Web Object Runtime Framework (WORF) 用に開発した Web アプリケーションのマイグレーション

Web Object Runtime Framework (WORF) 用に開発した Web アプリケーションをマイグレーションできます。

始める前に

このタスクについて

WORF 用に開発された Web アプリケーションをマイグレーションするには、アプリケーション内のそれぞれの DADX ファイルごとに Web サービスを作成します。また、その新しい Web サービス内の各操作に対して 2 つの XSL 変換を構成します。

表 1. Web サービス内の各操作ごとに構成する XSL 変換
  変換への入力 変換からの出力
最初の XSL 変換 WORF スキーマに基づいてタグが付けられたメッセージ 操作用にワークベンチが生成するデフォルトの XML スキーマに基づいてタグが付けられたメッセージ
2 番目の XSL 変換 操作用にワークベンチが生成するデフォルトの XML スキーマに基づいてタグが付けられたメッセージ WORF スキーマに基づいてタグが付けられたメッセージ
制約事項:
  • ワークベンチで開発された Web サービスは、以下のタイプの WORF 操作をサポートしていません。
    • 動的照会サービス (DQS)
    • XML Extender 操作
  • 複数の Web サービスを 1 つの Web アプリケーションにグループ化することはできません。1 つの Web アプリケーションに対して含める Web サービスは 1 つだけでなければなりません。
  • XML スキーマまたは WSDL 文書をインポートすることはできません。

手順

WORF 用に開発した Web アプリケーションをマイグレーションするには、次のようにします。

  1. Web サービスをデプロイする予定の Web サーバーを構成します。
  2. ワークベンチを使用して Web サービスをデプロイする場合、「サーバー」ビューに Web サーバーを追加します
  3. WORF アプリケーションが使用するデータベースに関連付けられているデータ開発プロジェクトを作成します
  4. 各 DADX ファイルごとに、1 つの Web サービスを作成します ネーム・スペース URI (Uniform Resource Identifier) に関しては、ご使用の WORF Web アプリケーションの WSDL 文書内にあるネーム・スペースを使用します。
  5. 作成したそれぞれの Web サービスごとに、対応する DADX ファイル内のすべての操作用に 1 つの操作を作成します。
    それぞれの操作は、DADX ファイル内の対応するステートメントを基にできます。こうした操作の名前は、WORF Web サービス内での操作と同じにできます。
  6. すべての操作に関して、XSL 変換を構成します。
    1 番目の XSL 変換は、WORF スキーマに基づいてタグが付けられた入力メッセージを、デフォルトの XML スキーマに基づいてタグが付けられたメッセージに変換します。2 番目の変換では、デフォルトの XML スキーマを使用する出力メッセージを変換します。
  7. Web サービスをデプロイします。

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