レポートの作成

レポート・ビルダーを使用してレポートを作成するときは、エラーを防止するために、以下のとおりの順序でステップを実行してください。

手順

  1. レポートの計画を立てます。

    使用している CR プロセスに基づいて、CR、タスク、 オブジェクトのいずれについてレポートを作成するか決定します。次に、 レポートにどの属性を選択するかを決定します。また、必要とする値がある場合はどの値を計算するかを決定します。レポートの構成要素を定義するには、レポートに含める固有の情報を定義します。

    例えば、 サブレポートや関係レポートが必要かどうかを決定する必要があります。サブレポートと関係レポートは似ています。どちらの種類のレポートを使用しても、 コンテキスト項目に関連する項目を検索できます。例えば、 コンテキスト項目が CR ならば、その関連タスクを検索したい場合があるはずです。

    サブレポートと関係レポートは以下の点が異なります。
    • 関係レポートの定義は最上位レポートの定義に似ていますが、 関係レポートは個別クエリーもメイン・テンプレートも持ちません。ただし、サブレポートは、 コンテキスト項目を参照する専用のクエリーを持ちます。サブレポートは、 実際には以前に定義された別個のレポートです。単に他のレポートに含まれているだけです。
    • 複数の関係レポートは互いに線状に連鎖させることができます。つまり、各項目は 1 種類の関連項目を表示できます。そのため、 複数の種類の関連項目 (複数の関係) ではなく、 単一の関係になります。サブレポートにより、複数の関連項目についてのレポートを作成できます。これは、1 つのコンテキスト項目について複数のサブレポートを含めることにより実現します。

      そのため、CR およびそのタスクを表示する場合は、 関係レポートとサブレポートの両方を使用できます。ただし、CR をタスクおよび添付ファイルとともに表示するには、 サブレポートを使用します。関係レポートでは、どちらか 1 種類 (タスクか、または添付ファイルのいずれかで、両方は不可) しか表示できません。

  2. Rational® Change セッションを開始します。
  3. プロセス・パッケージをまだインストールしていない場合はインストールします。

    プロセス・パッケージには、レポート可能な CR プロセス属性のリストが含まれます。これらのパッケージのいずれかをインストールしない限り、 属性リストは空です。

  4. 「アクション」パネルで、「レポート・ビルダー」をクリックします。

    レポート・ビルダー」ダイアログ・ボックスが開き、 「レポート・ファイルの選択」サブダイアログ・ボックスが表示されます。

  5. レポート名を選択するか、 新しいレポート名を入力してレポートを作成します。

    既存のレポートを変更するには、 「利用可能なレポート・ファイル」リストでレポート名をクリックした後、 「編集」をクリックします。

    新規レポートを定義するには、 「新規レポート・ファイル」に新しいレポート名を入力し (xml ファイル名拡張子を含めてください)、 「作成」をクリックします。

    ファイル名を入力しない場合、Rational Change により csReportX.xml という名前のレポートが作成されます。X は、Rational Change が既存のレポート名を使用してレポートを作成するたびに増加していく数字です。

  6. レポート対象とする CR、タスク、 またはオブジェクトの選択セットを生成するためのクエリーを定義します
  7. レポートの一般プロパティーを定義します

    入力したレポート名は、 「システム」レポートおよびフォーマット・リストに表示されます。

  8. レポートに含めるテンプレートを選択します
  9. ヘッダーを定義します。 これは、レポート・ページの上部に表示される情報です。
  10. レポートの本文を定義します。 これは、レポートの本文に表示される情報です。
  11. フッターを定義します。 これは、レポート・ページの下部に表示される情報です。
  12. チャートをレポートに追加します。 チャートは、レポートの下部に表示されます。
  13. 属性のグループ化を定義します

    グループ化により、 属性値に基づいてレポートにセクションが作成されます。各グループのグラフィックを定義することもできます。

  14. ソート順を定義します

    ソート順により、レポートに項目が表示される順序が決まります。

    ソートは、常にグループ化のに適用されます。グループ化の対象として選択された属性がソートのリストに表示されることはありません。

  15. オプションで、関係レポートを作成します

    関連項目 (タスクが関連付けられている CR など) が選択設定に含まれる場合は、 関連項目を表示する関係レポートを定義します。

  16. レポートをインストールします

    詳細な例については、レポート・ビルダーの例を参照してください。


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