SOA ポリシー・ライフサイクルを使用すれば、ポリシーが最初に識別されたときから、ポリシーが実動環境にデプロイされて、ポリシーが最終的に不要になって非推奨になるときまで、ポリシーを管理できます。
ポリシーが WSRR に作成されると、デフォルトでポリシーの SOA ライフサイクルが開始され、「識別済み」ガバナンス状態になります。
ポリシーが各状態に進むライフサイクルと遷移の図を含む、ガバナンス・ライフサイクルの状態について詳しくは、IBM® WebSphere® Service Registry and Repository バージョン 8.0 インフォメーション・センター - SOA ポリシー・ライフサイクルを参照してください。
ポリシーを改訂するためにポリシーを前のガバナンス状態に戻すこともできます。
ポリシーの状態は、以下のいずれかになります。
- 識別済み
- 仕様
- 検討
- 承認済み
- 破棄済み
- 非推奨
- リタイヤ
これらすべてのガバナンス状態は有効な状態ですが、
IBM SOA Policy Pattern に関して言えば、ポリシーが実施される有効なガバナンス状態は以下のとおりです。
- 承認済み
- 破棄済み
- 非推奨
どのポリシーを実施するかを決定する際の選択ルール
ポリシーは、いずれかの有効な状態 (「承認済み」、「破棄済み」、「非推奨」) になっていなければ、WebSphere Message Broker メッセージ・フローによって実施されません。
特定のスケジュール条件に関して複数の有効なポリシーが WSRR から取得される場合、以下の選択ルールが適用されます。
- ガバナンス状態には以下の優先順位があります。
- 複数の有効なポリシーがガバナンス状態に基づいて同じ最高優先順位を持つ場合、ポリシーはポリシー名の昇順でソートされ、最初のポリシーが選択されます。
- 複数の有効なポリシーが同じ名前および同じガバナンス状態を共有する場合、直近に更新されたポリシーが実施されます。