HATS へようこそ
|
HATS を使用して、ホストの重要なビジネス・アプリケーションを Web アプリケーションまたはリッチ・クライアント・アプリケーションに変換できます。
以下の手順で効率よく HATS の使用法をマスターされることをお勧めいたします。
| |
以下のチュートリアル・トピックを展開し、関連するリンクをクリックしてご参照ください。
最初のプロジェクトの作成
HATS を使用した開発の最初のステップとして、プロジェクトを作成します。
- ここをクリックして
「プロジェクトを作成」ウィザードを起動します
(
: このアイコンは、上のツールバーでも使用可能です)。
プロジェクト・タイプ、接続設定、テーマ、およびテンプレートを指定します。
ウィザードでの指定を完了したら、上にある「HATS へようこそ」タブをクリックし、このページに戻ります。
- Web プロジェクトの場合は「サーバーでデバッグ」(
)、リッチ・クライアント・プロジェクトの場合は「デバッグ」(
) を使用して、HATS プロジェクトをテストします。
表示端末を開始するよう求められたら開始します。 Web プロジェクトの場合、開始するサーバーを指定する必要があります。
リッチ・クライアント・プロジェクトの場合、「デバッグ」ウィンドウでデフォルトを受け入れ、「ホスト・アクセス」ウィンドウでアプリケーション名をダブルクリックして開始できます。
この組み込みテスト環境はプロジェクトを実行するので、デプロイする前にプレビューし、テストすることができます。
この時点で、ホスト画面はデフォルトの変換を使用して表示されることに注意してください。
- バージョン 7 以降、HATS は試用製品としてインストールされます。 HATS ライセンスを購入してある場合は、ここをクリックして、
「ライセンス設定」ダイアログを起動してください。
詳細については、ここをクリックしてください。
以上で最初のプロジェクトの作成およびプレビューが完了しました。
テンプレートの変更
テンプレートは、アプリケーションの基本レイアウトおよびスタイル (色とフォントなど) を制御します。
「プロジェクトを作成」ウィザードで選択されたテンプレートが、各画面にデフォルトで使用されます。
テンプレートを編集するには、ここをクリックして
エディターでデフォルト・テンプレートを開きます。
Web プロジェクト HTML テンプレートに対して単純な変更を行う場合は、以下のようにします。
- 「デザイン」タブで、「My Company」テキストのすぐ右側をクリックし、その位置に明滅カーソルを置きます。
- バックスペースを使用してプレースホルダー (置き換え) 名を消し、会社名を入力します。
- Ctrl+S を押して (または「ファイル」>>「保存」を選択して) 変更内容を保存します。
- Web ブラウザーのタブをクリックし、「最新表示」を選択して、変更内容をプレビューします (「サーバーでデバッグ」を再開する必要がある場合はここをクリックしてください)。
- 必要に応じてこの段階でテンプレートのリンクおよび参照先 URL を編集することも、後から編集することもできます。
リッチ・クライアント・プロジェクト・テンプレートに対して単純な変更を行う場合は、以下のようにします。
注: Visual Editor をインストールしていない場合、Java エディターでテンプレートが開くので、そこでソースを編集できます。
Visual Editor を取得するには、
HATS サポート Web サイト から技術情報を入手してお読みください (サイト上で「visual editor」を検索すると見つかります)。 以下のステップは、Visual Editor をご利用の場合にのみ有効です。
- Visual Editor で、変換が行われる大きなブランク領域をクリックして選択します。
- (エディターの下のペインにある) 「プロパティー」タブをクリックします。
- 「背景」行を選択し、右端にあるボタン (省略符号付き) をクリックします。
- 色を変更し、「OK」をクリックします。 Visual Editor で新しい色がすぐに適用されます。
- Ctrl+S を押して (または「ファイル」>>「保存」を選択して) 変更内容を保存します。
- テスト環境で「最新表示」をクリック (またはここをクリックして再始動) して、変更をプレビューします。
「HATS プロジェクト」ビューを使用してテンプレートを編集するには、プロジェクトの Web (またはリッチ・クライアント) コンテンツ/テンプレート・フォルダーでテンプレートをダブルクリックします (またはテンプレートを右クリックして「オープン」を選択します)。
「テンプレートの作成」ウィザード (
) を使用して、別のテンプレートを基にしてテンプレートを作成できます。(Web プロジェクトの場合は、既存の Web サイトを基にして作成すると、例えば会社のスタイルおよびコンテンツのガイドラインを容易に使用できるようになります)。
デフォルト・レンダリングおよびグローバル規則の編集
レンダリング・セットは、順序付きの変換のペアのコレクションです。
デフォルト・レンダリング・セットは、ホスト・コンポーネントを GUI ウィジェットに変更するためのデフォルト変換によって使用されます。
