メモリー・マップの設定を行う

メモリー・マップの設定では、メモリー・マップのロケーションを設定することができます。 また、「グループ管理」ダイアログで、「すべてのグループを除去」を 選択したときに、デバッガーからメッセージを出すかどうか 設定することもできます。フィールドを検出する前にビルドされるようにマップを設定することもできます。

このタスクについて

デバッガーと一緒にインストールした製品には、サンプルのメモリー・マップ・ディレクトリーである <product installation directory>¥plugins¥com.ibm.debug.memorymap.<platform>.samples¥samples が含まれていることがあります。ここで、<product installation directory> は、この製品をインストールしたディレクトリーです。このディレクトリーが製品に含まれている場合、 デフォルトで、デバッガーは、メモリー・マップをこのディレクトリーの中で探します。そうでない場合、 デフォルトのメモリー・マップのディレクトリーは、メモリー・マップ設定に指定されています。 メモリー・マップのディレクトリーには、「メモリー」ビューで必要な layout.dtd ファイルが含まれていなければ なりません。メモリー・マップのロケーションは変更できますが、 変更する場合は、layout.dtd ファイルを新規メモリー・マップのロケーションにコピーしておく必要があります (このロケーションにマップをエクスポートすると、エクスポート・プロシージャーによって layout.dtd ファイルが自動的に生成されます)。このファイルは、 常にメモリー・マップのロケーションになければなりません。

注: layout.dtd ファイルは、このデバッガーと同時にインストールした製品のダウンロード・サイトからでも入手可能な場合があります。このデバッガーと一緒にインストールした製品で layout.dtd を入手できない場合は、マッピング・レイアウトの定義の説明に従って layout.dtd ファイルを作成できます。

デバッガーに、作成したメモリー・マップを検索させるために、メモリー・マップをデフォルト・ディレクトリーに追加することも、以下のように、メモリー・マップのロケーションを別のディレクトリーを指すように変更することもできます (この別のディレクトリーには、layout.dtd ファイルのコピーが必ず含まれるようにしてください)。

手順

  1. 「メモリー」ビューで、下矢印アイコンをクリックして、メニューから「メモリー・マップ設定 」を選択します。
  2. メモリー・マップ設定」ダイアログ・ボックスで、 「メモリー・マップのロケーション」フィールドに設定するメモリー・マップのロケーションを入力するか、参照します。
    注:
    • このデバッガーと共に実行する製品にリモート・システム・エクスプローラーが付属している場合、 メモリー・マップのロケーション設定は、このダイアログ・ボックスの 「メモリー・マップのロケーション」セクションで行われます。このセクションでは、 リモート・サーバー上のロケーションを入力または参照できます。これを行うには、メモリー・マップのロケーションに関連付けられた「プロファイル」「接続」を選択します (プロファイルを指定していないか、ワークスペースに何も存在しないか、あるいはその両方の場合、「ディレクトリー」フィールドに入力したファイル名はローカル・ファイルとして扱われ、どのプロファイルにも関連付けられません)。 次に、「ディレクトリー」フィールドにメモリー・マップのロケーションのフォルダーを指定します。 メモリーのマップを行うとき、指定されたロケーションにあるマップのリスト が表示されます。このロケーションがリモートである場合、 使用可能なマップのリストを取得するため、リモート・サーバーへの接続が試みられます。 「マップ」オプションが選択されている場合、これによって、 リモート・システムとローカル・システム両方にあるマップをブラウズすることができます。選択された マップ・ファイルがリモート・システム上にある場合、必要なリモート・ファイルが ローカル・システムにキャッシュされます。
    • デフォルトのメモリー・マップのロケーションを変更する場合は、 「メモリー・マップ設定」ダイアログ・ボックスの「デフォルトを 復元」ボタンをクリックすれば、簡単に製品のデフォルト値の設定に戻せます。
  3. 取得するメモリー・ブロックのサイズを制御するには、「最小メモリー・ブロック取得サイズ (バイト)」フィールドと「最大メモリー・ブロック取得サイズ (バイト)」フィールドに入力します。取得したメモリーのブロックは、最小メモリー・ブロック取得サイズと同じ大きさのセグメントに分割されます。その後、取得要求は、最大メモリー・ブロック取得サイズまで統合されます。
    注:
    • 指定された最大メモリー・ブロック取得サイズが、デバッガー・エンジンでサポートされる最大サイズを超えると、デバッガー・エンジンによってサポートされる最大サイズが使用されます。
    • メモリーのマッピング中にパフォーマンス上の問題が発生した場合は、最小ブロック・サイズを増やすと役立つことがあります。連続する大きいマップの場合は、最小ブロック・サイズの値を大きくするとパフォーマンスが改善されます。
  4. すべてのグループの除去時にプロンプトを出すには、「すべてのグループの除去時にプロンプトを出す」チェック・ボックスを選択します。
  5. マップの再ビルド前にグループ化情報と記述情報を保存または廃棄するプロンプトを出すかどうかを選択します。このチェック・ボックスを選択しない場合は、最後の保存/廃棄アクションが記憶されます (例えば、マップの最後の再ビルドでのアクションが保存だった場合、情報は保存されます)。
  6. レンダリングでグループと記述を変更したときに、XML マップ・ファイルを保存するかどうかを指定します。このチェック・ボックスを選択すると、変更時にレンダリングが再ビルドされます。関連する XML ファイルを使用する「メモリー」ビュー内のすべてのレンダリングが再ビルドされます。
  7. 「フィールドの検索」ダイアログ・ボックスを開く前にマップをビルドするには、 「「フィールドの検索」ダイアログのオープン時にマップを自動的にビルド」チェック・ボックスを 選択します。このチェック・ボックスが選択されていない場合、既にビルド済み (または展開済み) の要素のみが 「フィールドの検索」ダイアログ・ボックスに表示されます。デフォルトでは、このチェック・ボックスは選択されます。
  8. マップのエクスポートによって他のメモリーのレンダリングが影響を受けるときに警告メッセージを受信するための、希望する設定を入力します。

タスクの結果

メモリーをマップする際に、表示された使用可能なマップのリストが、 メモリー・マップのロケーションにあるマップです。 同様に、「マップ」アクションを使用してメモリーを マップするときは、このロケーションのマップを見つけるようプロンプトが出されます。 しかし、このアクションを使用すると、ローカル・システムの別の場所を参照して、 メモリーのマップを探すこともできます。 ローカル・システムの別の場所を参照し、 そのロケーションからマップを選択すると、 そのロケーションがデフォルトのメモリー・マップのロケーションになります。
注: このデバッガーと共に実行する製品にリモート・システム・エクスプローラーが付属している場合、 リモート・システムまたはローカル・システム上のマップを参照できます。リモート・システムまたは ローカル・システム上の別のロケーションからマップを選択する場合、そのロケーションがデフォルトのメモリー・マップのロケーションに なります。

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