root ユーザー、つまり「root」というログイン名を持つユーザーには、以下のような特徴があります。
- インストール時に作成: root ユーザーは、インストール・プログラムが作成する唯一のデフォルト・ユーザーです。 デフォルト・パスワードは「root」です(パスワードはインストール直後に変更してください)。
- ライセンス不要: root ユーザーはユーザー・ライセンスを使用しません。
ログイン中のユーザー数に関係なく、常時、root ユーザーとしてログインすることができます。(あるユーザーが root としてログインする際、root として既にログインしている他のユーザーはログオフされます)。
- システム・タイムゾーン: root ユーザーのタイムゾーンは、管理コンソールのデフォルトのタイムゾーンになります。他のユーザー (システム内のユーザーおよび LDAP ユーザー) 用のタイムゾーンは、デフォルトでは root ユーザーのタイムゾーンから取得されます。ユーザーは、ログインした後で独自のタイムゾーンを設定することができます。 システムで報告された時刻とログはすべて、ユーザーのタイムゾーンで示されます。
- すべての権限: root ユーザーはすべての有効な権限を持ち、他のユーザーのプロパティーを編集することができます。root ユーザーからは、どのようなアクセス権も除去することができません。root ユーザーはアクセス・グループのメンバーではありませんが、システム内のデータ・オブジェクトの表示、編集、または使用が可能です。
- 優先順位: root ユーザーは常に優先ユーザーとなります。
- 現行ユーザーをログアウト: この場合、root ユーザーは、「ユーザーのログアウト」をクリックすることにより、ユーザーをログアウトできます。(とクリックして、ユーザーの名前をクリックします。)