データのマスキングは、非実動環境でのデータ・プライバシーの確保のために使用します。その目的には、ソフトウェア開発およびテスト、ソフトウェア・ユーザー研修、またはデータ・マイニングおよび調査などがあります。
この製品と IBM® Optim™ 製品を併用して、企業テスト・データをマスクできます。
標準的なシナリオでは、次のステップを実行して、物理データ・モデルからマスク済みテスト・データを生成します。
- 種別、プライバシー・ポリシー、およびマスキング・アルゴリズムなどのデータ・プライバシー情報を使用して、アトミック・ドメイン・モデル・オブジェクトに注釈を付けます。
- 物理データ・モデル作成時に、列に対して注釈付きドメイン・データ・タイプを指定します。
- マスキング用にエクスポートする表および関係が組み込まれた物理データ・モデルのダイアグラムを作成します。
- 注釈付き物理データ・モデルを Optim 交換ファイルにエクスポートします。
- IBM Optim 製品で Optim 交換ファイルを開き、このファイルを使用してソース・データベースからマスク済みテスト・データを生成するスクリプトを作成し、そのデータをターゲット・データベースに挿入します。
- ご使用の製品がデータ・モデル・レポートをサポートする場合、データ・プライバシーの準拠性を示すレポートを生成します。