マッピング・タイプ

マッピングには、マッピング (受け入れられたマッピングと手動で作成されたマッピングも含む)、発見されたマッピング、定数マッピング、マッピング・グループ、および無効なマッピングの 5 つのタイプがあります。

エディターにおいてマッピングは、ソース・ノードとターゲット・ノードをつなぐ線で表されます。 各マッピング線ごとに、線の中央にハブが置かれています。 線の色は、マッピングのタイプによって異なります。 発見されたマッピングの線には、大括弧で表されたハブが置かれています。 他のすべてのマッピング線には、正方形のハブが入っています。

マッピング線を選択するには、線上の任意の場所または線のハブをマウス・ボタンでクリックします。 選択したマッピング線の色は、未選択の線よりも濃い色になります (ワークベンチの「設定」ページで定義する、マッピング・エディターの「設定」でのデフォルト値を変更していない限り)。 マッピング線を選択した状態で制御キー (CTRL) を押せば、複数の線を選択することができます。 制御キーを押しながら選択した各マッピング線は、マッピング選択の一部になります。 コンテキスト・メニューのオプションを、選択した 1 本以上のマッピング線に対して適用することができます。 マッピング線ハブの外観は、変換または式などをマッピング・グループに追加する調整操作に応じて変わります。

マッピング

マッピングは、1 つ以上のソース列を、1 つのターゲット列または XML スキーマ文書 (XSD) の単純エレメントまたは属性に接続します。 マッピング・モデルからスクリプトを生成すると、各マッピングのソース情報は変換され (オプションの変換関数を選択した場合) て、その結果は、マッピング・ターゲットにのっとって表示されます。 ソースおよびターゲットのエレメントを右マウス・ボタンでクリックしてから、「マッピングの作成」メニュー・オプションをクリックすれば、手動でマッピングを作成することができます。 ディスカバー関数を実行してから、ディスカバーされたマッピングを受け入れることで、マッピングを自動的に作成することができます。 マッピング線を右マウス・ボタンでクリックし、メニュー・オプションで「マッピングの削除」を選択することで、マッピングを削除できます。

マッピング・グループ

マッピング・グループには、ターゲット表別 (リレーショナル・データベース内の) またはエレメント (XML スキーマ内の) 別にマップされたエレメントが入っています。 各マッピング・グループごとに照会が 1 つずつ生成されます。 マッピングの作成時には、既存のマッピング・グループへのそのマッピングの組み込みがマッピング・エディターによって試みられます。 適切なマッピング・グループがない場合、新規のマッピング・グループがマッピング・エディターによって作成されます。

定数マッピング

定数マッピングにはターゲット・エレメントは入っていますが、ソース・エレメントは入っていません。 日付や時刻関数などの変換関数を選択して、ターゲット・エレメントに値を割り当てることができます。 定数マッピングを作成するには、「マッピング・グループの詳細」ビュー内のターゲット・エレメントを右マウス・ボタンでクリックしてから、メニューで「定数マッピングの作成」を選択します。

発見されたマッピング

ディスカバーされたマッピングとは、ディスカバー関数の実行時に推奨されるマッピングのことです。 発見されたマッピングは、マッピング・エディターに表示されて、マッピング・モデル内に保管されます。 マッピング・モデルからのスクリプトの生成時には、発見されたマッピングは無視されます。 発見されたマッピングを受け入れるには、発見されたマッピングの線を右マウス・ボタンでクリックしてから、「マッピングの受け入れ」メニュー・オプションを選択します。 発見されたマッピングを削除するには、発見されたマッピングの線を右マウス・ボタンでクリックしてから、「マッピングの拒否」メニュー・オプションを選択します。 複数の発見されたマッピング線を選択して、発見されたマッピングを一度に複数個受け入れるかまたは拒否することができます。 また、マッピング・エディター内を右マウス・ボタンでクリックしてから、メニュー・オプションで、「すべてのマッピングの受け入れ」または「すべてのマッピングを拒否」を選択して、すべての発見されたマッピングを受け入れるかまたは拒否することもできます。 ツールバーから「取り消し」を選択すれば、受け入れまたは拒否のアクションを反転することができます。

以下の例では、単純なマッピング・モデルに対してディスカバー関数が実行されて、以下の推奨された、つまりディスカバーされた、マッピングが作成されます。
図 1. 発見されたマッピングと受け入れられたマッピング2 つの発見されたマッピングと、1 つの作成されたマッピングまたは受け入れられたマッピングを示す図。
線の外観は異なります。
以下の図は、図 1 内のマッピングに対応する「アウトライン」ビューを示しています。
図 2. 発見されたマッピングの「アウトライン」ビューディスカバー関数の実行後のマッピングの「アウトライン」ビューを示した図。

無効なマッピング

マッピング・モデルで使用したソースまたはターゲットのモデルでの名前の変更が原因で、無効なマッピングが生じます。 既存のマッピング・モデルを使ってマッピング・エディターを開くと、そのマッピング・モデルは、初期化中に再検査されます。 マッピング・モデル内のソースまたはターゲットに関する情報がもう有効でなくなった場合、それに関連したマッピングももう有効ではありません。 無効なマッピングに結び付けられているマッピング線は、デフォルトでは赤色の線で示されます。 無効なマッピング上のハブは、エラー・アイコン付きで表示されます。
図 3. 無効なマッピングのハブ無効なマッピングのマッピング・ハブを示す図。
「アウトライン」ビューは、マッピング・モデルが最後に保存されたときに無効になったマッピングのソース・エレメントとターゲット・エレメントのパスを示しています。 無効になったマッピングを修復するには、そのマッピングおよび改名後のソース・エレメントまたはターゲット・エレメントを右マウス・ボタンでクリックし、コンテキスト・メニューで「マッピングへの追加」を選択します。
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