一括デプロイメント を使用すれば、
IBM Data Studio を 1 台のコンピューター (ベース・コンピューター) にインストールし、そのインストール済み環境を社内の他のシステムに容易に複製できます。
IBM Data Studio には、一括デプロイメント・ソリューションを設計およびデプロイするために考慮すべき最小限のパラメーターを示すバッチ・スクリプトが用意されています。
以下のバッチ・スクリプトは、IBM Installation Manager バージョン 1.4.3 を必要とします。
これらのスクリプトは、
IBM Data Studio の
massDeployment ディレクトリーにあり、複数のコンピューターで
IBM Data Studio のインストール、更新、またはアンインストールを一括デプロイできます。
表 1. massDeployment ディレクトリーの Data Studio 用バッチ・スクリプト・ファイル. massDeployment ディレクトリーにあるバッチ・スクリプト・ファイル。
同じ説明を共用する複数のバッチ・スクリプト・ファイルがあります。
バッチ・スクリプト |
説明 |
IM_clean_silent_data_save.bat |
DS_SILENT_DATA_SAVE ディレクトリーをクリーンアップするためにベース・コンピューターで実行されます。 |
IM_response_install.bat |
応答ファイルを生成するためにベース・コンピューターで実行されます。 |
IM_response_modify.bat |
IM_response_uninstall.bat |
IM_run_silent_install.bat |
応答ファイルを実行するためにまずベース・コンピューターで実行され、次に他のシステムに移動され、そこで実行されます。 |
IM_run_silent_modify.bat |
IM_run_silent_uninstall.bat |
これらのスクリプトの実行プロセス中に、以下の 2 つのディレクトリーが作成されます。
- DS_SILENT_DATA_SAVE.
シミュレートされたインストール・アクション、更新、またはアンインストール・アクションからデータを保管します。
応答ファイルの生成はシミュレーション・モード (-skipInstall) に設定されているため、このデータが必要です。
このオプションは変更可能ですが、準備にかかる総時間は長くなります。
- DS_SILENT_FILES.
バッチ・スクリプトの実行時に作成される応答ファイルおよびログを保管します。
応答ファイルおよびログ・ファイルは xml フォーマットです。
一般的には、バッチ・スクリプトを使用して応答ファイルを作成し、ベース・コンピューターでサイレント・アクションを実行します。
その後、他のコンピューターでサイレント・アクションのバッチ・スクリプトを実行します。
例えば、IBM® Installation Manager および
IBM Data Studio のインストール済み環境を全社的にデプロイするには、以下を行います。
- オプション: インストール・バッチ・スクリプトを更新して、デフォルト・パラメーターを変更します。
- バッチ・スクリプトを実行して、サイレント・インストール応答ファイルを生成します。
- ベース・コンピューターでサイレント・インストール用のバッチ・スクリプトを実行します。
- 他のコンピューターでサイレント・インストール用のバッチ・スクリプトを実行して、インストール済み環境を複製します。