
データウェアハウス・サーバーをインストールしたときに、スクリプトを自動的に実行することを
選択しなかった場合、データウェアハウスを構成するための追加ステップが必要です。そのステップでは、データウェアハウスをセットアップ
するためのシェル・スクリプトが正常に実行されるようにする必要があります。オプションで、サンプル・データが入ったデータウェアハウスを
データウェアハウスにリストアし、
それを
IBM® Rational® Insight データウェアハウス
として使用します。サンプル・データが入ったデータウェアハウスに含まれている
データを使用して
Rational Insight をテストできます。
始める前に
- 操作を実行するユーザーはインスタンスの所有者であるか、または、DB2® インスタンス・レベルで指定された SYSADM_GROUP に
属しているユーザーで、そのアカウントに対して DB2 クライアントが
インストールされていることを確認してください。
- 少なくとも 3 GB のディスク・スペースが / 区画にあることを確認してください。
このタスクについて
データウェアハウス・フィーチャーをインストールした後、次のように構成します。
- データウェアハウス・コンポーネントがインストールされたときに、スクリプトを自動実行するオプションが選択されなかった場合、
インストーラーは、Rational Insight データウェアハウスをセットアップする
ためのバッチ・ファイルを作成するだけで、実行はしません。手動でこのバッチ・ファイルを実行します。
- サンプル・データが入ったデータウェアハウスは、データベースのバックアップ・ファイル
であり、インストーラーによってシステムに置かれます。このサンプル・データベースをデータウェアハウスにリストアします。
注: これらのステップが必要なのは、データウェアハウス・サーバーを
インストールしたときに手動でのスクリプト実行を選択した場合のみです。
- 以下のようにして、データウェアハウスを作成します。
- /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/dw ディレクトリーに移動します。
- su コマンドを実行して、root ユーザーに切り替えます。
プロンプトが出されたら、root パスワードを入力します。
- 以下のコマンドを実行して、ファイルおよびフォルダーのアクセス権を設定します。
chown db2inst1.db2iadm1 /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/dw -R
ここで、db2inst1 は
DB2 インスタンス所有者、db2iadm1 は
DB2 グループです。
- データベース管理者コンソールに戻って、以下のコマンドを使用して install.sh シェル・スクリプトを実行します。
[db2inst1@VEGAVM dw]$ ./install.sh
- プロンプトが出されたら、データウェアハウスのパラメーターを指定します。
パラメーターとその説明のリストを参照するには、このページの下部の関連リンクを参照してください。
- 以下のようにして、サンプル・データが入ったデータウェアハウスをインストールします。
注: このステップはオプションです。
- /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/sampledw ディレクトリーに移動します。
- su コマンドを実行して、root ユーザーに切り替えます。
プロンプトが出されたら、root パスワードを入力します。
- 以下のコマンドを実行して、ファイルおよびフォルダーのアクセス権を設定します。
chown db2inst1.db2iadm1 /opt/ibm/RationalInsight/datawarehouse/sampledw -R
ここで、db2inst1 は
DB2 インスタンス所有者、db2iadm1 は
DB2 グループです。
- データベース管理者コンソールに戻って、以下のコマンドを使用して install.sh シェル・スクリプトを実行します。
[db2inst1@VEGAVM sampledw]$ ./install.sh
- プロンプトが出されたら、データウェアハウスのパラメーターを指定します。
パラメーターとその説明のリストを参照するには、このページの下部の関連リンクを参照してください。