システム構成の設定

さまざまな設定を使用して、管理コンソールを構成できます。これらの設定は、「管理」 > 「システム」ページにあります。

「管理」 > 「システム」をクリックすると、システムは、設定のリストを表示します。システム設定の名前をクリックすると、設定の編集パネルが表示されます。

注: 数値を取るシステム設定の場合、管理コンソールは、1 つ以上の整数 (0 から 9 まで) で構成される任意の値を受け入れます。 数値のグループ化文字 (コンマ (,)、小数点 (.)、他の非整数分離文字など) はサポートされません。

パネルには、以下のボタンが含まれます。

下の表に、使用可能な設定を示します。

設定

説明

アカウント・ロックアウトの減衰 (Account Lockout Decay)

デフォルト: 60 分。この期間が経過すると、 システムは最後に失敗したログインの試行を破棄します。 これが負の値に設定された場合、失敗したログインは破棄されません。

アカウント・ロックアウト最大試行回数

デフォルト: 3。 アカウントがロックされるまでに連続して失敗できるログインの試行回数。 これが 0 に設定された場合、アカウント・ロックアウトは使用不可です。

アカウント・ロックアウト・リセット・タイマー

デフォルト: 120 分。最小: 5 分。

ユーザーがロックアウトされてから再びログインを試行することが許可されるまでに必要な期間。 これが負の値に設定された場合、ロックアウトは無期限となります。
注: ユーザーが再びログインできるようになるには、管理者が設定をリセットする必要があります。

アラート E メール上限

指定された分数の間にシステムが送信するアラート E メールの最大数を設定します。例えば、値 10/60 は、1 時間当たり最大 10 個のメッセージを設定します。デフォルト値 0/0 は、 アラート E メール・メッセージに上限がないことを示します。

インライン化されたステップ・コンテナー環境変数を適用します

デフォルト: 「いいえ」。 「はい」の場合は、インライン化されたステップを含むプロジェクトまたはライブラリーの環境変数が適用されます。
注: Java エンジンではサポートされていません。

サーバー環境変数の最後を適用します

デフォルトは「いいえです。「はい」の場合、最後にステップのサーバー環境変数を適用します。ステップ環境変数またはプロジェクト環境変数の後にサーバー環境変数が適用されます。 これが適用されるのは、環境変数が指定された場合に限られます。
注: Java エンジンではサポートされていません。

監査のストリングの最大長

デフォルト: 128 文字。

これにより、詳細な変更について記録できる情報の量が制御されます。 ストリング値がこの文字数を超えると、暗号ハッシュが元の値の代わりに保管されます。 暗号ハッシュが使用されると、ストレージ・スペースが節約されます。 パスワードなどの機密情報を含むフィールドでは、ストリング長に関係なく暗号ハッシュが使用されます。

監査ポリシー

監査ロギングの量が決定されます。
なし
監査情報は記録されません。
セキュリティー
セキュリティー関連情報のみが記録されます。 以下の例が表示されます。
  • アクセス・グループの作成
  • ユーザー・セッション・アクティビティー
基本
この設定がデフォルトです。 これは、監査ポリシー値が無効な場合にも使用されます。 最小限の情報 (例: ユーザー、オブジェクト・タイプ、ユーザー ID、アクション) のみが記録されます。
詳細
変更されたプロパティーに関する詳細情報 (古い値と新しい値を含む) が記録されます。 すべてのオブジェクトがこの情報を提供できるわけではありません。この情報を提供できないオブジェクトの場合、 簡易ポリシーと詳細ポリシーに違いはありません。 保管されるデータの量を制限するには、「監査の最大ストリング長 (Audit Max String Length)」システム構成設定を使用してください。

自動ログオフまでの分数

アイドル状態のユーザーがシステムから自動的にログオフされます。 この設定は、システムがユーザーをログオフするまでに経過する必要がある、アイドル時間の分数を指定します。 設定値が 0 の場合、システムによるユーザーの自動ログオフは実行されません。

AutoClean エラー・ログ日数

AutoClean 情報ログ日数

AutoClean 警告ログ日数

これらの値は、エントリーの各カテゴリーが監査ログに残存する最大日数を示します。 エントリーは古いものから自動的に削除されます。 値が 0 の場合、システムは、そのカテゴリーのエントリーを削除しません。ストリング値は整数として 0 に評価されます。 0 の代わりに「行わない」などの値を使用できます。

