CR 移行が完了するには長時間かかる可能性があり、大規模データベースの場合にはときには数時間、さらには数日かかることがあります。
また、CR 移行の進行中に受け取ったすべての DCM パッケージによって、この時間が大幅に延びる可能性があります。
手順
- データベースをバックアップします。
必ず、セントラル CR データベースおよび移行する開発データベースのフルバックアップを取っておいてください。
- Admin インターフェースにログオンします。
1 つ以上のリモート・サーバーがある場合は、移行元の開発データベースを管理するサーバーにログオンします。
- 「CR 移行」ダイアログ・ボックスを開きます。
- 「アクション」パネルで、「システム管理」リンクをクリックします。
- 「管理」タブをクリックします。
- 「プロパティー」で、「CR 移行」をクリックします。
- 移行するデータベースを選択します。
メニューに、当該サーバーによって管理されるすべての開発データベースがリストされます。
移行する CR が含まれているデータベースを選択します。
- オプションで、E メール・アドレスを入力します。
移行は長時間かかる可能性があるため、その完了の E メール通知を要求できます。SMTP サーバーを使用して E メールを送信するようにセントラル・サーバーが構成されている場合は、「完了時の E-メール宛先」オプションにチェック・マークを付けてください。
E メール・アドレスが正しくない場合には、正しいアドレスを入力します。
- 変更依頼の移行を開始します。
「移行」クリックします。
エラーが発生しなければ、CR 移行は、これ以上人手による介入なしで続行します。
- 移行中は、「CR 移行」ダイアログ・ボックスを使用してその進行状況をモニターします。
ダイアログ・ボックスを閉じても移行は停止されません。
- いつでも「CR 移行」ダイアログ・ボックスを再び開いて現在の進行状況を確認できます。
- 移行を停止するには、「停止」をクリックします。同じデータベースを再度移行することで、後から移行を再開できます。
IBM® Rational® Change は、最後に停止したところから再開します。
ネットワークの問題やその他のエラーのために途中で失敗した移行の場合も再開できます。
- ユーザーは、CR 移行中に Rational Change を使用できます。セントラル CR データベースと開発データベースはともに有効なままにすることができます。
移行全体が完了する前でも、セントラル CR データベースに移行された CR は、即時にユーザーが表示および編集できるようになります。
CR は新しい順に転送されます。
- CR 移行の完了後に、ccmdb update_statistics コマンドを実行してセントラル CR データベースを最適化します。
- ccmdb update_statistics コマンドは CR 移行中に実行できます。
- 移行が進行中に遅くなっているのではないかと感じた場合に、このコマンドをバックグラウンドで実行することで、パフォーマンスが改善されることがあります。