ここをクリックして
プロジェクト設定エディターを
オープンし (
)、
「レンダリング」タブをオープンします。
下部のテーブルの行を選択して「編集」を選択するとウィザードがオープンし、以下の操作が可能になります (画面キャプチャーがない場合、取得方法が示されます)。
- ターゲット・コンポーネントを探す画面領域の変更。
- 領域内で検索するコンポーネントの変更。
必要な場合はコンポーネント設定を変更して、アプリケーション内で使用されているコンポーネントが認識されるようにしてください。
- コンポーネントのレンダリングに使用するウィジェットの変更。
例えば、ファンクション・キーをリンクではなくボタンとしてレンダリングすることができます。
新しいコンポーネント/ウィジェットのペアを追加したり、既存の項目を使用不可にしたりすることができます。
HATS がデフォルト・レンダリングを使用して画面を処理する場合は、最初のペアを検査し、指定の領域にターゲット・コンポーネントが見つかった場合は、
関連するウィジェットを置換し、ここで対象とした領域を他のペア化から除外します。
その後、テーブルの次の検査済み行 (ペア) を参照していきます。
グローバル規則は関連した概念です (「レンダリング」タブのナビゲーション・ツリーにあるデフォルト・レンダリングのすぐ下にあります)。
「追加」ボタンを選択してグローバル規則の機能を表示させると、以下の操作が可能です。
- デフォルトだけでなく、すべての変換に適用する入力フィールド・コンポーネント/ウィジェット・マッピングを定義します。
- ターゲット・ウィジェットだけでなく、ターゲット・ウィジェットを含む「変換フラグメント」も指定すると、JSP (Web) および Java (リッチ・クライアント) の豊富な機能をすべて使用できるようになります。
デフォルト・レンダリングに対する変更を少し試して (選択リストをリンクとしてではなくドロップダウン・メニューに表示させるなど)、必要に応じて (日付入力フィールドをカレンダー・ウィジェットに変換するなどの) グローバル規則を追加します。
更新内容を保存してから、テスト環境で「最新表示」をクリック (またはここをクリックして
再始動) して、変更内容の例を探します。
画面のカスタマイズ
画面の結合
HATS には、一連のホスト画面から情報を収集して、結果を単一ページに表示するための方法がいくつか用意されています。
HATS の
画面組み合わせイベントを使用すると、ユーザーがホストを使用している場合に複数回ページ送りする必要がある一連のデータを 1 つのビューで表示できます。
- ここをクリックして
デフォルト接続を使用してホスト端末を開き (
)、結合アクティビティーを開始する画面にナビゲートします。
-
「画面組み合わせの作成」ウィザードを開始します
(
)。
このウィザードは、画面キャプチャーから開始することもできます。
- 必要に応じて「開始画面」認識基準を変更します。
- 結合する各画面の領域を指定します。
- 選択した領域で検索するホスト・コンポーネント、および情報を表示するウィジェットを選択します。
- 必要に応じて変更を行い、ホスト画面間をナビゲートするために使用するホスト・キーを示します。
- 組み合わせの終了を認識する方法を指示します。
これは、設定した画面数が処理されたとき、特定の画面が認識されたとき、またはこれら 2 つのうちどちらか先に発生した方を基にして行います。
- 既存のデフォルト変換を画面データの収集後に発生するアクションとして適用するよう指定します。
- Web のみ: ページの作成が完全に終了する前にユーザーがページと対話できるようにする場合は、「動的キャッシュ・コンテンツ・ロードを使用する」チェック・ボックス (ポートレット・プロジェクトの場合はサポートされません) にチェック・マークを付けて、ウィザードを終了します。
- テスト環境で「最新表示」をクリックするか (開いている場合)、ここをクリックして再始動して、結合された画面をプレビューします。
マクロ、統合オブジェクト、および Web サービス (SOA) の処理
マクロは、以下のようなさまざまな目的に使用できます。
- ホスト画面のスキップ
- 共通ユーザー・パスの自動化 (反復ループを含む)
- 多くのホスト画面のデータの単一ページへの結合
- データのプロンプト表示および抽出
統合オブジェクト (Web のみ) は、Java ラッパーのマクロです。
作成するには、「HATS プロジェクト」ビューでマクロを右クリックし、コンテキスト・メニューから「統合オブジェクトの作成」を選択します。
マクロおよび統合オブジェクトは、HATS のデフォルト接続 (すべての変換に使用されます) ではなく、バックグラウンド接続で作成できます。 バックグラウンド接続により、画面カスタマイズのアクションなどのイベントとして
バックエンド・データ操作を指定できます。
ここでは、「マクロの記録」(
) アイコンをクリックすることにより、ホスト端末から単純なマクロ (ログオン・マクロなど) を作成します。 記録が完了したら、「停止」アイコンおよび「保存」アイコンをクリックして、変更内容を保存します。
