第 5 章 バックアップおよびリカバリー

特定のバックアップ方式および使用されるソフトウェアは、本書では扱われていません。ただし、バックアップの概念は本書で説明されています。

WebSphere Product Center のバックアップは、以下の 2 つのコンポーネントで構成されています。WebSphere Product Center がインストールされたファイル・システム・ディレクトリーのバックアップと、データベースのバックアップです。

WebSphere Product Center のバックアップ

WebSphere Product Center をバックアップするには、common.properties で定義されたとおりに $TOP ディレクトリーを単にバックアップします。これらのディレクトリー内ではファイルが変化するので、毎日バックアップすることをお勧めします。定期的な完全バックアップと毎日のインクリメンタル・バックアップで構成されるバックアップ・スケジュールをたてるようお勧めします。

データベースのバックアップ

データベースのバックアップの方法は、エクスポート、ホット・バックアップ、コールド・バックアップ、ミラーリングなどの使用可能なさまざまな方式があるため、本書では扱われていません。どの方法を選択した場合でも、common.properties で定義されているように、WebSphere Product Center データベース・ユーザーのスキーマは、バックアップする必要のあるものです。

WebSphere Product Center が稼働するためにデータベースは使用可能である必要があるため、毎日のオンライン・バックアップあるいは「ホット」バックアップを使用することをお勧めします。エクスポートまたはオフライン・バックアップも定期的に行う必要があります。

データベースのバックアップについて詳しくは、セクション "データベースのバックアップ" を参照してください。

リカバリー

リカバリーは、以下の 2 つのカテゴリーに分けることができます。WebSphere Product Center およびサポート・ファイルのリカバリーと、データベースのリカバリーです。

WebSphere Product Center およびサポート・ファイルをリカバリーするには、単に欠落しているファイルまたはディレクトリーを元のロケーションにリストアして、WebSphere Product Center を始動します。

データベースをリカバリーするには、以下のステップを実行します。