プロジェクト・ファイルへのビルド番号の組み込み

.strsub コマンドを使用して、1 つのストリングを、ファイルにある別のストリングと交換できます。一般には、標準のトークンを、現在のジョブ番号を指定する $B 変数などのシステム変数に置き換えます。

.strsub ドット・コマンドを使用して、コード・ファイルに、ビルドまたはバージョン番号を組み込むことができます。 .strsub コマンドをプロジェクトの前方に配置することにより、後のステップは、更新された情報を含むファイルをコンパイルできます。

例えば、以下のステップでプロジェクトをセットアップして、ビルド番号を組み込みます。
  1. _BUILD_ のような固有のストリングを、プロジェクトのファイルに追加します。 例えば、ファイル README.TXT を変更し、以下のようにバージョン宣言を変更します。
    Application version 5.0.123
    Application version 5.0._BUILD_
  2. プロジェクトの前の方にあるステップが、処理されるファイルをチェックアウトします。 README.TXT がチェックアウトされてから、_BUILD_ を $B システム変数に置き換えるステップを追加します。 コマンドでは、以下を使用します。
    .strsub _BUILD_ $B README.TXT
  3. プロジェクトを実行し、README.TXT ファイルが現在のジョブ番号を含んでいるか検査します。 プロジェクトの 3 回目の実行で、README.TXT ファイルは次の行を含んでいるはずです。
    Application version 5.0.3

機能拡張

以下のような方法で、この操作を機能拡張することができます。
  • 追加の環境変数を使用する。例えば、名前が $MAJORVERSION および $MINORVERSION の変数を作成して、以下のようにそれらを使用します。
    .strsub _MAJORVERSION_ $MAJORVERSION README.TXT
    .strsub _MINORVERSION_ $MINORVERSION README.TXT
  • プロジェクトの開始時に、環境変数を更新する。「ジョブ」 > 「開始」を選択してプロジェクトを開始すると、現在の環境変数を表示し、それらの値を編集してから、プロジェクトを起動できます。 例えば、変数として、ジョブにコメントを含めることができます。 コメント変数で、プロジェクト・アクションの「変更が必要」を使用して、プロジェクトの実行時に、ユーザーに強制的に新規の値を入力させます。

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