ステップの実行方法

ステップ定義では、コマンド・プロパティーにはオペレーティング・システム・コマンド、ドット・コマンド、またはそれらを組み合わせたものが含まれます。

個々のステップで、複数のコマンドを実行することができます。 個々のコマンドを、別々の行に配置して切り離します。
注: ステップの「結果」プロパティーでデフォルトの「終了コード」設定を使用する場合、ステップの最後のコマンドによって返される終了コードに基づいて、ステップ全体の成功または失敗が決定します。 任意のコマンドで障害を検出するには、ログ・フィルターを作成して、その使用について「結果」プロパティーに指定します。

システムは、ステップを実行する前に、ステップ環境を作成します。変数は、サーバー環境、プロジェクト環境、およびステップ環境で指定された値を使用して設定されます。 環境の継承を参照してください。デフォルトで、変数は構文解析され、その後コマンドで使用できるようになります。 ステップにおける変数の解釈を参照してください。

シェルの指定

#! ディレクティブを使用して、コマンドの実行に使用されるシェルを指定できます。 これは、Windows®、 Linux®、および UNIX® システム (Windows エージェントは、 指定されたインタープリターへのコマンドの引き渡しを扱います) で有効です。 Windows で、ご使用のステップから C:¥perl¥bin にある Perl のコピーへコマンドを送信するには、#!C:¥perl¥bin¥perl.exe を使用します。 Cygwin と共に Windows エージェントを使用しているが、コマンドを Windows シェル cmd.exe に送信する必要がある場合は、以下の行を使用できます。これには、Windows の暗黙パスを利用します。

#!cmd.exe /C

/C オプションは、cmd.exe では必須であることに注意してください。これは、このオプションがないと、ステップ・コマンドが送信された後に、追加のコマンドを待機するためです。UNIX または Linux コンピューターでは、#!/bin/perl コマンドを使用する場合があります。

注: Linux または UNIX システムで #! コマンドを使用する場合、システムは、標準のデフォルト・ディレクトリー (サーバー・パス、プロジェクト、名前、およびステップ・パス・フィールドの組み合わせで構成されるパス) に移動しません。これは、システムが、この必須の構文を予測できないためです。ユーザーは独自のディレクトリー移動コマンドを含める必要があります。 これを実行するには、システムで作成された、BF_SERVER_ROOT および BF_PROJECTNAME_PHYS のような特殊な環境変数を使用します。

システムがステップを部分に分割する方法

Rational® Build Forge® は、1 つのステップを複数の部分に分割します。各部分は、オペレーティング・システム・コマンドのセット、または単一ドット・コマンドで形成されます。 例えば、以下のステップには 6 つの部分があります。

cmd1        # Part 1
cmd2
.dot_cmd1   # Part 2
cmd3        # Part 3
cmd4
.dot_cmd2   # Part 4
.sleep 30   # Part 5
.dot_cmd3   # Part 6

ステップの各部分は順番に実行されます。 各部分の環境変数は、次の部分に渡されます。いずれかの部分でエラーが発生すると、処理は即時に停止します。

前のリリースでは、上記ステップの各部分は単一ステップである必要がありました。

注: 部分間に参照を作成しないでください。 部分間にジャンプを作成しないでください。例えば、ある部分で GOTO を使用し、その宛先ラベルを別の部分に指定することは避けてください。

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