アーカイブをローカル・コンピューターに保存するのではなく、Rational® DOORS® データベース・サーバーに保存することができます。この場合、アーカイブはデータ・フォルダー内のフォルダーに格納されます。アーカイブがデータベース・サーバー上に保存されている場合は、そのデータベースに接続されたいずれの Rational DOORS クライアントからでもアーカイブにアクセスすることができます。
始める前に
データベース・サーバーを停止する前に、すべてのユーザーがログアウトする必要があります。
このタスクについて
Rational DOORS クライアント・コンピューター上にデータをローカルでアーカイブした場合は、そのアーカイブの復元が必要なときに、アーカイブ・ファイルの場所を参照することができます。ただし、データベース・サーバー上に格納されたデータ・アーカイブを参照することはできません。正確なアーカイブ・ファイル名をメモしておいてください。サーバーからアーカイブを復元しようとする際に、アーカイブ・ファイル名を誤って入力すると、「CRCRD5338E 選択されたファイルは DOORS アーカイブではないか、非互換バージョンの DOORS で作成されたか、または壊れています」という警告が表示されます。
アーカイブ・ディレクトリーの参照時には、パスを含めないでください。アーカイブ・フォルダー名のみを使用してください。
手順
- Windows サーバーを使用する場合は、以下の手順を実行します。
- Rational DOORS データベース・サーバー上のデータ・フォルダーにナビゲートします。
- このデータ・フォルダー内に、サーバー・アーカイブ用のフォルダーを作成します。
- レジストリー・エディターを開き、HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Telelogic¥DOORS_Server¥9.version¥Config にナビゲートします。
- DOORS_Archive_Location という名前のストリングを作成します。
- このストリングを右クリックし、「変更」を選択して、作成したフォルダーの名前を「値のデータ」フィールドに入力します。例えば、「archives」と入力します。
- Rational DOORS データベース・サーバーを停止した後、始動します。
- Linux サーバーを使用する場合は、以下の手順を実行します。
- データベース・サーバー上のデータ・ディレクトリーにフォルダーを作成します。
- サーバー・アーカイブ環境変数を設定します。
- DOORS_ARCHIVE_LOCATION=directoryname 環境変数を、Rational DOORS データベース・サーバーを実行するユーザーのプロファイルまたはスタートアップ・スクリプトの一部として設定します。
- -doors_archive_location directoryname コマンド行スイッチ・パラメーターを入力して、データベース・サーバーを始動します。以下に例を示します。
./doorsd -doors_archive_location archives
このオプションを短縮して、-A directoryname とすることができます。
次のタスク
サーバー・アーカイブが有効になっていることを確認します。
- Rational DOORS を開き、データのアーカイブと復元を実行する権限を持つユーザーとしてログインします。
- データベース・エクスプローラーの右ペインでプロジェクトを選択し、をクリックします。
サーバー・アーカイブが有効になっている場合は、「アーカイブ・プロジェクト」ウィンドウに「サーバー上でアーカイブ」フィールドが表示されます。このフィールドは、「アーカイブ・モジュール」ウィンドウにも表示されます。「サーバーからの復元」フィールドは、「プロジェクトの復元」ウィンドウと「モジュールの復元」ウィンドウに表示されます。