「IA 操作」ビュー

「IA 操作」ビューでは、IA Collector の接続に関して定義されているコレクターのリストを表示できます。コレクターを操作するには、少なくとも 1 つの IA Collector 接続を構成しておく必要があります。使用するコレクター接続の詳細については、システム管理者にお問い合わせください。

IA コレクター接続はツリー構造で表示されます。それぞれの最上位は、別個に構成された IA コレクター接続を表します。 構成の作成および接続について詳しくは、CICS IA コレクター接続の構成を参照してください。

現在接続されていない構成済みの IA コレクター接続の場合は、接続の名前のみがリストされます。

現在接続されている IA コレクター接続ごとに、領域およびユーザーがリストされます。
2 つの現行コレクター接続が表示されている「IA 操作」ビューの画面取り

現行の IA コレクター接続は複数設定できます。つまり、接続を変更せずに、複数の領域の接続を操作できます。

リストされている領域およびユーザーのコレクターの状態は、次のように、各ユーザー・アイコンおよび領域アイコンに表示される小さい丸形のアイコンの色で示されます。

領域またはユーザーを選択するとき、選択したコレクターに関する情報が「プロパティー」ビューに表示されます。

コマンド・フロー・コレクターの制御

ツールバーにあるアイコンを使用すると、コマンド・フロー・コレクターを以下のように制御できます。
  • 「コレクターの開始」。コレクターが現在停止している場合に、開始します。
  • 「コレクターの停止」。コレクターが現在実行されている場合に、停止します。
  • 「コレクターの一時停止」。コレクターが現在実行されている場合に、一時停止します。 このオプションは、領域に対しては使用できますが、ユーザーに対しては使用できません。
  • 「コレクターの続行」。コレクターが現在一時停止している場合に、実行を再開します。 このオプションは、領域に対しては使用できますが、ユーザーに対しては使用できません。
  • 「コレクター・オプションの編集」。コレクターが現在停止している場合に、現在選択されている領域、または使用しているユーザー ID に対するコマンド・フロー・コレクター・オプションを表示または編集します。 別のユーザーのコマンド・フロー・オプションを編集することはできません。
  • 「最新表示」。ビューを最新表示します。
「IA 操作」ビューのツールバー

ご使用のユーザー ID のコマンド・フロー・コレクターを停止または開始するには、そのユーザー ID を右クリックし、「コレクターの開始」または「コレクターの停止」をクリックします。

ユーザー ID に対応するポップアップ・メニュー。
ご使用のユーザー ID のコマンド・フロー・コレクター・オプションを表示または編集するには、コレクターが停止していることを確認してから、以下のいずれかの方法でコマンド・フロー・エディターを開きます。
  • ユーザー ID をダブルクリックします。
  • ユーザー ID を右クリックし、「コレクター・オプションの編集」をクリックします。
  • ユーザー ID を選択してから、ツールバーの「コレクター・オプションの編集」アイコンをクリックします。

