IBM® Installation Manager は、パッケージをインストール、更新、および変更するためのプログラムです。これによってコンピューターにインストールされる IBM アプリケーションつまりパッケージを管理するのに役立ちます。
Installation Manager の機能はパッケージをインストールするだけではありません。インストールしたものを追跡する、インストールできるものを判別する、インストール・ディレクトリーを編成するなどにも役立ちます。
Installation Manager には、パッケージを最新にしておくためのツールやパッケージを変更するためのツール、パッケージのライセンスを管理するためのツール (必要な場合)、システムからパッケージをアンインストールするためのツールがあります。
Installation Manager バージョン 1.3.0 は製品に付属しています。www.ibm.com から直接 Installation Manager バージョン 1.3.x をダウンロードすることもできます。
このインストール・ガイドに記載された説明はすべて、組み込みバージョンの Installation Manager を使用することを前提としています。これより後のバージョンの Installation Manager に今後アップグレードした場合は、説明の一部が正確でなくなる可能性があります。
Installation Manager インフォメーション・センターが Web 上 (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r2/index.jsp) にあります。
Installation Manager には、パッケージをそのライフ・サイクルを通して容易に保守できる次の 6 つのウィザードが組み込まれています。
- 「インストール (Install)」ウィザードは、インストール・プロセスをガイドします。
デフォルトをそのまま受け入れてパッケージをインストールするか、またはデフォルトの設定値を変更してカスタム・インストールを行うことができます。
インストールする前に、ウィザードで選択したすべての項目の要約が表示されます。
このウィザードを使用して、1 つ以上のパッケージを一度にインストールできます。
- 「更新」ウィザードは、インストール済みパッケージに適用できる更新を検索します。
更新として、リリース済みフィックス、新規フィーチャー、または製品の新規バージョンの場合があります。
更新の内容の詳細がウィザードで表示されます。
更新を適用するかどうかを選択できます。
- 「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」ウィザードは、パッケージのライセンスをセットアップするのに役立ちます。
試用ライセンスを完全ライセンスに変更する場合やフローティング・ライセンス用サーバーをセットアップする場合、および各パッケージに使用するライセンスのタイプを選択する場合は、このウィザードを使用します。
すべての製品パッケージがライセンスを必要とするわけではありません。
- 「ロールバック (Roll Back)」ウィザードを使用して、前のバージョンのパッケージに戻すことができます。
- 「アンインストール (Uninstall)」ウィザードは、コンピューターからパッケージを除去します。
複数のパッケージを一度にアンインストールできます。
- 「変更 (Modify)」ウィザードでは、インストール済みパッケージの特定のエレメントを変更できます。
パッケージの最初のインストール時に、インストールするフィーチャーを選択します。
後で他のフィーチャーが必要になった場合、パッケージの変更ウィザードを使用してパッケージに追加できます。
フィーチャーの除去および言語の追加または除去も可能です。