ビルド取り消しの確認頻度

システムがビルド取り消し要求を確認する間隔 (秒) が指定されます。

コンソール・ポート

Web サーバーが Build Forge の要求を listen するために使用するポート番号。

コンソール URL

Web サーバーが Build Forge の要求を listen するために使用する URL。

この値は、 コンソールが 80 以外のポートで実行されている場合に設定する必要があります。 これが設定されている場合は、その設定値でデフォルト・コンソール URL が指定変更されます。 これは、protocol://hostname[:port] のような形式になります。 例: http://myHost:81

失敗時のステップ部分の続行

同じステップでの複数のコマンド部分の実行動作を決定します。 デフォルトの No に設定した場合、ステップ内のコマンド部分が失敗すると、そのステップは失敗します。 Yes に設定した場合、コマンド部分が失敗してもステップは失敗しません。 ステップ内の他のコマンド部分を実行できます。 コマンド部分について詳しくは、インフォメーション・センターのトピック『システムがステップを部分に分割する方法』(「開発 (Developing)」>「ステップの処理 (Working with steps)」>「実行フローの制御 (Controlling execution flow)」) を参照してください。

欠落パスの作成

デフォルト: 「いいえ」。 「はい」の場合は、プロジェクトのパスがまだ存在していなければ、そのパスがシステムによって作成されます。

データベース・サイズしきい値

データベース・サイズのしきい値。 この値に達するとコンソールは通知を送信します。
要確認: このしきい値に近づくと、ユーザー・インターフェースのパフォーマンスが低下します。 データベースのクリーンアップを実行するか、しきい値のサイズを増やすと、パフォーマンスが復元されます。

デフォルト: 2G

注: Java エンジンではサポートされていません。

データベース・サイズしきい値の通知

データベース・サイズしきい値に達した場合の E メールの送信先となるユーザー名または通知グループ。 ユーザー名が使用される場合、ユーザーの「E メール」フィールドのアドレスが使用されます。「管理」 > 「ユーザー」を参照してください。
注: Java エンジンではサポートされていません。

日付を一度設定 (Date Once)

.date コマンド値を、ジョブごとに一度設定するか、あるいはステップごとに一度設定するかを決定します。動作は、以下のように、割り当てられた値によって異なります。
  • デフォルト: いいえ。.date コマンド値はステップごとに一度設定されます。 ステップごとに、エージェント・マシンのタイムゾーンを使用して .date 値が再評価されます。 エージェントが値を提供します。 再始動しても .date 値は維持されます。値は初期実行の場合と同じように再評価されます。 変数が同じでも、値は使用されるステップごとに異なります。これは、.date 値がステップごとに再解釈されるためです。
  • はい: 現行 .date コマンド値はジョブごとに 1 回設定されます。この日付値は、エージェントのタイムゾーンではなくエンジン・ホストのタイムゾーンを使用して生成されます。 再始動しても .date 値は維持されます。

.email コマンドや通知テンプレートなどの E メール通知に .date を含む環境変数を使用する場合は、「はい」を入力します。 その際、E メールで使用される環境変数では、エンジンのタイムゾーンが使用されます。

デフォルト・エージェント・ポート

エージェントへの接続を確立するために使用するデフォルト・ポート番号を設定します。

デフォルト・インポート・クラス

インポートされたプロジェクトに、定義済みのクラスがない場合、または存在しない定義クラスがある場合に使用されるクラス。

デフォルト: 「実動」

ダイジェスト・アルゴリズム

メッセージ・ダイジェストのアルゴリズムです。エージェント構成にも、対応する digest_algorithm 設定があります。 有効な値は SHA1 および SHA2 です。

デフォルトのアルゴリズム: SHA1

注: Secure Hash Algorithm 2 (SHA2) を使用して管理コンソールおよびエージェントでパスワード暗号化を有効にする場合は、パスワード暗号化プロパティー・ファイル bfpwcrypt.conf を更新してください。

注: Perl エンジンでは、メッセージ・ダイジェストでの Secure Hash Algorithm 2 (SHA2) はサポートされていません。 SHA2 ダイジェスト・サポートは、Build Forge 8.0 および Build Forge Agent 8.0 からの Java MJC 用です。

