RIF ファイルの送信と受信

例では、RIF を使用して別のデータベースとデータを共有する方法を示しています。最初の例では、 RIF を使用してデータを送出する方法を示し、2 番目の例では、RIF パッケージを受信した場合に必要な作業を示します。

始める前に

RIF パッケージをエクスポートすると、RIF 定義にあるモジュールにおいてアクセスできるビューが すべて RIF パッケージに組み込まれます。

RIF パッケージに組み込まれているデータを管理できるようにするには、RIF パッケージに組み込まれたビューにのみアクセスできる 特殊な RIF アカウントをセットアップします。

RIF ファイルの送信

  1. RIF 定義を作成します。ここではパッケージに組み込むデータと、データのインポート時のアクセス権限を定義します。 『RIF 定義の作成』を参照してください。
  2. 定義をエクスポートします。ここでは RIF パッケージという xml ファイルが作成され、データがそのファイルにコピーされます。『RIF パッケージのエクスポート』を参照してください。

    パッケージ内のいずれかのデータに対する編集権限を付与した場合は、Rational® DOORS® によってデータベース内のコピーがロックされて読み取り専用になります。RIF ファイル内のデータは、データベースまたはパッケージのいずれかで読み取り専用になっています。『ローカル・データへの RIF ロックの概要』を参照してください。

  3. パッケージを、他のファイルを送信するときと同じ方法で送信します。
  4. パッケージを受信したユーザーは、そのファイルを自分のデータベースにインポートします。 このユーザーは、与えられたアクセス権限の制限内でデータを操作します。
  5. リモート・データベース内のユーザーは、データの更新を終了したら、RIF パッケージが返され、データベースにインポートされます。 『RIF パッケージのインポート』を参照してください。Rational DOORS は、パッケージ内のデータを認識し、 このデータを元の RIF 定義に関連付けます。データは、プロジェクトの新しいフォルダーにインポートされます。
    注: インポートした RIF パッケージをマージするまで、データは更新されません。
  6. 返されたデータを元のデータとマージします。『RIF パッケージのマージ』を参照してください。サード・パーティーが更新を完了してロックを返すと、ロックは解除されます。ファイルが更新であり、サード・パーティーがさらに編集内容を送信する予定である場合は、ロックが保持されることもあります。

RIF ファイルの受信

  1. xml ファイルで RIF パッケージを受信します。 これをインポートする必要があります。 『RIF パッケージのインポート』を参照してください。

    パッケージをインポートする場合、RIF 定義を作成する必要があります。これは、データを返すときに使用します。

    データは、プロジェクトのフォルダーにインポートされます。データを初めてインポートするときに、フォルダーが自動的に作成されます。次にインポートするときは、データ用のフォルダーを作成する必要があります。モジュール内の一部のデータが、編集可能であったり、読み取り専用であったりする場合もあります。

  2. 必要に応じてデータを更新してください。
  3. データの更新が完了したら、RIF 定義をエクスポートします。『RIF パッケージのエクスポート』を参照してください。

    編集ロックを返して、データにこれ以上の更新を行えないようにすることができます。データは xml ファイルにエクスポートされます。これは元の Rational DOORS データベースに返すことができます。


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