SOA Policy Gateway Basic Runtime パターンは、SOA Policy Gateway ランタイムを提供するための最も単純な手段であり、2 つの DataPower® インスタンス (x86 のみ)、スタンドアロン WSRR インスタンス、スタンドアロン DB2® インスタンス、および Base OS インスタンス (DataPower モニタリング・エージェントのホスティング用) が含まれています。
SOA Policy Gateway Basic Runtime パターンには、以下のパーツが必要です。
- WSRR スタンドアロン・サーバー
- DB2 Enterprise
- WebSphere DataPower X152 Virtual Edition
- SOA monitoring for DataPower (Core OS パーツ内)
以下の図に、
SOA Policy Gateway Basic Runtime パターンの構成を示します。
図 1. DataPower VM を使用した PureApplication Server 構成
スクリプトおよび拡張オプション
このパターンでは、デプロイ時に以下のスクリプトへのユーザー入力が必要です。
WSRR スタンドアロン・サーバー・パーツで:
- SOA Policy Gateway 2.5.0.0 - Security
- SOA Policy Gateway 2.5.0.0 - Promotion
- SOA Policy Gateway 2.5.0.0 - DataPower Domain
Core OS パーツで:
- SOA Policy Gateway 2.5.0.0 - DataPower Monitoring
パーツとスクリプトのパラメーターを参照してください。
Governance Master を使用した Basic Runtime の構成
Basic Runtime パターンが Governance Master パターンと共に構成されると、以下が行われます。
- セルをまたぐセキュリティーが構成される。
- Governance Master の promotion.xml ファイルが、Basic Runtime デプロイメントのデプロイメント・データによって更新される。
プロモーションを構成するには、以下のいずれかのステージ・オプションを選択する必要があります。
これらのオプションは、WSRR 内のガバナンス有効化プロファイルによって提供されるレベルに調整されます。
WSRR 内のガバナンス有効化プロファイルについて詳しくは、
IBM WebSphere® Service Registry
and Repository バージョン 8.0 インフォメーション・センター - ガバナンス有効化プロファイルを参照してください。
注: このパターンは、Governance Master がないスタンドアロン・システムのプロビジョンに使用できます。これを行うには、パターンのデプロイ時に Governance Master パラメーターを「Unset」として指定します。このように設定すると、デプロイメント中にプロモーション・スクリプトでエラーが生成され、デプロイメントは「失敗 (failed)」として表示されますが、このエラーは無視できます。