ジョブのスケジューリング

今後のある一時刻に実行したり、一定間隔で定期的に繰り返し実行したりするようにプロジェクトをスケジュールに入れるには、「スケジュール」パネルを使用します。 例えば、あるプロジェクトを毎時または毎日実行するようにセットアップすることができます。

ジョブ・スケジュールを表示するには、「スケジュール」をクリックします。 今月のカレンダーが表示されます。その下には、スケジュール項目の作成および変更に使用するパネルがあります。

カレンダーの各日付には、その日のスケジュールに入っているプロジェクトの数が表示されます。 日付にマウス・カーソルを重ねると、その日のスケジュールに入っているジョブの名前およびスケジュール・パラメーターが表示されます。

複数のプロジェクトがスケジュールに入っている場合は、プロジェクトを基準にしてカレンダーをフィルタリング可能なドロップダウン・ボックスおよび「フィルター」ボタンがシステムによって表示されます。

「スケジュール」パネルの「スケジュールの詳細」タブの画面イメージ

プロジェクトをスケジューラーに入れるには、以下のようにします。

  1. 左メニューで、「スケジュール」をクリックします。
  2. 「スケジュール実行の追加」をクリックします。
  3. 「説明」にスケジュール項目の説明を入力します。
  4. 「プロジェクト」リストからプロジェクトを選択します。
  5. プロジェクトの現在のスナップショットが、「プロジェクト」の下にあるフィールドに表示されます。スケジュールに入れられたジョブのために別のスナップショットを実行させるには、スナップショットをリストから選択します。
  6. 「モード」で、「アクティブ」(デフォルト)、「非アクティブ」、または「1 度」を選択します。 「1 度」に設定した場合、そのジョブは、次に時刻設定が一致したときに一度だけ実行されます。 「アクティブ」に設定した場合、そのジョブは、時間設定が一致するたびに実行されます。
  7. オプション: 以下のプロジェクト・プロパティーをオーバーライドすることができます。ここで選択した設定は、スケジュールに入れられたジョブのこのインスタンスに対してのみ有効になります。
    • アクセス: これを指定すると、スケジュールに入れられたジョブが指定したアクセス・プロパティーを使用するようになります。
    • 所有者: これを指定すると、スケジュールに入れられたジョブの実行は、指定の所有者が手動で起動したものとして実行されます。
    • クラス: これを指定すると、スケジュールに入れられたジョブが指定したクラスを使用するようになります。
    • 環境変数: スケジュールに入れられたこのジョブに対する環境変数のコピーが、このフィールドに作成されます (値が明示的に指定されていても、「プロジェクト・デフォルト」のままであっても同じです)。環境変数を指定すると、変数の開始値も設定できます。
      重要: コピーが作成されると、オリジナルの環境変数とその変数に対する変更内容は、スケジュールに入れられたジョブ用に作成された環境変数のコピーで自動的に更新されることはありません。オリジナルの環境変数に加えられた変更内容が反映されるように、コピーを手動または自動で更新することができます。 手動更新する場合には、「環境変数の再同期」をクリックしてください。自動更新する場合には、「環境変数の自動同期 (Auto-Sync Environment)」を「はい」に設定してください。 自動更新を設定すると、スケジュールされたジョブが実行されるたびに環境変数が更新されます。 ただし、「環境変数」タブは、「環境変数の自動同期 (Auto-Sync Environment)」が「いいえ」に設定されたスケジュールでのみ使用できます。
    • セレクター: これを指定すると、ジョブが指定のセレクターを使用するようになります。
  8. 時刻設定を指定します。 「分」、「時」、「日」、「月」、および「曜日」に値を入力します。 使用する値については、スケジュール・パラメーターを参照してください。
  9. 「スケジュールの保存」をクリックします。

    「次の実行」列に「計算」と表示された後、そのジョブが実行される次のスケジュール時刻が表示されます。

スケジュールが作成されると、カレンダーにスケジュール名が表示されます。 その隣にあるアイコンにより、モードが表示されます。 モードは、このアイコンをクリックすることによって変更できます。クリックするたびにモードが変更されます。

スケジュールに入れられたジョブの実行が試行されると、システムは、ジョブ・キューおよび「ハード実行上限数」システム設定、さらに場合によってはプロジェクトの「実行上限数」プロパティーを検査します。 あるプロジェクトの 1 つ以上のジョブが、スケジュールのアクティブ化時点で既に実行中である場合、システムの動作は、次の表で説明する「ハード実行上限数」システム設定によって決まります。

「ハード実行上限数」値 システムは「実行上限数」値を検査するか? システムはジョブを起動するか?
はい はい

実行中のジョブの数が「実行上限数」値より少ない場合は、はい。

実行中のジョブの数が「実行上限数」値に等しい場合は、いいえ。

いいえ いいえ はい
注: 前の実行が完了していない場合に実行をスキップするためには、「実行上限数」値を 1 に設定し、「ハード実行上限数」を「はい」に設定してください。

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