用語集モデルは、組織がデータ・オブジェクトに対して許容する名前および略記を記述するモデルです。
また、用語集モデルは、基本ワード (Employee または Company など)、クラス・ワード (Name または Employee ID など)、および修飾子 (First または Annual など) の定義も行っています。
用語集モデルは以下のような使い方ができます。
- データ・モデルの分析中に、モデルが命名標準に従っているかどうかを判別する。
- 「プロパティー」ビューでのデータ・モデル・オブジェクトの変更中に、オブジェクト名の指定時のコンテンツ・アシスタンスを提供する。
- マッピング・モデルの作成中に、ディスカバー関数がソース要素とターゲット要素を関係付けやすくする。
- データ・モデルの変換中に、変換したデータ・オブジェクトの命名方法を決定する。
用語集モデルの項目に加えて、データ・オブジェクト命名標準は、の「設定」ページで指定します。
この設定はまた、データ・モデルの分析でも使用されます。
ワークベンチを使って以下を行うことができます。
- テンプレートを使用して用語集モデルを作成する
- 空の用語集モデルを作成する
- 別の Windows ベースのスプレッドシート・プログラム (例えば Microsoft Word または Microsoft Excel) から用語集モデルの定義をコピー・アンド・ペーストする
- WebSphere® MetaBroker® for Rational® Data Architect を使用することにより、用語集メタデータをワークベンチにインポートする
用語集モデルはデータ設計プロジェクトに保管されます。
1 つの用語集モデルを、複数のデータ設計プロジェクトで共有することができます。
用語集モデルのファイルには *.ndm という拡張子が付きます。