Alerts の使用

「Alerts」ビューにより、PA によってキャプチャーされて DB2® にロードされた、統計 Alert とパフォーマンス Alert の詳細を表示できます。 Alerts を使用して、個々のトランザクションの管理と表示を、例えば一日単位で行うことができます。 ご使用のシステムにおける指定期間に渡るデータ傾向を見るには、レポートに表示することができます。 詳しくは、レポートの使用を参照してください。

Alert の詳細の表示

Alerts」タブ 「Alerts」タブ をクリックします。 ホストで発生したすべての Alerts が表示されます。 「Date-Time selection」ダイアログを使用することにより、範囲を絞り込むことができます。詳しくは、トピック データの選択および表示を参照してください。特定の Alert の詳細を表示するには、ダブルクリックするか、右クリックしてコンテキスト・メニューから「Alert detail」を選択します。
Alerts のコンテキスト・メニュー

シート・ビューの新しいタブに、Alert を起動したレコードの詳細が表示されます。

どのタイプの Alerts を表示するかの選択

Alerts は以下の 3 つのカテゴリーでリストされます。
  • Critical
  • Warning
  • Information
CICS Transaction Server と CICS Transaction Gateway ホスト・データベースのどちらで発生した Alert も表示できます。

「View」メニュー 「View menu」アイコン をクリックして関心のある Alerts のタイプを選択することにより、表示する Alert を選択できます。

「Alerts filter」メニュー

Alert の原因になった統計の表示

Alert を右クリックして、コンテキスト・メニューから「Run using...」を選択します。 「Extract from Transaction Classes records」ダイアログには次のように表示されます。

「Extraction」ダイアログ

注: このダイアログの見出しは、Alert の原因になった統計のタイプによって変化します。

このダイアログを使用して、Alert の原因になった統計レコードと、Alert の原因になった環境を表示できます。例えば、このダイアログで日付と他のパラメーターを変更して、Alert 発生前に統計レコードを取得するようにできます。 あるいは、別の統計と比較することができます。

例えば、スレッド数が 80 になるとアクションを起こすように構成された Alert がある場合、Alert 発生時にその 10 分前のスレッド・レベルがどうだったか確認しようと思うかもしれません。別の例としては、並行して作動する 2 つのシステムを使用していてその一方が Alert を発生させた場合、もう一方のシステム (アプリケーション ID) では対応する統計値がどうだったかを確認しようと思うかもしれません。結果として、そのシステムではさらに適切にバランスをとる必要があると判断する可能性があります。

「Date and time context」のオプションは以下の規則に従います。
  • From」と「To」のいずれかを指定しないことにより、日付範囲を開放型にすることができます。
  • From」を指定しないと、最初の入力レコードになります。
  • To」を指定しないと、ファイルの終わりになります。
  • From」の日付を時刻なしで指定すると、その日の始まりということになります。
  • To」の日付を時刻なしで指定すると、その日の終わりということになります。
時間枠の場合、毎日の同じ時間枠を示すものとして日付指定なしで両方の時刻を指定しなければなりません。 指定する時刻は真夜中を挟むこともできます。

特定の日付と時刻の Alerts の表示

ツールバーの「Date dialog」矢印 Date dialog をクリックして「date」コンテキスト・メニューを表示します。

「date」コンテキスト・メニュー
「Date-time selection」を選択して、特定の日時を指定します。 このダイアログについて詳しくは、データの選択および表示を参照してください。

さらに「Date-time selection」コンテキスト・メニューを使用して、より幅の広い期間のレコードを表示できます。 例えば、「Yesterday」を選択すると、現在日付を基準にして、過去 24 時間に発生したすべての Alerts が表示されます。 「Week」を選択すると、正確に過去 7 日間に発生したすべての Alerts が表示されます。

Alerts の非表示

Alert は右クリックして「Hide alert」を選択することにより、非表示にできます。 その Alert は CICS PA パースペクティブ内のビューに表示されなくなり、ローカル・コピーはキャッシュから削除されます。 それでも、この Alert はホスト・データベースに残っています。ここにはフルのデータ・セット (以前に非表示にした Alerts が他にもあればそれも含めて) があります。 Alert を永久的に削除するには、ホストで削除しなければなりません。 非表示にした Alerts を再び表示するには、「refresh」ボタン 「refresh」ボタン をクリックして Alerts ビューをリフレッシュします。