「照会」ビュー

「照会」ビューには、CICS® IA plug-inに付属の定義済み照会、作成して保管した照会、および保管した照会結果が表示されます。 照会を作成、編集、または実行したり、複数の照会とその結果を編成してフォルダーとサブフォルダーの中に入れたりすることができます。

照会を作成する際には、任意のリソースを任意の組み合わせで照会できます。 照会のフィルターを追加することにより結果を調整したり、「リソース」ビューに表示される結果の構造を定義したりすることができます。 付属の定義済み照会とユーザーが作成した照会のいずれについても、既存の照会に変更を加えることが可能です。

照会を実行する際には、検索結果を、「照会」ビューの中で照会名の下でリストに保管して、それを将来参照できるようにすることができます。 照会の保管先は、製品のインストール時に定義したワークスペースになります。ワークスペースの場所は、CICS Explorer® 実行中の任意の時点で変更できます。

照会を作成する前に、新しい照会の保管先となるフォルダーの名前をクリックします。 保管した後で照会を移動することはできません。

新しいフォルダーを作成するには、その新しいフォルダーの親フォルダーの名前をクリックします。 その後、ツールバー・メニューの「ファイル」 > 「新規」 > 「フォルダー」をクリックするか、または右クリックしてから「新規」 > 「フォルダー」をクリックします。 「新規フォルダー」という名前の新しいフォルダーが作成されます。 フォルダーの名前を変更するには、その名前を上書きします (フォルダーまたは照会の命名を参照)。

「照会」ビューとポップアップ・メニューの画面取り
照会を作成するには、ツールバー・メニューの「ファイル」 > 「新規」をクリックするか、またはビュー内の任意の場所を右クリックしてから「新規」をクリックします。 作成する照会のタイプに応じて、以下のオプションのうちのいずれか 1 つをクリックします。 「照会の作成」ウィンドウが表示されます。 そこで、照会の名前を入力したり、表示するリソースまたは列を入力したり、含める対話要素を入力したりできます。 詳しくは、照会エディターを参照してください。

照会の定義をクリップボードにコピーするには、照会を選択して右クリックしてから、「コピー」をクリックします。 その後、定義を、「照会」ビュー内の同じフォルダー内、または異なるフォルダー内に貼り付けます。 また、照会定義をテキスト・エディターに貼り付けて、データベース表に対して実行する SQL ストリングを表示することも可能です。 このフィーチャーは、SQL を実行し、結果を収集するための独自の手法を使用する場合に便利です。

照会を実行するには、照会を選択して右クリックし、「実行」をクリックします。 照会結果が、「リソースの表示」ビューに表示されます。 ビューのツールバーに、その照会の名前が表示されます。 CICS 照会にコレクション ID が含まれており、特定のコレクション ID が現在のスコープとして設定されている場合、そのスコープもツールバーに表示されます。

照会実行結果が表示されている「リソースの表示」ビューの画面取り。

照会結果を保管し、「照会」ビューの中で照会名の下にリスト表示するには、ツールバー・メニューの「ファイル」 > 「保管」をクリックします。 「照会結果を保管します」ウィンドウが表示され、そこで結果のためのふさわしい説明を入力できます。 有効な文字を使用するようにしてください (フォルダーまたは照会の命名を参照)。

以下の例において、照会結果には Before Fix 123456 applied という名前を付けています。

「照会結果を保管します (Save query results)」ウィンドウの画面取り。

照会結果の説明、および照会実行の日時が、「照会」ビューの中で照会の子としてリスト表示されます。 以下の例において、照会結果 Before Fix 123456 applied のデータが、照会 All programs using files の子としてリスト表示されます。

付随するテキストで説明されている、照会結果が表示された「照会」ビューの画面取り。

照会結果セットをクリップボードにコピーするには、必要な結果を右クリックしてから、「コピー」をクリックします。 その後、データをスプレッドシートや他のツールに貼り付けて、分析することができます。

照会結果セットを開いて、「リソースの表示」ビューに保管されているデータを表示するには、必要な結果を右クリックした後、「実行」をクリックします。

別の照会結果を開くと、類似の照会が別の日付で実行されます。異なる複数の照会結果を比較することにより、何がどう変わったかを見て、時間の経過に伴う変化の全体像を作り上げることができます。 詳しくは、リソースの比較を参照してください。

個々の照会結果を削除することも可能です。 照会を削除する場合は、その照会結果もすべて削除されます。

フォルダーまたは照会の命名

照会の名前やフォルダーの名前にオペレーティング・システムで有効な文字を使用していることを確認してください。 例えば、Windows オペレーティング・システムで、 照会やフォルダーの名前に以下の文字を使用することはできません。
: ; / \ [ ] = * . | ?
無効な文字を使用すると、予測不能な動作が生じる場合があります。例えば、保管済み照会を表示できないことがあります。 動作が予測可能となるように、英数字だけを使用することをお勧めします。