integrate
<integrate> エレメントは <execute> エレメントと類似しています。<execute> エレメントの代わりに <integrate> エレメントを使用できます。 <execute> エレメントと同じように、<integrate> エレメントは実行されるコマンド行を指定します。ただし、次のような違いがあります。
- コマンド行は、アダプターを実行するサーバーではなく、管理コンソール・システムで実行されます。
- コマンド行は現行ディレクトリーとして ¥integration ディレクトリー (インストール・ディレクトリーのサブディレクトリー) を使用します。
<integrate> エレメントは、管理コンソール・コンピューター上あるアプリケーションやスクリプト、特に ¥integration ディレクトリーにあるものを実行する場合に役に立ちます。
<run> エレメントが <integrate> エレメントを含む <command> エレメントを呼び出すと、システムは、<integrate> エレメント内のすべての定位置変数を、呼び出し元 <run> エレメントで指定されたパラメーターによって置き換えます。<integrate> エレメント内の $1 は、最初のパラメーターによって置き換えられ、$2 は 2 番目のパラメーターによって置き換えられます (以下同様)。
<execute> エレメントの場合と同様に、<integrate> エレメント内ではドット・コマンドを使用できません。
次の例は IBM Rational ClearQuest アダプターから抜粋したものです。CQperl コマンド (Perl コードを実行するための ClearQuest プログラム) を実行し、¥integration ディレクトリーにある Perl スクリプトの名前を割り当て ることによって、データを ClearQuest に送信します。 この例は、ClearQuest が管理コンソール・システムにインストールされていることを想定しています。
<integrate>
cqperl bfcqresolve.pl $2 Fixed "Fixed in build $BF_TAG"
</integrate>