このチュートリアルのタスクを実行して、WebSphere® Message Broker、WebSphere MQ、および WSRR で作成された成果物を表示することにより、パターンが構成されていることを検証します。次に、サンプル・アプリケーションを実行し、サンプルで提供されるポリシーに基づいてさまざまなキューに経路指定されるいくつかのメッセージを送信します。
このタスクについて
IBM SOA Policy Pattern で提供されるサンプル・ポリシーおよびアプリケーションを使用して、いくつかのサンプル・メッセージを送信できます。これらのメッセージは、2 つのサンプル・ポリシーを使用し、メッセージ中の PolicySelector 値に基づいて 2 つのサンプル JMS 宛先に経路指定されます。このチュートリアルでは、WSRR で作成したポリシーを、Business Space ユーザー・インターフェースを使用して検査する方法を説明します。また、PolicySelector 値が GID007 であるサンプル・メッセージを送信し、メッセージの受信前後に WebSphere MQ の JMS 宛先のキュー上のそれらのメッセージを表示することについても説明します。
手順
- アプライアンスにデプロイしたシステムを表示します。
- をクリックします。
- 「仮想システム・インスタンス (Virtual System Instances)」ウィンドウ内のインスタンスのリストから、デプロイしたインスタンスを選択します。インスタンスの詳細が表示されます。
- インスタンスの一部としてデプロイされた仮想マシンを表示するには、インスタンスの詳細ペインで「仮想マシン (Virtual machines)」セクションを展開します。
- WSRR のサンプル・ポリシーを表示します。
- インスタンスの詳細ペインで、「コンソール (Consoles)」セクションを展開します。
- Business Space に接続するために、「WSRR Business Space」をクリックします。 Business Space への接続について詳しくは、WSRR への接続を参照してください。
- WebSphere 管理ユーザー名およびパスワードを使用して、Business Space にログインします。 パターンのデプロイ時に作成されたデフォルト・パスワードについて詳しくは、WSRR スタンドアロン・サーバー・パーツを参照してください。
- 操作スペースを開きます。
- ページの上部にある「スペースに移動 (Go To Spaces)」をクリックします。
「スペースに移動 (Go To Spaces)」ダイアログが表示されます。
- 操作ユーザーのスペースをクリックします。具体的な名前は、スペース作成時に指定された名前に応じて異なります。
- 「概説 (Overview)」タブで、検索ボックスに「SampleRoutingSchedule01」と入力します。
- 検索タイプ・リストで、「ポリシー文書 (Policy Document)」を選択して「検索 (Search)」をクリックします。 「コレクション (Collection)」ウィジェットに、SampleRoutingSchedule01 ポリシーがリストされます。
- SampleRoutingSchedule01 ポリシーを選択します。「詳細 (Detail)」ウィジェットにポリシーの詳細が表示されます。PolicySelector の値が GID007 であることに注意してください。これは、送信したメッセージを SampleRoutingSchedule01 ポリシーを使用して経路指定するために、そのメッセージに含まれている必要がある PolicySelector 値です。
- ポリシーの詳細を表示するには、「編集 (Edit)」アイコンをクリックします。「アクション (Actions)」セクションで、メッセージが経路指定される JMS エンドポイント宛先をメモします。
- PolicySelector 値が GID007 であるいくつかのサンプル JMS メッセージを送信します。これらのメッセージは、SampleRoutingSchedule01 ポリシーを使用して経路指定されます。
- コマンド・プロンプトを開きます。
- SOA Policy Pattern のインストール・ディレクトリーで、/opt/ibm/mqsi/8.0.0.1/sample/JMSSendReceive にナビゲートします。
- サンプル・メッセージを送信するには、次のコマンドを入力します。
java com.ibm.jms.SendJMSMessage file:///home//virtuser//JNDI-DIR
'<data><msg>11</msg></data>' GID007
サンプル・アプリケーションについて詳しくは、サンプルを参照してください。このコマンドを繰り返し、必要な数のメッセージを送信してください。
- WebSphere MQ システムに接続して、キューを表示します。
- インスタンスの詳細ペインで、「コンソール (Consoles)」セクションを展開します。
- VNC を使用して WebSphere MQ システムに接続するには、「VNC」をクリックします。 WebSphere MQ への接続について詳しくは、WebSphere MQ システムへの接続を参照してください。
- virtuser 資格情報を使用して認証します。 パターンのデプロイ時に作成されたデフォルト・パスワードについて詳しくは、WebSphere Message Broker Basic パーツでパーツ詳細を参照してください。
- このパターンで作成される各種キューを (キューの深さも含めて) 表示するため、シェル・プロンプトで次のコマンドを実行できます。
runmqsc <MB8QMGR>
例えば、以下の出力では、DESTINATION1_OUTQ キューに 14 個のメッセージが含まれています。
1 : DIS QL(DES*) CURDEPTH
AMQ8409: Display Queue details.
QUEUE(DESTINATION1_OUTQ) TYPE(QLOCAL)
CURDEPTH(14)
AMQ8409: Display Queue details.
QUEUE(DESTINATION2_OUTQ) TYPE(QLOCAL)
CURDEPTH(0)
- サンプル・メッセージを受信します。
- コマンド・プロンプトを開きます。
- インストール・ディレクトリーで、/opt/ibm/mqsi/8.0.0.1/sample/JMSSendReceive にナビゲートします。
- SampleRoutingSchedule01 ポリシーのポリシー文書で指定された JMS エンドポイント宛先から、すべてのサンプル JMS メッセージを受信するには、次のコマンドを入力します。
java com.ibm.jms.ReceiveJMSMessage file:///home//virtuser//JNDI-DIR DESTINATION1_OUT
サンプル・アプリケーションについて詳しくは、サンプルを参照してください。
- STDOUT ログにアクセスして出力メッセージを確認するには、とクリックし、「仮想マシン (Virtual machines)」セクションを展開して、「remote_std_out.log」をクリックします。
- オプション: ステップ 4 を繰り返して、メッセージがキュー上に存在しなくなったことを検証します。
- オプション: ステップ 3 を繰り返して、PropertySelector 値が GID008 であるいくつかのメッセージを送信します。これにより、メッセージが別の JMS エンドポイント宛先に経路指定されます。