パスワード暗号化が構成プロパティー・ファイル bfpwcrypt.conf で有効になっていない場合は、以下の手順で SHA2 のパスワード暗号化を有効にしてください。
  1. パスワード暗号化構成プロパティー・ファイルを名前変更します。 例えば、bfpwcrypt.conf ファイルの名前を bfpwcrypt.conf.sha1 に変更します。
  2. 「管理」 > 「システム」にナビゲートし、「ダイジェスト・アルゴリズム」設定を SHA2 に変更します。
  3. 管理コンソールを再始動します。 新しい bfpwcrypt.conf ファイルが作成されます。
  4. パスワード暗号化を有効にします。 「管理」 > 「セキュリティー」にナビゲートし、「パスワード暗号化の有効化」設定を「はい」に設定します。 「保存」をクリックし、「マスター BFClient.conf の更新」をクリックします。
  5. オプション: 「管理」 > 「セキュリティー」 > 「鍵ストア」にナビゲートし、鍵ストアのパスワードを更新します。 「管理」 > 「サーバー」 > 「サーバー認証、管理 (Server Auth, Administration)」 > 「LDAP」および「管理」 > 「ユーザー」に適宜ナビゲートし、それぞれのパスワードを更新します。
  6. エージェントでもパスワード暗号化を有効にする場合は、新たに生成された bfpwcrypt.conf ファイルを、エージェントのあるサーバーにコピーします。
  7. ssl_key_password が、bfagent.conf ファイルで以前に設定されたときに暗号化されていた場合は、パスワードを再暗号化する必要があります。 例えば、bfagent.conf ファイル内の行の前にある # を削除することによって digest_algorithm SHA2 を有効にしてから、コマンド行で bfagent -e <your password> を使用して再暗号化します。 これにより、新しい暗号化パスワードが作成されます。 この新しい暗号化パスワードを使用して、bfagent.conf ファイル内の ssl_key_password をリセットし、保存します。
  8. bfagent を再始動します。

ダイジェスト・アルゴリズム (続き)

注 (続き): パスワード暗号化が構成プロパティー・ファイル bfpwcrypt.conf で有効になっている場合は、以下の手順で SHA2 のパスワード暗号化を再度有効にしてください。
  1. パスワード暗号化を無効にします。 「管理」 > 「セキュリティー」にナビゲートし、「パスワード暗号化の有効化」設定を No に設定します。 「保存」をクリックし、「マスター BFClient.conf の更新」をクリックして、bfclient.conf ファイル内の bf_keystore_password{bfcrypt:xxx..}yyy... の形式ではないことを確認してください。
  2. パスワード暗号化が初めて有効化されて以降にサーバー認証、LDAP、およびユーザー・パスワードが追加または更新された場合は、「管理」 > 「セキュリティー」 > 「鍵ストア」にナビゲートし、各パスワードを更新します。
  3. パスワード暗号化構成プロパティー・ファイルを名前変更します。 例えば、bfpwcrypt.conf ファイルの名前を bfpwcrypt.conf.sha1 に変更します。
  4. 「管理」 > 「システム」にナビゲートし、「ダイジェスト・アルゴリズム」設定を SHA2 に変更します。
  5. 管理コンソールを再始動します。 新しい bfpwcrypt.conf ファイルが作成されます。
  6. パスワード暗号化を有効にします。 「管理」 > 「セキュリティー」にナビゲートし、「パスワード暗号化の有効化」設定を「はい」に設定します。 「保存」をクリックし、「マスター BFClient.conf の更新」をクリックします。
  7. オプション: 「管理」 > 「セキュリティー」 > 「鍵ストア」にナビゲートし、鍵ストアのパスワードを更新します。 「管理」 > 「サーバー」 > 「サーバー認証、管理 (Server Auth, Administration)」 > 「LDAP」および「管理」 > 「ユーザー」に適宜ナビゲートし、それぞれのパスワードを更新します。
  8. エージェントでもパスワード暗号化を有効にする場合は、新たに生成された bfpwcrypt.conf ファイルを、エージェントのあるサーバーにコピーします。
  9. ssl_key_password が、bfagent.conf ファイルで以前に設定されたときに暗号化されていた場合は、パスワードを再暗号化する必要があります。 例えば、bfagent.conf ファイル内の行の前にある # を削除することによって digest_algorithm SHA2 を有効にしてから、コマンド行で bfagent -e <your password> を使用して再暗号化します。 これにより、新しい暗号化パスワードが作成されます。 この新しい暗号化パスワードを使用して、bfagent.conf ファイル内の ssl_key_password をリセットし、保存します。
  10. bfagent を再始動します。

