アダプター・タスクの概説
このトピックは、ソース・コード・アダプターを作成し、それをアダプター・リンクを持つプロジェクトに接続し、 そのアダプターにリンクされたプロジェクトをテスト・モードで実行するために必要なすべてのタスクを網羅しています。
テンプレートの選択によるアダプターの作成
テンプレートを選択してアダプターを作成するには、次のようにします。
- と選択します。
- 「アダプターの追加」をクリックします。
- 「名前」に、アダプターの固有の名前を入力します。アダプター名は、アダプター・セット全体の中で固有でなければならず、スペースが含まれていてはいけません。
- 「タイプ」で、アダプター・タイプを選択します。
- 「テンプレート」で、テンプレートを選択します。リストには、Build Forge 製品とともにインストールされたアダプター・テンプレートが含まれています。ClearCase および ClearQuest アダプターでは、別個のライセンス・キーは必要ありません。 その他のアダプターは、アダプター・ツールキットを介して別個にライセンスが交付されます。
- 「アクセス」で、アクセス・グループを選択します。アダプターの表示または編集は、これらのグループ・メンバーしかできません。
- 「アダプターの保存」をクリックします。
空の環境変数の作成
空の環境変数を作成するには、次のようにします。
- と選択します。
- 「環境変数の追加」をクリックします。
- 「名前」に、環境変数名を入力します。環境変数の目的を示す名前を割り当てます。
- 「アクセス」で、アクセス・グループを選択します。環境変数の表示または編集は、これらのグループ・メンバーにしかできません。
- 「環境変数の保存」をクリックします。
プロジェクトへのアダプターの追加
プロジェクトにアダプターを追加するには、次のようにします。
- と選択します。
- 「アダプター・リンクの追加」をクリックします。
- 「アダプター」で、作成したアダプター (およびアダプター・テンプレート) を選択します。
- 「プロジェクト」で、プロジェクトを選択します。リストには、まだアダプターにリンクされていないプロジェクトが表示されています。
- 「状態」で、「アクティブ」を選択します。
- 「環境変数」で、アダプター・リンク用に作成した空の環境変数を選択します。
- 「環境変数の有効化」で、「はい」を選択します。アダプター・テンプレートのアプリケーション環境変数が、環境変数に追加されます。
- 「保存」をクリックして、アダプターをプロジェクトにリンクします。 アダプターとプロジェクトが、アダプター・リンクのリストに追加されます。
環境変数の編集
環境変数を編集するには、次のようにします。
- を選択します。
- 作成した環境変数に対して、「編集」アイコン
をクリックします。 パネルに、環境変数に自動的に追加されるアダプター環境変数が表示されます。
- アダプター・テンプレートで提供された環境変数のデフォルト値を検討します。
- 必要に応じて、ソース・コード・アプリケーションのデフォルト値を変更し、アダプター・プロジェクトを実行します。
condition 属性
condition 属性を使用すると、一部のアダプター・プロパティーに、Perl の比較演算子を使用して条件を適用することができます。 比較には、ストリング・リテラル、数値、または変数を使用できます。
condition 属性の構文は次のとおりです。
condition="true(<lvalue> <operator> <rvalue>)"
condition="false(<lvalue> <operator> <rvalue>)"
condition="hastext(variable)"
condition="isempty(variable)"
次の 4 つのタイプのいずれかを指定します。
タイプ | 説明 |
---|---|
true | 左辺値と右辺値が同じ場合に成功と評価されます。 |
false | 左辺値と右辺値が異なる場合に成功と評価されます。 |
hastext | 値の長さが 0 より大きい場合に成功と評価されます。 |
isempty | 値の長さが 0 である場合に成功と評価されます。 |
左辺値および右辺値には、ストリング、数値、あるいはストリングまたは数値を含む変数のいずれかを使用できます。
条件演算子は、任意の Perl 互換条件演算子です。
ストリングおよび数値の条件演算子があります。
適切な演算子を使用しないと、予測不能な結果を受け取ることになります。
ストリング演算子 | 数値演算子 |
---|---|
eq | == |
ne | != |
gt | > |
lt | < |
ge | >= |
le | <= |
ストリングに数値演算子を使用した場合、正しい結果は返されません。数値にストリングの比較演算子を使用した場合も同様です。
例: condition="true("PASS"=="FAIL")
上記の条件では常に TRUE が返されますが、これは正しくありません。
条件の例:
- condition="true($BF_SERVER eq "TEST_BOX") - ビルド・サーバー変数に TEST_BOX が含まれている場合にのみ、項目を実行します。
- condition="false($BF_BID <=141) - ビルド・タグが 141 以上の場合にのみ、ビルドを実行します。
condition をサポートするアダプター・プロパティーは、次のとおりです。
- adduser
- bom
- run
- setenv
condition をサポートするプロパティーに対しては、次のような項目があります。
<!ATTLIST adduser condition CDATA #IMPLIED>
アダプターの DTD は、Windows の場合は %BF_HOME%¥interface に、UNIX の場合は $BF_HOME/Platform/interface に、interface.dtd ファイルとして存在します。
アダプターのテスト・モードでの実行
アダプターをテスト・モードで実行するには、次のようにします。
- と選択します。
- システム構成パラメーターのリストから、「デバッグ・モードのリンク」を選択します。
- 「デバッグ・モードのリンク」で、「はい」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
- と選択します。
- プロジェクト・リストから、「開始プロジェクト」ページで作成した、アダプターにリンクされたプロジェクトを選択します。
- 「実行」をクリックします。
ジョブ状況およびログの表示
アダプター・プロジェクトのジョブ状況とログ情報を表示するには、以下を行います。- 「ジョブ」を開きます。
- プロジェクト・リストから、アダプターにリンクされたプロジェクトを見つけて、ジョブの成功または失敗状況を表示します。
- ジョブ・ログを表示するには、以下を行います。
- アダプター・プロジェクトのタグ名を選択して、ジョブ・ログ情報にアクセスします。
- 部品構成表を選択して、BOM レポートにアクセスします。