プラグインを使用してプロジェクトのテスト・ビルドを実行するときに、
いくつかの特殊な環境変数を使用することによって、
システム内のファイルがサーバーにコピーされる前後にコマンドを実行するように指定できます。
すべてのコマンドはプロジェクト・ディレクトリーで実行されます。
- PRECMD 変数を使用して、
開発者のコンピューターからビルドを実行しているサーバーにコピーされたディレクトリーおよびファイルに対してコマンドを実行します。このコマンドは、プロジェクト・ステップの前に実行されます。例: このコマンドを使用して、
ソース制御システム内のファイルを、コピー前に確認することができます。
- POSTCMD 変数を使用して、プロジェクト・ステップが実行された後で、
ディレクトリーおよびファイルに対してコマンドを実行します。例: このコマンドを使用して、(このような概念を使用する、Rational ClearCase などのソース制御システム内の) 検査済みの仮想ディレクトリーを解放することができます。
コマンドは、リフレクター・プラグイン内で Build Forge プロジェクト成果物としてマークされたディレクトリーおよびファイルに対して実行されます。
これらのコマンドは、Reflector プラグインのディレクトリー・ツリーが全探索されるときに適用されます。
注: ディレクトリー・ツリーの全探索は、PRECMD コマンドの場合には幅優先で下方向に向かって実行され、POSTCMD コマンドの場合にはその逆になります。全探索中に、必要に応じてディレクトリー用のコマンドおよびファイル用のコマンドが実行されます。
- _PRISM_DIR_PRECMD
- ツリー全探索でディレクトリーが検出されたときに、そのディレクトリーに対して実行されるコマンドを指定します。このコマンドは、少なくとも 1 つのファイルを含むそれぞれのディレクトリーごとに、1 回実行されます。システムは、コマンドの最初の「$1」を、ディレクトリー名に置き換えます。
- _PRISM_FILE_PRECMD
- ツリー全探索でファイルが検出されたときに、そのファイルに対して実行されるコマンドを指定します。このコマンドは、それぞれのファイルごとに、1 回実行されます。システムは、コマンドの最初の「$1」を、ファイル名に置き換えます。
- _PRISM_DIR_POSTCMD
- ツリー全探索でディレクトリーが検出されたときに、そのディレクトリーに対して実行されるコマンドを指定します。このコマンドは、少なくとも 1 つのファイルを含むそれぞれのディレクトリーごとに、1 回実行されます。システムは、コマンドの最初の「$1」を、ディレクトリー名に置き換えます。
- _PRISM_FILE_POSTCMD
- ツリー全探索でファイルが検出されたときに、そのファイルに対して実行されるコマンドを指定します。このコマンドは、それぞれのファイルごとに、1 回実行されます。システムは、コマンドの最初の「$1」を、ファイル名に置き換えます。