データ移行プロセスには、分析、準備、実行、およびポストプロセッシングという 4 つのフェーズがあります。
分析
データ移行を開始する前に、以下の分析を行います。
- 移行作業全体の価値を評価します。
- 移行メトリック・ユーティリティーを実行して、
移行するデータを評価します。
- データの種類やサイズ (例えば、オブジェクト、リンク、OLE オブジェクト、および属性の数) を調べます。
- 統合タイプ・システムに関するデータのウイルス予防策を検討します。
各タイプの属性の数を決定し、その属性同士が互いにどの程度類似しているのかを判別します。
- 移行に影響を及ぼす可能性のある潜在的なリスク域を特定します。
準備
分析結果に基づいて以下の移行準備作業を行います。
- IBM Rational DOORS Next
Generation において成果物タイプが
急増しないようにタイプ・システムを調整します。
- 大/小文字の区別における差異がないかを調べます。
- 共通名を共有する属性内の列挙型値に不整合がないかを調べます。
- 今後の作業においてビジネス価値を持たない属性を除去します。
実行
分析と準備が完了したら、以下の移行作業を行います。
- IBM Rational DOORS で移行パッケージを
作成します。
- そのパッケージをエクスポートして Rational DOORS Next Generation に
インポートします。
- モジュールが正常に Rational DOORS Next Generation に
インポートされたら、Rational DOORS で
モジュールの状況を更新します。
ポストプロセッシング
移行パッケージが
インポートされたら、
Rational DOORS Next Generation で
以下の作業を行います。
- 成果物タイプをさらに調整します。
- 標準の管理作業を行って、チームの領域、ユーザー、およびアクセス制御をセットアップします。