例: 単一システムへの Rational Insight Data Services のインストール

Linux このインストール・シナリオは、 IBM® Rational® Insight Data Services および Rational Insight ClearQuest® アダプターを、 Web アプリケーション・サーバーと IBM Rational ClearQuest がインストールされた単一のシステムに手動でインストールするというオプションを選択した場合の例です。 このトピックで説明するシナリオで想定されている構成は、 Red Hat Enterprise Linux® 5 GA (Update 1 適用済み)、WebSphere® Application Server 6.1.0.21 以降、 および Rational ClearQuest 7.1 です。
始める前に
このタスクについて
インストール中に、Web アーカイブ (WAR) ファイルと、 Rational ClearQuest アダプターのフィーチャーおよびプラグイン がシステムに置かれます。WAR ファイルは、デプロイされて、 Rational ClearQuest アダプターのフィーチャーおよびプラグインで更新される必要があります。

データ・サービスおよびアダプターのインストール

  1. launchpad.sh ファイルを開始します。
  2. リリース情報およびインストール資料を読みます。
  3. インストールを開始するため、IBM Rational Insight Data Servicesをクリックします。
  4. IBM Rational Insight Data Services」を選択 して「次へ」をクリックします。
  5. ご使用条件を読んで、同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックして「次へ」をクリックします。
  6. 「新規パッケージ・グループの作成」 を選択し、「次へ」をクリックします。デフォルトでは、ファイル は /opt/ibm/RationalInsight ディレクトリーに置かれます。
  7. 「Rational ClearQuest アダプター」を 選択して「次へ」をクリックします。
  8. 「アプリケーション・サーバーの選択」リストで 「手動インストール」を選択し、インストールする場所を指定し、「次へ」をクリックします。
  9. 「参照」をクリックし、 ClearQuest がインストールされた場所を指定し、 「次へ」をクリックします。
  10. 「インストール」をクリックします。 インストーラーは、WAR ファイル DataServices.war を ファイル・システムに置き、アダプターのフィーチャーおよびプラグインを Data Services ディレクトリーの下の製品ディレクトリーに置きます。 例えば、Rational ClearCase® アダプター は Data Services/ClearCase ディレクトリーにインストールされます。デフォルトの場所は /opt/ibm/RationalInsight/Data Services です。
  11. 「終了」をクリックします。

