IBM InfoSphere Data Architect を全社的にインストールするには、IM_run_silent_install スクリプトを使用します。
このタスクについて
このタスクではスクリプトを使用して、社内のコンピューター上に製品をサイレント・インストールします。
IBM® Installation Manager および応答ファイルを使用してベース・コンピューターに製品をサイレント・インストールするには、
IM_run_silent_install スクリプトを使用します。後からそのスクリプトと応答ファイルを再使用すると、社内の他のコンピューターに製品をサイレント・インストールでき、製品インストール済み環境を複製できます。
手順
スクリプトを使用して、製品を全社的にサイレント・インストールするには、以下の手順に従ってください。
- IM_run_silent_install スクリプトを編集して、以下のデフォルト・パラメーターを変更します。
- 生成されたログ・ファイルおよび応答ファイルのロケーションおよびファイル名。
- シミュレートされたインストール・データの保管先ロケーション。
- IBM Installation Manager のロケーション (デフォルトのインストール・ディレクトリーにインストールされていない場合)。
例えば、Windows 上のデフォルト・インストール・ディレクトリーは、C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager です。
- 製品のインストール・ファイルのロケーション。
例えば、D: にマップされているドライブの DVD にインストール・ファイルがある場合、ロケーションは D:¥ になります。
重要: これらのパラメーターを編集する場合は、他のスクリプト内の同じパラメーターも変更する必要があります。これにより、これらのスクリプトで製品を更新またはアンインストールできるようになります。
- Installation Manager でインストール応答ファイルを生成するか、product_package/enterpriseDeployment/sampleResponseFiles ディレクトリーのサンプル応答ファイルを更新してください。 応答ファイルの生成について詳しくは、応答ファイルを手動で作成するを参照してください。
要確認: 応答ファイルに指定するディレクトリーと設定は、他のすべてのコンピューターで使用されます。
- ベース・コンピューター上で、サイレント応答ファイルを使用してサイレント・インストールを実行します。
- コマンド・プロンプトを開き、メディアのルート・ディレクトリーを変更し、IM_run_silent_install スクリプトを実行します。
サイレント・インストールが終了したら、何かキーを押すとコマンド・プロンプト・ラインに戻ります。
「すべてのプログラム」をクリックすると、製品のショートカットが表示されます。
- エラーがないかをログ・ファイルで確認します。 インストール・ログ・ファイル log_install.xml は IDA_SILENT_DATA_SAVE ディレクトリーにあります。
作成された IDA_SILENT_DATA_SAVE ディレクトリーおよび IDA_SILENT_FILES ディレクトリーには、他のコンピューターで製品インストール済み環境を複製するために必要なファイルのコピーが含まれています。
- IBM InfoSphere Data Architect をインストールする社内の他のすべてのコンピューターでサイレント・インストールを実行します。
- 以下のフォルダーおよびファイルをターゲット・コンピューターにコピーします。
- IDA_SILENT_DATA_SAVE フォルダー
- IDA_SILENT_FILES/response_install.xml ファイル
- IM_run_silent_install スクリプト
- コマンド・プロンプトを開きます。
- ディレクトリーを IBM Installation Manager インストール・ディレクトリーに変更します。
- IM_run_silent_install スクリプトを実行します。
タスクの結果
インストール・スクリプトが転送されて実行されたコンピューター上に、
IBM InfoSphere Data Architect がインストールされます。