このトピックで説明するタスクを実行するには、管理者は、事前に統合を構成しておく必要があります。詳細については、『Rational DOORS と Rational Quality Manager の統合』を参照してください。
この統合を使用して、Rational DOORS のモジュール、モジュール・ビュー、およびオブジェクトと Rational Quality Manager のテスト計画およびテスト・ケースの間に双方向リンクを作成できます。この統合は、Open Services for Lifecycle Collaboration (OSLC) 仕様を使用して実装されます。
外部アプリケーションへのリンクを作成する場合、デフォルトでは、ターゲットの成果物から元のアプリケーションのソースの成果物へのリンクが自動的に作成されます。リンクされた要件オブジェクト、テスト計画、およびテスト・ケースを表示する際に、マウス・カーソルをリンクに重ねるとリンクされた成果物の要約が表示されます。また、リンクをクリックするとリンクされた成果物に移動し、関連付けられたアプリケーションにその成果物が開きます。
詳細については、YouTube で Rational DOORS と Rational Quality Manager の統合についてのビデオ「IBM Rational DOORS and IBM Rational Quality Manager」をご覧ください。
モジュール、モジュール・ビュー、およびオブジェクトからテスト計画およびテスト・ケースへリンクするには、「検証元」コラボレーション・リンクを作成します。コラボレーション・リンクの使用の詳細については、『標準リンク、外部リンク、およびコラボレーション・リンク』を参照してください。
Rational Quality Manager で、テスト計画の「要件コレクション・リンク (Requirement Collection Links)」セクションを開くと、テスト計画をモジュールまたはモジュール・ビューと関連付けることができます。テスト・ケースの「要件リンク (Requirement Links)」セクションを開くと、テスト・ケースをモジュール内の個々のオブジェクトと関連付けることができます。
Rational DOORS で要件を変更または削除する場合は、これらの変更と、Rational Quality Manager で関連付けられているテスト・ケースを一致させて、最新の要件状況を示すことができます。その後で、変更または削除された要件を含む、疑いのあるテスト・ケースを特定できます。疑いのある成果物を特定することによって、テスト・チームはテスト計画およびテスト・ケースを短時間で正確に更新できます。詳細については、Rational solution for Collaborative Lifecycle Management (CLM) インフォメーション・センターの『Reconciling test cases with requirements in Rational DOORS』を参照してください。