IBM® Rational® Change をセントラル・サーバー・モードでインストールした場合は、新規 CR の提出をすぐに開始できます。既存の CR (セントラル・サーバー・モードを使用する前に開発データベースで作成された CR) を表示するには、それらの CR をセントラル CR データベースに移行する必要があります。
このタスクについて
移行プロセスは長時間に及ぶ可能性があります。CR 移行プロセスには数時間かかる場合があり、大規模データベースでは数日に及ぶ場合もあります。CR の移行中に DCM パッケージを受信すると、移行時間が長くなることがあります。
ユーザーは、CR の移行中も、引き続き製品を使用できます。セントラル CR データベースと開発データベースのどちらも有効なままにしておくことができます。CR がセントラル CR データベースに移行されると、ユーザーはその CR をすぐに表示および編集できるようになります。最新の CR が最初に転送されます。
手順
セントラル・サーバーに変更依頼を移行するには、以下のようにします。
- 移行するデータベースがある Rational Change サーバーで管理セッションを開始します。
- 「アクション」パネルで、「システム管理」をクリックします。
- 「サーバー」タブで、「プロパティー」をクリックします。
- 「プロパティー」タブの下部にある「CR 移行」をクリックします。
- 移行する CR を含むデータベースを選択します。
- CR の移行が完了したら通知を受けるかどうか指定します。
この機能を使用するには、セントラル・サーバーが SMTP サーバーを通じてメールを送信するように構成されている必要があります。そのように構成されている場合は、E メール・アドレスが正しいことを確認してください。
- 「移行」をクリックします。
「CR 移行」ウィンドウに移行の進行状況が表示されます。このウィンドウを閉じても、移行が停止することはありません。進行状況をチェックするには、このウィンドウを開閉します。
移行を停止する場合は、「停止」をクリックします。後で移行を継続するには、同じデータベースを再度移行します。移行は停止した場所から再開されます。ネットワークの問題やその他のエラーによって移行が失敗した場合は、問題が発生した場所から移行を再開して継続してください。
CR の移行が完了したら、ccmdb update_statistics コマンドを実行してセントラル CR データベースを最適化します。CR 移行プロセスの途中で、移行速度の低下が疑われる場合にも、このコマンドを実行できます。このコマンドを実行すると、パフォーマンスが改善されることがあります。