変換
このパネルは、FTP 変換の設定にアクセスするために使用します。
FTP は、変換テーブルを使用して、ファイル・システム (ホスト EBCDIC) からネットワーク (通常は ASCII) へ送信されたデータを変換します。FTP は、3 種類の異なる変換テーブルの形式をサポートします。
- Iconv - FTP は、iconv アプリケーション・プログラミング・インターフェースを使用して、2 つのコード・ページ間で変換を行います。
Iconv は、FTP が使用する変換テーブルの作成に指定したネットワークとファイル・システムの文字コード・ページを使用します。
- FTP 内部テーブル - FTP は、単一バイト変換用の内部テーブルと、マルチバイト変換用の内部テーブルのセットを提供します。FTP 単一バイト変換テーブルは、TCPXLBIN(STANDARD) で出荷されるものと同じです。
- CONVXLAT ユーティリティーで生成される変換テーブル。
変換テーブルには必ずしも必要なすべての文字が含まれているとは限らないので、CONVXLAT ユーティリティーを使用して、独自の変換テーブルを作成またはカスタマイズすることができます。TCP/IP は、hlq.SEZATCPX データ・セットの下でカスタマイズできるテーブルのセットを提供します。
iconv 変換を使用して CONVXLAT 生成の変換テーブルで作成された EBCDIC データをリトリーブすると、変換テーブルの相違が原因で、データ破壊が起こることがあります。
制御接続変換
制御接続の場合には、一般に FTP はネットワーク・コード・ページに ISO8859-1 を、ファイル・システム・コード・ページに
IBM-1047 を使用します。また FTP は、内部単一バイトまたは CONVXLAT 作成変換テーブルのいずれかの使用を指定できるようにしています。UTF-8 サポートを使用するには、制御接続の設定で UTF8 パス名の許可オプションを選択できます。これにより、FTP は
ISO8859-1 iconv コード・ページの使用を開始して、RFC 2640 に説明されているように、制御接続の UTF8 エンコードへの切り替えをネゴシエーションします。
データ接続変換
データ接続でのデータの転送の場合、FTP は以下をサポートします。
- iconv を介して使用できるすべての単一バイト変換。
- ファイル・システム・コード・ページ (IBM-1388 または UTF-8) へのネットワーク・コード・ページ IBM-5488 のマルチバイト変換。
- TCP/IP で提供された変換テーブルまたは CONVXLAT ユーティリティーで生成された変換テーブルによる単一バイトとマルチバイトの両方のデータ変換。
ステップ
- 制御接続変換の設定を変更したい場合には、「制御接続の設定...」ボタンをクリックします。
単一バイト変換を使用してデータ接続変換の設定を変更したい場合には、「単一バイト・データ接続の設定...」ボタンをクリックします。
マルチバイト変換を使用してデータ接続変換の設定を変更したい場合には、「マルチバイト・データ接続の設定...」ボタンをクリックします。
変換の変更を行ったら、このパネルは完了です。
プッシュボタン
制御接続変換の設定を変更するには、「制御接続の設定...」をクリックします。
単一バイト・データ接続変換の設定を変更するには、「単一バイト・データ接続の設定...」をクリックします。
マルチバイト・データ接続変換の設定を変更するには、
「マルチバイト・データ接続の設定...」をクリックします。
指定を完了するには、「了解」をクリックします。
このページで行った入力を取り消すには、「取り消し」をクリックします。
このパネルの詳しい情報については、「ヘルプ」をクリックします。