環境変数のスナップショットについて学習し、それらの使用方法について理解するには、以下のトピックを参照してください。
環境変数のスナップショットの使用事例
環境変数のスナップショットを使用する一般的な事例には、次のようなものがあります。
- 環境変数の構成に変更を行う場合や、新しいツールまたはスクリプトのテストを実行する場合に環境変数のスナップショットを作成します。
- 一時的なバックアップとして、または正式なアーカイブの一部として、環境変数のスナップショットを保管します。
- 環境変数のスナップショットを作成して、外部リリースや内部リリースなどのマイルストーンに対応するポイント・イン・タイム環境変数構成を取り込みます。
環境変数のスナップショットの概念および用語
スナップショットに関して、環境変数を操作するための新しい概念および用語がいくつか UI の中で使用されています。
環境変数のスナップショット: スナップショットは、既存環境変数の新規インスタンスです。
スナップショットに関して注意すべきいくつかのキーポイントを次に示します。
スナップショット・セット: スナップショット・セットは、ある基本スナップショットの子孫であるすべての環境変数スナップショットのセットです。
このセットには少なくとも、基本スナップショットまたは親スナップショットと、子スナップショットが含まれます。
UI で、環境変数名の横にある「スナップショット」アイコン
は、その環境変数にスナップショット・セットが存在することを示します。
基本スナップショット: 最初、すべての環境変数には Base Snapshot というスナップショット名が付いています。
Base Snapshot は別の名前に変更できます。基本スナップショットは、スナップショット・セットの親です。
デフォルトの環境変数スナップショット (Default environment snapshot): デフォルトの環境変数スナップショットは、現行の作業環境変数です。
セット内の 1 つのスナップショットのみをデフォルトにすることができます。
デフォルト・スナップショットを指定しなかった場合、基本スナップショットがデフォルトになります。
- UI で、デフォルト・スナップショットは、環境変数リストの最上位に表示されます。
「環境変数」を選択すると、環境変数リストが表示されます。
- スナップショットを持つ環境変数を選択した場合、リスト・ボックスで別の環境変数スナップショットを選択しない限り、デフォルトの環境変数スナップショットが使用されます。
- 環境変数スナップショット・セット内の他のスナップショットにアクセスして操作するには、「スナップショット」アイコン
をクリックする必要があります。
環境変数のスナップショットのビュー
「スナップショット」ビューを表示するには、「スナップショット」アイコン

を選択します。UI の「スナップショット」ビューには、セット内のスナップショットの階層が次のように表示されます。
- 基本スナップショットが最上位にあります。固有の名前を割り当てていない場合、これには Base Snapshot という名前が付いています。
- すべての環境変数スナップショットは、基本スナップショットの子です。
同じ基本スナップショットの子は、「スナップショット」列の同じレベルにインデントされています。
- 子スナップショットから作成された環境変数スナップショットは、その子スナップショットの子になり、「スナップショット」列の次のレベルにインデントされます。