サーバー・リソースについて

コンソールのサーバー・リソースは、プロジェクトまたはステップを実行できるホストを表します。

システムをセットアップする管理者の場合、まず、サーバーを作成します。次に、サーバーに割り当てることができるコレクターを作成します。 コレクターを実行して、サーバー・マニフェストを読み込みます。 これらのタスクが完了すると、ビルド・エンジニアは、セレクターを使用するプロジェクトを作成して、プロジェクト・ステップを実行する場所を決定できます。

各サーバー・リソースは、エージェントがインストールされたホストを示します。 サーバー・リソースの追加時に、管理コンソールによる特定のホストへのアクセス方法と使用方法を記述します。

サーバーを作成する前に、そのサーバーが依存するデータ・オブジェクトが既に存在していることを確認してください。以下の項目をサーバーに割り当ててください。
項目 必須/オプション 説明
サーバー認証 必須 サーバーで使用するログイン名およびパスワードを指定します。
コレクター オプション デフォルトのプロパティー以外に、システムがサーバーから収集するプロパティーを定義します。
環境変数 オプション サーバーでプロジェクトが実行されるときに、常に割り当てる環境変数を指定します。
注: 必要に応じて、単一の物理サーバーに対し、管理コンソール内に複数のサーバー・オブジェクトを作成できます。これらのサーバー・オブジェクトは、 「論理サーバー」と呼ばれます。 論理サーバーを使用すると、プロジェクトは異なるプロパティーを持つ同一ハードウェアにアクセスできるようになります。 例えば、2 つの論理サーバーは、異なるパスまたは異なる環境変数を使用する場合があります。
  • 異なるパスを持つ 2 つの論理サーバーがあると、同じサーバー上に別々の作業ディレクトリーが作成されます。すべての出力が異なるディレクトリーに保存されるため、一方のサーバーを使用して実行した作業と、他方のサーバーを使用して実行した作業を区別することができます。
  • 異なる環境変数を持つ 2 つの論理サーバーでは、異なる開始環境変数値を使用してステップが実行されます。

「サーバー」パネルについて

「サーバー」パネルを使用して、プロジェクトを実行するサーバーを指定します。

管理コンソールでサーバーを管理するには、左側のメニューの「サーバー」をクリックします。

「サーバー」パネルの画面イメージ

「詳細」タブ

「詳細」タブには、以下のフィールドがあります。

ホスト
Rational Build Forge エージェントを実行しているホストの名前
コレクター
サーバーで使用するコレクター
環境変数
サーバーで使用する環境変数
認証
使用するサーバー認証 (ログインおよびパスワード)
パスワード暗号化
エージェントのパスワードを暗号化するかどうかを決定します
ファイル
.get コマンドおよび .put コマンドで使用するファイル転送のタイプ
アクセス
サーバーを使用できるユーザーのアクセス・グループ
SSL 有効化
Rational Build Forge システムが SSL を使用するように構成されているかどうかを示します
最大ジョブ数
同時に実行する最大ジョブ数

「マニフェスト」タブ

「マニフェスト」タブには、さまざまなサーバー・プロパティーが表示されます。これにより、プロパティーのデフォルト・セットが提供されます。 コレクターを使用して、追加プロパティーを含めることができます。

「テスト結果」タブ

「テスト結果」タブは、管理コンソールとサーバー間の最後の接続テストの状況を示します。

「メモ」タブ

「メモ」タブは、サーバーに関するコメントを保管および共有するための便利な場所を提供します。


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