即時開始を使用可能に設定

デフォルト: 「いいえ」。すべてのプロジェクトに 「クイック・スタート」アイコン が表示されます。プロジェクトをクリックすると、 そのプロジェクト用に組み込まれているすべての変数が「変更が必要」 変数タイプについて検査されます。 プロジェクトは、「変更が必要」タイプの変数が含まれていない場合に、開始されます。プロジェクトに「変更が必要」 変数タイプが 含まれている場合、そのプロジェクトは開始されません。 プロジェクトが開始されない理由がダイアログ・ボックスに示されます。 アイコンが クイック・スタート使用不可アイコン に変わります。
注: プロジェクトに定義されている変数のみ検査されます。 プロジェクト内のステップに定義されている変数は検査されません。 ジョブの開始時に行われるプロジェクト変数の変更も参照してください。

この 設定が「はい」 に設定されている場合は、いずれかの変数が「変更が必要」 タイプに設定されているかどうかを 判別するために、「プロジェクト」ページですべての環境変数がプロジェクトに対して検査されます。 即時に開始できるプロジェクトはアイコン クイック・スタート・アイコン で示されます。

ハード実行上限数

デフォルト: 「いいえ」「はい」 の場合は、スケジュールされたプロジェクト・ビルドを起動してもプロジェクト設定「実行上限数」に 違反しなければ、そのプロジェクト・ビルドがシステムから起動されます。 「いいえ」 の場合は、スケジュールされたビルドに関してプロジェクト設定「実行上限数」はシステムで 無視されます。

デフォルトのセキュア・アクセス・グループのインポート

「セキュア・アクセスによるインポート」設定が「Y」 に 設定されている場合、この設定は、インポートされたプロジェクトのデフォルト・アクセス・グループを示します。

セキュアでないデフォルトのアクセス・グループのインポート

「セキュア・アクセスによるインポート」設定が「N」 に 設定されている場合、この設定は、インポートされたプロジェクトのデフォルト・アクセス・グループを指定します。 デフォルト・グループは、インポート・ファイルにアクセス・グループがない場合にのみ使用されます。

セキュア・アクセスによるインポート

Y に設定された場合、システムは、前の設定でリストされたデフォルトのアクセス・グループを、インポートされたデータ・オブジェクトに割り当てます。この値は、 データのインポートによってセキュリティーが指定変更されないように、インポート対象の XML ファイルに指定されているアクセス・グループを指定変更します。 N に設定された場合、システムは、インポートされるファイルにあるアクセス・グループの設定を優先します。

継承タグ

これが「はい」 に設定されている場合、 チェーンによって起動されたジョブは呼び出し元と同じジョブ・タグを使用しなければなりません。 プロジェクト MasterProject の BUILD_15 がプロジェクト ComponentProject を呼び出す場合は、ComponentProject の実行に対する ジョブ・タグおよびジョブ・ディレクトリー名は BUILD_15 になります。
注: 呼び出されたプロジェクトは必ず呼び出し元のオリジナルのタグを常に (呼び出し元のタグが実行中に変わったとしても) 継承します。 例えば、.retag コマンドの結果として、呼び出されたプロジェクトは、呼び出し元が開始されたときのタグを保持します。

無効な相対ディレクトリー文字

プロジェクト名で使用された場合にシステムが下線に変更する文字が設定されます。

LASTRUN フォーマット

.date コマンドに対して定義された 日付フォーマット文字を使用して BF_LASTRUN フォーマット環境変数の値を入力します。 .dateを参照してください。

ライセンス・サーバー

ライセンス・サーバー・ホスト名。インストール中に設定されます。 例: myhost.mycompany.com。 この値には、ポート番号が含まれる場合があります。例: myhost.mycompany.com:80。ライセンス・サーバーを変更するには、管理コンソール用のライセンス・サーバーの変更を参照してください。

デバッグ・モードのリンク

これが「はい」 に設定されている場合、アダプター・リンクが定義されているジョブは、 関連プロジェクトを実行するのではなく、リンクのテストを行います。 ジョブの出力には、アダプターからの出力を持つ単一ステップが含まれます。 このデータは、アダプターのインターフェースをトラブルシューティングする際に役立ちます。

注: アダプター・リンクの状態を「デバッグ」に設定することによって、個々のアダプター・リンクにデバッグを設定できます。この状態は、「デバッグ・モードのリンク」設定よりも優先されます。

マニュアル・ジョブのリンク

プロジェクトをスケジューラーから実行するのではなく手動でクイック・スタートする場合に システムがアダプター・リンクを使用してアダプターを実行するかどうかが決定されます。

