最初に Requirements Interchange Format パッケージを
リモート Rational® DOORS® プロジェクトにインポートしておいてから、更新されたデータを含むパッケージをリモート・プロジェクトでインポートおよびマージすることができます。更新されたデータには、
元のデータがエクスポートされた後にソース・プロジェクトで発生した改訂が
含まれます。
始める前に
ソース・プロジェクトから元のデータをエクスポートする場合、
ReqIF 定義を作成する必要があります。ReqIF 定義では、
「ローカル・データのロック」の値を「ロックなし。エクスポートしたデータは読み取り専用」と設定します。この値は
データの初回のエクスポートおよび以降のエクスポートに適用されます。リモート・プロジェクトに
インポートされるデータは読み取り専用であるため、ほかのモジュールからのインバウンド・リンクのみが
含まれます。まず、チーム・メンバーがソース・プロジェクトに改訂を加え、更新されたデータを含む別の ReqIF パッケージをソース・プロジェクトからエクスポートします。その後、このトピックで説明しているように、改訂済みのパッケージをリモート・プロジェクトにインポートします。
パッケージをプロジェクトにインポートするときには、
データを分割する権限、およびプロジェクトに対する変更権限が必要です。
このタスクについて
更新されたデータを含むパッケージをリモート・プロジェクトにマージすると、
リモート・プロジェクトのモジュールが以下のように更新されます。
- 新規オブジェクトがモジュールに追加されます。
- 新規属性定義がモジュールに追加されます。
- すべての属性値の差違がモジュールにコピーされます。
- 削除されたオブジェクトがモジュールで一時的に削除されます。
- モジュールでは、パージされたオブジェクトは更新されません。インポートされたモジュールに
オブジェクトがもう存在しない場合、そのオブジェクトはマージ時に無視され、
リモート・プロジェクト・モジュール内の元のオブジェクトは変更されません。
- 新規ビュー定義がモジュールに追加されます。
- ビューがリモート・モジュールに既に存在する場合、ソース・モジュールからの改訂がリモート・モジュールに適用されます。
- 新規インバウンド・リンクがリモート・モジュールで作成されます。
- 履歴情報は ReqIF パッケージまたは RIF パッケージに含まれません。
手順
- 改訂済みのモジュールをソース・プロジェクトから ReqIF パッケージに
エクスポートします。 ReqIF 定義のロックは
「ロックなし。エクスポートしたデータは読み取り専用」のままです。
- 改訂済みのデータを含む ReqIF パッケージを、リモート・プロジェクトに
インポートします。改訂済みのデータ用に新規フォルダーが作成されます。
- リモート・データベースで、インポートされた改訂済みのモジュールと
元のバージョンをマージしてください。
- データベース・エクスプローラーで、マージするパッケージを含むプロジェクトを選択し、
をクリックし、「ReqIF 定義」タブをクリックします。
- マージするインポート済みのパッケージに関連付けられている定義を選択し、「インポート」をクリックします。 「ReqIF 定義インポート」ウィンドウが
表示されます。
- 「ReqIF 定義インポート」ウィンドウで、
マージするインポート済みパッケージを選択し、「マージ」をクリックします。