クロス・スコープ更新の取り消しをコミットするためのステップ

msys for Setup「更新取り消しのコミット」ジョブを処理するためにジョブ・スケジュール・システムを 使用していないが、z/OS システム上で「更新取り消しのコミット」をすぐに実行したい場合は、 この手順に従ってください。

はじめに:

更新取り消しのコミットを実行するためのステップ:

  1. 「更新取り消しセンター」を開きます (システム構成への更新の取り消しを参照)。
  2. タスクの実行対象となる「システム」または「シスプレックス」タブ付きパネルを選択します。 タスクの現在の状況が、タブに大括弧で表示されます。
  3. タスク・ナビゲーション領域で「更新取り消しのコミット」が選択されていない場合には、選択します。
    注:
    このラジオ・ボタンは、構成変更が正常に取り消されている場合にだけ使用できます。

  4. オプションとして、「更新取り消しのコミット」中にシステム構成に対して具体的にどのような影響があるかを確認するために、「シミュレート」をクリックすることもできます。詳細については、シミュレーションを参照してください。

    ヒント: 処理される予定の要求を確認するため、「要求の表示」をクリックする方法もあります。サービスによっては、要求の表示またはシミュレーションのいずれかの方が他方より明確な情報を得られることがあります。


  5. システム上で「更新取り消しのコミット」を実行するジョブをサブミットするには、「更新取り消しのコミット」をクリックします。

    このジョブは長くかかります。ジョブの進行状態は、パネル下端にある進行状況表示バーで確認ができます。進行状況表示バーの隣にはジョブの状況が表示されます。

    ジョブの実行中に、「更新取り消しセンター」を表示し続ける必要はありません。 このパネルをいったん閉じ、後でジョブの進行を確認するため再オープンすることも可能です。ジョブが終了すると、たとえ「更新取り消しセンター」が閉じていても、ジョブ完了通知を受け取ります。

    ジョブがサブミットされてからすぐに、 ワークプレースからログオフしても差し支えありません。次のログオン時までにジョブが完了していれば、ジョブ完了通知をこのとき受け取ります。


  6. ジョブがエラー終了した場合には、タスク・ナビゲーション領域から「レポートの表示」を選択して、障害の内容を確認します。 詳細については、クロス・スコープ・タスクに関するレポートの表示を参照してください。 エラーの原因を確認し、対処すれば、「更新取り消しのコミット」を再実行できます。
  7. すべてのサービスに対して「更新取り消しのコミット」が実行されたことを確認してください。

    サービスのリストに許可が与えられていないサービスが含まれている場合には、これらのサービスに対しては「更新取り消しのコミット」が実行されていません。リスト内で各サービスを選択し、「許可ユーザーのリスト」をクリックします。それぞれのサービスで「更新取り消しのコミット」が保留になっていることを、適切な許可ユーザーに連絡してください。