合、新規ビルドを作成し、
既存ビルドを変更して既存エンティティーに属性をさらに追加する必要があります。レッスン 1.2 では、既存ビルドを変更しました。このレッスンでは、データウェアハウスに追加属性をロードするために新規ビルドを作成します。このデータウェアハウスには、デフォルト・スキーマの外部にあるデータ属性をロードすることになります。
ソースからのデータの抽出- IBM® Cognos® Data
Manager を開始します。
- フォルダー
を右クリックして、「ファクト・ビルドの挿入」を選択し、
ビルド名を CQ_ENT_Component と指定し、「OK」をクリックします。
注: 命名規則は [Product Source]_[Configuration]_[Entity] です。
- エディター内で右クリックして「データ・ソースの挿入」をクリックし、名前として RI_Stg を入力します。
- 「データベース」リスト内の「クエリー」タブを
クリックし、「ClearQuest」を選択します。
- データベース・オブジェクト・ツリー内の CQEnterprise.ENTComponent 表
を右クリックして「表選択ステートメントの追加」を選択します。
このクエリーを次のように変更します。
- 新規 SQL ステートメントをテストするため、ウィンドウの左下にある
をクリックします。
変数を指定するウィンドウで、$RESOURCEGROUP エントリーのスキーマ名 (CQEnterprise) を入力します。$MODIFIED_SINCE フィールド
は空のままにして、データ・サービスがヌル値を使用してすべてのレコードを戻すようにします。
- 「結果列」タブをクリックし、「リフレッシュ」をクリックします。
変数を指定するウィンドウで、$RESOURCEGROUP エントリーのスキーマ名 (CQEnterprise) を入力します。$MODIFIED_SINCE フィールド
は空のままにして、データ・サービスがヌル値を使用してすべてのレコードを戻すようにします。「OK」をクリックします。
これで、データ・ソースからデータを抽出する SQL クエリーの作成が完了しました。
属性の変換
- エディターで新規データ・ストリーム・ノードをダブルクリックし、「自動
マップ」をクリックし、「OK」をクリックします。
- 「変換モデル」オブジェクトを右クリック
して「マッピング」をクリックします。「自動マップ」を
クリックし、「新規エレメントを属性として作成」を選択します。「OK」をクリックします。
ターゲット表への属性の配信- エディター内で右クリックし、「リレーショナル表配信
の挿入」を選択します。名前として Component を入力します。
- 「表プロパティー」タブをクリックします。「接続」リスト内で、Rational Data Warehouse 表を選択し、表名の右にある
をクリックします。
- 正規化されたデータ域 (RIODS スキーマ) 内で、COMPONENT 表を選択し、「OK」」をクリックします。
- スキーマ名を変数「{$ODS}」で置き換えます。
- 「ターゲット表のインポート」をクリックし、
以下のリストを使用して、ターゲット表の列にエレメントをマップします。
- (レコード ID) エレメントを COMPONENT_ID 列に
- (最終更新日) エレメントを REC_DATETIME 列に
- コンポーネントの dbid を EXTERNAL_KEY1 列に
- DATASOURCE_ID エレメントを SOURCE_ID 列に
- コンポーネント・エレメントを NAME 列に
「OK」をクリックします。
- カタログを保存します。
ジョブ・ストリームへのビルドの追加
ノードの下のジョブを展開し、新しく作成したビルドを CQ_ENT_Defect ビルドの前に追加します。
ビルドの実行- ノードを展開し、「Enterprise」を右クリックしてを選択します。
- プロンプトが出されたら、「OK」をクリックします。実行状況がコンソールに表示され、詳しいログが [rational_insight_installation_directory]/cognos/datamanager/log ファイルに記録されます。
Enterprise ジョブ・ストリーム内のすべてのビルドを実行しました。作成したビルドだけを実行したい場合、以下のようにします。
- Enterprise ジョブ・ストリームのコピーを作成します (ジョブ・ストリームを右クリック
して「複写」を選択します)。
- 実行しないビルドを削除します。
- 変更を保存します。
- ビルドを実行します。