IBM Problem Determination Tools for z/OS Common Component の概要 (Eclipse プラグイン・コンポーネント)

IBM Problem Determination Tools for z/OS Common Component は、Debug Tools for z/OS、Fault Analyzer for z/OS、File Manager for z/OS、Workload Simulator for z/OS、および Workload Simulator for OS/390 で使用されます。 Problem Determination Tools Common Component の主な目的は、1) Problem Determination Tools サーバーとの接続を確立し、2) Problem Determination Tools プラグイン間で共用される共通クライアント機能を配布することです。

インストール

前提条件: Problem Determination Tools for z/OS Common Component をインストールするには、IBM Explorer for z/OS V1.1 (z/OS Explorer) が必要です。 z/OS Explorer は、IBM CICS Explorer for z/OS V1.1.1 および IMS Enterprise Suite Explorer for Development V2.1.2 の一部として提供されます。 また、Rational Developer for System z V8.0.3 以上などの設定済み Eclipse 環境に z/OS Explorer SDK をインストールすることもできます。

z/OS Explorer インストーラーは、Problem Determination Tools プラグインの一部として、オプション・インストール機能として提供されます。

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接続の確立

Problem Determination Tools for z/OS Common Component では、z/OS Explorer の接続フレームワークに対して 3 つの接続タイプを定義します (下の画像を参照)。 すなわち、Problem Determination Tools for z/OS (Debug Tool DTSP プラグイン、Fault Analyzer、および File Manager で使用)、DTCN (Debug Tool DTCN プラグインで使用)、および WSIM (Workload Simulator for z/OS で使用) です。 サーバー構成については、それぞれの製品のカスタマイズ・ガイドを参照してください。

「ホスト接続」ビュー
「ホスト接続」ビュー

このビューで、特定の接続タイプ (例えば Problem Determination Tools 接続タイプ) 用にホストの詳細を指定できます。 また、使用するログイン資格情報も指定できます。 特定の接続タイプの新規接続の追加を選択すると、フレームワークによって「接続の追加」ダイアログ (下の画像を参照) が起動されます。 ここで、ホストの IP アドレス、そのポート番号、およびその説明 (オプション) を指定することができます。

「新規接続」ダイアログ
「新規システム」ダイアログ

このビューで、ログイン資格情報を指定することもできます (下の画像を参照)。 同じ資格情報を複数の接続タイプにリンクできます。 これにより、同じ資格情報の再利用が可能になるため、複数の製品で複数回のサインオンを行う必要がなくなります。

「ログイン資格情報」ダイアログ
ユーザー名とパスワードの指定用ダイアログ

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「検索」ビュー

「検索」ビューを使用して、異常終了コード、メッセージ、および各種情報を検索できます (下の画像を参照)。 このビューは、「ウィンドウ」 --> 「ビューの表示」 --> 「その他...」を選択すると開くことができます。 続いて、「Problem Determination Tools」カテゴリーから「検索」を選択してください。

「検索」ビュー
「検索」ビュー

検索ストリングを指定して、異常終了コード、メッセージ、および各種情報を検索できます (例えば、0C を含む異常終了コード、メッセージ、および各種情報を検索するには 0C と入力します)。 あるいは、ビューの左側にあるツリー構造をナビゲートします。

ストリングの検索結果が完全一致の場合、またはツリーの項目をダブルクリックした場合は、「説明」名に説明が表示されます。 検索により複数の異常終了コード、メッセージ、および各種情報が識別された場合、結果は「結果」タブに表として表示されます (下の画像を参照)。 表内の項目をダブルクリックすると、説明を表示できます。

検索結果の検索
「検索結果の検索」タブ

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