デバッグ起動構成の使用

起動構成とは、個別に起動することができるさまざまなワークベンチ構成の定義および保存のためのメカニズムです。 デバッグ・セッションを起動するために起動構成を使用できます。どのデータベースを使用しているかによって、これらのフィールドの一部が適用されない場合があります。

このタスクについて

以下のタイプのオブジェクトを起動するために、起動構成を作成できます。
  • ルーチン
    • SQL および Java™
    • DB2® PL/SQL
    • Oracle
    デバッグ・セッション
さらに、これらのオブジェクトの 1 つに対してデータ・プロジェクト・エクスプローラーから「デバッグ」アクションを選択すると、起動構成が作成されます。 いずれの場合も、起動構成タブを詳細に説明する以下のステップに従ってください。

手順

  1. 「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューの「デバッグ」アクションを使用せずに新規起動構成を作成している場合は、(「デバッグ」パースペクティブのように) 起動 /デバッグ/実行アクション・セットを提供するワークベンチ・パースペクティブに移動し、以下のタスクのうちの 1 つを実行します。
    • ワークベンチ・メニュー・バーから「実行」>「デバッグ」 を選択して「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスを開く。
    • ワークベンチ・ツールバーの「デバッグ」プッシュボタンの隣の下矢印をクリックし、リストから「デバッグ」を選択する。 これにより、「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスが開きます。

    「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューの「デバッグ」アクションを使用している場合は、起動構成が作成されるのでこのステップをスキップして次のステップに進みます。

  2. 「デバッグ」起動構成ダイアログ・ボックスで、以下のタスクのいずれか 1 つを実行します。
    • ルーチンのノード・タイプを選択して「新規起動構成」をクリックする。
    • ルーチンのノードを右クリックしてポップアップ・メニューから「新規」を選択する。
    • ルーチンのノードをダブルクリックする。
  3. 「名前」 フィールドに、作成する構成に対して任意の名前を入力します。
  4. 「メイン」タブをクリックしてフォアグラウンドにします。
  5. 「プロジェクト」フィールドに、デバッグしたいストアード・プロシージャーに関連するワークベンチ・プロジェクトを指示します。 これを実行するには、「参照」をクリックし、 表示される「プロジェクト名」ダイアログ・ボックスで、使用するプロジェクトを選択して「OK」をクリックします。
  6. データベースの URL (JDBC による) が「ロケーション (URL)」フィールドに自動的に表示されます。 これは読み取り専用です。
  7. デバッグしたいプロシージャーを指定するには、「プロシージャー」フィールドの「参照」ボタンをクリックして「プロシージャー選択」ダイアログ・ボックスを起動します。 プロシージャーは、ワークスペース内のプロジェクトにあらかじめ指定されている必要があります。
  8. 「プロシージャー選択」ダイアログ・ボックスで、デバッグしたいプロシージャーを選択し、「OK」をクリックして「起動構成」ページに戻ります。
  9. プロシージャーを選択すると、「プロシージャー」フィールドにプロシージャー名が示されます。 このフィールドに入力することは必須です。
  10. デバッグ・セッション用にプロシージャーに受け渡したい引数は、引数リストで指定されます。 最初は、引数リストのデフォルトは引数タイプに適した値または、これらの値が「実行設定」ダイアログ・ボックスで変更された場合は、リストのデフォルトは変更後の値になります。 パラメーターを取ることができるストアード・プロシージャーの起動構成を実行すると、起動時に自動的に「パラメーター値の指定」ダイアログ・ボックスが開きます。 このダイアログ・ボックスを使用してストアード・プロシージャーに受け渡す引数を追加または編集できます。 または、「引数リスト」フィールドの「編集」ボタンをクリックして、「実行設定」ダイアログ・ボックスを起動し、そこで引数およびその他の実行設定を編集できます。 このボタンは、プロシージャーにパラメーターがない場合はグレー表示され、アクセスできません。
  11. 「実行設定」ダイアログ・ボックスには、実行するストアード・プロシージャーのさまざまな設定が含まれます。 このダイアログ・ボックスで、「パラメーター値」タブを選択して、選択したプロシージャーで使用可能なパラメーターにアクセスします (このタブの設定は、「パラメーター値の指定」ダイアログ・ボックスと同じです)。 パラメーターごとに、以下の項目がリストされています。
    • 引数名
    • タイプ (文字、整数、など)
    パラメーターが入力または入出力の場合、引数フィールドの値セルは使用可能で、フィールドで値を編集でき、タイプによって整数または文字値などを指定できます。 パラメーター値の編集が完了したら、 「OK」をクリックして「起動構成」ページに戻ります。
  12. 「ソース・ルックアップ・パス」を設定するには、「ソース」タブを選択して以下のタスクのいずれかを実行します。
    • ソース・ロケーションを追加するには、「追加」をクリックします。 これにより、「ソースの追加」ダイアログ・ボックスが起動され、追加するソース・ロケーションのタイプを選択できます。 「ソースの追加」ダイアログ・ボックスの選択リストから、「ワークスペース」を選択すると、ワークスペース内のすべてのプロジェクトがソースの検索パスに追加されます。 他を選択するとすべて、ダイアログ・ボックスが開き、使用したいソース検索パス・ロケーションを入力またはブラウズできます。
    • 既存の項目を削除するには、ソース・ロケーションを選択して 「削除」をクリックします。
    • 既存の項目の順序を設定するには、ソース・ロケーションを選択して「上へ」または「下へ」をクリックしてロケーションの配置を変更します。
      注: 場合によっては、ロケーションの配置の変更は次にストアード・プロシージャーを起動するまで有効にならないことがあります。

