.put

.put [<relative_path>/]file server:[[<relative_path>/]file]

1 つの論理サーバーから別の論理サーバーへファイルを転送するには、.put コマンドを使用します。 .put 操作は、現行サーバー・パスから実行し、指定されたファイルをリモート・サーバーに送信します。 宛先パス名は、ターゲット・サーバーの 基本パスに対する相対パス名です。ソース・パス名は、ステップの現行作業ディレクトリーに対する相対パス名です。リモート・サーバーでは、ファイルに対して .put 操作を許可する論理サーバーを指定する必要があります。 詳しくは、サーバー・リソースでのファイルのコピーの有効化を参照してください。 単一ファイルのみ転送できます。

パスの指定には、環境変数を組み込むことができます。 この機能により、特定のジョブが使用するパスに対しての相対ファイルを指定できます。 ジョブが使用するパスの説明については、ジョブ用の作業ディレクトリーを参照してください。

注: ファイル転送を行う前に、使用するパスが存在することを確認してください。

使用しているサーバー名にスペースが含まれている場合は、その名前を引用符で囲みます。

この転送は高速ではないため、大きなファイルを転送するには他の方式を選択したほうが良い場合があります。 予想される転送速度は、1 秒あたり 40 KB 以下です。 70 MB のファイルを転送するには、45 分から 1 時間程度かかる場合があります。

注: 宛先ファイルが既に存在する場合は、警告なしで上書きされます。
Windows ファイル・パス分離文字である円記号 (¥) は、 Rational® Build Forge® で使用されているエスケープ文字と同じであるため、dotcommand の構文解析時に、コマンドが「エスケープ」を意味しているかどうかを判別するのは困難です。 Windows ファイル・パス分離文字とエスケープを区別するには、以下の文字を使用してください。
  • エスケープを有効にするには、/E を入力します。
  • エスケープを無効にするには、/e を入力します。
次の例は .put コマンドを示しています。

.put[/E|/e] [<relative_path>/]file server:[[<relative_path>/]file]

/E と /e のいずれも指定しない場合、システムはヒューリスティック方式を使用して、dotcommand に Windows ファイル・パスのように見える何かが含まれているかどうかを確認します。 ファイル・パスが検出された場合、エスケープは無効になります。 そうでない場合、エスケープは有効になります。


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