Rational DOORS Web Access のライセンス・オプション

Rational® DOORS® Web Access を実行するには、ソフトウェア・ライセンスかハードウェア・ライセンスが必要です。

ライセンスは各ユーザー・セッション用に取得されますが、クライアント・プロセス内でなくサーバー・サイドで管理されます。 サーバーは、ユーザーが接続するとき、ライセンス・サーバーからライセンスを取得します。サーバーは、ユーザーがログオフするとき、ライセンスを解放します。 ユーザーは、存在する可能性のあるすべてのファイアウォールを通って、ライセンス・サーバーへ直接アクセスする必要はありません。

ご使用のシステムに Rational License Key Server をインストールしておく必要があります。Rational License Key Server について詳しくは、『Rational Common Licensing の情報』を参照してください。

ライセンス・モデルは、Rational DOORS と Rational DOORS Web Access とでは異なります。 Rational DOORS のライセンスはクライアント・ベースであり、hostname を使用します。一方、Rational DOORS Web Access のライセンスはサーバー・ベースであり、username を使用します。 両製品は異なるライセンス・モデルを使用するので、同じコンピューター上で動作している場合でも、Rational DOORS のライセンスを共有することはできません。 ライセンスの使用、およびライセンスがいつ必要となるかについては、以下の表を参照してください。

表 1. ライセンスの使用
アクション ライセンスの必要性
Rational DOORS Web Access サーバーの始動および実行 ライセンスは不要
クライアントから Rational DOORS Web Access へのログイン ライセンスが必要
別のツールが、OSLC RM ドメインに対してコードを直接実装し、サーバー API として使用する ライセンスが必要
要件を選択したり、コンパクト・レンダリングやリッチ・ホバーなどの UI プレビューを行ったりするため、代行 UI を使用して Rational DOORS データを統合製品から表示する ライセンスは不要
Rational DOORS Web Access サーバーでのノードロック・ライセンスの使用 非サポート

リンク・モデルおよびライセンス

Rational 製品では、バック・リンクとリンク・ディスカバリーという、2 つのリンク・モデルが使用されます。

以下の製品は、Rational DOORS と統合され、バック・リンクを使用します。 バック・リンクを追加するため Rational DOORS への更新を必要とするリンクをユーザーが作成する場合、ライセンスが必要です。 OSLC GET コマンドおよび PUT コマンドが使用されます。

以下の製品は、Rational DOORS と統合され、リンク・ディスカバリーを使用します。 トレーサビリティーを確定するため、別のツールのユーザー・データベースに対して認証を行う必要があるので、ライセンスが必要です。 ただし、ユーザーがリンクを作成する場合、Rational DOORS データを変更する必要はないので、ライセンスは不要です。


フィードバック