データ・ポート割り当て

ユーザーの選択が適用されるのは、クライアントが IPv4 アドレスを使用してログインする場合だけです。

FTP クライアントがサーバーにログインすると、接続要求はクライアントからサーバーへと流れて、制御接続が確立されます。クライアントがデータを (たとえば、get により) 転送する場合には、データ接続と呼ばれる別の接続を確立して転送を処理する必要があります。制御接続とは違って、データ接続を確立する複数の方法があります。接続要求は、FTP RFC サポートのレベルによって、サーバーが開始したり、クライアントが開始できます。

RFC 1579 と RFC 2428 の間にはプロトコルの相違があります。

制御接続で (たとえば、Transport Layer Security (TLS) で) データを暗号化している場合には、EPSV コマンドを使用した方が便利です。ネットワーク・アドレス変換 (NAT) を使用してデータがファイアウォールを通るとき、ファイアウォールは (問題原因となる) PASV 応答での IP アドレスを変換することができません。EPSV コマンドおよび応答を使用すれば、IP アドレスは送信されず、クライアントとサーバーはすでにアドレスを理解しています。