ビルトイン・プロパティー
管理コンソールは、サーバーからビルトイン・プロパティーを収集してから、それらの値をサーバー・マニフェストに割り当てます。
ビルトイン・プロパティー
- セレクターは、ビルトイン・プロパティーをセレクター変数として使用して、 サーバーとこれらのプロパティーの特定の値を突き合わせることができます。
- コレクターは、ビルトイン・プロパティーを使用して、サーバーからデータを収集します。
- マニフェストは、ビルトイン・プロパティーの値が収集された場合に、その値を保管します。
プロパティー | 説明 |
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CPU_ARCH | アーキテクチャー名の戻り値は label で、
以下に示すようになります。
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CPU_LOAD (Windows のみ) | CPU 負荷または CPU 使用量は容量のパーセンテージ (0 から 100 まで) として表されます。 |
CPU_LOAD1 | 直前の 1 分間に実行されていたか、実行を待機していたプロセスの平均数 (ロード平均) が、戻り値によって報告されます。 CPU_LOAD1 は CPU アクティビティーの尺度です。活動停止中のコンピューターのロード数は 0 です。CPU を使用しているか、CPU の使用を待機している各プロセスにより、ロード数が 1 ずつ加算されます。 注: Windows では、すべてのプロセスは、アクティブであるかどうかにかかわらず、ロード数を追加します。
また、この情報は、bfdispatch プロセスによって収集され、共用メモリー・セグメントを使用して
エージェントに公開されます。エージェントに接続するために使用されるユーザー資格情報に
特権がない場合、これらの統計は使用できません。
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CPU_LOAD5 | 直前の 5 分間に実行を待機していたプロセスの平均数 (ロード平均) が、戻り値によって報告されます。 CPU_LOAD5 は CPU アクティビティーの尺度です。活動停止中のコンピューターのロード数は 0 です。CPU を使用しているか、CPU の使用を待機している各プロセスにより、ロード数が 1 ずつ加算されます。 注: Windows では、すべてのプロセスは、アクティブであるかどうかにかかわらず、ロード数を追加します。
また、この情報は、bfdispatch プロセスによって収集され、共用メモリー・セグメントを使用して
エージェントに公開されます。エージェントに接続するために使用されるユーザー資格情報に
特権がない場合、これらの統計は使用できません。
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CPU_LOAD15 | 直前の 15 分間に実行を待機していたプロセスの平均数 (ロード平均)。 CPU_LOAD15 は CPU アクティビティーの測定です。活動停止中のコンピューターのロード数は 0 です。CPU を使用しているか、CPU の使用を待機している各プロセスにより、ロード数が 1 ずつ加算されます。 注: Windows では、すべてのプロセスは、アクティブであるかどうかにかかわらず、ロード数を追加します。
また、この情報は、bfdispatch プロセスによって収集され、共用メモリー・セグメントを使用して
エージェントに公開されます。エージェントに接続するために使用されるユーザー資格情報に
特権がない場合、これらの統計は使用できません。
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CPU_MHZ | このプロパティーにより、プロセッサー速度がメガヘルツで報告されます。このプロパティーを正しく入力するには、
以下の一定の条件が必要です。
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CPU_MANUFACTURER | このプロパティーにより、プロセッサー製造メーカーの企業名が戻されます。情報を直接入手できない場合、
これらの名前はアーキテクチャーを基に想定されます。十分なプロセッサー情報が入手できなければ、
値は戻されません。サポートしている値は、以下のとおりです。
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CPU_MODEL | このプロパティーにより、製造メーカー固有の CPU 型式番号が戻されます。報告される値は、以下のとおりです。
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CPU_SERIAL | このプロパティーにより、CPU またはコンピューターのシリアル番号が戻されます。現在、この機能は以下のアーキテクチャーに制限されています。
