この比較を使用して、SQL ステートメントの変更、環境の変更、リリース・マイグレーション、または RUNSTATS コマンドの実行が原因で再バインドされたパッケージ内の SQL のパフォーマンスの変更を特定します。
始める前に
- 照会ワークロード・チューニング用に構成されている DB2 for z/OS サブシステムに接続します。
- 分析するパッケージは、EXPLAIN(YES) コマンドを使用してバインドされている必要があります。
- 分析するパッケージが、ソースとターゲットのコレクション内で同じ名前を持っていることを確認します。
- BIND 操作を実行するときは同じ許可 ID を使用します。
BIND 操作の EXPLAIN 出力は、最初にパッケージをバインドするときに使用したのと同じ EXPLAIN 表のセットを指している必要があります。
- ワークロード・コントロール・センターのストアード・プロシージャーが使用可能であり、ユーザーがワークロード・リポジトリーへのアクセス権限を持っていることを確認します。
- 以下の表へのアクセス権限を持っている必要があります。
- DB2OSC.AOC_WAPC_SESSIONS 表、DB2OSC.AOC_WAPC_RS 表、および DB2OSC.AOC_WAPC_EX 表の SELECT、INSERT、UPDATE、および DELETE 特権
- DB2 システム・カタログ表 SYSIBM.SYSPACKAGE、SYSIBM.SYSPACKSTMT、および SYSIBM.SYSPACKDEP の SELECT 特権
- パッケージ所有者の下の EXPLAIN 表 (PLAN_TABLE および DSN_STATEMNT_TABLE) の SELECT 特権
- DB2® for z/OS® バージョン 8 互換モードを使用している場合、パッケージ所有者の下の EXPLAIN 表 (PLAN_TABLE および DSN_STATEMNT_TABLE) のエンコード・スキーマが EBCDIC であることを確認します。
手順
パッケージ内の SQL ステートメントのアクセス・プランを比較するには、以下の手順を実行します。
- アクセス・プラン比較用のワークロードを作成します。 このワークロードは、アクセス・プランを比較し、パッケージ内の SQL ステートメントのパフォーマンスを分析するために使用できる、一連のフィルターで構成されます。ワークロードは、今後の比較のために保管して、再利用することができます。
- データ・ソース・エクスプローラーで、比較対象のパッケージを含むサブシステムに接続します。
- 接続を展開し、をクリックして、ワークフロー・アシスタントを開きます。
- 「管理」タブをクリックして「ワークロードの管理およびチューニング」ページを開き、「比較用のワークロードの作成 (Create Workload for Comparison)」アイコンをクリックします。
- ステップ 1 で生成されたワークロードを使用して、アクセス・プランの比較を実行します。
次のタスク
SQL ステートメントのパフォーマンスがゴールを満たす場合には、再バインドされたパッケージを使用します。
必要に応じて、アプリケーション・プログラムを変更し、再作成します。
SQL ステートメントのパフォーマンスが低下している場合は、以下のいずれかのアクションを実行できます。
- パフォーマンスが低下しているステートメントを使用して、照会ワークロードを作成します。その後で、それらのステートメントを集合的に、あるいは個別にチューニングすることができます。その後、パッケージを再バインドします。
- プランのヒントを作成し、パッケージを再バインドしてヒントを適用します。
- DB2 for z/OS バージョン 9 以降を使用している場合は、以前に保管したアクセス・プランに戻すことができます。