情報統合モデリングの概要

情報統合モデリングでは、データ・パースペクティブ内に、メタデータの管理に役立つ一連の関数が備えられています。多様なソースに置かれたコンテンツおよびデータ構造を保有する企業では、メタデータの理解が統合ソリューションの主軸となります。 新規のデータ・ソースを既存の社内データと統合するには、新規ソース内のデータが、既存環境内のデータとどのように関連しあっているかを理解する必要があります。新規のソースから既存のソースにデータをコピーするプロセスを作成することができます。 マッピングと関係を定義することで、大規模な異種メタデータを扱うことができます。
本製品に付属している企業メタデータ・ツールを使用すると、さまざまなデータ・ソース内の関係を検索およびマップし、そのような関係を表すスクリプトを作成し、フェデレーテッドまたは非フェデレーテッド、ローカル、リモートのサーバーにスクリプトをデプロイすることができます。 各種のデータおよびそのようなデータをサポートするプロセスにアクセスするには、InfoSphere Information Server を使用します。 その後、企業データ・モデルを使用して、メタデータを解釈および活用します。 本製品のメタデータ関数には、次のものがあります。
関係のディスカバー
1 つ以上のソース・スキーマをターゲット・スキーマに関連付ける方法を示すメソッドを提供します。 メタデータまたは使用可能な任意のデータ・サンプルをその関係のベースにすることができます。
関係のマップ (Map relationships)
ソースおよびターゲットのデータ・モデルと、発見されたかまたは手動で指定された関係を表示します。 マッピングは、1 つ以上のソース・モデルで表されるデータを結合して、ターゲット・モデルに適した特定のフォームに変換する方法を記述します。 その結果は、マッピング・モデルに保管されます。
式の作成 (Build expressions)
マッピング・モデルに追加できる関数、結合条件、フィルター条件、およびソート条件などの基準を定義する手段になります。 その後、デプロイするスクリプト内でその式を使用することができます。
スクリプトの生成
デプロイできるマッピング・モデルからスクリプトを生成します。 そのスクリプトを使用して、マッピング・モデルに準拠したソースから、マッピング・モデルに準拠したターゲットにデータを変換してフィルターすることができます。

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