Rational DOORS クライアント用のコマンド・ライン・スイッチ

コマンド・ライン・スイッチを使用して、Rational DOORS クライアントの開始時にレジストリー設定を無効にすることができます。

Rational DOORS データベース・サーバー用のコマンド・ライン・スイッチのリストについては、Rational DOORS データベース・サーバー用のコマンド・ライン・スイッチを参照してください。

表 1. Rational DOORS クライアントのコマンド・ライン・スイッチ
スイッチ (省略形) パラメーター 説明
-addins (-a) addins_folders

DXL アドイン・ファイルを含んでいるフォルダーへの 1 つ以上のパス。

項目を区切るためにはセミコロン (;) を使用し、セミコロンの後にはスペースを入れません。パスはローカル・パス、従来のドライブ・マッピング、または UNC (汎用命名規則) パスのいずれかです。

attributeaddins (-A) dxl_attributes_folders

DXL 属性に使用できるプログラムを含んでいるフォルダーへの 1 つ以上のパス。

項目を区切るためにはセミコロン (;) を使用し、セミコロンの後にはスペースを入れません。 パスはローカル・パス、従来のドライブ・マッピング、または UNC (汎用命名規則) パスのいずれかです。

-batch (-b) dxl_program

Rational® DOORS® をバッチ・モードで実行します。Rational DOORS は GUI なしで (つまり、ログイン画面とデータベース・エクスプローラーを表示せずに) 始動し、指定された DXL プログラムを実行した後、停止します。

バッチ・モードでは、通常、ログインと現行プロジェクトの指定を行うために、-user-password、および -project のような他のスイッチが必要です。

-batch スイッチのパラメーターは、バッチ・モードで実行する DXL プログラムを含むファイルを指定します。

例えば、次のようになります。
C:¥> doors -b dxl_programs¥batch_analysis.dxl -p Car -u "Jill" 
-caching (-k)  

データベース・サーバーとクライアント間のデータ転送のストリーミングを有効にします。このオプションによって、WAN 上のデータ転送のパフォーマンスが向上する場合があります。

注意:
データは、ロードしている間にクライアント・マシンの localdata 領域にキャッシュされますが、これは、セキュリティー・リスクの原因となる可能性があります。ロードが完了すると、データは消去されます。
-certName string セキュア認証でクライアントを識別するために使用される証明書のラベルを指定します。

デフォルトは IBMCL1 です。

-cli (-C) dxl_string or "#include <dxl_program>
Rational DOORS の始動時に、スプラッシュ画面を表示する前に実行される DXL コード。パラメーターは、次のどちらかです。
  • DXL コード・フラグメント
  • DXL プログラムへのパスを指定するハッシュ・インクルード文
-data (-d) port@server

使用する Rational DOORS データベースを指定します。

パラメーターは、サーバーが使用しているポートおよびサーバー・コンピューターの名前を指定します (例えば、36677@myserver)。

-defopenmode (-o) 次のいずれかです。

READ_ONLY

READ_WRITE

READ_WRITE_SHARED

データベース・エクスプローラーでフォーマル・モジュールをダブルクリックしたときに、モジュールが開く編集モードを設定します。

パラメーターは、排他編集モードには READ_WRITE および共有編集モードには READ_WRITE_SHARED です。

注: 単一文字の省略形 (rw、および s) を使用する場合を除いて、このパラメーターは大文字にする必要があります。
-defopenlinkmode (-O) 次のいずれかの操作をします。

READ_ONLY

READ_WRITE

READ_WRITE_SHARED

リンクを追跡した結果として、フォーマル・モジュールが開く編集モードを設定します。

パラメーターは、排他編集モードには READ_WRITE および共有編集モードには READ_WRITE_SHARED です。

注: 単一文字の省略形 (rw、および s) を使用する場合を除いて、このパラメーターは大文字にする必要があります。
-dxl (-D) dxl_string または "#include <dxl_program>"
Rational DOORS の始動直後に実行される DXL。 パラメーターは、次のどちらかです。
  • DXL コード・フラグメント
  • DXL プログラムへのパスを指定するハッシュ・インクルード文
-home (-H) doors_home Rational DOORS のインストール先フォルダーへの絶対パスを含む Rational DOORS ホーム・ディレクトリー。
-keyDB string GSKIT によって作成された鍵リング・データベース・ファイルの場所を指定します。このファイルには、認証と妥当性検査に使用される証明書が含まれています。

デフォルトは %DOORSHOME%/certdb/client_authentication.kdb です。

-layoutaddins (-L) layout_dxl_folders

レイアウト DXL フォルダーの 1 つ以上のパス。

項目を区切るためにはセミコロン (;) を使用し、セミコロンの後にはスペースを入れません。パスはローカル・パス、従来のドライブ・マッピング、または UNC (汎用命名規則) パスのいずれかです。

-localdata (-f) local_folder Rational DOORS データベース・サーバーからコピーしたデータの一時記憶に使用するローカル・コンピューター上のフォルダー。
-logfile (-l) logfile

ログ・ファイル名を含む、ログ・ファイルへの絶対パス。

コマンド行の中で、このスイッチは報告された DXL エラーを画面に表示するのではなく、ファイルにログとして記録します。

レジストリーの中で、このスイッチは Windows イベント・ログに記録された情報をログに記録します。この情報は、ファイルおよびアプリケーション・ログに記録され、レコードの「ソース」フィールドは「DOORS_DB_SERVER」になります。

-notriggers (-T)   トリガーをオフにします。トリガーをオフにするには、データベース管理者、またはデータベースの管理権限を持つカスタム・ユーザーのいずれかでなければなりません。
-password (-P) password セッションのパスワード。
-project (-p) project_name

セッションの開始時に開きたいプロジェクトの名前。プロジェクトの内容は、データベース・エクスプローラーの右ペインに表示されます。

-batch スイッチを使用した場合、パラメーターは現行プロジェクトを指定します。

-projectaddins (-J) project_addins_ folders

プロジェクト DXL アドイン・ディレクトリーの 1 つ以上のパス。

リスト内で項目を区切るためにはセミコロン (;) を使用し、セミコロンの後にはスペースを入れません。パスはローカル・パス、従来のドライブ・マッピング、または UNC (汎用命名規則) パスのいずれかです。

-user (-u) username セッションのユーザーのユーザー名。
-W nowait

バッチ・プロセスを実行している場合に、エラーまたは出力結果があるとき、それらはコマンド・ウィンドウへ送信されます。Rational DOORS は、コマンド・ウィンドウが閉じられるまで稼働し続けます。

バッチ・プロセスの実行時に、コマンド行の一部として -W を使用すると、すべてのコマンド・ウィンドウが自動的に閉じて、Rational DOORS が停止します。


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