マッピング・エディターを使用したマッピングの作成

マッピング・エディターを使用して、1 つ以上のデータ・ソースのエレメントと、データ設計プロジェクト内の 1 つのターゲットとの関係を定義します。

マッピングを作成するには、「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビュー内でデータ設計プロジェクトを作成する必要があります。 データ設計プロジェクトには、企業関係を設計してモデル化するのに使用するデータ・モデル、SQL スクリプト、XML スキーマ、およびマッピング・モデルが入っています。

「データ・プロジェクト・エクスプローラー」ビューには、2 種類の SQL データ・モデル (InfoSphere Information Server 関数を使って使用可能にするものと、非フェデレーテッド SQL モデルであるもの) が置かれます。 どちらのタイプのモデルも、マッピング・エディターで使用してデプロイすることができます。 さらに、マッピング・エディターでは、InfoSphere Information Server 対応の SQL モデルに生成されるエレメントを調整して、InfoSphere Information Server 環境用に特化されたものにすることができます。

マッピング指定言語ファイル

作成したマッピングは、マッピング・モデルに保管されます。 各マッピング・モデルは、1 つのマッピング指定言語ファイル (MSL) で表されます。 データ・ソースは、データ設計プロジェクト内の任意の物理データベース・モデル (DBM ファイル) または論理データ・モデル (LDM ファイル) にすることができます。 ターゲットは、物理データ・モデル (DBM ファイル)、論理データ・モデル (LDM ファイル)、または XML スキーマ (XSD ファイル) にすることができます。

マッピング・モデルに準拠したソースから、マッピング・モデルに準拠したターゲットにデータを変換してフィルターするためのスクリプトを作成するためのスクリプトを生成するツールで、そのマッピング・モデルを使用することができます。 そのようなスクリプト生成ツールは、マッピング・モデルのマッピング・セマンティクスを取り込んで、そのモデルの結果をさまざまなタイプのランタイム・オブジェクトにレンダリングすることができます。

スクリプトの生成は、論理データ・モデルのマッピング・モデルではサポートされていません。 論理データ・モデルとその他のソースまたはターゲットの間のマッピングは、公開のためにのみ使用されます。

関係の検索

マッピング・エディターには、ソースおよびターゲットのデータ・モデルがツリー・フォーマットで表示されます。 ソースとターゲットの間で値が対応しているエレメントまたは列を識別できます。 ディスカバー関数を活用すれば、一致エレメントを自動的に検索して、手動で指定しなくても済むようにすることができます。 もともと分かりにくかったり、同一画面上で確認するのが困難であったりする関係を、ディスカバー関数が提案することができます。 また、ソースとターゲット間で一致しているエレメントを手動で特定することもできます。

ディスカバー関数から推奨されたマッピングを受け入れるかまたは拒否することができます。

変換

ターゲットに対する適用の前にソース・エレメントの値を修正する変換関数を指定することで、1 対 1 および多対 1 の複雑な関係を調整できます。 各変換関数は、1 つのマッピングに対して適用されます。 この関数は、オプションしだいでマッピング中に 1 つ以上の入力 (ソース・エレメント) をとることができますが、単一の出力 (ターゲット・エレメント) を生成します。 したがって、変換関数は、1 つのターゲット・エレメントにしか関連付けられません。 1 対多のタイプの関係は、それぞれが必要に応じて独自の変換関数を備えた複数の 1 対 1 の関係として指定されなければなりません。

関連概念
関係の検索
関連タスク
マッピング・モデルの作成
データ設計プロジェクトの作成
ソースまたはターゲットとして使用するモデルのインポート
関連資料
マッピング・エディター

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