リンク検査により、 ジョブの BOM に追加の出力が生成される場合があります。

これが「N」 に設定されている場合は、 ジョブの開始時にリンクは検査も実行もされません。

最大コンソール・プロセス

コンソールが同時に実行するプロセスの最大数を設定します。コンソールのアクティビティーでは、一般的なスロットル (数を調節する弁) として使用されます。システムは、各プロセスの ID をデータベースに保管し、新規の外部プロセスを起動する前に合計を確認することで、プロセスを管理します。この 値は「実行キュー・サイズ」設定よりも 5 以上大きい値になるようにしてください。 そうしないと、システムは実行キューをサポートするだけの十分なプロセスを実行できません。
注: Java エンジンではサポートされていません。

インライン化の最大の深さ

これは、プロジェクトのインライン化に対してシステムが許可するレベル数を制御して、 プロジェクトが極端に深くネストされないようにします。 デフォルト値は 32 です。この値が 0 に設定された場合、システムは 32 を使用します。システムが インライン化の上限に達すると、インライン化されるプロジェクトのうち、その上限を超えるプロジェクトは実行されません。 そのステップは、ステップの包含先のプロジェクトに挿入されません。 「インラインは中止されました (inline abandoned)」 というメッセージがシステム・メッセージ・リストに書き込まれます。
注: Java エンジンではサポートされていません。

サーバーの最大同時テスト数

同時に実行できるサーバー・テストの数が指定されます。 システム・リソースによっては、同時に実行されるサーバー・テストが多すぎると、コンソールの速度が極端に低下したり、ロックしたりします。

最大同時パージ数

同時に実行できるパージの数を制御します。 希望数のビルドをパージできます。 ただし、「最大同時パージ数」フィールドの値を超えた分のビルドは一斉に削除されます。 デフォルト: 20

最大リフレッシュ数

ページが自動的にリフレッシュする最大回数。 デフォルト: 50

チェーニング時のクラスの指定変更

システムが、チェーニングされたプロジェクトのクラスを呼び出し元のクラスで置き換えるかどうかが決定されます。 デフォルト値「Y」 の場合、システムは、チェーニングされたプロジェクトのクラスを指定変更し、 代わりに呼び出し元のクラスを使用します。

パスワードの有効期限日数

パスワードの有効期限が設定されているユーザーが自分のパスワードを変更しなければならなくなるまでの日数が示されます。 この日数が経過すると、ユーザーは次のログイン時に自分のパスワードを変更しなければなりません。

パスワード・フォーマット

以下のように、ピリオドで区切られた、6 つのフィールドからなるフォーマット・ストリングを使用して、ユーザー・パスワードの要件を指定します。
length.char_types.upper.lower.numeric.special

例: 5.2.u1.l1.n1.s1

最初の 2 つのフィールドでは、以下を指定します。

  • パスワードの最小長 (文字)
  • 残りの 4 つのフィールドで使用する文字タイプの最小数 (1 から 4 までの整数)

残りのフィールドは、文字タイプと文字数の要件を指定します。各フィールドは、タイプと数字を含みます。

  • タイプ: u (大文字)、l (小文字)、n (数字)、または s (特殊文字) のいずれか 1 つ。大文字 (U、L、N、S) は、その文字が必須であることを示しています。 小文字 (u、l、n、s) は、その文字がオプション であることを示しています。
  • 数字: 必須。その文字が使用されている場合に、必要となる文字の数が示されます。

タイプは、以下のようになります。

  • U または u は、大文字を示します。大文字には、それぞれのロケールで文字とみなされる、小文字以外のすべての文字が含まれます。 具体的に説明すると、大文字やタイトル・ケースの文字、または単一ケース言語 (例: 中国語) のすべての文字が含まれます。
  • L または l は、小文字を示します。このタイプには、それぞれのロケールで小文字とみなされるすべての文字が含まれます。
  • N または n は、数字を示します。数字には、それぞれのロケールで数字とみなされるすべての文字が含まれます。
  • S または s は、特殊文字を示します。上記の 3 つのカテゴリーに当てはまらないすべての文字です。 文字や数字ではないすべての文字が含まれます。

