バージョン 9 より前のリリースから新規バージョンの Rational® DOORS® データベース・サーバーにアップグレードする場合、新規コンポーネントをインストールし、次に以前のインストールから新規インストールにデータ・ディレクトリーをコピーをします。
始める前に
- 『データのバックアップ』のトピックにある説明に従って、データベースをバックアップします。
新規バージョンのクライアントまたはデータベース・サーバーにアップグレードすると、以前のバージョンはコンピューターから削除されます。
- 既存のインストール済み環境でメニューをカスタマイズした場合は、addins.idx ファイルと、作成したすべてのカスタム・スクリプトをバックアップします。
手順
- Rational DOORS クライアント・バージョン 9.6.1 以降にアップグレードする場合は、Windows の「コントロール パネル」の「プログラムと機能」を使用して、以前のクライアントをアンインストールする必要があります。
- 新規バージョンの Rational DOORS のインストール。 クライアントとデータベース・サーバーのインストールについては、以下を参照してください。
- Rational DOORS データベース・サーバーを停止し、Rational DOORS データ・ディレクトリーを前のインストールから新規の Rational DOORS インストールにコピーします。
- 以前のインストールで、メニューをカスタマイズした場合は、addins.idx ファイルをコピーし、バックアップ・ファイルからすべてのカスタム・スクリプトとフォルダーをコピーし、それらを新規インストールに追加します。
- 新規 Rational DOORS データベース・サーバーを始動します。
- アップグレードが正常に完了したことを確認するには、Rational DOORS クライアントを始動します。 ログインしてデータにアクセスできない場合は、データが新規データベース・サーバーのインストールで指定された場所にコピーされていることを確認してください。
デフォルト・ロケーションは install_path¥IBM¥Rational¥DOORS¥9.version¥data です。
- オプション: dbadmin パスワードがある場合は、以下の手順も実行する必要があります。
- ログアウトして、Rational DOORS データベース・サーバーを停止します。
- コマンド・プロンプトを開き、bin ディレクトリーにナビゲートし、コマンドを以下の形式で入力して、dbadmin パスワードを再設定します。
doorsd -R <newpassword> -s <datadirectory>
- Rational DOORS データベース・サーバーを再始動します。
次のタスク
データベース・サーバーへのアップグレードが完了すると、他のチーム・メンバーはその Rational DOORS クライアント・インストールをアップグレードできます。これについては、『
Rational DOORS クライアントのインストール』で説明しています。