MVS データ・セット属性

データ・セットの作成時に FTP で使用する MVS データ・セット属性を構成するには、このウィザードを使用します。 このウィザードは、FTP クライアントと FTP サーバーの両方の構成時に使用できます。この設定は、クライアントのシステムにデータ・セットを作成する時に適用できます。 サーバーのシステムにデータ・セットを作成する時には、この設定をサーバーに適用できます。

FTP ユーザーは LOCSITE および SITE コマンドを使用してこれらの設定を変更できますが、その変更が適用されるのは、そのユーザーのセッションだけです。

開始する前に、その設定を既存のデータ・セットから取り出すか、あるいはストレージ管理サブシステム (SMS) クラスから取り出すかを決定します。データ・セット属性を個別に指定するオプション、既存のモデル・データ・セットから属性を継承するオプション、あるいは SMS クラス定義から属性を入手するオプションがあります。

たとえば、論理レコード長 (LRECL) 属性は SMS データ・クラスから、または既存のモデル・データ・セットから入力するか、あるいは個別に設定することもできます。

SMS クラス、モデル・データ・セット、および個別の属性設定を指定できるので、属性値の決定に使用できるポリシーを以下のリストに示します。 このリストは優先順位になっています。

  1. 個別の任意の属性設定
  2. モデル・データ・セットの任意の設定
  3. 管理クラスの任意の設定
  4. データ・クラスまたはストレージ・クラスの任意の設定

モデル・データ・セットから入手した属性:

オーバーライドできるデータ・クラス属性:

オーバーライドできる管理クラス属性:

ストレージ・クラスの使用

ストレージ・クラスの使用時には、ボリュームの値、装置名、および装置カウントはストレージ・クラスから入手します。

ステップ

  1. 既存のモデル・データ・セットから属性を継承したい場合は、「モデル・データ・セットを使用 (DCBDSN)」をクリックして、そのモデルの完全修飾データ・セット名を入力します。
  2. SMS クラスから属性を入手したい場合は、「SMS が 1 つ以上の属性を制御するようにする」をクリックしてから、次を行います:
    1. SMS データ・クラスから属性を入手したい場合は、そのデータ・クラス名を入力します。
    2. SMS 管理クラスから属性を入手したい場合は、その管理クラス名を入力します。
    3. SMS ストレージ・クラスから属性を入手したい場合は、そのストレージ・クラス名を入力します。
  3. 「次へ」 ボタンをクリックして、次のパネルに進みます。

オプションで完全修飾モデル・データ・セット名を入力し、オプションで SMS クラス名を入力したら、このパネルでの作業は完了です。

このウィンドウの以下の項目について、より詳細なヘルプを表示できます。

完全修飾データ・セット名

データ、管理、およびストレージ・クラス

プッシュボタン
次のウィザード・パネルに進むには、「次へ」をクリックします。
このウィザードに行った入力を取り消すには、「取り消し」をクリックします。
このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。