ドット・コマンドのリファレンス
ステップの「コマンド」フィールドでは、ドット・コマンドを使用することができます。 これらは、システム内の特殊な機能と関数へのアクセスを提供します。
1 つのステップでドット・コマンドを通常のコマンドと混用することができ、また単一ステップで 複数のドット・コマンドを使用できます。 ただし、単一ステップで複数の .scan コマンドは使用しないでください。 そのように使用しても、システムが正確にコマンドの結果をレポートできないからです。
環境変数で使用するドット・コマンドを示したリストが別に用意されています。 変数でのドット・コマンドの使用を参照してください。
ドット・コマンドの構文
構文仕様: 各ドット・コマンドの記述には、次の表記を使用したコマンド指定が示されています。
- ユーザーが指定する値は、不等号括弧で囲まれています: <value>
- オプションのテキストは大括弧で囲まれています: [optional text]
特に断りがない限り、コマンド・パラメーターの環境変数を使用できます。
ドット・コマンドでパラメーターの環境変数を受け入れる場合は、以下の表記も使用できます。
- コマンド実行用のバックチック (`)
- 範囲を示すための大括弧 ( [ および ] ) (範囲表記とも呼ばれます)
次の .set を例にして考えてみましょう。
.set envgroupname "FOO[1,3-5]=`cat foofile`"
この場合、エージェントは cat foofile を実行し、 これにより foofile のコンテンツがリストされます。範囲表記を使用することで、 行 1 と、行 3 から 5 が抽出されます。次に、.set コマンドではこれらの行を使用して、 envgroupname という名前の環境変数グループ内にある既存の変数「FOO」を更新します。