コマンド行インターフェースを使用した統合

Build Forge は、コマンド行インターフェースを持つアプリケーションと簡単に統合します。

このタイプの統合をセットアップするには、以下の手順を実行します。

  1. ホストに Build Forge コンソールをインストールします。
  2. アプリケーション・ホスト (またはアプリケーションにアクセスできるホスト) に Build Forge エージェントをインストールします。
  3. コンソールで、サーバー・リソースおよびサーバー認証を作成します。インストールした Build Forge エージェントにアクセスするように、サーバー・リソースを構成します。
  4. アプリケーションでコマンドが実行されるように、必要に応じてエージェント環境とホスト環境を構成します。これは、使用する Build Forge のユーザー・アカウントを作成し、実行するエージェントの PATH が正しくセットアップされるようにする、というような単純な処理で済む場合があります。また、アプリケーションでコマンドを実行するために使用するクライアントをインストールして構成する、という作業が必要になる場合もあります。例えば、Rational ClearCase および Rational ClearQuest では、コマンドを実行するためにクライアント・アプリケーションを使用する必要があります。

セットアップが完了すると、Build Forge で作成するプロジェクトに、アプリケーション・コマンドを実行するステップを組み込むことができます。 ステップの成功または失敗状況に基づいてプロジェクトの実行を制御したり、ログ・フィルターを設定して Build Forge ログから、コマンドが返す出力のパターンをスキャンすることができます。 アプリケーションを使用するためには、プロジェクト・ロジックでの追加セットアップが必要になることがあります。 例えば、ClearCase と統合するには、ビューの作成、開始およびビューへのデータの取り込みが必要になります。

条件ステップとループ・ステップを使用して、特定のコマンドの成功または失敗に応じてどのようにするかを制御できます。

ソース制御アプリケーションの典型的な用途はビルド回避です。 最後にビルドが実行されてからソース・コード更新がチェックインされたかどうかを照会するためのコマンドが実行されます。

モジュールの依存関係は、プロジェクト・ステップの実行ロジック内で表現できます。 特定のモジュールがビルドされたときに他のモジュールまたはソフトウェア・プロジェクト全体がビルドされるようにするかどうかを制御できます。

ビルドの成功または失敗に応じてプロジェクト・メンバーのグループにどのように通知するかを制御するには、通知テンプレートを使用します。 連続統合環境では、失敗した場合に通知して、問題となるコードを修正できるようにする必要があります。 コマンド行を使用した統合では、プロジェクト・メンバーのグループ全体に通知することのみが可能です。 プロジェクト・メンバーは、そのプロジェクトのステップ・ログを検査して、失敗の原因となったコードを判別する必要があります。


フィードバック