さまざまな理由により、データベースは頻繁に変更されます。例えば、新規アプリケーションまたは変更されたアプリケーションによって、 新規オブジェクトの作成や既存オブジェクトの変更が必要になる場合があります。 あるいは、新しい索引を追加したり、バッファー・プールのサイズを変更することによって、パフォーマンスを向上させることができる場合もあります。
IBM® Data Studio のデータベース管理機能を使用すると、 オブジェクトを作成、変更、ドロップする作業や、さまざまなタイプのデータベース・サーバーのこうしたオブジェクトに対する特権を管理する作業を、一貫して行うことができます。 サポートされているデータベース・サーバーには、IBM DB2® for Linux, UNIX, and Windows、IBM DB2 for z/OS®、IBM DB2 for i、 IBM Informix® Dynamic Server、および IBM 以外のデータベースがいくつかあります。
「プロパティー」ビューに表示される内容は編集することができます。 「プロパティー」ビューを使用して、新規オブジェクトの属性の定義、既存オブジェクトの属性の変更、および特権の管理を行います。 「プロパティー」ビューを使用してオブジェクトの属性を変更するため、 オブジェクトをデータベース・カタログに現在定義されているオブジェクトと比較することができます。 変更前のオブジェクトと変更後のオブジェクトを比較する機能により、行っている変更を簡単に視覚化することができます。 オブジェクトをドロップするには、 「オブジェクト・リスト」またはデータ・ソース・エクスプローラーのメニュー・アクションを使用することができます。
さらに、影響分析機能を使用して、変更中のオブジェクトによって影響を受ける可能性があるオブジェクトを判別することができます。
変更を定義した後、IBM Data Studio を使用して、 データベース・カタログに対して実行するコマンドを自動的に生成します。 生成されたコマンドは、「確認して配置 (Review and Deploy)」ダイアログに表示され、 このダイアログでコマンドを確認することができます。
生成されたコマンドを直ちにデータベースに配置することを選択するか、または SQL および XQuery エディターでコマンドを開くことができます。 エディターでは、DDL を編集して実行したり、ジョブ・マネージャーを開始したりすることができます。 ジョブ・マネージャーは、コマンドを編集するかどうかにかかわらず、コマンド・スクリプトを実行する時刻をスケジュールに入れる場合に役立ちます。
DB2 for Linux, UNIX, and Windows データベースについては、変更を管理するために変更プランが使用されるため、さらに堅固な変更管理機能が用意されています。 変更プランを使用すると、より複雑な変更が可能となり、一度に複数のオブジェクトを変更することができます。 変更プランを使用する場合は、「プロパティー」ビューでオブジェクト属性も編集し、 「確認して配置 (Review and Deploy)」ダイアログから、自動生成されたコマンドを実行します。