Oracle RAC を使用したフェイルオーバーの実装

Oracle RAC を使用している場合にコンソール・フェイルオーバーを有効にする手順を説明します。

始める前に

Oracle RAC 用の基本的なデータベース・セットアップは、他の Oracle データベースのセットアップと同じです。それらの設定値を使用してコンソールをインストールします。 コンソールがインストールされた後で、以下の手順を使用してフェイルオーバーを実装します。

このタスクについて

Oracle RAC フェイルオーバーを Build Forge と一緒に使用できるようにするには、追加構成が必要です。 次の 2 つの方式が使用可能です。
  • SCAN 方式: buildforge.conf を変更します。SCAN (単一クライアント・アクセス名 (single client access name)) は Oracle 11g の機能です。これを使用した場合、クラスター内のすべてのノードがフェイルオーバー適格になります。 少なくとも 3 つのノードが使用可能であり、ラウンドロビン・ベースでフェイルオーバーするように設定されている必要があります。
  • 明示接続ストリング方式: Oracle Instant Client 用に tnsnames.ora ファイルを変更し、buildforge.conf を変更します。この方式では、クラスターおよび必要な各クラスター・ノードを表すサービスを指定します。 少なくとも 3 つのノードが使用可能であり、ラウンドロビン・ベースでフェイルオーバーするように設定されている必要があります。LOAD_BALANCE パラメーターと FAILOVER パラメーターを設定する必要があります。

    Oracle DBA から、サービスの名前と使用するノードのリストの提供を受けることが必要な場合があります。 Oracle Instant Client 用の tnsnames.ora ファイルを構成し、buildforge.conf で JDBC 接続ストリングを設定します。

どちらの方式でも、クラスター全体を表す SERVICE_NAME を指定する必要があります。 この点で、非 RAC 構成と異なります。非 RAC 構成では、SERVICE_NAME は一般的には SID と同じです。

手順


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