WebFacing の複数ブラウザー・サポート

V7.5 から、WebFacing プロジェクトを Mozilla Firefox ブラウザーで実行できるようになりました。この参照文書では、Firefox と Internet Explorer 間の WebFacing ページの表示の相違点について説明します。

現行のサポート対象ブラウザー

WebFacing アプリケーションでサポートされるクライアント・ブラウザーは Microsoft® Internet Explorer 5.5 以降および Mozilla Firefox V2 以降です。
重要: クライアントのカスタマイズで、複数のブラウザー・サポートが可能なように明示的にコード化されていない場合は、カスタマイズは Firefox では正常に機能しません。特定のブラウザーのみでサポートされている機能をカスタマイズで使用することは避けてください。例えば、「document.all()」 (Internet Explorer の機能) をカスタマイズで使用すると、Firefox ブラウザーで実行した場合にアプリケーションが失敗する原因になります。クロスブラウザ対応のコードを作成するには、http://www-128.ibm.com/developerworks/web/library/wa-ie2mozgd/の情報が役立つ場合があります。

サポートされないブラウザーとは、そのブラウザーでの製品の使用がテストされていないブラウザーのことです。サポートされないブラウザーを使用すると、「WebFacing では Internet Explorer 5.5 以降、または Firefox V2.0 以降が必要です」という趣旨のエラー・メッセージ WF0095 が表示されます。WebFacing アプリケーションを、サポートされないブラウザーでエラー・メッセージを出さずに実行するには、web.xml 変数「WFIgnoreBrowserTypeCheck」を true に設定します。ただし、この方法はプロジェクトの開発およびテスト用にのみ使用してください。実動環境においてサポートされないブラウザーでプロジェクトを実行するのは推奨されていません。

Internet Explorer で実行した場合と Firefox で実行した場合の WebFacing の動作の相違点

ブラウザーが異なると Web ページの表示方法が異なる可能性があり、これにより動作とレンダリングの両方が影響を受けます。 Internet Explorer と Firefox における WebFacing アプリケーションの動作と表示方法の相違点の一部を、以下にリストします。