データ・ソース・アダプターのデプロイ

このタスクについて
データ・サービス WAR ファイルを WebSphere Application Server にデプロイします。
  1. IBM WebSphere Application Server プロファイル作成 ツールを開始します (コマンド・プロンプトで /opt/ibm/RationalInsight/AppServer/bin/ProfileManagement に 移動し、pmt.sh コマンドを実行します)。
  2. RationalInsight という名前の新規プロファイルを作成します。
    1. 「次へ」を 2 度クリックします。
    2. 「拡張プロファイル作成」を選択し、 「次へ」をクリックします。
    3. 「管理コンソールのデプロイ」を選択します。 「デフォルト・アプリケーションのデプロイ」を選択しないで ください。「次へ」をクリックします。
    4. プロファイル名を RationalInsight と指定し、 「次へ」を 2 度クリックします。
    5. 管理セキュリティーを活動化しないでください。「次へ」を 2 度クリックします。
    6. 「アプリケーション・サーバー・プロセスを Windows サービスとして 実行する」を選択し、「次へ」を 2 度クリックします。
    7. 「作成」をクリックします。
  3. 以下のようにして、WebSphere Application Server を開始します。
    1. /opt/ibm/RationalInsight/AppServer/bin ディレクトリーに移動します。
    2. 以下のコマンドを実行します。
      startServer.sh RationalInsightServer -profileName RationalInsight
  4. DataServices プロファイルの管理コンソールを開始します。 管理コンソールのデフォルト URL は http://localhost:9060/ibm/console です。
  5. DataServices.war ファイルを使用して Web アプリケーションを作成します。
    1. 「アプリケーション」 > 「新規アプリケーションのインストール」を選択します。
    2. 「参照」をクリックし、WAR ファイル DataServices.war を見つけます。デフォルトの場所は /opt/ibm/RationalInsight/Data Services です。コンテキスト・ルートを DataServices と 指定し、「次へ」をクリックします。
    3. 「インストール・オプションの選択」ページで、 「次へ」をクリックします。
    4. 「モジュールをサーバーにマップ」ページで、 「次へ」をクリックします。
    5. 「Web モジュール用の仮想ホストをマップ」ページで、 「次へ」をクリックします。
    6. 「要約」ページで、「終了」をクリックします。
    7. 「保存」をクリックします。
  6. 作成した Web アプリケーションを開始します (管理コンソール で、「エンタープライズ・アプリケーション」をクリックし、「DataServices.war」を 選択して「開始」をクリックします)。
  7. インストーラーによってシステムにインストールされた WAR ファイル DataServices.war を 見つけます。デフォルトの場所は /opt/ibm/RationalInsight/Data Services です。
  8. アダプター・アーカイブ・ファイルを Web アプリケーションのライブラリー・ディレクトリーにコピーすることによって、 アダプター・プラグインを Web アプリケーションに追加します。
    1. アダプターのプラグインを見つけます。 デフォルトでは、プラグインは DataServices.war ファイルと 同じディレクトリーにインストールされており、各アダプターはそれぞれ別のディレクトリーを持っています。例えば、DataServices.war/opt/ibm/RationalInsight/Data Services/ClearCase ディレクトリーにインストール されている場合、ClearCase プラグインのデフォルトの 場所は /opt/ibm/RationalInsight/Data Services/ClearCase です。
    2. Web アプリケーションのファイル・システム・ディレクトリーを見つけます。 デフォルトの場所は、次の 2 つのディレクトリー内の WEB-INF/eclipse です。
      • profiles/RationalInsight/installedApps
      • profiles/RationalInsight/temp
      場所は、デプロイされた WebSphere Application Server のインスタンスによって決まります。インストール・ロケーション を確認するには、WebSphere Application Server アプリケーション・サーバー のプロファイル・ディレクトリーで DataServices.war という名前のフォルダーを検索してください。
    3. サブステップ (a) の eclipse ディレクトリー の内容をサブステップ (b) の両方のディレクトリーにコピーします。 eclipse¥features ディレクトリーおよび eclipse/plugins ディレクトリー の内容がターゲット・ロケーションにコピーされたことを確認してください。デプロイされた Web アプリケーション内のファイルまたは フォルダーをどれも削除しないように注意してください。各アダプターのフィーチャーおよびプラグイン は、Web アプリケーションのフィーチャーおよびプラグインとマージされる 必要があります。
  9. Web アプリケーション・サーバーを再始動します。

Rational Insight Data Services の構成

  1. Rational Insight Data ServicesWebSphere Application Server インスタンスの bin ディレクトリーに 移動します。
  2. 以下のコマンドを実行します。
    wasservice -add DataServices -serverName server1 -profilePath "/opt/IBM/WebSphere/" -startType automatic

ClearQuest アダプターの構成

  1. Rational Insight Data Services プロファイルの管理コンソールを開始 します (ブラウザーで http://localhost:port/ibm/console にアクセスします)。
  2. 以下のようにして、ClearQuest アダプター用に共用ライブラリーを作成します。
    1. 「環境」 > 「共用ライブラリー」をクリックします。
    2. Node=RationalInsightNode01, Server=RationalInsightServer エントリーを選択します。RationalInsightNode01 は ノードのデフォルト名、RationalInsightServer はサーバーのデフォルト名です。
    3. 「新規」をクリックします。
    4. 名前、説明、およびクラスパスの値を入力します。 入力できる値は、「共用ライブラリーの構成」トピックに リストされています。このページの最後にある関連参照リンクを参照してください。
    5. 「OK」をクリックし、「保存」をクリックします。
  3. 以下のようにして、共用ライブラリーをデータ・サービス・プロファイルと関連付けます。
    1. 「サーバー」 > 「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
    2. データ・サービスをデプロイしたサーバーをクリック します。デフォルト値は RationalInsightServer です。
    3. 「サーバー・インフラストラクチャー」 > 「Java およびプロセス管理」 > 「クラス・ローダー」をクリックします。
    4. 「新規」 > 「OK」をクリックします。
    5. 新規クラス・ローダーをクリックします。
    6. 「共用ライブラリー参照」をクリックします。
    7. 関連付ける必要のある各ライブラリーごとに、「追加」を クリックし、ライブラリーを選択して「OK」をクリックします。
    8. 「保存」をクリックします。
    9. Rational Insight Data Services プロファイルを 再始動します。

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