「アフィニティー・ビルド」ビュー

「アフィニティー・ビルド」ビューを使用して、CICSPlex® SM ワークロード・マネージャー (WLM) トランザクション・グループ・ファイルの内容を表示および編集します。 このファイルには、CICSPlex SM への入力に適した結合アフィニティー・トランザクション・グループが含まれます。デプロイメント・パラメーターの指定、CICSPlex SM 入力の変更、JCL ジョブの確認、および CICSPlex SM へのトランザクション・グループ定義のデプロイも行えます。

CICSPlex SM WLM トランザクション・グループ・ファイルを作成すると、そのファイルが「アフィニティー・ビルド」ビューに表示されます。CICSPlex SM ワークロード・マネージャーのトランザクション・グループ・ファイルの作成を参照してください。

既存の CICSPlex SM WLM トランザクション・グループ・ファイルを表示するには、「レポート・エクスプローラー」ビューから開始します。 ファイル名をダブルクリックするか、またはファイル名を右クリックして「レポートを開く」をクリックします。

「概説」タブ

「概説」タブには、ビルダーに対して指定されたオプションが示され、作成された結合アフィニティー・トランザクション・グループがリストされます。 各トランザクション・グループを展開して、グループ・パラメーター、グループ内のトランザクション、およびそのグループを作成するためにマージされたトランザクション・グループを表示できます。

「アフィニティー・ビルド」ビュー:「概説」タブ

「CPSM 入力」タブ

「CPSM 入力」タブには、CICSPlex SM にデプロイできるファイルに組み込めるトランザクション・グループ定義が表示されます。 このタブを使用して、CICSPlex SM デプロイメント・ジョブのパラメーターを指定したり、CICSPlex SM への入力を変更したりすることができます。

トランザクション・グループ定義を CICSPlex SM にデプロイするためには、以下のパラメーターが必要です。
データ・セット
トランザクション・グループ定義を格納するためのデータ・セット。z/OS® システムへの z/OS 接続がある場合は、「データ・セットを開く」 「データ・セットを開く」アイコン アイコンまたは「データ・セットの作成」 「データ・セットの作成」 アイコンを使用して、それぞれデータ・セットを選択または作成できます。
メンバー
トランザクション・グループ定義を格納するためのデータ・セット・メンバー。
CMAS 名
デプロイ先の CICSplex の CMAS の名前。 デプロイメントにより、この CMAS のデータ・リポジトリーが更新されます。
出力ユーザー名
デプロイメントからの出力に関連付ける 1 文字以上 8 文字以下のユーザー ID。
プリント・ノード
デプロイメントからの出力をルーティングするための 1 文字以上 8 文字以下のプリント・ノード ID。
以下のラジオ・ボタンからいずれか 1 つを選択できます。
  • 「確認」。このオプションを選択して、生成済み JCL に CHECK ステートメントを追加します。「CPSM にデプロイ」オプションを使用する場合、JCL は z/OS システムに実行依頼され、CICSPlex SM プログラムはトランザクション・グループ定義を確認します。
  • 「実行」。このオプションを選択して、生成済み JCL に EXECUTE ステートメントを追加します。「CPSM にデプロイ」オプションを使用する場合、JCL は z/OS システムに実行依頼され、CICSPlex SM プログラムはトランザクション・グループ定義をデプロイします。このオプションはデフォルトです。
「CPSM 定義」セクションを使用して、以下のように CICSPlex SM への入力を変更できます。
  • CICSPlex SM への入力に対して特定のオブジェクトを組み込むまたは除外するには、該当するチェック・ボックスを選択またはクリアします。
  • TRANGRP リソースの「アフィニティー」、「存続時間」、「状態」、または「一致」パラメーターを変更するには、CREATE TRANGRP NAME ステートメントを右クリックして、該当するメニュー・オプションを使用します。 例えば、「アフィニティー」パラメーターを変更するには、「アフィニティーの設定」をクリックした後、メニュー上の必要な値をクリックします。
  • コンテキスト、トランザクション・グループ名、またはトランザクション名を変更するには、名前を右クリックしてから「名前の設定」をクリックします。 結果として表示されるダイアログに新しい名前を入力して、「OK」をクリックします。
「アフィニティー・ビルド」ビュー:「CPSM 入力」タブ

「デプロイメント JCL」タブ

「デプロイメント JCL」タブには、トランザクション・グループ定義を確認するか、指定した CMAS にトランザクション・グループ定義をデプロイするために、z/OS システムに実行依頼する JCL ジョブが示されます。生成される JCL では、「設定」ウィンドウの「CPSM デプロイメント設定」で設定されたデフォルト値と、「CPSM 入力」タブで設定したデプロイメント・パラメーターが使用されます。 CICSPlex SM へのトランザクション・グループ定義のデプロイを参照してください。

JCL エディターの機能を使用することにより、この JCL を表示したり編集したりできます。 データ・セットの編集を参照してください。

JCL のデプロイメント・パラメーターのうち「CPSM 入力」タブにあるものに対して変更を加えた場合、「CPSM 入力」タブ上の該当するフィールドが更新されます。 同様に、「CPSM 入力」タブ上のデプロイメント・パラメーターを変更した場合、「デプロイメント JCL」タブ上の対応する JCL が更新されます。

「アフィニティー・ビルド」ビュー:「デプロイメント JCL」タブ

ツールバー

ビューのツールバーで次のアイコンを使用できます。
  • 「CPSM にデプロイ」アイコン CPSM にデプロイ。 デプロイメント JCL に EXECUTE ステートメント (デフォルト) が含まれる場合、JCL を z/OS システムに実行依頼して、指定した CMAS にトランザクション・グループ定義をデプロイします。 z/OS システムへの z/OS 接続が存在する必要があります。 このオプションを使用する前に必ず、このビューでデプロイメント・パラメーターを設定し、「設定」ウィンドウで「CPSM デプロイメント設定」を設定し、生成された JCL を「デプロイメント JCL」タブで確認しておいてください。 CICSPlex SM へのトランザクション・グループ定義のデプロイを参照してください。

    デプロイメント JCL に CHECK ステートメントが含まれる場合、JCL を z/OS システムに実行依頼をして、トランザクション・グループ定義をチェックします。