リリース・ノート
IBM Database Add-Ins for Visual Studio
リリース・ノート: バージョン 9.7
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IBM® Database Add-Ins for Visual Studio
バージョン 9.7 は、DB2® Version 9.7
for Linux®, UNIX®, and Windows® および
UniVerse 10.3 のサポート、新しい Informix Dynamic Server データ・タイプのサポート、および .NET アプリケーション
で DB2 SQL ステートメントを静的に実行するためのサポートを追加します。
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 は、
IBM Data Server Provider for .NET、および IBM DB2 Data Provider for
.NET Framework 2.0 をサポートします。
前提条件
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 の前提条件を以下に示します。
- Microsoft® Visual Studio 2005 または Microsoft Visual Studio 2008
- IBM Data Server Provider for .NET または
IBM DB2 Data Provider for .NET Framework 2.0
- Windows XP (Service Pack 2 以上)、Windows Vista (Service Pack 1)、Windows Server 2003
(Service Pack 1 以上) または Windows Server 2008
(Service Pack 1)
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 の主要な新機能
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 の新機能により、
開発者は、統合開発環境として Microsoft Visual Studio を使用することで開発時間を短縮し、すべての DB2 サーバー・ファミリー、および Informix Dynamic Server、UniData と UniVerse サーバー用の .NET アプリケーションを開発できます。その新機能の要約を以下にリストします。
- DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows、および UniVerse 10.3 のサポート
- DB2 サーバーの場合:
- アドインの機能を IBM Optim pureQuery Runtime と一緒に使用して
.NET アプリケーションで SQL ステートメントを取り込むことができます。それにより、SQL
ステートメントを静的に実行することができます。
静的 SQL を使用すると、実行時に特定のステートメントを用意する必要がなく、
アプリケーションのセキュリティーとパフォーマンスを向上させます。
- SQL プロシージャーで、コンパウンド・ステートメントを定義することができます。
コンパウンド・ステートメント・ブロック内のテキストは、個別の SQL ステートメントとして構文解析されません。
BEGIN、DECLARE 構造は、BEGIN ATOMIC として処理します。
BEGIN および END キーワードが含まれるコンパウンド・ステートメント・ブロックの前に DECLARE セクションを使用することができます。
また、コンパウンド・ステートメント内で SQLEXCEPTION セクションを使用することもできます。
- Informix Dynamic Server の場合:
- BIGINT および BIGSERIAL データ・タイプがサポートされるようになりました。これら 2 つの新しい IDS データ・タイプは、
64 ビット整数において INT8 および SERIAL8 データ・タイプよりもよいパフォーマンスを提供します。
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 は、次のデータベース・サーバーをサポートします。
- DB2 Universal Database for Linux, UNIX, and Windows バージョン 9.1、バージョン 9.5、およびバージョン 9.7
- DB2 Universal Database for z/OS® and OS/390® バージョン 7
- DB2 Universal Database for z/OS バージョン 8 およびバージョン 9
- DB2 for IBM i (IBM i 5.4 を使用)
- Informix Dynamic Server バージョン 11.1 およびバージョン 11.5
- UniData 7.1 以降
- UniVerse 10.2 以降
機能の可用性やデータ・タイプの互換性は、使用するデータ・サーバーによって異なります。例えば、Informix Dynamic Server、UniData および UniVerse データ・サーバーは XML データ・タイプをサポートしません。
問題および制限
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7
の問題および制約は、各データ・サーバーのサポート・ページにあるサポート知識ベースで個別の TechNotes の形式で文書化されています。次のリンクから、カスタマイズされた最新のサポート知識ベースの照会を起動することができます。
サポート
IBM Database Add-Ins for Visual Studio バージョン 9.7 のサポートは、developerWorks®
.NET forum で提供されています。このフォーラムは、IBM Database Add-Ins for Visual Studio、IBM Data Server
Provider for .NET、および IBM DB2 Data Provider for .NET Framework 2.0 の開発者によってモニターされています。
この IBM 開発者のチームは、ユーザーと対話することに関心を持っており、Visual Studio と .NET 用の IBM Data Provider および Add-Ins ツールの次期ドロップおよびリリースに組み込む、あらゆるフィードバックおよび提案に非常に興味を持っています。
IBM 開発者とのコミュニケーションを図り、有意義なフィードバックを行うために、developerWorks.NET forum に積極的に参加してください。