グループには、Rational DOORS データベース階層でそのグループより下にあるすべてのチェンジ・プロポーザル・システムのチェンジ・プロポーザルを含めることができます。多数のチェンジ・プロポーザル・システムおよびモジュールのチェンジ・プロポーザルを 1 つのグループで保持する場合は、フォルダーまたはプロジェクトの最上位階層にグループを作成します。このグループには、すべての下位階層からアクセスできます。
マルチプル・チェンジ・プロポーザルもグループに含めることができます。
また、重複セット内のチェンジ・プロポーザルのうち、プライマリー・チェンジ・プロポーザルはグループに含めることができます。セット内の重複プロポーザルは含めることができません。
次の表に示すように、2 種類のグループがあります。
グループの種類 | 説明 |
---|---|
マスター | このグループのチェンジ・プロポーザルはすべて、グループのステータスを継承します。 レビュー・チームによるチェンジ・プロポーザルの承認もれを避けたい場合は、チェンジ・プロポーザルをマスター・グループに置きます。例えば、異なる複数の要件に対して変更を提案している場合は、それらの変更がすべて検証されない限り、変更が有効になりません。 |
従属 | グループ内の個々のチェンジ・プロポーザルは個別にレビューできます。 スレーブ・グループは、レビュー・プロセス内で最も進行が遅いチェンジ・プロポーザルからそのステータスを継承します。例えば、「新規」、「承認済み」、「保留中」、および「レビュー中」の状況を持つチェンジ・プロポーザルが従属グループに存在する場合、そのスレーブ・グループの状況は「保留中」になります。 複数のチェンジ・プロポーザルをまとめて検討したい場合は、それらを従属グループに入れます。 従属グループ内のチェンジ・プロポーザルが 1 つでもレビュー・サイクルに移行すると、すぐに従属グループの状況が「新規」から変更されます。 |
グループを作成するユーザーが、グループの所有者になります。グループの種類とステータスを変更できるのは、グループの所有者のみです。