.pop
.pop [-p] <register_name> [+][<relative_pathname>|-]
.pop [-p] <register_name> [>|>>]<register_name>
.pop コマンドは、レジスターの内容をファイル、ステップ・ログ、または別のレジスターに書き込みます。
オプションの -p パラメーターは、コマンドにプロジェクト・レジスターを参照させます。 プロジェクト・レジスターは通常のレジスターとは分離されており、プロジェクト・レジスターは ジョブの終了後も存続します。
以下の例に、.pop コマンドのさまざまな使用法を示します。
- .pop A data.txt
レジスター A が、ステップの作業ディレクトリーにあるファイル data.txt に書き込まれます。
- .pop ver +data.txt
レジスター ver の内容が、ファイル data.txt に追加されます。
- .pop Alpha
レジスター Alpha の内容が、ステップのログに書き込まれます。
- .pop ALPHA > BETA
レジスター BETA の内容が、レジスター ALPHA の内容と同じになります。
- .pop A >> B
レジスター A の内容が、レジスター B に追加されます。
注: レジスターをポップしても、空にはなりません。レジスターの内容を変更するには、
.push コマンドを使用して、レジスターに新規値をプッシュします。
Windows ファイル・パス分離文字である円記号 (¥) は、 Rational® Build
Forge® で使用されているエスケープ文字と同じであるため、dotcommand の構文解析時に、コマンドが「エスケープ」を意味しているかどうかを判別するのは困難です。
Windows ファイル・パス分離文字とエスケープを区別するには、以下の文字を使用してください。
- エスケープを有効にするには、/E を入力します。
- エスケープを無効にするには、/e を入力します。
.put[/E|/e] [<relative_path>/]file server:[[<relative_path>/]file]
/E と /e のいずれも指定しない場合、システムはヒューリスティック方式を使用して、dotcommand に Windows ファイル・パスのように見える何かが含まれているかどうかを確認します。 ファイル・パスが検出された場合、エスケープは無効になります。 そうでない場合、エスケープは有効になります。