ログイン処理 (ANONYMOUS)
ログイン処理によって、ログイン・プロセスの間に無名ユーザーの妥当性を検査する方法を決定することができます。無名ログインに使用するユーザー ID を指定するための 2 つのオプションがあります。
- そのユーザーを ANONYMOU の ID でログイン
- そのユーザーを次のユーザー ID でログイン
ユーザー ID を指定した場合は、ユーザーに対してパスワードを求めるプロンプトを出し、使用するパスワードを指定させるか、あるいは SURROGATE オプションを使用することができます。
「ユーザーにパスワードのプロンプトを出しますか?」オプション:
「はい」
- リモート・ユーザーがユーザー ID として ANONYMOUS を入力した場合に、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。
ユーザーには、そのユーザー ID に対するパスワードを求めるプロンプトが出され、ユーザーが正しいパスワードを入力した場合は、そのユーザーが指定のユーザー ID としてログインします。
- 「いいえ、このパスワードを使用」
- リモート・ユーザーがユーザー ID として ANONYMOUS を入力した場合に、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。
FTP サーバーは、指定されたパスワードおよびユーザー ID を自動的に使用して、ユーザーにログインします。
- 「いいえ、SURROGATE オプションを使用」
- リモート・ユーザーが ANONYMOUS をユーザー ID として入力することを許可します。ユーザー ID として ANONYMOUS が入力されると、FTP サーバーは、ANONYMOUS の代わりに指定のユーザー ID が入力されたとみなして、ログイン要求を取り扱います。
FTP サーバーは、RACF を呼び出し、このユーザー ID にパスワードなしのログインが許可されているかどうかを検査します。このオプションは、無名ユーザーに制限を課す (ANONYMOUSLEVEL=3) 選択をした場合にのみ有効です。