演習 6: トランスフォーム・プロパティーのロールダウンへの変更
始める前に、『演習 5: トランスフォーム・プロパティーのロールアップへの変更』を完了する必要があります。
この前の演習では、HR.ldm 論理データ・モデルを変更してロールアップ・オプションを指定しました。
この演習では、HR.ldm を再び変更してロールダウン・オプションを指定し、次に、新規の物理データ・モデルに再びトランスフォームします。
その後、汎化オブジェクトのプロパティーに対する変更がトランスフォームに与える影響を観察します。
トランスフォーム・プロパティーをロールダウンに変更するには、以下のようにします。
- データ・プロジェクト・エクスプローラーで、HR.ldm 論理データ・モデル、HR パッケージ、および「ダイアグラム」フォルダーを展開します。
- HR エンティティー・ダイアグラムをダブルクリックし、ダイアグラム・エディターでそれを開きます。
- ダイアグラムで、スーパータイプ EMPLOYEE とサブタイプ REGULAR の間のリンクを選択します。
- リストから「ロールダウン」を選択して、この汎化オブジェクトの「別名にトランスフォーム」プロパティーをカスタマイズします。
- スーパータイプ EMPLOYEE とサブタイプ HOURLY の間のリンクを選択し、この汎化の「別名にトランスフォーム」プロパティーも「ロールダウン」に変更されていることに注目します。
- HR.ldm 論理データ・モデルを保管します。
- 演習 4 のステップを繰り返して、HR.ldm 論理データ・モデルを新規の物理データ・モデルにトランスフォームします。
この場合、HR_rolldown_pdm
を新規の物理データ・モデル・ファイルの名前として指定し、HR_rolldown
をスキーマ名として指定します。
- 演習 4 のステップを繰り返し、HR_rolldown スキーマの下で新規総括図を作成し、ダイアグラム・エディターで列のコンパートメントを表示します。
- エディター領域で「HR_rolldown」タブをクリックして、ダイアグラムを表示します。
- 「HR_rolldown」タブをダブルクリックして、ダイアグラム・エディター・ビューを最大化します。
この物理データ・モデルと、この前の演習で作成されたものとの違いに注目してください。
この場合、EMPLOYEE 表は作成されず、REGULAR および HOURLY 表では、EMPLOYEE にあった列が繰り返されています。
「ロールダウン」オプションは、別のタイプの非正規化パターンに使用されます。
- HR_rolldown_pdm.dbm ファイルおよび HR_rolldown ダイアグラムを保管し、閉じます。
これで、『演習 7: 物理データ・モデルの変更および DDL スクリプトの生成』を始める準備ができました。