ネットワーク障害やサーバー再始動などの一時的な問題のために CR 移行が失敗した場合は、失敗したデータベースを再度移行します。 IBM® Rational® Change は、失敗したところからプロセスを続行します。 既に移行されている CR は保持されます。
失敗が自己修正されない場合は、ログ・ファイルで詳細を確認してください。 CR 移行では、IBM Rational Synergy DCM テクノロジーを使用して CR を移行します。 多くの場合、Rational Synergy および DCM に関連したログに、最も詳細な情報が含まれています。 Rational Change サーバーの ccm_ui.log ファイルには、失敗を解決するのに十分に詳細な失敗の情報が記載されていることがよくあります。 すべての移行される CR のリストなど、さらに詳しくは、データベースの dcm/log ディレクトリーにある詳細 DCM ログを参照してください。 失敗したタイミングによって、開発データベースまたはセントラル CR データベースにあるログを参照することもできます。
CR 移行時のいくつかの DCM 互換性検査を無効にできます。具体的には、互換性のあるバージョン区切り文字およびリリース区切り文字に関する検査などです。 これらの検査を無視しても問題がない DCM 環境で既に実行している場合は、Rational Change セントラル・サーバーのインストール領域に以下のファイルを作成することで検査を無効にすることができます。
例: CHANGE_APP_HOME/WEB-INF/wsconfig/system/app.user.properties
次に、必要に応じて以下の行を追加して、Rational Change を再始動し、変更を適用します。
migrate_ignore_version_delimiter = true
migrate_ignore_release_delimiter = true