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DISK_FREE | UNIX および Linux の場合、サーバー・パスによって指定された、ファイル・システムのフリー・スペースの量 (MB 単位) が、このプロパティーによって戻されます。 Windows の場合、サーバー・パスによって指定された、ドライブ上のフリー・ディスク・スペース (MB) です。 例えば、4 GB のフリー・スペースを持つディスクは、 4096 MB と報告されます。 |
DISK_TOTAL | このプロパティーにより、使用可能な空きディスク・スペースの合計が戻されます。この値はエージェントの基本パス用に報告されます。このパスには、残りのディスクまたは区画よりもサイズの小さいスペースが別個に割り振られている場合があります。ディスク・スペース管理は、 オペレーティング・システムごとに大きく異なります。 |
MEM_LOAD (UNIX/Linux のみ) | UNIX および Linux の場合、現在使用中の RAM またはシステム・メモリーの量は、実メモリー合計のパーセンテージ (0 から 100 まで) として表されます。 |
MEM_FREE | このプロパティーにより、RAM またはシステム・メモリーの量 (MB 単位) が戻されます。例えば、2 GB の空き RAM は、2048 MB として報告されます。 |
MEM_PAGESIZE | このプロパティーにより、RAM またはシステム・メモリーのページ・サイズ (MB 単位) が戻されます。この数字は、ホスト・システムの標準のページ・サイズを表します。例えば、4 KB のページ・サイズを持つホスト・システムは、4096 MB として報告されます。 |
MEM_TOTAL | このプロパティーにより、RAM またはシステム・メモリーの合計 (MB 単位) が戻されます。 例えば、2 GB の RAM を持つコンピューターは、2048 MB として報告されます。 |
NET_FQDN | このプロパティーにより、エージェントを実行しているコンピューターの完全修飾ドメイン名 (FQDN) が戻されます。 FQDN は、エージェントが通信に使用しているアドレスを基にして報告されます。 戻されるアドレスは、実際に使用されているアドレスに応じて、IPv4 または IPv6 に基づいたものになります。NET_IPV、NET_IPV4、および NET_IPV6 も参照してください。 |
NET_HWADDR | このプロパティーにより、NET_IFACE で報告されたインターフェースのハードウェア・アドレスが戻されます。 |
NET_IFACE | このプロパティーにより、エージェントが通信に使用するインターフェースの名前が戻されます。
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NET_IPV | このプロパティーにより、エージェントとの通信に使用される IP 接続のタイプ (IPv4 の場合は 4、IPv6 の場合は 6) が戻されます。 |
NET_IPV4 | このプロパティーにより、エージェントが通信に使用する IPv4 アドレスが戻されます。 IPv6 を介した接続で、エージェントが同じインターフェースで IPv4 アドレスを識別できる場合は、 そのアドレスが報告されます。 |
NET_IPV6 | このプロパティーにより、エージェントが通信に使用する IPv6 アドレスが戻されます。 |
NET_SPEED (Windows のみ) | このプロパティーにより、インターフェースの速度 (Mb/秒単位) が戻されます。例えば、ギガビット・イーサネットでは 1000 です。 |
NUM_CPU | このプロパティーにより、コンピューター上の CPU の数が戻されます。 |
OS_HOSTID | このプロパティーにより、gethostid() システム呼び出しの結果が戻されます。 通常、この結果は、システム管理者が /etc/hostid を有益な値に設定していない限り、参考になりません。 |
OS_SYSNAME | このプロパティーにより、サーバーのオペレーティング・システムの名前が戻されます。例えば、 Microsoft Windows XP、AIX、Macintosh OS などです。 |
OS_RELEASE | このプロパティーにより、サーバーのオペレーティング・システムのリリース・レベルが戻されます。 例えば、サーバーのオペレーティング・システムが Microsoft XP バージョン 5.1.2600 の場合、この戻り値は 5 です。 |
OS_VERSION | このプロパティーにより、サーバーのオペレーティング・システムのバージョンが戻されます。 例えば、サーバーのオペレーティング・システムが Microsoft XP バージョン 5.1.2600 の場合、この戻り値は 1 です。 |
WIN_SERVICEPACK (Windows のみ) | このプロパティーにより、サーバーにインストールされている Windows Service Pack のバージョン番号が戻されます。例えば、Service Pack 2 の場合、この値は 2 です。 |