コレクター変数のプロパティー・タイプ

コレクター変数のプロパティーでは、サーバー・マニフェストの情報を収集する方法を指定します。

コレクターでは、以下のタイプのプロパティーを定義できます。

設定値
これらのプロパティーは、指定された静的な値をサーバーに割り当てます。プロパティー名と値を指定します。
値に特殊値を使用して、事前定義された応答を取得できます。 特殊値は、先頭に下線 (_) 文字が付いています。コレクターの特殊なプロパティーを参照してください。
ビルトイン
これらのプロパティーは、サーバー・リソースについての情報を戻します。 ビルトイン・プロパティーのリストについては、ビルトイン・プロパティーを参照してください。
実行コマンド
このタイプのプロパティーは、システムが実行するコマンドを指定します。 プロパティー値は、コマンドの実行により生成される出力に設定されます。 デフォルトでは、出力の最初の 255 文字が使用されます。 正規表現を使用して、出力の特定の部分を抽出できます。
  • プロパティー: プロパティーの名前。
  • コマンド: サーバー・リソースに割り当てられたホスト上で実行するコマンド。
  • 正規表現: オプション。出力をフィルターに掛けるために使用する正規表現。 指定した場合、ビルド・システムは、コマンドの出力の各行 と正規表現との突き合わせを試行します。 行が初めて一致した場合、システムは値 $1 (Perl 規則) を検索し、 $1 をそのプロパティーの値として使用します。 正規表現には、値を戻すための括弧が少なくとも一組含まれていなければなりません。 Perl 正規表現の構成について詳しくは、Perl の資料を参照してください。
組み込み
このタイプのプロパティーは、コレクターのリストを指定します。 コレクターは、ネストすることができます。「組み込み」タイプのコレクターを作成する場合は、別のコレクターの名前をその値として指定します。 ビルド・システムは、マニフェストの作成時または更新時に、 参照したコレクターからプロパティーを挿入します。
ヒント: システムは、コレクターにリストされる順序でコレクター変数プロパティーを適用します。 後で同じ名前のプロパティーが古いプロパティーをオーバーライド します。 あるコレクターを別のコレクターに組み込む場合は、このフィーチャーを使用します。 コレクターのすべての変数プロパティーではなく、一部を使用する場合は、使用しない変数プロパティーを無効にします。

システムは、サーバーの論理名が含まれている BF_NAME プロパティーなどの、いくつかのプロパティーも自動的に適用します。 これらは、特殊なマニフェスト・プロパティーの一部とみなされます。 事前設定されたプロパティーを参照してください。


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