例: ストリング 5.2.u1.l1.n1.s1 は、以下のパスワード要件を示しています。

  • 長さは 5 文字以上である。
  • 4 つのカテゴリー (大文字、小文字、数字、特殊文字) のうち、2 つ以上のカテゴリーの文字を含まなければならない。
  • タイプごとに、そのタイプの 1 文字は、要件を反映し一致していると見なされる。

abC1xAbc2% などのパスワードがこれらの要件を満たします。

Build Forge エンジンの一時停止

Y に設定されると、システムは、現在のジョブをすべて完了してから、エンジンを一時停止します。N に設定されると、通常のオペレーションに戻ります。

共通ホスト名

設定された場合、システムは、通知テンプレートでこの設定の値を、CONSOLEHOST 変数のサーバー・ホスト名に代入します。

パージ確認時間

システムがパージ対象のジョブを検査する頻度が検査間隔 (分) で設定されます。

QuickReport 共通ディレクトリー

公開レポート設計のファイル・システム・ロケーション。

7.1 では、このシステム設定を使用して、公開レポートの完全修飾ロケーションを指定します。レポート設計を自動的にマイグレーションするためには、レポート設計をこのディレクトリーに入れる必要があります。

以前のリリースでは、デフォルトのファイル・ロケーション (../../reports/public) は、アプリケーション・サーバーのインストール・ディレクトリー (例えば、<bfinstall>/Apache/tomcat/webapps/quickReport) を基準とする相対ロケーションでした。

QuickReport 一時ディレクトリー

7.1 では、このディレクトリーを使用して、サービス層コンポーネントと同じホスト上にある完全修飾ディレクトリーを指定します。 サービス層では、この作業ディレクトリーを使用して、データベースに正常にマイグレーションされたレポート設計をリストします。

以前のリリースでは、このディレクトリーは、クイック・レポートのレポート設計をファイル・システムの公開ディレクトリーまたはプライベート・ディレクトリーに保存する前に一時的に保管するために使用されていました。

QuickReport ユーザー・ディレクトリー

私用レポート設計のファイル・システム・ロケーション。

7.1 では、このシステム設定を使用して、プライベート・レポートの完全修飾ロケーションを指定します。 レポート設計を自動的にマイグレーションするためには、レポート設計をこのディレクトリーに入れる必要があります。

以前のリリースでは、プライベート・レポートのデフォルトのファイル・ロケーション (../../reports/users) は、アプリケーション・サーバーのインストール・ディレクトリー (例えば、<bfinstall>>/Apache/tomcat/webapps/quickReport) を基準とする相対ロケーションでした。

言語パックの再ロード

デフォルト: 「いいえ」。 これが「はい」に設定されている場合、コンソールは再始動時に言語パックを再ロードして、 この値を「いいえ」 にリセットします。 これはバージョン 7.0.1 以降では不要になりました。

アダプター・テンプレートのリセット

この設定を使用して、(更新で生じる変更を構成にコピーするために) アダプター・テンプレートをリセットします。 これを使用するには、値を「はい」に設定し、1 分待ちます。システムは、テンプレートをリセットしてから、値を「いいえ」に設定し直します。

サーバーのジョブ数のリセット

設定に「はい」 を使用すると、すべてのサーバーのジョブ数 (BF_JOBS) を同時にゼロにリセットできます。 このリセットは、マニフェストの確認間隔の実行時に行われます。 デフォルトは 10 秒間隔です。

すべてのサーバーの BF_JOBS がリセットされた後に、「サーバーのジョブ数のリセット」の値がデフォルトの「いいえ」 に戻ります。

レポート・マイグレーションの再開

デフォルト: 「いいえ」。 7.1 では、サービス層コンポーネントを再始動せずにマイグレーションを開始する場合は、この値を「はい」 に設定します。

チェーン・リンクの実行

起動されたチェーン・プロジェクトが、接続されている任意のアダプター・リンクも起動するかどうかを制御します。

実行キュー・サイズ

この値は、システムが同時に実行しようとするジョブの数を制限します。 キューにある実行数がこの数に等しいかそれを超えた場合、システムは、ジョブの数がこの値を下回るまで、待機キュー から実行キュー への実行の移動を停止します。実行キュー・サイズを変更した場合は、最大コンソール・プロセス設定を確認してください。 この設定は、実行キュー・サイズより 5 以上大きくなければなりません。

始動環境変数の保存

プロジェクトの手動開始ページにある、「環境変数の保存」チェック・ボックスのデフォルト値を制御します。設定が「Y」 の場合は、 このチェック・ボックスが選択されます。 これはデフォルトです。 それ以外の場合は、このチェック・ボックスは選択されません。 「環境変数の保存 (Save Env)」 チェック・ボックスを選択した場合、 変更はすべて「開始」ページ上の環境変数と、データベース内の環境変数レコードに保存されます。 今後のビルド実行はデフォルトでこの値になります。

