ユーザーをセットアップしたら、コマンド行スイッチを使用してデータベース・サーバーでスマート・カード認証を使用可能にします。
始める前に
このタスクを実行する前に、スマート・カード・ユーザーをセットアップして、識別名と管理者ユーザーを関連付けます。
スマート・カード認証を使用するには、V9.3 よりも
前の Rational® DOORS® クライアントを
除外するように構成された Rational DOORS V9.3 以降の
データベース・サーバーのインスタンスを使用する必要があります。 V9.3 よりも前のクライアントを除外するには、データベース・プロパティーの「ログイン・ポリシー」タブで
最小クライアント・バージョンを 9.3 に設定します。
このタスクについて
スマート・カード認証を使用可能にするには、
doorsd コマンドと
dbadmin コマンドを実行します。 最初に、
doorsd を実行して、データベース・サーバーをセキュア・モードで稼働させます。 次に、
dbadmin を実行して、スマート・カード認証を使用可能/使用不可にします。
手順
- データベース・サーバーをセキュア・モードで稼働させます。
それには、コマンド・プロンプトで -secure コマンド行スイッチを on に
設定して doorsd コマンドを入力します。
doorsd -secure on
- スマート・カード認証を使用可能にしてデータベース・サーバーを稼働させます。
それには、-useCardAuthentication コマンド行スイッチを指定して dbadmin コマンドを入力します。
dbadmin -useCardAuthentication
-doNotUseCardAuthentication コマンド行スイッチを指定して dbadminコマンドを入力すれば、
スマート・カード認証を使用不可にできます。
タスクの結果
スマート・カード認証を使用可能にした
場合、Rational DOORS クライアントへのログオンに
ユーザー名とパスワードによる認証は使用されなくなります。 スマート・カード認証が使用されていることを確認するには、
データベース・プロパティーの「ログイン・ポリシー」タブで、「カード認証の使用」フィールドが
選択されていることを確認します。
次のタスク
このタスクが完了したら、クライアントで認証を使用可能にします。
公開鍵インフラストラクチャー (PKI) を使用している
場合は、『クライアントで PKI 認証を使用可能にする』の説明に従ってください。
Microsoft 証明書ストア (MCS) を使用している
場合は、『クライアントで MCS 認証を使用可能にする』の説明に従ってください。