コマンド・フロー・テーブルに対して照会を実行することができます。コマンド・フロー・テーブルには、特定のトランザクション実行について収集されたデータが含まれます。
いくつかのサンプル・コマンド・フロー照会が用意されています。
「ユーザー ID 別のすべてのタスク (All tasks by user id)」照会を実行すると、ユーザー ID フォルダーを使用して照会の実行者を識別したリストが結果として「リソースの表示」ビューに表示されます。それらのユーザー ID フォルダーには TRANSID のリストが含まれており、TRANSID の下にタスク ID のリストが示されています。
「すべてのタスク (All tasks)」照会を実行すると、TRANSID のリストが結果として「リソースの表示」ビューに表示され、TRANSID の下にタスク ID がリストされます。この例では、トランザクション MAIL の 3 つの実行が CICS® IA によって収集されています。 それぞれ、タスク ID 0000132C、タスク ID 0000159C、タスク ID 0054428C の下で実行されました。
トランザクションの特定の実行における特定のタスク ID についてさらに詳しく調査するための照会を作成することができます。
「リソースの表示」ビューに表示される照会結果から、そのトランザクションの特定の実行のリソースを識別できます。 結果では、プログラム、リソース・タイプ、リソース名、その他の情報が結果ツリーで明確に表示されます。
コマンド・フロー照会を作成するとき、
「コマンド前の TCB CPU 時間 (TCB CPU time before command)」列および「コマンド後の TCB CPU 時間 (TCB CPU time after command)」列をフィルターに掛けることができます。
これらの値はミリ秒単位で、小数点以下 7 桁に切り上げられ、データベースの時刻 (TOD) 形式を使用します。
正確な TOD 形式が分からない場合が多いので、これらのフィルターで「次の値より小さい」式や「次の値より大きい」式を使用することをお勧めします。
TOD 形式と一致しない値を入力した場合、フィルターはそれより小さい直近の値に設定されます。
例えば、0.0006 ミリ秒を入力した場合、フィルターは 0.000599853515625 に設定されます。