エンタープライズ・デプロイメントを使用すれば、IBM® InfoSphere® Data Architect を 1 台のコンピューター (ベース・コンピューター) にインストールし、そのインストール済み環境を社内の他のコンピューターに容易に複製できます。
IBM InfoSphere Data Architect には、社内の他のコンピューターに製品をインストールするために使用できるエンタープライズ・デプロイメント・スクリプトが用意されています。
オプションで、ユーザーは各自のコンピューターに IBM Installation Manager をダウンロードおよびインストールした後、ネットワーク上の共用ディレクトリーから、製品にアクセスし、インストールすることができます。
サポートされるバージョンの IBM Installation Manager を http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27025142 からダウンロードできます。
IBM InfoSphere Data Architect でサポートされるバージョンの Installation Manager については、IBM InfoSphere Data Architect のハードウェア要件およびソフトウェア要件を参照してください。
その他のエンタープライズ・デプロイメント・オプションを含む詳細については、IBM Installation Manager インフォメーション・センター (http://pic.dhe.ibm.com/infocenter/install/v1r6/index.jsp?topic=/com.ibm.im.articles.doc/topics/SCRIPTING_IM.htm) を参照してください。
以下のスクリプトは
IBM Installation Manager を必要としており、
IBM InfoSphere Data Architect の
enterpriseDeployment ディレクトリーに含まれています。
表 1. enterpriseDeployment ディレクトリーにある、InfoSphere Data Architect 用のスクリプト・ファイルスクリプト |
説明 |
IM_run_silent_install.bat |
Windows オペレーティング・システム用: 応答ファイルを実行するためにベース・コンピューターで実行され、次に他のシステムに移動され、そこで実行されます。 |
IM_run_silent_lak.bat |
IM_run_silent_modify.bat |
IM_run_silent_uninstall.bat |
IM_run_silent_install.sh |
Linux オペレーティング・システム用: 応答ファイルを実行するためにベース・コンピューターで実行され、次に他のシステムに移動され、そこで実行されます。 |
IM_run_silent_lak.sh |
IM_run_silent_modify.sh |
IM_run_silent_uninstall.sh |
これらのスクリプトの実行プロセス中に、以下の 2 つのディレクトリーが作成されます。
- IDA_SILENT_DATA_SAVE.
シミュレートされたインストール・アクション、変更アクション、またはアンインストール・アクションからデータを保管します。
応答ファイルの生成はシミュレーション・モード (-skipInstall) に設定されているため、このデータが必要です。
このオプションは変更可能ですが、準備にかかる総時間は長くなります。
- IDA_SILENT_FILES.
スクリプトの実行時に作成される応答ファイルおよびログを保管します。
応答ファイルおよびログ・ファイルは xml フォーマットです。
一般的には、スクリプトを使用して、ベース・コンピューターでサイレント・アクションを実行します。
その後、他のコンピューターでサイレント・アクションのスクリプトを実行します。
例えば、スクリプトを使用して、
IBM Installation Manager および
IBM InfoSphere Data Architect のインストール済み環境を全社的にデプロイするには、次のようにします。
- 製品パッケージをダウンロードします。
- すべてのコンピューターがアクセスできる共用ディレクトリーに、圧縮ファイルを解凍します。
- オプション: インストール・スクリプトを更新して、デフォルト・パラメーターを変更します。
- 応答ファイルを作成するか、または製品パッケージ内の product_package/enterpriseDeployment/sampleResponseFiles ディレクトリーにあるサンプル応答ファイルを更新します。
- ベース・コンピューターでサイレント・インストール用のスクリプトを実行します。
- 他のコンピューターでサイレント・インストール用のスクリプトを実行して、インストール済み環境を複製します。