コマンド・フロー・エディター

コレクターが現在停止している場合は、コマンド・フロー・エディターを使用して、コマンド・フロー・コレクター・オプションを表示または編集できます。

コマンド・フロー・エディターの画面取り

コマンド・フロー・エディターを使用すると、ご使用のユーザー ID の以下のコマンド・フロー・オプションを編集できます。
  • コマンド・フロー・オプション
    • コマンド・フロー ID: 最大 16 文字の長さまで指定できます。
    • トレースされた端末 ID: 最大 4 文字の長さまで指定できます。また、アスタリスク (*) を使用して、任意の端末 ID にマッチングさせることもできます。
    • トレースされたユーザー ID: 最大 8 文字の長さまで指定できます。
    • 停止前のレコード: 停止前に収集する CICS IA ジャーナル・レコードの数。値 0 は、制限が適用されないことを示します。
    • 停止前のタスク: 停止前に処理する CICS タスクの数。値 0 は、制限が適用されないことを示します。
    • トランザクション除外リスト: 最大 8 文字まで指定できます (英数字、@、#、または $ 文字のみ)。 除外するトランザクション名の接頭部のリストの名前。 このリストに含まれている接頭部で始まる名前を持つトランザクションのデータは収集されません。
    • プログラム除外リスト: 最大 8 文字まで指定できます (英数字、@、#、または $ 文字のみ)。 除外するプログラム名の接頭部のリストの名前。 このリストに含まれている接頭部で始まる名前を持つプログラムのデータは収集されません。
  • ジャーナル
    • ジャーナル・コピーの基準: 「LAST」「USER」、または「CFID」 (コマンド・フロー ID) を選択できます。
  • アプリケーション
    • アプリケーション・フィルター: 以下の 3 つの値のうちの 1 つです。
      • すべてのアプリケーション: コレクターによってすべてのアプリケーションのデータが収集されます。 このオプションは、「アプリケーション」フィールドの残りのオプションを使用不可にします。
      • 特定のアプリケーション: コレクターによって、指定したアプリケーションのみのデータが保管されます。 アプリケーション名とそのバージョンを指定できます。
      • なし: コレクターによって、アプリケーション・フィルターが無視されます。 このオプションは、「アプリケーション」フィールドを使用不可にします。
    • アプリケーション名: 長さは最大 64 文字まで可能です。名前の先頭をスペースにすることはできません。
    • メジャー・バージョン (Major version)/マイナー・バージョン (Minor version)/マイクロ・バージョン (Micro version): 指定されたアプリケーションの正確なバージョンを定義するために使用します。 値は、0000 から 9999 までの範囲でなければなりません。
  • トランザクション・リスト
    • トランザクション・リスト: 最大 4 文字の長さまで指定できます。
    • 最大 5 個の別個のトランザクション ID を入力できます。
  • その他
    • 動的呼び出し: 「Y」または「N」を選択できます。
    • ユーザー出口名: 最大 8 文字の長さまで指定できます。
  • 領域のアプリケーション ID のリスト
    • これらの APPLID によって、コマンド・フローが開始される領域が指定されます
    • 最大 15 個の CICS APPLID を入力できます。
入力するテキストは、大文字に変更されます。 値の内容はチェックされません。値の文字数のみがチェックされます。

照会を変更したが、まだ保管していない状態でユーザー ID の開始を試みると、データ損失を回避するように促す警告が表示されます。 エディターが閉じると警告が表示されます。未保管の変更内容を使用してエディターを復元するか、または警告を無視して変更内容を破棄するかを選択できます。

コレクター実行中にコマンド・フロー・エディターを開くことはできません。この操作を行うボタンは、コレクターの開始時に自動的に使用不可になります。 コマンド・フロー・エディターが開いているときに、「IA 操作」ビューを開いて「開始」をクリックすることはできますが、警告が表示され、コレクターを停止してコマンド・フローの変更内容を保存するかどうかを選択できます。 エディターを使用して一部の値を変更できますが、コレクターを停止するまで、それらの変更を保管できません。 コレクターがまだ実行している間に変更を保管しようとする場合、警告メッセージが表示されます。警告メッセージに対して「はい」をクリックするとコレクターが停止します。 「いいえ」をクリックするとエディターに戻ります。

アプリケーション・フィルター

ホスト・システムの CINT および CINC トランザクションで行う場合のように、CICS IA plug-inでアプリケーションを選択できます。 コマンド・フロー・エディターで、「アプリケーション・フィルター」「特定のアプリケーション」に設定し、「アプリケーション・フィルター」ボタン 「アプリケーション・フィルター」ボタン をクリックします。 必要なアプリケーションを選択できるウィンドウが開きます。

アプリケーションをリストから選択することも、「アプリケーション名でフィルタリング (Filter by Application Name)」フィールドに名前の一部を入力することもできます。

「アプリケーションの選択」ウィンドウの画面取り。

選択内容をさらに絞り込むために、オプション・フィールド「メジャー・バージョン」「マイナー・バージョン」、および「マイクロ・バージョン」に要件を入力することもできます。 一致するアプリケーションが表にリストされます。該当する行を選択し、「OK」をクリックします。