repositoryRequired プロパティー

pureQuery データの取得中または書き込み中にエラーが発生した場合の、pureQuery クライアント最適化の動作を指定します。pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML データを finalRepositoryProperties プロパティーで指定されたロケーションから取得できない場合、またはキャプチャーした SQL を保管するリポジトリーにアクセスできない場合。

pureQuery クライアント最適化を持つ Java アプリケーションでは、 このプロパティーは、finalRepositoryProperties プロパティーも指定されている場合にのみ認識され、それ以外の場合は無視されます。 finalRepositoryProperties プロパティーは、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションではサポートされていません。

このプロパティーには、以下の値を指定できます。

atStartup
finalRepositoryProperties プロパティーによって指定されるロケーションが、アプリケーションの開始時に必須であることを指定します。pureQuery プロパティーが使用不可の場合、または読み取りエラーが検出される場合、例外がスローされます。
forOutput
最初にキャプチャーした SQL データのリポジトリーへの書き込みが正常に実行される必要があることを指定します。リポジトリーが使用不可の場合、または書き込みエラーが検出される場合、例外がスローされます。 アプリケーションの開始後にリポジトリーが使用不可になった場合、ロギングが有効になっていればエラーがログに記録されます。 アプリケーションは続行し、キャプチャーした SQL の書き込みは次回のスケジュールされた時間に試行されます。

この値は、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションではサポートされていません。

atStartupAndForOutput
atStartup 値と forOutput 値の両方が有効であることを指定します。

この値は、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションではサポートされていません。

no
finalRepositoryProperties プロパティーによって指定されたロケーションがアプリケーション開始時に使用不可である場合の、デフォルトの動作を指定します。 以下のリストは、デフォルトの動作について説明しています。
  • アプリケーションは、デフォルトの pureQuery クライアント最適化および pureQuery ランタイムの構成で実行されます。 アプリケーションは動的 SQL を実行します。
  • ロギングが有効である場合、リポジトリーの問題を示したメッセージがログに記録されます。
  • タイマー・スレッドが作成可能な場合、pureQuery ランタイム・プロパティーと pureQueryXML データの取得が 10 分間隔で試行されます。 情報を取得すると、pureQuery クライアント最適化はその取得した pureQuery ランタイム・プロパティーおよび pureQueryXML データを使用します。
  • pureQuery クライアント最適化がキャプチャーした SQL データをリポジトリーに保管するように構成されており、そのリポジトリーが使用不可である、または書き込みエラーが検出される場合、リポジトリーの問題を示したメッセージがログに記録されます。 キャプチャーした SQL データのリポジトリーへの書き込みは、次回のスケジュールされた時間に試行されます。

使用上の注意

以下のリストには、repositoryRequired プロパティーの使用に関する情報が含まれています。

DB2 CLI および IBM Data Server Driver の使用上の注意

DB2 コール・レベル・インターフェースまたは IBM® Data Server Driver と pureQuery Runtime を一緒に使用する場合は、pureQuery Runtime プロパティーを構成キーワードとして使用できます。

IBM CLI キーワードの構文
repositoryRequired = atStartup | no
IBM Data Server Driver 構成の構文
<parameter name="repositoryRequired" value="atStartup | no" />
同等の IBM Data Server Provider for .NET 接続ストリング・キーワード
該当なし

DB2 CLI の使用上の注意

以下の使用情報は、pureQuery クライアント最適化対応の CLI アプリケーションで pureQueryXmlRepository キーワードが 指定されている場合に当てはまります。
  • CLI アプリケーションでは、pureQueryXML ファイル・データのみがリポジトリーから取得されます。 pureQuery Runtime 設定は、リポジトリーからは取得されません。 構成ファイルで指定された pureQuery Runtime 設定が使用されます。
  • repositoryRequired では、値 atStartup および no のみがサポートされます。
  • repositoryRequired キーワードを指定する場合は、 キーワード pureQueryXmlRepository および propertiesGroupId も指定する必要があります。
  • repositoryRequired の値が no に設定されている場合に、pureQueryXmlRepository キーワードで 指定されたリポジトリー・ロケーションが開始時に使用不可であると、SQL ステートメントは、デフォルトの pureQuery Runtime 設定を使用して動的に実行されます。 sqlLiteralSubstitution キーワードを除くすべての pureQuery Runtime キーワード値がデフォルト値に設定されます。 構成ファイルで設定されている sqlLiteralSubstitution の値は保持されます。
  • リポジトリーから pureQueryXml キャプチャー・ファイルを取得できない場合、SQL エラー CLI00202E が返されます。

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