IBM Rational Insight XML Data Configuration

XML Data Configuration は、 XML データをリレーショナル・データベース表の列にマップします。このマッピングを使用して、XML ODBC ドライバーは、リレーショナル形式のデータを IBM® Rational® Insight (Rational Insight) の抽出、変換、およびロードのフレームワークに 提供します。

XML データ構成

XML データ構成は、 ソースの XML データとターゲットのリレーショナル・データベース表との間の マッピングを定義します。このツールを使用して、.xdc 構成ファイルを作成、管理することができます。これらの構成ファイルは、 XML ソースのロケーション (データ・サービス・サーバーまたは XML 文書) を指定し、データ・エレメントを XML ソースから、 IBM Cognos® Data Manager (Data Manager) および IBM Rational Insight Report Server (Rational Insight Report Server) が想定しているリレーショナル表構造にどのようにマップするのかを指定します。 XML スキーマ を構文解析する際、XML データ構成は以下をサポートします。
  • インポートを伴う単一の XML スキーマ
  • XML スキーマ・エレメント: element、group、attribute、attributeGroup、complexType、 simpleType、complexContent、extension、restriction、sequence、choice、all
  • 次のエレメントの参照属性: element、complexType、 attribute、attributeGroup、group

XML ODBC ドライバー

Rational Insight は、 XML ODBC ドライバーと ODBC データ・ソースのスターター・セットを提供しています。XML ODBC ドライバーは、XML Data Configuration ツールによって提供される構成ファイルを使用して XML データをリレーショナル形式に変換します。このリレーショナル形式は、Data ManagerRational Insight Report Server のコンポーネントが想定している形式です。 そして、実行時に XML ODBC ドライバーを使用して Data Manager あるいは、業務の (「ライブ」) レポートの場合は、Rational Insight Report Server からの XML データにアクセスできます。

ODBC ドライバーは、制限はありますが SQL をサポートしています。 次のような単純な列 select と where コマンドは使用できます。

SELECT *|column1[,column2…] 
FROM["catalog".]"schema"."table" 
[WHERE FilteringExpression]
[WITH pagesize=xxx]

SELECT コマンドに「*」文字を使用すると、単一表からのワイルドカード検索ができます。 WHERE 節は、定数値との比較の場合にのみ使用します。 例えば、次のような単純なフィルター式を使用できます。[modifiedsince=xxx [AND]] column1 =|<|> value [AND|OR ...] ここで、modifiedsince は特別なパラメーターです。差分ロードをサポートする Rational Insight Data Service を使用している場合、SQL のこのパラメーターの値として、標準のインターネットの日時形式のタイム・スタンプを渡すと、 指定日時より後に変更されたデータのみを取り出すことができます。データ・ページをページごとに取り出すには、 WITH 節を使用して、ページ・サイズの数値を指定します。


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