ワークスペースは、一度に 1 つのワークベンチ・インスタンスでしか開くことができません。 「パッケージ・エクスプローラー」ビューまたは「ナビゲーター」ビューでデバッガーのワークスペースを参照すると、ターゲット・ワークスペースにあるものと同じプラグレット・プロジェクトがすべて表示され、それ以外のプロジェクトは表示されません。 デバッガー・ワークベンチはプラグレットのデバッグ専用なので、他の種類のプロジェクトを開くのに必要なプラグインがここにあるとは限りません。
デバッガー・ワークベンチとターゲット・ワークベンチの間では、プラグレット・プロジェクトの同期が行われます。 デバッガー・ワークベンチでプラグレット・リソースに変更を加えると、ターゲット・ワークベンチは自動的に更新されます。またその逆も行われます。
また、グローバル・ツールバーの「内部ツール」メニューのプラグレット起動履歴とお気に入りメニュー・グループには、ターゲット・ワークベンチとデバッガー・ワークベンチで同じものが表示されます。 これらの履歴やお気に入りグループは同期されます。 一方のワークベンチでこの内容が変更されると、他方のワークベンチでも自動的に変更されます。
同様に、デバッガー・ワークベンチから「内部ツール」ウィンドウを開くと ( を選択して「内部ツール」起動構成ダイアログをクリック)、ターゲット・ワークベンチと同じプラグレット起動構成が表示されます。
デバッガー・ワークベンチは、特殊な構成で起動されます。この構成には、プラグレットのデバッグに必要なフィーチャー・プラグインのみ (プラグレット、Java™、デバッグ、チーム、PDE、プラットフォーム、ヘルプの各フィーチャー) が組み込まれています。
プラグレット・プロジェクトは pluglets.xml ファイル内のプラグインを参照しますが、デバッガー・ワークベンチ構成にはこのファイルが存在しません。 これは問題ではありません。ターゲット・ワークベンチが、ターゲット構成内のプラグインに関する情報を自動的にデバッガー・ワークベンチに伝えるためです。
同様に、plugletTemplate 拡張ポイントに影響を与えるプラグインをターゲット・ワークベンチに入れることもできます。この拡張ポイントは、デバッガー・ワークベンチには含まれていないテンプレートのうち、どのテンプレートが「新規の Pluglet」ウィザードに表示されているかを制御するものです。 このような情報は自動的にデバッガー・ワークベンチに伝えられるので、その「新規の Pluglet」ウィザードには、ターゲット・ワークベンチにリストされているものと同じプラグレット・テンプレートがリストされます。
Eclipse デバッグの詳細については、オンライン・ヘルプの『Java Development User Guide』から、『入門』、『基本チュートリアル』、『プログラムのデバッグ』の各トピックを参照してください。