チェーニング前のサーバー環境変数

システムがステップ・サーバー環境変数を前 (Y) に設定するか後 (N) に設定するかを決定します。 この値により、ステップ内でのチェーニング・プロジェクト環境変数が設定されます。 2 番目に処理された環境変数内の変数は、最初の環境変数内の変数をオーバーライドします。 デフォルト値は Y です。これは、チェーニング・プロジェクト環境変数が 2 番目に処理されて、ステップ・サーバー環境変数をオーバーライドすることを示します。
注: Java エンジンではサポートされていません。

サーバー読み取りタイムアウト

システムがエージェントの読み取り試行を停止するまでの待機秒数。
注: 8.0 の新機能です。Java マスター・ジョブ・コントローラーにのみ使用されます。

サーバー再試行

すべてのセレクター条件に合致するサーバーが見つかったときに、 システムがステップを停止して失敗とする前にシステムがサーバーにステップを割り振ろうとする回数が設定されます。

サーバー書き込みタイムアウト

システムがエージェントへの書き込み試行を停止するまでの待機秒数。
注: 8.0 の新機能です。Java マスター・ジョブ・コントローラーにのみ使用されます。

サーバー・テスト頻度

これは、サーバーのマニフェスト・データをテストしてリフレッシュする間隔を決定するために、 使用可能なサーバーの数と一緒に使用されます。 デフォルトは 120 分 (すなわち 2 時間) です。 値が 0 の場合は、サーバーを検査する必要がないことになります。

これらの検査の際に、システムは使用可能なすべてのサーバーに問い合わせて次の内容を検証します。

  • サーバーに接続可能であること
  • サーバーのログイン情報が適正であること
  • サーバーのマニフェスト・データが最新であること

サーバー・テストは、1 分当たり少なくとも 1 台のサーバー で実行されます。サーバーの数がこの設定よりも多い場合は、1 分当たりのサーバー数は増えます。

システムは、この間隔内でテストを均等に分散させます。 例:

  • 120 台のサーバーがあり、間隔は 120 分に設定されています。システムは、1 分当たり 1 台のサーバー (120 台のサーバー/120 分) を テストしようとします。
  • 12,000 台のサーバーがあり、間隔は 1200 分に設定されています。システムは、1 分当たり 10 台のサーバーのテストを試みます。
  • 10 台のサーバーがあり、間隔は 120 分に設定されています。1 分当たり 1 台のサーバーの検査が実行されます。 このシナリオでは、リフレッシュ間隔中にサーバーが 12 回も検査されます。

手動サーバー・テストは、コンソールから開始されます。 このテストは、自動テストに優先します。

サーバーのコレクターの複雑さは、スループットに影響することがあります。 コレクターがデータを収集するために数多くの手動コマンドを実行する場合は、完了までの所要時間が 1 分を超えることがあります。

サーバー使用接続タイムアウト

注: これは、Java エンジン上ではサポートされません。

エージェント接続が開始されてから接続が失敗するまでに管理コンソールが接続の確立を待機する最大時間 (秒) が示されます。 また、ソケット・エラーが発生したり、タイムアウト期限に達する前にコードが失敗したりした場合も、接続は失敗する可能性があります。

エージェントへの既存接続のタイムアウト値が示されます。エージェントは 15 秒おきに管理コンソールに問い合わせるように設計されています。タイムアウト期間中に問い合わせがない場合は、エージェントが停止しているか、またはネットワーク通信問題が発生している可能性があります。この値を超えると、ステップは失敗します。

サーバー待機時間

サーバーが使用可能になったかどうかを判別する検査の実行間隔 (秒数) を設定します。

注: リリース 8.0 の新機能です。Java マスター・ジョブ・コントローラーにのみ使用されます。

サービス層認証サーブレット URL

これを設定すると、プログラマチックに構成された URL が、サービス層認証サーブレットに指定変更されます。

別名を 使用している場合や、デフォルト以外のポートを使用している場合は、http://server:port/jas/AuthServlet の フォーマットを使用して、この設定を更新する必要があります。

