InfoSphere Data Architect をコンピューターにインストールします。
その後、データベースに接続してから、データ・モデルの作成や変更を始めます。
製品の使用
InfoSphere Data Architect をご使用のコンピューターにインストールします。
製品をインストールした後、製品のライセンスを適用する必要があります。
標準ライセンスまたはフローティング・ライセンスを使用して製品をアクティブ化できます。
製品をアクティブ化しない場合は、30 日間、製品とその機能を評価するために試用できます。
データ・ソースなしで製品を使用し、新しいデータ・モデルを作成できます。
しかし、データ・サーバーに接続できるようにセットアップする必要もあります。
InfoSphere Data Architect はいくつかのデータベース・ベンダーをサポートしています。
ワークベンチを使用してデータベースに接続できます。
そのデータベースからリバース・エンジニアリングを行うことができます。
必要な特権を持っている場合、変更をデータベースにデプロイするための SQL スクリプトを生成することもできます。
キー・コンポーネント
InfoSphere Data Architect には、いくつかのキー・コンポーネントが付属しています。
- データ・モデル・エディター
- データ・モデルを開き、それらのモデル内のデータ・オブジェクトを操作します。
「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューを使用すると、新しいデータ・オブジェクトを作成できます。
各データ・オブジェクトの「プロパティー」ビューを使用すると、データ・オブジェクトを簡単に変更できます。
- ダイアグラム・エディター
- データ・オブジェクト間の関係を視覚化するために役立つデータ・ダイアグラムを作成することもできます。
ダイアグラム・エディターを使用して、データ・オブジェクトを選択し、更新します。
ダイアグラムにあるデータ・オブジェクトを選択すると、そのプロパティーが「プロパティー」ビューに表示されます。
このビューは、データ・オブジェクトを変更するために使用できます。
- BIRT レポート
- 製品に組み込まれている BIRT 機能を使用すると、データ・モデルに関するレポートを生成できます。
それらのレポートを組織内の他のユーザーと共有すれば、自分のモデルの設計について他のユーザーに理解してもらうために役立ちます。
他の Eclipse ベースの製品とのシェル共有
他の Eclipse ベースの製品とのシェル共有 (複数の製品間での Eclipse インストール済み環境の共有) を利用すると、1 つのインターフェースから製品間で機能を共有するのが容易になります。
InfoSphere Data Architect を互換性のある製品と同じ製品グループにインストールした場合、Eclipse の 1 つのバージョンのみをインストールして各製品のコンポーネントを共有できます。
シェル共有により、ディスク・スペースが節約され、他の製品に既に組み込まれているコンポーネントの重複を避けられます。
シェル共有の別の利点は、製品間の相互作用が可能になるため、各製品を単独で実行する場合よりも製品の機能を強化できるということです。
例えば、シェル共有に関する次のシナリオは、InfoSphere Data Architect と Data Studio を一緒に利用することの強みを示しています。
- InfoSphere Data Architect を Data Studio とシェル共有します。
- InfoSphere Data Architect を使用して、命名規則を標準化するための用語集モデルを作成します。
- Data Studio のデータベース管理機能を使用して、これらの命名規則が確実に順守されるようにします。
製品をシェル共有するには、ベースとなる Eclipse のバージョンが同一でなければなりません。
例えば、Eclipse バージョン 3.4 ベースの製品を、Eclipse バージョン 3.6 ベースの製品とシェル共有することはできません。