この演習では、IBM® Rational® Insight
と IBM Rational 製品リポジトリーの間の強力なレポート機能統合を利用して、カスタマイズ済みデータ・スキーマ用に ETL ビルドを作成します。
抽出、変換、およびロード (Extract, Transform, and Load) (ETL) は、製品ソースからデータを XML リソースとして抽出し、エンコードされたビジネス・ルールを通じてビジネス・ニーズに合うようそのデータを変換し、変換後のデータをレポートが生成されるデータウェアハウスにロードするプロセスです。ユーザー独自のビジネス要件に合うように ETL ジョブをカスタマイズ
することができます。
学習目標
この演習では
以下の作業の実行方法を学習します。
- XML データ構成ファイルをカスタマイズする
- 既存の Data Manager ビルドを変更する
- 新規の Data Manager ビルドを作成する
- データウェアハウスのデフォルトのスキーマをカスタマイズする
- デフォルトの ETL カタログをカスタマイズする
- デフォルトの Framework Manager モデルをカスタマイズする
必要な時間
モジュール 1 の 3 つのレッスンは、完了するのに約 20 分間かかります。モジュール 2 のレッスン 1 と 3 は約 20 分、モジュール 2 のレッスン 2 は約 60 分それぞれ完了するのにかかります。
この演習に関連する概念についても学習する場合、
完了にかかる時間はさらに長くなることがあります。
スキル・レベル
上級
対象読者
この演習は、ETL 開発者向けです。
システム要件
このモジュール
には、以下のソフトウェアのデフォルトのインストール済み環境が必要です。
- IBM Rational ClearQuest®
- IBM Rational Insight Data Services
- IBM Rational Insight
- IBM InfoSphere™ Data Architect
この演習に含まれるレッスンの 1 つで、IBM Rational Insight の Framework Manager および Data Manager コンポーネントを使用する必要があります。これらのコンポーネントは、Windows®環境でのみ使用できます。
この演習では、カスタマイズ済み Enterprise ClearQuestスキーマを使用します。サンプルの Rational ClearQuest データベース・セットをここにダウンロードできます。サンプル ClearQuestデータベースをデプロイする場合は、準備: サンプル・データベースをセットアップするを参照してください。
この演習では、IBM Rational Insight をインストールすると使用できる物理データベース・モデルを使用します。
サンプル・モデルのデフォルトの場所は、C:/Program Files/IBM/Rational
Insight/datawarehouse/dw です。
期待される結果
この演習を終了すると、カスタマイズ済みデータをデータウェアハウスにロードする方法、およびデータマートを構成する方法を習得できるようになります。