検索スコープの設定

検索を実行するとき、デフォルトでは、ローカルのヘルプ目次のみが検索されます。 検索スコープを拡張して、リモート・インフォメーション・センター、Web、または内部検索機能があるイントラネット・サイトを検索できます。

始める前に

リモートのインフォメーション・センター、または Web を検索するには、ダイナミック・ヘルプ・ビューの検索ペインで検索を行う必要があります。 検索スコープを設定するには、以下のステップを行います。

手順

  1. ワークベンチのメニュー・バーで「ヘルプ」>「検索」をクリックするか、またはキーボードのヘルプ・キー (通常は F1、Linux では Ctrl-F1) を押してから「ヘルプ」ビューの下部にある検索リンクをクリックすることにより、ダイナミック・ヘルプ・ビューで検索ペインを開きます。
  2. 検索フィールドの下の「デフォルト」リンクをクリックして、現在のスコープ・セットを変更します。
    検索フィールドと、現在のスコープを変更するためのリンク
    「検索スコープ・セットの選択」ウィンドウが表示されます。
    「検索スコープ・セットの選択」ウィンドウ
  3. 「新規...」をクリックすると、「新規スコープ・セット」ダイアログが表示されます。
  4. 新しいスコープを識別するための名前 (例えば、「IBM® Boulder information center」、または「Web 検索」など) を入力し、「OK」をクリックします。 デフォルトのスコープと一緒に新しいスコープがウィンドウに表示されるようになります。
  5. 新しいスコープを選択して「編集」をクリックし、「検索スコープ」ダイアログを表示します。
    「検索スコープ」ダイアログ
    デフォルトでは、検索タイプは、ダイアログの左側ペインに示されている「ローカル・ヘルプ」のみです。
  6. 「新規」をクリックして新規検索エンジン・タイプを追加し、追加するタイプに応じて「インフォメーション・センター」または「Web」をクリックしてから、「終了」をクリックします。 これで 2 番目の検索タイプが「検索スコープ」ダイアログに表示されますが、その URL フィールドはブランクです。
  7. 選択したサイトの検索 URL を追加します。
    • インフォメーション・センターの場合、index.jsp 接尾部は含めないでください。 例えば、Boulder の IBM CICS® 4.1 インフォメーション・センターの URL は http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/cicsts/v4r2/ です。
      注: 現時点では、Boulder の CICS 4.1 インフォメーション・センターだけ検索できます。CICS インフォメーション・センターの以前のバージョンは検索できません。
    • Web 検索の場合、使用する検索エンジンの検索 URL を入力します。 コピーして検索スコープに貼り付けることができる、一般的な検索エンジンの検索 URL を以下に示します。

      Google(TM): http://www.google.com/search?hl=en&q={expression}&btnG=Google+Search&meta=

      Yahoo!: http://uk.search.yahoo.com/search?p={expression}&fr=yfp-t-501&ei=UTF-8&rd=r1

      MSN: http://search.msn.com/results.aspx?q={expression}&FORM=MSNH11

      適用」をクリックします。

    • イントラネット検索の場合、イントラネット・サイトにおける検索エンジンの検索 URL を入力します。 URL が分からない場合には、通常は以下の方法で URL を見つけることができます。
      • テキスト「TEST」を使用して、イントラネット・サイトで検索を実行します。
      • 結果が表示されたら、アドレス・バーに「http://your.organisation.com/search/do/search?qt=TEST&x=10&y=12&url=」のようなストリングが入っているはずです。
      • そのストリングをコピーして「検索スコープ」ダイアログの URL テンプレート・フィールドに貼り付け、 検索語「TEST」「{expression}」で置き換えます。 つまり、最終的なストリングは「http://your.organisation.com/search/do/search?qt={expression}&x=10&y=12&url=」になります。
      「適用」をクリックします。
    検索を実行すると、検索引数が「{expression}」の値で検索エンジンに渡されます。
  8. オプション。左側のペインに示されている「ローカル・ヘルプ」と「インフォメーション・センター」のように、新しいスコープに 2 つまたは 3 つの検索エンジン・タイプが定義されています。 ここで検索を実行すると、ローカルのヘルプ目次とリモートのインフォメーション・センターの両方が検索されます。 このスコープをリモートのインフォメーション・センターだけの検索に制限する場合は、「ローカル・ヘルプ」を選択し、「検索エンジンを使用可能にする」ボックスをクリックしてチェック・マークを除去し、ローカル・ヘルプ検索エンジンを使用不可にします。検索スコープはいくつでも定義できますが、各検索スコープに検索エンジンのタイプを複数定義しないことを推奨します。
    重要: 新しく検索タイプを追加すると、Eclipse がその新しい検索タイプを定義済みの既存の検索スコープに自動で追加します。CICS Explorer で使用される Eclipse のバージョンには制限があり、検索を実行する際にエラーの原因となることがあります。エラーを回避するため、既存の検索スコープを編集し、新しい検索タイプを選択解除する必要があります。各検索スコープに検索エンジンのタイプを複数定義しないことを推奨します。
  9. 「OK」をクリックして設定を保存し、再度「OK」をクリックして新しいスコープを保存します。

次のタスク

これで検索スコープは新しいスコープに変更されました。 デフォルトの検索スコープに戻す場合には、検索スコープのリンクをクリックし、「検索スコープ・セットの選択」ウィンドウで「デフォルト」を選択してから、「OK」をクリックします。