トランザクションの中断時間を分析用の円グラフで表示できます。
円グラフ
円グラフは「Transaction detail」ビューに表示され、単一のトランザクション ID に関する詳細情報を示します。
「Transaction detail」ビューを表示する方法については、『データの分析』トピックの円グラフセクションを参照してください。
「Transaction detail」ビューは分析のタイプごとに円グラフを表示します。関係する円グラフをクリックすると、各分析を選択できます。
次の画面キャプチャーは「suspend time」円グラフが選択されている「Transaction detail」ビューを表示しています。
中断時間の分析には、以下の情報が表示されます。
- 選択した時間枠内で選択されたトランザクションの待ち時間の概要。例の画面キャプチャーの場合、要約に以下の情報が示されています。
- 選択した時間枠にトランザクション CATD の入出力待ち時間は発生していません。
- 最初のディスパッチの待機は平均 0.000016 秒です。
- TCB モード切り替え時の待機は平均 0.000028 秒です。
- 円グラフは、「入出力」、「その他」、「収集されない」の各中断時間のタイプに対応する 3 つのセクターから成り立っています。
- 表には、ビューの中断時間フィールド、その値と全体の中断時間に対する割合、およびフィールドのさらなる明細のリストが含まれます。円グラフでセクターをクリックすると、表の中の関係する項目が強調表示されます。
ビューの中の 1 つ以上のチェック・ボックスを選択することにより、関係のないデータが表に表示されないようにすることもできます。
注: 表に表示される値は、CSV ファイルからの実際の値です。
データが収集されたときに丸め誤差があると、詳細の合計が合計値と一致しないかもしれません。
また、丸め誤差が原因で、パーセンテージの合計も 100% にならない場合があります。
中断時間は以下の 3 つのフィールドに分かれます。
- 入出力待ち時間。これはさらに以下のフィールドに分かれます。
- 端末管理の入出力待ち時間
- 一時ストレージの入出力待ち時間
- 共有一時ストレージの入出力待ち時間
- 一時データの入出力待ち時間
- ジャーナルの入出力待ち時間
- ファイルの待ち時間
- RLS ファイルの待ち時間
- カップリング・ファシリティーのデータ・テーブル待ち時間
- インバウンド・ソケット入出力待ち時間
- IPIC 接続の入出力待ち時間
- アウトバウンド・ソケット入出力待ち時間
- 領域間の待ち時間
- LU61 入出力待ち時間
- LU62 入出力待ち時間
- FEPI 入出力待ち時間
- その他の待ち時間。これはさらに以下のフィールドに分かれます。
- 最初のディスパッチの遅延時間
- ローカル・エンキューの遅延時間
- グローバル・エンキューの遅延時間
- インターバル制御機能の遅延時間
- ロックの遅延時間
- WAIT EXTERNAL 時間
- WAIT CICS 時間
- CICS BTS トランザクション実行の待ち時間
- CFDT サーバーの同期待ち
- 要求受信側の待ち時間
- 要求プロセッサーの待ち時間
- CICS BTS 同期点の遅延時間
- MAXOPENTCBS 遅延時間
- MAXJVMTCBS 遅延時間
- MAXSSLTCBS 遅延時間
- MAXXPTCBS 遅延時間
- TCB モード変更の遅延時間
- リソース・リカバリー・リソースの待ち時間
- 3270 ブリッジ・パートナーの待ち時間
- RMI の中断時間
- JVM の中断時間
- CICS TCB 不一致の待ち時間
- DS ストレージ制約の待ち時間
- ディスパッチ可能待機の待ち時間
- 収集されない待ち時間