bfexport 参照

プロジェクト・データを指定された XML ファイルにエクスポートする場合、または、プロジェクト・データをディスプレイ端末 (STDOUT) に送信して表示する場合は、bfexport コマンドを使用します。 エクスポート・ファイルには、単一のプロジェクトまたはプロジェクト・スナップショットのプロジェクト構成データが含まれています。

構文

bfexport

bfexport [-l]

bfexport [-l] <project_name>
bfexport [-c "<comment>"] [-f <file_name>] [-g] [-s] [-C] [-L ] [-n ] 
<project_name> | <project_name> <snapshot_name> | <project_id>

使用法

共通のプロジェクト・エクスポート・タスクを完了するには、次のコマンド・オプションを使用します。
  • コマンド構文を表示する場合は、オプションを付けずに bfexport を使用します。
  • Build Forge データベースに保存されているプロジェクト名とプロジェクト ID をリスト表示する場合は、bfexport -l を使用します。

    スナップショット名は、<project_ID>: <project_name> - <snapshot_name> のように、コマンド出力のプロジェクト名に付加されます。

  • プロジェクト・データを XML ファイルに送信する場合は、bfexport -f <file_name> となります。 プロジェクト・データのインポートに使用できるファイルを生成する場合は、-f <file_name> オプションを指定する必要があります。
  • z/Linux プラットフォームでは、コマンドを bfexport.pl として実行する必要があります。他のすべてのプラットフォームでは、コマンドに拡張子は必要ありません。

前提条件および制約事項

bfexport ユーティリティーは、Build Forge のインストール・ディレクトリーにあります。

サーバー用の権限パスワードは、エクスポート・ファイルには含まれていません。したがって、インポート後、UI でサーバー用の権限パスワードを手入力する必要があります。

bfexport コマンドで buildforge.conf ファイルを検出して、Build Forge データベースにアクセスできる必要があります。 buildforge.conf が置かれているディレクトリー (Windows の場合は <bfinstall>、UNIX および Linux の場合は <bfinstall>/Platform) から bfexport を実行してください。

ファイルに出力を書き込む場合は、<file_name> オプションを使用します。 次の例では、helloworld が出力ファイル名で、プロジェクト ID がプロジェクト名の代わりに使用されています。

bfexport -c "Saving a copy of project before making changes" 
 -f helloworld 675B57CC-8366-11DD-B2E0-043C04E44E1A

デフォルトのプロジェクト・スナップショットのみをエクスポートする場合は、<project_name> を使用します。

bfexport -f helloworld test_project

プロジェクトのスナップショットを 1 つだけエクスポートする場合は、<project_name> <snapshot_name> を使用します。

bfexport -f helloworld test_project snapshot_1

親プロジェクトのスナップショットがデフォルト・プロジェクトでない場合は、<project_name> の後に parent というキーワードを指定して、親プロジェクトのスナップショットをエクスポートする必要があります。

bfexport -f helloworld test_project parent

オプションの説明

オプション 説明
<project_name> エクスポートするプロジェクトの名前。 プロジェクト名またはプロジェクト ID が必要です。 プロジェクト名にスペースが含まれている場合は、名前を引用符で囲む必要があります。

コマンド・オプションの後にプロジェクト名を指定してください。

<snapshot_name> エクスポートするプロジェクト・スナップショットの名前。以下の構文に示されているように、プロジェクト名が必要です。
<project_name> <snapshot_name>

コマンド・オプションの後にプロジェクト名とスナップショット名を指定してください。 プロジェクト名またはスナップショット名にスペースが含まれている場合は、名前を引用符で囲む必要があります。

<project_id> エクスポートするプロジェクトの ID。プロジェクト ID には UUID を使用します。 プロジェクト ID またはプロジェクト名が必要です。

コマンド・オプションの後にプロジェクト ID を指定してください。

-f <file_name> bfexport 出力の XML ファイル名。パス名を指定しない場合は、現行の作業ディレクトリーが使用されます。ファイル名にスペースが含まれている場合は、名前を引用符で囲む必要があります。

ファイル名を指定しない場合は、bfexport 出力が STDOUT に送信されます。

注: 表示のみの場合は、STDOUT を使用してください。 ファイルに STDOUT をリダイレクトしないでください。リダイレクトすると、結果ファイルにロギング・メッセージが含まれてしまい、bfimport コマンドまたは UI インポート・ユーティリティーでインポート・ファイルとして使用できなくなります。
parent 親がデフォルトのプロジェクト・スナップショットでない場合に、親のプロジェクト・スナップショットをエクスポートするために必要なキーワード。

以下のように、プロジェクト・スナップショット名の後に parent というキーワードを指定してください。

bfexport -f helloworld test_project parent
-l データベース内のプロジェクトを、名前またはプロジェクト ID でリストします。 他のオプションと一緒にこの -l オプションを使用することはできません。
- c "<comment>" コメントを組み込みます。 コメントは引用符で囲む必要があります (例えば、"my project version 50")。 コメントは、<buildforge> XML エレメントに追加されます。
-g 通知の受信先に指定されているアクセス・グループのメンバーであるユーザーを XML ファイルに保存します。 ユーザーとユーザーのプロパティーは、<user> XML エレメントにリストされています。-s が必要です。
-s 管理コンソールで定義されたサーバーを XML ファイルに保存します。 サーバーとサーバーのプロパティーは、関連付けられた <auth> および <collector> の情報と共に、<server> XML エレメントにリストされています。
-L UI で定義された LDAP ドメイン・コントローラーを XML ファイルに保存します。 LDAP ドメイン・コントローラーとそれらのプロパティーは、<ldap> XML エレメントにリストされています。
-n プロジェクトとステップに割り当てられた通知テンプレートを XML ファイルに保存します。 通知テンプレートとそれらのプロパティーは、<mail-template> XML エレメントにリストされています。
-C プロジェクト用のサーバーに割り当てられたコレクターを XML ファイルに保存します。コレクターとコレクターのプロパティーは、<collector> XML エレメントにリストされています。-s が必要です。

トラブルシューティング

ファイルまたはライブラリーが見つからないことを報告するエラーが検出された場合は、ライブラリー・パスが正しく設定されているかを確認してください。
  • LD_LIBRARY_PATH (Linux システムおよび UNIX システムの場合)。
  • LIBPATH (AIX システムの場合)。

正しい設定は <bfinstall>/rc/buildforge です。 ライブラリー・パス変数およびその他の変数がそのファイルで設定されているかを確認してください。 必要であればそれらをリセットし、エクスポートしてください。


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