バージョン 9.0 より前のリリースからの新規リリースの Rational DOORS へのアップグレード

9.0 より前のバージョンから Rational® DOORS® の新規リリースにアップグレードした場合、以前のバージョンはシステムに保持されます。 Rational DOORS は、以前のバージョンを上書きしません。 新規バージョンで使用できるように、前のバージョンからのデータは移行したりリストアしたりできます。

始める前に

このタスクについて

この手順では、Rational DOORS バージョン 6.0 SR1 以降からのアップグレードの情報を示しています。 それより前のリリースを使用している場合は、以前のリリースのアップグレード資料を参照してください。

Windows システムで、Rational DOORS 9.0 以降をインストールする場合は、以下のデフォルトが適用されます。

データを新規インストール済み環境にアップグレードするには、以下の 2 とおりの方法があります。
  • データベース・サーバーをインストールするときは、既存のデータを指します。 既存の Rational DOORS インストール済み環境を保存して、データが既存のクライアントで使用できるようにするには、既存のインストール済み環境からデータ・ディレクトリーをコピーして、移行用のコピーを指します。 既存データの一部のみを移行する場合は、移行する項目のみが含まれているデータ・ディレクトリーのコピーを指すことができます。 それから、アップグレードしたクライアントを使用して、データを移行します。
  • 前のリリースのプロジェクト・アーカイブまたはモジュール・アーカイブから、新規インストールにデータをリストアします。 データ・アーカイブの制限を含め、詳しくは『データのバックアップおよびアーカイブ』を参照してください。

手順

  1. 新規の 64 ビット・クライアントにアップグレードする場合は、Windows の「コントロール パネル」にある「プログラムと機能」を使用して、旧 32 ビット・クライアントをアンインストールします。
  2. リリース 9 の新規バージョンをインストールします。 クライアントとデータベース・サーバーのインストールについては、以下を参照してください。
  3. 以前のインストールで、メニューをカスタマイズした場合は、データベース・サーバーを停止し、addins.idx ファイルをコピーし、バックアップ・ファイルからすべてのカスタム・スクリプトとフォルダーをコピーし、それらを新規インストールに追加します。 それから、データベース・サーバーを再始動します。
  4. データを移行するには、以下のいずれかのステップを実行します。
    • データベース・サーバーをインストールしたときに既存のデータ・ディレクトリーを指した場合は、アップグレードしたクライアントに管理者としてログインし、データを新規インストールに移行するというオプションを受け入れます。
    • 以前のリリースからのアーカイブがある場合は、データを新規インストールにリストアします。

次のタスク

データベース・サーバーへのアップグレードが完了すると、他のチーム・メンバーはその Rational DOORS クライアント・インストールをアップグレードできます。これについては、『Rational DOORS クライアントのインストール』で説明しています。

Rational DOORS データベース・サーバー・サービスは、DOORS DB Server 9.version と呼ばれます。 1 つのコンピューターに、複数のデータベース・サーバー・サービスをインストールできます。 詳しくは、『コマンド行を使用した Rational DOORS データベース・サーバー・サービスのインストールと削除』を参照してください。


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