アプリケーションが入力を要求する位置 (レコードの上部および下部) にある行を出力専用の CLRL レコードで占めることも可能ですが、このようにしてしまうと WebFacing での作業に支障が生じます。 CLRL レコード全体が不透明になってレコード下部のオーバーラップしている部分が隠されてしまい、 その部分をクリックできなくなるためです。このサポートされないシナリオを回避するには、出力専用の CLRL レコードを 2 つのレコードに分割する必要があります。そのレコードにはそれぞれ、入力レコードの上部および下部のフィールドを含めてください。
CLRL キーワードは WINDOW キーワードのレコード様式ではまだサポートされず、無視されます。
CLRL 付きのウィンドウ・シミュレーション: CLRL(*NO) または CLRL(nn) キーワードをウィンドウのようなレコードを DDS にインプリメントするために使用する場合は、 WebFacing はこの共通の使用をサポートするためにそのレコード様式のウィンドウを構成しようとします。 CLRL(nn) では、nn は、ウィンドウとしてそれを認識するためにそのレコード長より小さくなければなりません。
レコードをウィンドウとして認識するためには、ウィンドウにするつもりの長方形エリアの外側にフィールドがあってはなりません。ファンクション・キー・ラベル (または他の必須ではない定数) をウィンドウ・エリアの外側に定義した開発者の次善策は、Web 設定を使用してこれらのフィールドを非表示にすることです。WebFacing はこれらの Web 設定を考慮し、長方形を適切に検出します。
CLRL ウィンドウ認識アルゴリズムは、共通に使用される CLRL ウィンドウ・パターンが基になります。検出を成功させるために、シミュレートされるウィンドウの上と横の枠に対して、次の規則が真でなければなりません。
注: シミュレートされるウィンドウの下の枠は、この行をメッセージ情報の表示に使用することがあるので、変更されません。
以下の 5250 の振る舞いは直観的ではなく、エミュレートされません: 入力可能フィールドがない CLRL レコードは画面上のスペースを占有しません。 入力可能フィールドなしの CLRL(*ALL) レコードを書き込むと、画面は最初に消去されてから、レコードが表示されます。しかし、前に画面に表示されていたレコードはアクティブ・レコード・テーブルから除去されず、後から OVERLAY 検査のために使用されます。OVERLAY レコードを書き込むと、まず始めに、アクティブ・レコード・テーブルのレコードがオーバーラップしているかどうかを検査します。オーバーラップしている場合は、それらのレコードはアクティブ・レコード・テーブルから除去され、この OVERLAY レコードを画面に書き込む前に、これらのレコードからの行は画面から消去されます。また、上記のルールは CLRL(nn|*END|*NO) にも適用されます。 WebFacing はこの振る舞いから逸脱して、オーバーラップ検査を実行する時にその画面上にあるレコードだけを考慮します。アクティブ・レコード・テーブル中にはあるが、画面上にないレコードは考慮されません。