SMTP サーバー

E メール通知の送信時に SMTP サーバーとして使用されるコンピューターが設定されます。

デフォルト設定は localhost です。

スタック BuildForge 環境変数

通常システムは、チェーニングされたプロジェクトに渡される BF_ 変数の名前を、BF_CALLER_ に変更します。設定は、チェーニングが 1 を超える深さのレベルに達している場合に、システムがその命名をスタック するかどうかを決定します。デフォルト値は N です。設定が Y に変更されると、深さのレベルが 2 の呼び出しプロジェクトから派生した BF_TAG 変数は、名前 BF_CALLER_CALLER_TAG を受け取ります。

ステップの最大再試行数

最初の試行が失敗した場合にステップがエージェントへの接続を試みる回数を制御します。 指定された試行回数で接続しなかったステップは失敗します。

ユーザー認証のローカル保管

システムが LDAP または Active Directory のユーザー認証情報を、暗号化されたフォームでキャッシュに入れるかどうかが 決定されます。 デフォルトは「はい」です。システムが関係するのは、LDAP またはアクティブ・ディレクトリーの認証を使用する場合のみです。この 設定が「はい」 の場合、システムは、ユーザー認証情報を、 暗号化されたフォームでキャッシュに入れ、_USE_BFCREDS 特殊変数および _USE_BFCREDS_DOMAIN 特殊変数で使用します。
注: この値は、サーバーに対するユーザー認証に適用されます。
この値を「いいえ」 に変更すれば、キャッシングをオフにできます。 ただし、キャッシングをオフにした場合、システムはサーバーへのログオン時に _USE_BFCREDS 特殊変数や _USE_BFCREDS_DOMAIN 特殊変数を利用して ユーザー資格情報を使用することはできなくなります。

システム・アラート E メール

システムは、アラート E メール・メッセージを、この設定で定義されたアドレスに送信します。

デフォルトは root@localhost です。以下の E メール・アドレス・フォーマットがサポートされています。
username@host.com
nameusername@host.com
name "<username@host.com>"
name <username@host.com>
name "username@host.com"
説明:

username は、E メールのユーザー名です。

name は、任意のストリング (通常、何らかの形で名前を表すもの) です。

複数のアドレスに送信するには、コンマ (,) またはセミコロン (;) でそれらを区切ってください。

システム・アラート送信元

システムがアラート E メール・メッセージを送信するとき、この設定で定義されたアドレスを、送信者として使用します。

デフォルトは root@localhost です。以下の E メール・アドレス・フォーマットがサポートされています。
username@host.com
name username@host.com
name "<username@host.com>"
name <username@host.com>
name "username@host.com"
説明:

username は、E メールのユーザー名です。

name は、任意のストリング (通常、何らかの形で名前を表すもの) です。

システム広域ログイン・メッセージ

ログイン・フォームの上に表示されるメッセージを定義できます。

システム広域ユーザー・メッセージ

各ページの最上部でナビゲーション・ボタンの直下に表示されるメッセージを定義できます。

タグ: 日付書式

BF_D タグ変数で、日付を表示するために使用する書式を定義します。 文字 ym、 および d を、年、月、および日を表す変数として使用します。 特殊文字を分離文字として使用すれば、この値を希望のフォーマットで表示できます。 例えば、2005 年 9 月 21 日は次のように表します。

書式ストリング....出力

ymd...050921

m/d/y...09/21/05

タグ: 時刻書式

BF_T タグ変数で、時間を表示するために使用する書式を定義します。 「タグ: 時刻形式」では、時、分、および秒を表すために文字 hm、および s が使用されます。 h:m:s という設定の場合、出力は 12:53:42 のようになります。

メール・テンプレートのログ量のテール

TAILNORMALLOG 変数が通知テンプレートで使用されるときに、通知で表示される、ログの末尾からの行数を設定します。

スレッドの終了

スレッド化ステップがどのようなときに失敗するかを決定します。 同じプロジェクトに含まれる他のすべてのアクティブ・スレッド・ブロックが停止します。

トレース・エージェント・データ・リンク

コンソールとエージェント間通信の詳細トレースを、オンにするかどうかを示します。

デフォルト: いいえ

Java マスター・ジョブ・コントローラーをジョブ実行エンジンとして使用

「はい」に設定すると、システムは Java マスター・ジョブ・コントローラーを使用してマスター・ジョブ・コントローラー・プロジェクトを実行します。 Perl エンジン・プロジェクトは開始できません。新規作成されたプロジェクトは、Perl エンジンではなく、デフォルトでマスター・ジョブ・コントローラーを使用するように設定されます。

「いいえ」に設定すると、システムは Perl エンジン・プロジェクトを実行する場合にのみ Perl エンジンを使用します。


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