ライフサイクル遷移を追加、修正、またはコピーすることができます。ただし、遷移を作成する前に状態を作成する必要があります。
始める前に
遷移を定義する前に、関係属性を作成しておく必要があります。
CR 提出のために最初の状態および遷移を既に定義してある場合のみ、CR プロセスを保存できます。
このタスクについて
遷移には、通常、コピー (重複)、および提出の 3 つのタイプがあります。
遷移を修正するには、「追加」ボタンの代わりに「編集」ボタンをクリックします。
手順
遷移を追加、修正、またはコピーするには、以下のようにします。
- 「CR プロセス」ダイアログ・ボックスを表示します。
- 「ライフサイクル」リストで、ライフサイクルをクリックします。
- 「ライフサイクル」で、「遷移」タブをクリックします。
- オプションで、通常の遷移を追加します。
通常の遷移は、提出、状態間の遷移、または親子 CR 関係を作成するための遷移です。
- 「遷移」タブで、「追加」をクリックします。
- 「遷移の追加」サブダイアログ・ボックスで、遷移のラベルと詳細を入力します。
通常、カスタマイザーは最初の遷移に「提出」というラベルを付け、子の CR COPY 遷移に「作成」というラベルを付けます。
- 「遷移元の状態」リスト・ボックスで、遷移の開始状態をクリックします。
「提出」遷移を定義する場合、「START_HERE」をクリックします。
子 CR を作成するために子 CR COPY 遷移を定義している場合、「COPY」をクリックします。他のタイプの遷移の場合、以前定義したいずれかの状態をクリックします。
- 子 CR を作成するために遷移を定義している場合、「適用ライフサイクル」リストで、遷移するライフサイクルをクリックします。または「デフォルト・ライフサイクル」(現在のライフサイクル) を受け入れます。
- 「遷移先の状態」リスト・ボックスで、遷移の終了状態をクリックします。
「提出」または子 CR COPY 遷移を定義している場合、「遷移先の状態」で状態を選択します (「登録」など)。他のタイプの遷移の場合、以前定義したいずれかの状態をクリックします。
- 子 CR COPY 遷移を定義している場合、「コピー関係」リストで、子 CR を親 CR と関連付ける関係をクリックします。
子 CR COPY 遷移の名前は COPY関係名2遷移先の状態 です。
カスタマイズされたダイアログ・ボックス定義内に「関係名」属性を含めた場合、ユーザーのダイアログ・ボックスには「作成」および「表示」の UI コントロールが表示されます。
- オプションで、「ダイアログが必要」チェック・ボックスを選択します。
遷移が実行される前に、(定義した) 特定の情報をユーザーが入力することが必要な場合に、このオプションを選択します。
- 遷移をダイアログに表示するには、「インターフェースに遷移を表示」チェック・ボックスを選択します。インターフェースに表示されない遷移は API から使用可能です。
第 1 遷移を指定するには、「第 1 遷移」チェック・ボックスを選択します。第 1 遷移は、所定の状態からのライフサイクルを通した標準的なパスです。第 1 遷移が選択されると、CR についての遷移のリストの先頭に太字で表示されます。
「インターフェースに遷移を表示」を選択せずに第 1 遷移を指定することはできません。
IBM® Rational Change の以前のリリースを使用しているか、命名体系に依存して遷移リンクを配列している場合、振る舞いに変化が見られることがあります。リンクのソートは、第 1 遷移プロパティーとラベルに基づくようになりました。「遷移元の状態」につき 1 つの第 1 遷移のみを指定できます。遷移の一般的なランキングはありません。
- 「更新」をクリックします。
- オプションで、コピー (重複) 遷移を追加します。
コピー遷移は、親子の CR 関係を作成せずに CR の重複を作成するための遷移です。
- 「遷移」タブで、「追加」をクリックします。
- 「遷移の追加」サブダイアログ・ボックスで、遷移の「ラベル」および「詳細」を入力します。
通常、カスタマイザーはコピー遷移に「コピー」というラベルを付けます。
- 「遷移元の状態」リスト・ボックスで、「COPY」をクリックします。
- 「遷移先の状態」リストで、状態を選択します (「登録」など)。
- 「コピー関係」リスト・ボックスで、「NONE」を選択します。
この COPY 遷移は、親子関係を作成せずに現在の CR を新規 CR にコピーします。
COPY 遷移名は COPY_NONE2to_state です。
「変更依頼情報」ダイアログ・ボックス定義に「NONE」属性を含めた場合、ユーザーのダイアログ・ボックスには「コピー」の UI コントロールが表示されます。
- 「更新」をクリックします。
- 「遷移」リストで、遷移をクリックします。
START_HERE をクリックして、「変更依頼提出」ダイアログ・ボックスを作成します。
- 新規または修正された遷移についての遷移ダイアログ・ボックスを定義または修正します。
ステップについては、変更依頼提出または遷移ダイアログ・ボックスの定義を参照してください。
- 遷移について権限ベースのセキュリティー・ルールを追加します。
- 「権限」の横にある「追加」をクリックします。
- 「権限セキュリティーを追加」サブダイアログ・ボックスの「権限の名前」フィールドに権限の名前を入力するか、隣接するリスト・ボックスから既存の権限を選択します。
- 「更新」をクリックします。
- オプションで、遷移についての属性ベースのセキュリティー・ルールを追加します。
このサブダイアログ・ボックスを使用して、変更依頼オブジェクトの属性が、指定された値を持つ (等しい) とき、または指定された属性と異なる値を持つときのみ遷移を許可します。
たとえば、change_type 属性を「不具合」または「機能拡張」のいずれかに設定でき、fix_defect および make_enhancement 遷移を (1 ステップで) 持つとき、以下のブランチ・セキュリティー・ルールを定義します。
遷移名 fix_defect の場合: 「名前」を change_type、「値」を「不具合」に設定します。
遷移名 make_enhancement の場合: 「名前」を change_type、「値」を「機能拡張」に設定します。
- 「属性」の横にある「追加」をクリックします。
- 「属性セキュリティーの追加」サブダイアログ・ボックスの「名前」フィールドに、属性名を入力するか、隣接するリスト・ボックスから既存の属性を選択します。
- 「権限の名前」ボックスに、名前を入力します。権限と属性の両方を指定した場合、両方のルールが使用されます。
- 「更新」をクリックします。
- オプションで、遷移についてのブランチ・ベースのセキュリティー・ルールを追加します。
- 「ブランチ」の横にある「追加」をクリックします。
- 「ブランチ・セキュリティーの追加」サブダイアログ・ボックスの「名前」フィールドに、属性名を入力するか、隣接するリスト・ボックスから既存の属性を選択します。
- 適切な演算子 (等しいまたは等しくない) を選択します。
- 遷移が発生するには、属性が等しくなる必要がある (または等しくなってはならない) 値を入力します。
- 権限セキュリティーを適用するには、「権限の名前」ボックスに権限名を入力するか、隣接するリスト・ボックスから既存の権限を選択します。
- 「更新」をクリックします。
- 「CR プロセス」サブボタン・バーで、「名前を付けて保存」をクリックします。
- 「保存」をクリックします。