マクロを実行するかステップスルーしてホスト端末でマクロをテストし、デバッグします。
後で、マクロの最初の画面を認識する画面カスタマイズのアクションとして、このマクロを関連付けることができます。
テスト環境で「最新表示」をクリックするか (開いている場合)、ここをクリックして再始動して、設計したとおりにマクロが実行されていることを検査します。
後で、ナビゲーション・ペインでマクロを右クリックして「オープン先を指定」を選択することにより、
マクロの編集に使用できる方法を調べることができます。
Visual Macro Editor (VME) は、接続された一連の画面ノードとしてマクロを表示し、アクションの要約と、使用可能な編集機能を表示します。
モデル 1、Struts および Java Server Faces (JSF)
Web ページ、
EJB Access Beans、
Web サービス
(SOA):
Web プロジェクトで、マクロおよび統合オブジェクトから、共用成果物の使用を容易にする、
バックエンド・データ処理およびチェーニングされたトランザクション用の強力なリソースを作成できます。
リッチ・クライアント・プロジェクトは Web サービスを作成することはできませんが、Web サービスをイベントの一連のアクションの一部として呼び出すことができます。
いずれのタイプのプロジェクトでも、EJB Access Bean を利用できます。
ホスト・シミュレーションの使用
ホスト・シミュレーション機能により、ホスト・アプリケーションに接続することなく、例えば、マクロ、画面イベント、変換を作成してローカル・テスト環境で実行する機能を使用し、HATS プロジェクトを処理できます。
具体的に、以下のことを行えます。
- 後で切断状態のときに使用できるホスト・アプリケーションへのパスを記録できます。
これにより、アプリケーションへのライブ・アクセスがなくても作業が可能になります。また、事前にすべての必要な画面の画面キャプチャーを作成しておく必要はありません。
- ホストに接続していなくても、実際のホスト・アプリケーションを表す保存されたトレース・ファイルを使用する HATS アプリケーションのデモをセットアップできます。
- クライアント・サポートの補助機能として、エンド・ユーザーと特定の HATS アプリケーションとの対話の記録を保存できます。
トレースを記録するには、以下のようにします。
- 「ホスト・シミュレーション・トレースの作成」ウィザード (
) をクリックします。
- ウィザードの終了後に開くホスト端末で任意の順序でホストと対話し、終了後にトレース・ファイルを保存します。
トレースを再生するには、以下のようにします。
- 「ホスト・シミュレーション」フォルダー内のトレース・ファイルを右クリックし、ホスト端末で「再生」を選択します。
- ホストと対話します。 パスは、記録中にとったアクションの制約を受けることに注意してください。
ホスト・シミュレーションを使用して HATS プロジェクトをテストするには、以下のようにします。
- 「接続」フォルダーで、デフォルト接続を開きます。
- 「基本」タブで、「ライブ接続の代わりに、ホスト・シミュレーション・ファイルを使用」チェック・ボックスにチェック・マークを付けます。
変更内容を保存します。
- このような接続の変更では、ローカル・テスト環境を「リサイクル」して新規設定を取得する必要があります。
- Web: 「Web ブラウザー」タブを閉じ、サーバーを停止してから再始動します。
- リッチ・クライアント: 「ホスト・アクセス」ウィンドウを閉じ、ツールバーの「デバッグ」アイコンをクリックします。
- パスは、記録中にとったアクションの制約を受けることに注意してください。
HATS の拡張機能
実動用プロジェクトの準備
完成した HATS Web プロジェクトを Web アプリケーションとしてエンド・ユーザーからアクセスできるようにするには、以下のようにします。
- エクスポート
(
): プロジェクトを J2EE アプリケーションとしてビルドします。
- 転送: EAR ファイルを WAS サーバー・マシンに移動します。
- インストール: WAS を使用してアプリケーションを配置します。
- エンド・ユーザーにアプリケーションの URL を通知します。
完成した HATS リッチ・クライアント・プロジェクトをエンド・ユーザーがインストールできるようにするには、以下のようにします。
- Eclipse フィーチャー・プロジェクトをエクスポート (
) します (初めてプラグイン・プロジェクトをエクスポートするときには、フィーチャー・プロジェクトを作成するようプロンプトが出されます)。
- アプリケーションに必要な HATS フィーチャーおよびプラグインをエクスポートします。
-
site.xml を作成します (このファイルには、更新サイトで使用可能なフィーチャーがリストされます。エンド・ユーザーは、リッチ・クライアントにこのファイルの場所を示します)。
- エクスポートしたフィーチャーとプラグイン、および site.xml を更新サイトにアップロードします。
- リッチ・クライアントにこのサイトを示して、アプリケーションをインストールします。
HATS のオンライン情報ライブラリーの表示