業務メタデータ・モデルの再利用

IBM® Rational® Insight では、複数のデータ・ソースに同じメタデータ・モデルの使用がサポートされています。
次のタスク

同じデータ構造を共有する複数のデータ・ソースを持つことはよくあります。 例えば、同じ ClearQuest スキーマを使用して作成された複数の ClearQuest ユーザー・データベースや、同じテンプレートを使用した複数の RequisitePro プロジェクトを持つことがあります。 こうした場合に、データ構造を記述する同じメタデータ・モデルや、データを視覚化するための同じレポート設計を使用することができます。 既存のメタデータ・モデルを使用するには、データ・ソースを追加して、レポートの作成または変更時にそれを選択する必要があります。

新規データ・ソースの追加

以下のように新規データ・ソースを追加できます。
  1. XML Data Configuration を開始します。
  2. 業務メタデータ・モデルで使用される .xdc ファイルを開きます (デフォルトで、業務メタデータ・モデルで使用されるすべての .xdc ファイルは、$(INSTALL_ROOT)¥Rational Insight¥dataconfig¥configs¥live data config¥ の下にあります)。
  3. XML Data Explorer ビューでツリーを展開して、メタデータ・モデルで使用されるリソース・グループ・カテゴリーとデフォルトのリソース・グループを特定します。
  4. リソース・グループをドラッグして、同じリソース・グループ・カテゴリーの下にドロップします。
  5. コンテキスト・メニューの「コピー」を選択して、リソース・グループの新規コピーを作成します。
  6. 新規リソース・グループをダブルクリックして、開きます。
  7. 新しいデータ・ソースを指すように名前と URL を変更します。
  8. 変更を保存して、.xdc ファイルを閉じます。
新規データ・ソースは、レポートで使用可能になります。レポート・サーバーでキャッシュが有効に設定されている場合、そのキャッシュのタイムアウトまで待ってください。 デフォルトで、キャッシュは有効に設定されており、タイムアウトは約 15 分です。

レポートでのデータ・ソースの選択

各業務メタデータ・モデルには、ユーザーが (.xdc ファイルに定義されたリソース・グループの名前に対応して) データ・ソースの名前を指定できるようにするパラメーターが含まれています。 このパラメーターは、メタデータ・モデルを使用するレポートで使用可能です。各業務メタデータ・モデルは、使用可能なデータ・ソースのリストを提供するクエリー・オブジェクトも定義します。 レポートの作成者は、使用可能なデータ・ソースの名前をリストするリスト・プロンプトを定義でき、選択した値がデータ・ソース名パラメーターの入力として使用されます。 パラメーターおよびクエリー・オブジェクトに関して詳しくは、各業務メタデータ・モデルの資料を参照してください。


フィードバック