シャドー表は、複製保守の列編成マテリアライズ照会表 (MQT) です。
シャドー表は、分析照会を Online Analytical Processing (OLAP) トランザクション環境で処理して、照会応答の速度を上げます。
DB2 環境では、シャドー表は行編成マテリアライズ照会表とも呼ばれます。
制約事項
シャドー表には、以下の制限があります。
- シャドー表は 1 つの表に、または 1 つの表の行に基づいている必要があります。
基本表を他のシャドー表が参照することはできません。
- 列編成シャドー表を作成する場合、その設定を表の「プロパティー」ビューの「一般」タブに指定する必要があります。
シャドー表は MQT の形式であるため、それらの表のプロパティーを定義するには、「プロパティー」ビューを使用します。
MQT をワークベンチで、表編成を「データベースのデフォルト」に設定して作成すると、ORGANIZE BY 節は宣言されません。
MQT のデフォルト編成設定は行編成であるため、表編成を明示的に定義する必要があります。
- これらの表は、データベース・パーティション化機能と pureScale 環境のどちらでもサポートされません。
- シャドー表とそれらの基本表を、以下の表のタイプにすることはできません。
- 範囲パーティション表
- マルチディメンション・クラスタリング対応の表
- リソース制御表
- テンポラル表
- シャドー表の基本表は行編成でなければならず、また複製によって保守されていなければなりません。
- シャドー表の列では、LONG VARCHAR データ・タイプも LONG VARGRAPHIC データ・タイプも使用できません。
- シャドー表は、詳細なアクセス制御、行および列アクセス制御、ラベル・ベース・アクセス制御のいずれもサポートしていません。
シャドー表で使用される主キーには、以下の制限があります。
- 列編成シャドー表では、主キーを作成できます。
- シャドー表の主キー列は、基本表の主キー列に対応している必要があります。
- 主キーが強制される必要があります。