リソース・ツリーへの移植の開始

このトピックでは、初期ユーザー管理者が存在する管理ディレクトリー・サブツリーを設定した 後で、何を実行する必要があるか、および初期パネル・フローでどこへ進むかについて説明 します (ログオンを参照)。

ユーザー管理者がサブツリーにはじめてログオンしたときには、ワークプレースのツリー・ビュー のリソース・ツリーには、ユーザー管理者が 1 人存在するだけで、シスプレックスと製品セットは存在 していません。デフォルトにより、msys for Setup ユーザー管理者には以下の権限もあります。

開始されるタスクを実行するために誰がログオンする必要があるかについて、以下に概説 します。

    ユーザー管理者

  1. 任意により、追加ユーザーを作成します。

    ユーザー管理者がはじめてサブツリーにログオンすると、最初の z/OS 製品セットを追加するよう プロンプトが出ます。所属組織の担当部門で、ユーザー管理と製品セット管理を別の人間が行うよう要求される場合は、製品セット管理を辞退し、代わりに製品セット管理権限を持つ新規ユーザーを作成してください。新規 msys for Setup ユーザーの作成を参照してください。

    同様に、シスプレックスおよびシステム管理者、ならびに個々のサービスを担当する 1 人または 複数のユーザーを、所属組織の必要性に応じて任意に作成してください。

    自分自身の msys for Setup ユーザー ID に対するプロパティー・シートに進んで、自分に は与えられないすべての権限を取り消してください。既存のユーザーに対するユーザー情報の表示と変更を参照してください。


    製品セット管理者

  2. 最初の z/OS 製品セットを追加します。

    製品セットを追加するときには、z/OS システム上でジョブをサブミットすることが必要と なります。システムがまだ使用可能になっていない場合、製品セットを追加するときには、ジョブが実行される システムに関する情報も必要となります。

    z/OS 製品セットのないサブツリーに製品セット管理者がログオンすると、必要な情報を 問い合わせるウィザードが表示されます。システムの指定は保持され、最初に追加されるシステム用のデフォルトとして後に使用されます。


    シスプレックスおよびシステム管理者

  3. 最初のシスプレックスを追加します。

    シスプレックスのないサブツリーにシスプレックスおよびシステム管理者がログオンする と、シスプレックスの追加ウィザードを 立ち上げるためのプロンプトが出ます。