WebSphere® Application Server Community Edition、バージョン 2.1 サーバーを手動で構成する必要があるかどうかは、使用しているデータベースによって異なります。
- Linux®、UNIX®、または Windows® 上で DB2® データベースを使用している場合には、Web サーバーを手動で構成する必要はありません。ワークベンチで Web サーバーを「サーバー (Servers)」ビューに追加できます。Web サービスをデプロイする際、「Web サービスのデプロイ」ウィザードの「Web サーバーとのデータベース接続の登録」チェック・ボックスを選択します。
- z/OS® 上で DB2 データベースを使用している場合、あるいは Informix® Dynamic Server (IDS) データベースを使用している場合には、DB2 for z/OS JAR ファイルまたは Informix 用のネイティブ JDBC ドライバーを Web サーバーに登録する必要があります。このステップを実行した後、Web サーバーを構成するようワークベンチに指示できます。ワークベンチで Web サーバーを「サーバー (Servers)」ビューに追加します。Web サービスをデプロイする際、「Web サービスのデプロイ」ウィザードの「Web サーバーとのデータベース接続の登録」チェック・ボックスを選択します。
手順:
WebSphere Application Server Community Edition、バージョン 2.1 サーバーを手動で構成するには、以下のようにします。
- サーバーを始動して、管理コンソールにログインします。
- z/OS 上で DB2 データベースを使用している場合、com.ibm.db2/db2jcc_license_cisuz/9.1/jar ファイルをアーカイブの既存のリポジトリーに追加します。
- 管理コンソールで、を選択します。
- 「リポジトリー・ビューアー (Repository Viewer)」 のフィールドに次の値を指定します。
- ファイル (File): absolute_path_for_db2jcc_license_cisuz.jar
- グループ (Group): com.ibm.db2
- 成果物 (Artifact): db2jcc_license_cisuz
- バージョン (Version): 9.1
- タイプ (Type) : jar
- 「インストール」をクリックします。
- DB2 データベースを使用する場合に、ワークベンチが Web サーバーにデータベース接続を登録しないようにするには、「Geronimo データベース・プール (Geronimo database pool)」ウィザードを使用して DB2 データベース・プールを作成してください。 ローカル・プールかグローバル・プールのどちらでも作成できます。ローカル・プールを使用できるのは、単一の Web サービスだけです。グローバル・プールは、Web サービスを含め複数のアプリケーションで使用できます。
- データベース・プールに名前を付けてから、データベース・タイプとして「DB2」を選択します。
- JDBC ドライバー・クラスが com.ibm.db2.jcc.DB2Driver であることを確認します。
- 以下のドライバー JAR ファイルを選択します。
- com.ibm.db2/db2jcc/9.1/jar
- DB2 for Linux, UNIX, and Windows の場合: com.ibm.db2/db2jcc_license_cu/9.1/jar
- DB2 for z/OS の場合:
com.ibm.db2/db2jcc_license_cisuz/9.1/jar
- データベースでの認証のためのユーザー名とパスワードを指定します。
- データベースへの接続時に使用するポート番号を指定します。
- データベース名とホスト・システム名を指定します。
- 有効な JDBC 接続 URL であることを確認します。
- オプション: 接続プールのパラメーターの値を指定します。
- Informix Dynamic Server (IDS) データベースを使用する場合に、ワークベンチが Web サーバーにデータベース接続を登録しないようにするには、以下のステップを実行してグローバル・データベース・プールを作成します。
- ifxjdbc.jar ファイルをアーカイブの既存のリポジトリーに追加します。 管理コンソールで、を選択します。
「リポジトリー・ビューアー (Repository Viewer)」 のフィールドに次の値を指定した後、「インストール」 をクリックします。
- ファイル (File): absolute_path_for_ifxjdbc.jar
- グループ (Group): com.informix.jdbc
- 成果物 (Artifact): ifxjdbc
- バージョン (Version): 10.0
- タイプ (Type): jar
- 「Geronimo データベース・プール (Geronimo database pool)」ウィザードを使用して、IDS データベース・プールを作成します。 サーバーにデプロイする Web サービスは、それぞれ固有のデータベース・プールを使用しなければなりません。
- データベース・プールに名前を付けてから、データベース・タイプとして「Informix」を選択します。
- ドライバー JAR ファイル com.informix.jdbc/ifxjdbc/10.0/jar を選択します。
- データベースでの認証のためのユーザー名とパスワードを指定します。
- データベースへの接続時に使用するポート番号を指定します。
- データベース名とホスト・システム名を指定します。
- 有効な JDBC 接続 URL であることを確認します。
- オプション: 接続プールのパラメーターの値を指定します。
- データベース接続プールの groupID および artifactID パラメーターの値を記録します。 このデータベース接続プールを使用する Web サービスをデプロイする際に、これらの値を指定する必要があります。groupID および artifactID パラメーターの値には大/小文字の区別があります。