セレクターのセットアップ方法
セレクターは、プロジェクトまたはステップに適したサーバーの種類を記述します。サーバーを名前、またはコレクターが収集してマニフェストに保管するプロパティーで指定することができます。 必須およびオプションの複数のプロパティーを指定することができます。
セレクターのセットアップには、以下のような複数のアプローチが可能です。
- サーバー・リソースを名前で選択します。 セレクターを作成し、サーバー・リソース名に倣って名前を付けます。 セレクターは BF_NAME 値 (システムで使用される固有の名前) によってサーバー・リソースを指定します。 プロジェクトまたはステップを実行するサーバー・リソースを指定するには、これらのセレクターの 1 つを使用します。
- サーバーをサーバー・プールで選択します。 指定されたプールにサーバーを編成し、 各プールにコレクターを作成することができます。プール名をコレクターのプロパティー (設定値プロパティー) として定義します。 その後で、プール名ごとにセレクターを作成します。プロジェクトまたはステップのサーバー・リソースが、現在の負荷に基づいて選択されます。
- サーバーをサーバー属性で選択します。 使用可能なハード・ディスク・スペース、オペレーティング・システム、CPU の個数など、機能に関するプロパティーに基づいて、サーバーを選択できます。動的な選択を可能にするには、以下の手順を実行します。
- 適切なプロパティーの収集と割り当てを行うコレクターを作成します。
- 次に、コレクターを適切なサーバーに割り当てます。
- 選択したサーバーを示すプロパティーまたはプロパティー・セットごとに、セレクターを作成します。
例えば、以下の基準に従って選択を行うセレクターを作成することができます。- 「Windows®」を含むオペレーティング・システムを使用したサーバー・リソース。
- 複数の CPU を搭載したサーバー・リソース。
- 指定した負荷より少ない負荷で実行されているサーバー・リソース。
- サーバー・リソースをネストしたコレクターで選択します。 「組み込み」の「タイプ」プロパティーを使用して、別のコレクターをポイントするコレクターを作成します。 コレクター自体は、コレクター・ポインターのセットで構成される場合があります。 サーバーごとに個別のコレクターを作成し、例えば、個々のサーバーにいくつかの固有のプロパティーを持たせることができます。「組み込み」タイプを使用して、ユーティリティー・コレクターをポイントすることができます。 例えば、Perl および Java などの環境で重要なリソースのバージョン番号を指定する、 「バージョン」と呼ばれるコレクターを作成することができます。