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IBM® Rational® Build Forge® は、ソフトウェア開発のアセンブリー・ライン内の各ハンドオフ間のすべてのプロセスを自動化、編成、管理、追跡し、自動化されたソフトウェア・ファクトリーを作成する、適応力のあるプロセス実行フレームワークです。 IBM Rational Build Forge は、現在の環境に統合され、主要な開発言語、スクリプト、ツール、およびプラットフォームをサポートします。既存の投資資産を引き続き使用しながら、プロセスの自動化、促進、通知、およびスケジューリングに関する便利な機能を追加することができます。
このリリースでの新規機能および変更された機能を以下のリストに示します。 機能の最新のリストについては、Jazz.net (アカウントが必要) 上の GA リリースの「New & Noteworthy」ページを参照してください。
ロギングがサービス層で実行されるようになりました。 ログが少なくとも数千行になるビルドの場合、この変更によってビルドのパフォーマンスが向上します。
インストール時、独自のアプリケーション・サーバーを使用するように選択した場合に、rbf-services.war ファイルの場所を要求するプロンプトは出なくなりました。 代わりに、rbf-services.war ファイルは、オペレーティング・システムに基づいて、常に以下のディレクトリーに置かれるようになりました。
エージェントのパフォーマンスを向上させ、ステップのログ・サイズを小さくします (_SUPPRESS_ENV_OUTPUT)。
トリガー変数 _SUPPRESS_ENV_OUTPUT は、ステップ・コマンドが実行される前の ENV 項目 (変数およびそれらの値) のステップ・ログの表示を抑止できます。 デフォルトでは _SUPPRESS_ENV_OUTPUT は設定されておらず、ステップ・コマンドが実行される前に環境内のすべての変数値が出力されます。 この変数には、以下の値を設定できます。
「XML フィードの認証の無効化」設定により、RSS データ・フィードで認証が実行されるかどうかを制御します。
「最大同時パージ数」設定により、同時実行されるパージの数を制御できます。 任意の数のビルドをパージできますが、「最大同時パージ数」の値を超える数のビルドが同時に削除されることはありません。
「チェーン・リンクの実行」設定により、起動されたチェーン・プロジェクトに接続されたアダプター・リンクがある場合に、それらのリンクも起動されるのかどうかを制御します。
「サーバー・テスト頻度」設定により、サーバーのマニフェスト・データを自動的にテストしてリフレッシュするまでにシステムが待機する時間 (分数) を制御します。 デフォルト値は 120 分 (2 時間) です。 値 0 は、サーバーを検査しないことを意味します。
これらの検査の際に、システムはサーバーに問い合わせて次の内容を検証します。
この時間内にテストされなかったサーバーはすべて、できる限り速やかに自動的に再テストされます。 管理コンソールから開始されたサーバーの手動テスト要求は、これらの自動化されたテストよりも優先されます。
この設定は、多数のサーバーを同時にテストすることを回避するために、時間内でテストをどれだけ分散させるかも決定します。 システムは、この間隔内でテストを均等に分散させます。 システムは、あるサーバーが現行間隔内で既にテストされている場合でも、そのサーバーをテストします。 例えば、10,000 個のサーバーがあるインストール済み環境で、デフォルト設定の 120 を使用した場合、システムは、サーバーをテストしていない時間が 120 分に満たない場合でも、毎分 10,000/120 = 83 (四捨五入) 個のサーバーのテストを試みます。 「サーバー・テスト頻度」設定を 1440 分 (1 日) に変更した場合、一度にテストされるサーバーは 6 個だけになり、作業は終日行われます。
「ステップの最大再試行数」設定により、最初の試行が失敗した場合のステップによるエージェントへの接続試行回数を制御します。 指定の試行回数内に接続が行われなかった場合、そのステップは失敗します。
「スレッドの終了」設定により、スレッド化されたステップが失敗した場合に、同じプロジェクト内にある他のすべてのアクティブ・スレッド・ブロックを停止するかどうかを指示します。
以下の設定は機能不良のため製品から削除されました。
Installation Manager による Rational Build Forge のインストールで、Rational Automation Framework for WebSphere を組み込むためのオプションが用意されました。 Installation Manager がすべてのソフトウェアを正確に見つけ、インストールするためには、Rational Build Forge のファイルと Rational Automation Framework for WebSphere のファイルが正しく配置されている必要があります。
インストールする前に、Rational Automation Framework for WebSphere の資料でプリインストール要件を確認してください。
このリリースでは、共有コンポーネントをターゲット・システムに最初に転送する際の転送効率が向上したほか、更新されたファイルを部分的に転送するその後の転送でも効率が向上しました。 これには、インストール操作およびパッチ適用操作でのインストール・メディアからターゲット・システムへの転送効率の向上も含まれています。
転送効率の向上は、コードの改良、および IBM® Tivoli® Remote Execution and Access (RXA) の機能を利用することにより実現されました。
コマンドを変更しなくても、共有コンポーネントの初期転送の効率や、更新されたファイルの部分的転送の効率の向上によるメリットを享受することができます。
インストール・メディアの転送効率の向上は、フレームワーク・サーバー (ローカル・メディア) セットアップまたは部分共有セットアップを使用してメディアを管理しているユーザーにとってメリットがあります。-m オプションを使用してインストール操作およびパッチ適用操作を実行すると、転送時間が短縮されていることが実感できます。 メディア転送効率の向上は、共有ファイル・システムのユーザーには適用されないことに注意してください。このメディア・セットアップでは、メディアをターゲット・システムに転送しないためです。
これらの機能に関する追加情報は、Rational Automation Framework for WebSphere インフォメーション・センターを参照してください。
Build Forge のヘルプ、「インストール・ガイド」、および「リリース・ノート」が、単一のインフォメーション・センターにパッケージされています。
ヘルプおよび資料をインフォメーション・センターとして管理することには、以下の利点があります。
インフォメーション・センターは、WAR ファイルとして <bfinstall>/Apache/Tomcat/webapps ディレクトリーにインストールされます。
インフォメーション・センターは、IBM の公開 Web サイト上でも参照できます。
このリリースで修正された APAR の最新のリストについては、Jazz.net (アカウントが必要) 上の GA リリースの「Release Notes」ページを参照してください。
バージョン 7.1 でデータベース表アーキテクチャーが変更されました。 Build Forge 構成データおよび履歴データを古いデータベース表アーキテクチャーからマイグレーションする必要があります。
バージョン 7.1.2 にアップグレードするための要件は、現行のバージョンによって変わります。
既知の問題は、 http://www.ibm.com/software/rational/support/ の「サポートの知識ベース」に個別の技術情報の形式で文書化されています。 問題が見つかり、解決すると、IBM サポート・チームが知識ベースを更新します。 知識ベースを検索することにより、回避策や解決策を手早く見つけることができます。
http://www.ibm.com/support/search.wss?rs=3099&tc=SS2MGB&q=RN7.1.2.0&rankprofile=8
http://www.ibm.com/support/search.wss?rs=3099&tc=SS2MGB&q=RN7.1.1&rankprofile=8
http://www.ibm.com/support/search.wss?rs=3099&tc=SS2MGB&q=RN7.1C&rankprofile=8
「IBM Rational Build Forge Support サイト」で、照会を実行し、以下のようなタイプの情報をさらに要求することもできます。