カスタム JavaScript ライブラリー・ファイルの作成

このトピックでは、独自の JavaScript™ ライブラリーを WebFacing アプリケーションに組み込む方法を説明します。独自の JavaScript ライブラリーの作成は、WebFacing アプリケーションをカスタマイズするときに必要な場合があります。

独自の JavaScript を WebFacing アプリケーションの一部として公開するには、これを usr ディレクトリーに作成する必要があります。usr ディレクトリーを見つけるには、WebFacing プロジェクトを表示しているときに「ナビゲーター」ビューに切り替えて、プロジェクトを展開し、フォルダー「WebContent」 > 「webfacing」 > 「ClientScript」 > 「usr」と展開していきます。JavaScript ライブラリーが入っているファイル (.js ファイル) を usr ディレクトリーに置きます。 このディレクトリーに入っているファイルは、WebFacing アプリケーションによってブラウザーに送信されたページで、 組み込みファイルとして参照されます。

usr ディレクトリーに格納されたファイルのリストは、WebFacing アプリケーションが開始されたときに一度確定されます。これは、WebFacing アプリケーションが開始されてからそのディレクトリー内のファイルを追加または除去しても、各ページに含まれているファイルのリストは変更されないということです。また、2 つ以上のファイルの場合、生成済み格納ファイルに適用される固定順序はありません。

関数 init_usr() を実装することで JavaScript ライブラリーが組み込まれているかどうかをテストできます。 WebFacing アプリケーションは、そのロード時処理を完了した後で、init_usr() の呼び出しを行います。 この呼び出しを使用するには、JavaScript ライブラリー・ファイルに init_usr() 関数を追加してください。例えば、以下の行を .js ファイルに追加すると、WebFacing アプリケーションがアクセスされたときにアラートが表示されます。
function init_usr()
{
	alert("init_usr() called");
}