    ソース検索パス内のソース・ファイルのすべてのインスタンスを検索したい場合は、「パスの重複したソース・ファイルを検索 」チェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスを選択し、デバッガーがファイル名の複数のインスタンスを検出した場合、ダイアログ・ボックスで正しいソース・ファイルを選択するようにプロンプトが出されます。

  13. 「共通」タブをクリックしてフォアグラウンドにします。以下のタスクは、「共通」で実行できます。
    • 起動構成をローカルに保管して単一のユーザーが使用可能にしたい場合は、「ローカル・ファイル」ラジオ・ボタンが選択されていることを確認します。 起動構成が、チームで使用できるようにワークスペース内にファイルとして保管され、リポジトリーで共有される場合は、「共用ファイル」ラジオ・ボタンを選択して起動構成を保存します。 または、ロケーションを参照することもできます。
    • 起動構成を、「デバッグ」プッシュボタンの好みのメニューまたは「デバッグ」メニューの「デバッグ履歴」リスト内の好みのデバッグ構成として表示させたい場合は、「デバッグ」チェック・ボックスを選択します。
    • 「コンソールのエンコード」セクションで、「コンソール」ビューで使用したい文字エンコード方式を指示します。 例えば、ビューに英語以外の言語を表示したい場合は、エンコード方式を変更したほうがいい場合があります。
    • 「標準入出力」セクションで、「コンソール」ビューの入出力のロケーションを指示します。
    • 起動構成をバックグラウンドで実行するには、「バックグラウンドで起動」チェック・ボックスを選択します。
  14. 起動構成に必須のすべての情報が提供されると、「デバッグ」プッシュボタンが使用可能になります。 保存された起動構成 (または「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューで「デバッグ」を選択したときに自動的に作成された起動構成) の設定を変更すると、「適用」プッシュボタンが使用可能になります。「適用」をクリックすると起動構成が保存され、その時点でデバッグ・セッションを起動せずにダイアログ・ボックスを閉じるか、「デバッグ」をクリックして新規起動構成を使用してデバッグ・セッションを起動するかを選択できます。 「デバッグ」をクリックすると、起動構成への変更は保存され、デバッグ・セッションが起動されます。

    デバッグ起動構成を保存した後で、編集できます。 デバッグ起動構成の編集について詳しくは、関連したタスクを参照してください。

    ヒント: 起動構成設定をまだ保存しておらず、起動構成設定に作成したエントリーで削除または変更したいものがある場合は、「復帰」をクリックするとすべての変更が削除されます。
  15. 起動構成に必須の情報が指定されていないか、または指定した情報にエラーがある場合は、ダイアログ・ボックスの上部に欠落しているものを示すメッセージが表示されます。
  16. ダイアログ・ボックスでの作業を終えたら、「閉じる」をクリックしてデバッグ・セッションを起動せずに終了します。

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