JES メンバー名と MVS システム名が一致しない場合のディスカバリーの実行

ご使用の MVS™ システム名と JES メンバー名が一致せず、実行中の z/OS® のバージョンが 1.11 より古い場合は、追加の手順をいくつか実行してディスカバリー・プロセスを完了する必要があります。 ディスカバリーを実行すると、CICS® DA は、ディスカバーされたモデルを CICS DA プロジェクトにロードします。

このタスクについて

このタスクでは、ご使用の JES メンバー名とシステム名が一致せず、実行中の z/OS のバージョンが 1.11 より古い場合に、システム・モデルにデータを入れる方法について説明します。 ディスカバリーを開始する前に、アクティブな CICS DA 接続が必要です。

注: システム、CICS 領域、あるいは他のリソースの いずれかがアクティブでない場合、それはディスカバーされず、アクティブ・リソースのみがディスカバーされます。 CICS DA は、管理および非管理 CICS 領域をどちらもディスカバーしますが、非管理 CICS 領域の関連リソースはディスカバーしません。

手順

  1. CICS DA パースペクティブを開きます。 「DA エクスプローラー」ビューに、DA 接続名のリストが表示されます。 ディスカバリーを実行する接続名を右クリックしてから、「ディスカバー」をクリックします。 ディスカバリー要求が CICS DA サーバーに送信されます。 メッセージが CICS DA コンソールに書き込まれ、ワークベンチのステータス・バーに状況として「ディスカバリーの実行中 (Running discovery)」が表示されます。 ディスカバリーが完了すると、別のメッセージが CICS DA コンソールに書き込まれ、「コンソール (Console)」ビューが見えるように前面に表示されます。
  2. 「DA エクスプローラー」ビューで、ディスカバリーを実行した接続名を右クリックして、「ロード」をクリックします。 「CICS Deployment Assistant モデルのロード」ウィンドウが表示されます。 モデルがサーバーから取得され、モデルのプレビューがウィンドウに表示されます。 ご使用の JES メンバー名とシステム名が一致せず、実行中の z/OS のバージョンが 1.11 より古い場合は、MVS イメージはディスカバーされますが、内容がありません。
  3. 「終了 (Finish)」をクリックして、モデルを CICS DA クライアントにロードします。
  4. 「DA エクスプローラー」ビューでモデルを展開して、MVS イメージを表示します。 JES メンバー名とシステム名が一致しない MVS イメージごとに、以下の手順を実行します。
    1. イメージ名をダブルクリックするか、名前を右クリックして「オープン」をクリックすることによって、MVS イメージ・エディターでイメージを開きます。
    2. 「JES メンバー名」フィールドで、名前を正しい名前に置き換えます。 Ctrl+S を押して変更を保存し、エディターを閉じます。
  5. すべての変更が完了したら、「DA エクスプローラー」ビューで接続名を右クリックして、「ディスカバー」をクリックします。 サーバーでディスカバリーが再実行されますが、今回は MVS イメージに関連するリソースがディスカバーされます。
  6. ディスカバリーが完了したら、接続名を右クリックして「ロード」をクリックします。 「終了 (Finish)」をクリックして、モデルを CICS DA クライアントにロードします。

タスクの結果

モデルが、ディスカバーされたリソース情報を使用して更新されます。