Eclipse ワークベンチでの WebFacing パフォーマンスの考慮事項

このセクションでは、Eclipse ワークベンチ内で WebFacing アプリケーションを開発しているときのパフォーマンスを向上させるために採用可能なステップについて説明します。
  1. 不必要に再ビルドされるのを避けるために、現在使用中でないプロジェクトまたは開発中のプロジェクトをすべて閉じます。プロジェクトは、必要なときのみ開きます。 「ナビゲーター」ビューから、プロジェクトを右クリックして、「プロジェクトを閉じる」を選択します。
  2. ヒープ・ステータスを表示し、オンデマンドでガーベッジ・コレクションを実行します。「ウィンドウ」メニューから、「設定」 > 「一般」 > 「ヒープ・ステータスを表示」を選択します。ワークベンチ下部にあるゴミ箱アイコンをクリックして、ガーベッジ・コレクターを実行します。
  3. アプリケーションに変更を加えている間の不必要なサーバーの公開アクティビティーを除去するために、WebSphere Application Server を自動的に公開処理をしないように設定します。 「サーバー」ビューでサーバー・インスタンスをダブルクリックし、「公開」を展開して、「自動公開しない」を選択します。この操作を行うと、公開するたびに「公開」を手動でクリックする必要があることに注意してください。

デフォルトで、すべての WebFacing プロジェクトの、JSP コンパイルおよび妥当性検査ビルダーはオフにされています。これにより、Eclipse ワークベンチでの WebFacing プロジェクトのパフォーマンス全体が向上します。プロジェクト用に新規の JSP を作成する場合、または XML ファイルなどのリソースの妥当性検査を行なう場合は、これらのビルダーをオンにしてこれらのファイルに存在するエラーを確認できるようにします。以下に説明するステップで、WebFacing プロジェクトのビルダーをオンまたはオフにします。

さらに、WebFacing プロジェクトの変換およびデプロイメントのパフォーマンスを向上させたい場合、特に多数の DDS メンバーを扱う場合は、以下のステップに従ってください。

  1. プロジェクト作成ウィザードの最後のページで、DDS メンバーを変換しないで WebFacing プロジェクトを作成します。
  2. プロジェクトを作成した後、「ナビゲーター」ビューに切り替えて、新規に作成したプロジェクトを右クリックし、「プロパティー」を選択します。 「プロパティー」ダイアログで、「ビルダー (Builders)」をクリックします。
  3. Java™ ビルダーおよび WebFacing ビルダー以外のビルダーをすべて選択解除します。
  4. 各ビルダーが何に関与するかについては、以下のリストで調べてください. 変換およびデプロイメント・プロセスが完了した後で、これらのビルダーからいくつかを選択してオンにし、Web プロジェクトの Eclipse ワークベンチが提供するすべての機能を、プロジェクトが活用できるようにすることができます。

    これらの変更は、デプロイ済みの WebFacing アプリケーションのランタイム・パフォーマンスには影響しません。

    ビルダー

    アスタリスク (*) で印が付けられたビルダーを、変換およびデプロイメントの後に再度使用可能化することが推奨されます。

    • ファセット・プロジェクト妥当性検査ビルダー *

      このビルダーは、プロジェクトに関連するすべてのファセットの整合性を検査します。

    • 妥当性検査

      このタスクは、JSP および XML ファイルなどさまざまなファイルの妥当性検査を実行します。「ウィンドウ」 > 「設定」を選択してから、「妥当性検査」をクリックすると、妥当性検査のリストを確認することができます。