スレッド・セーフ実行に関するレポートの作成

スレッド・セーフ実行の要約または詳細レポートを HTML 形式で作成できます。 スレッド・セーフ・レポートを作成するには、レポートの対象となる必要な領域、プログラム、またはトランザクションを示すビューを使用するか、「レポート」ビューを使用できます。

このタスクについて

領域、プログラム、またはトランザクションのスレッド・セーフ実行に関するレポートを生成するには、ビュー (例えば「領域」「プログラム」または「トランザクション」ビュー) から必要な領域、プログラム、またはトランザクションを選んで、選択された領域、プログラム、またはトランザクションに関するレポートを要求します。 レポートは、「レポート」ビューに表示されます。 そのビューでは、さらにレポートの範囲を定義したり、CICS の別のリリースに対してレポートを再実行したりすることができます。

あるいは、「レポート」ビュー内の機能を使用して、レポートの範囲を定義する基準セットを作成することもできます。

手順

  1. 指定した領域に関するレポートを作成するには、「領域」ビューでスレッド・セーフ・レポートの対象となる領域を右クリックして、「レポート」 > 「スレッド・セーフ・レポート」をクリックします。 プログラムの要約情報が「レポート」ビューの上部セクションに表示されます。
  2. 指定したプログラムまたはトランザクションに関するレポートを作成するには、以下の手順に従います。
    1. 必要なプログラムまたはトランザクションを示すビュー (例えば「プログラム」または「トランザクション」ビュー) で、スレッド・セーフ・レポートの対象となるプログラムまたはトランザクションを右クリックして「スレッド・セーフ・レポート」をクリックします。
      「トランザクション」ポップアップ・メニューで「スレッド・セーフ・レポート」オプションが選択されています。
    2. すべての領域をレポート対象にするには、「すべての領域」 をクリックします。 特定の領域をレポート対象とするには、「特定の領域」 をクリックし、リストから必要な領域を選択して「OK」をクリックします。
    プログラムの要約情報が「レポート」ビューの上部セクションに表示されます。
  3. 「レポート」ビューを使用してレポートを作成するには、以下の手順に従います。
    1. 「レポート」ビューのツールバーで、 以下のフィールドに必要な値を入力して、レポートの範囲を定義します。
      • 「コレクション ID」。指定されたコレクション ID で収集されたプログラムについて報告します。 ワイルドカードとして、単一のアスタリスク文字 (*) を使用できます。
      • 「領域」。指定の CICS® 領域で収集されたプログラムについて報告します。 ワイルドカードとして、単一のアスタリスク文字 (*) を使用できます。このフィールドに CICS TS レベルを設定した場合、 その CICS リリースでの、領域内にあるプログラムのスレッド・セーフ情報がレポートに表示されます。
      • 「プログラム」または「トランザクション」。 指定されたプログラムまたはトランザクションに関して収集されたコマンドについて報告します。 ワイルドカードとして、単一のアスタリスク文字 (*) を使用できます。このフィールドを「トランザクション」「プログラム」との間で変更するには、 フィールド名の後にあるアイコン 下矢印のアイコン をクリックします。
      • 「CICS TS レベル」。 指定の CICS TS リリースで使用可能なコマンドだけを報告します。
      各フィールドの以前の検索値は保管されています。 それらの値を表示するには、そのフィールドのための「前の検索」アイコン 「前の検索」アイコン をクリックします。
      「レポート」ビューのツールバー
    2. 「レポートの作成」アイコン 「レポートの作成」アイコン をクリックして、この要求を発行し、レポートを受け取ります。 プログラムの要約情報がビューの上部セクションに表示されます。
  4. プログラムの詳細を表示するには、要約情報にあるプログラム名をクリックします。 選択したプログラムに対して検出される各呼び出しに関する詳細情報が、ビューの下部セクションに表示されます。
  5. オプション: レポートを保管するには、ツールバーで「保管」アイコンをクリックするか、 「ファイル」 > 「名前を付けて保管」をクリックします。

    「レポートの保存」ダイアログで、必要なフォルダーを選択してファイル名を入力します。 選択したプログラムに関する詳細をファイルに含めるには、 「詳細なプログラム・データを保存」チェック・ボックスを選択します。 選択したプログラムに関する詳細だけが保管されます。 要約情報でプログラム名が選択されていない場合、詳細は保管できません。

    「OK」をクリックします。レポートが HTML 形式で保管されます。

次のタスク

保管済みのレポートを検索するには、「レポート・エクスプローラー」ビューを開きます。 「レポート・エクスプローラー」ビューを参照してください。

保管済みのレポートを「レポート・ブラウザー」ビューで表示するには、 「レポート・エクスプローラー」ビューでレポート名をダブルクリックします。 レポートの例については、「レポート・ブラウザー」ビューを参照してください。