IBM® SOA Policy Pattern は、WebSphere® Message Broker および WSRR を使用する、JMS ベースの動的メッセージ・ルーティング環境を提供します。
IBM SOA Policy Pattern パターンには、以下のパーツが必要です。
パターンは、WSRR の 2 つのサンプル・ポリシーと、2 つのサンプル JNDI 宛先を構成します。
サンプルについて詳しくは、
サンプルを参照してください。
パターンを複製し、サンプル・スクリプトを独自にカスタマイズした設定に適合させることにより、そのサンプル・スクリプトを独自のポリシーおよび JNDI 宛先で置き換えることができます。
パーツは、以下の順序でインスタンス化する必要があります。
- DB2 Enterprise 9.7.5.0
- WSRR スタンドアロン・サーバー 8.0.0.0
- WebSphere Message
Broker Basic 8.0.0.1
スクリプトおよび拡張オプション
スクリプトは製品を構成するために使用され、それぞれ完全な構成ステップを実行します。例えば、WSRR へのポリシーのロードなどです。
このパターンに使用されるスクリプトは、このパターンのパーツの外では使用できません。
IBM SOA Policy Pattern パターンは、WSRR スタンドアロン・サーバー・パーツで以下のスクリプトを必要とします。
- SOA ポリシー・パターン: サンプル・ポリシーの作成 - オプション・スクリプト。
このスクリプトは、PolicySelector 値とスケジューリング条件を持つ 2 つのサンプル・メディエーション・ポリシーを作成し、承認します。それぞれ、異なる JNDI MQ 宛先を持ちます。
サンプル・ポリシーのスケジュールは、時刻と曜日で指定されます。
カスタマイズされた新規ポリシーを含むスクリプトを使用するには、パターンを複製し、スクリプトを置き換えてください。
- SOA ポリシー・パターン: WSRR 構成 - このスクリプト・パッケージはこのパターンに必須です。
スクリプトは、作成時にポリシーの PolicySelector プロパティーを作成する WSRR 修飾子プラグインを追加し、Business Space ユーザー・インターフェースに PolicySelector プロパティーを表示するために必要な変更をユーザー・インターフェースに加えます。
また、スクリプトは、パスワードを必要としない SCP/SSH ログインを可能にする authorized_keys ファイルに公開鍵を追加します。
SCP/SSH セッションは、セキュリティーを構成するために必要な構成ファイルを WSRR から Message Broker インスタンスに転送するために使用されます。
ポリシーが更新されたときに WSRR によって送信されるキャッシュ通知を Message Broker が取得できるようにするために、このスクリプト・パッケージの WebSphere Application Server 構成の IIOP/RMI セキュリティーの下の SSL-supported トランスポート・オプションを使用して、非セキュア JMS クライアント接続が使用可能になります。
このスクリプトは、WSRR および Message Broker セキュリティーを構成するために、WebSphere Message Broker Advanced パーツの「SOA ポリシー・パターン: セキュア WSRR への Broker の接続」スクリプトで必要です。
IBM SOA Policy Pattern は、WebSphere Message Broker Basic パーツで以下のスクリプトを必要とします。
スクリプトは、以下の順序で実行する必要があります。
- SOA ポリシー・パターン: サンプル・ポリシーの作成
- SOA ポリシー・パターン: WSRR 構成
- SOA ポリシー・パターン: インスタンスの作成
- SOA ポリシー・パターン: サンプル JNDI バインディングの作成
- SOA ポリシー・パターン: セキュア WSRR への Broker の接続