ルール状況 - フィールド・ヘルプ
構成設定
適用できる場合には、以下の構成設定を「ルール状況」パネルで編集して、「構成の更新」をクリックしてください。
- 開始範囲
- ルールが真かどうかを判別するために使用される範囲内の下限の値。 値の種類とデフォルトは、ルールにタイプによって異なります。
- IP - 記号名または小数点付き 10 進数表記のクライアントのアドレス。
デフォルト値は 0.0.0.0 です。
- 時刻 - 整数。デフォルト値は 0 で、午前 0 時を表します。
- 接続 - 整数。デフォルト値は 0 です。
- 活動中 - 整数。デフォルト値は 0 です。
- 終了範囲
- ルールが真かどうかを判別するために使用される範囲内の上限の値。
値の種類とデフォルトは、ルールにタイプによって異なります。
- IP - 記号名または小数点付き 10 進数表記のクライアントのアドレス。
デフォルト値は 255.255.255.255 です。
- 時刻 - 整数。デフォルト値は 24 で、午前 0 時を表します。
- 接続 - 整数。デフォルト値は 2 の 32 乗マイナス 1 です。
- 活動中 - 整数。デフォルト値は 2 の 32 乗マイナス 1 です。
- 優先度 (任意指定)
- ルールが検討される順序を表す整数。設定する最初のルールに優先順位が指定されていない場合には、デフォルトの優先順位の値 1 が与えられ、最初に評価されます。
次のルールは、優先順位値 11 で、2 番目に評価され(最後の優先順位値 + 10、この場合には 1 + 10)、3 番目のルールは 21、4 番目のルールは 31、以下同様となります。ルールは数値順に評価され、低い数値ほど、高い優先順位になります。
- 類縁性タイプ
- 類縁性オプションのデフォルト値は「なし」です。ルール・ベースの類縁性は CBR コンポーネント、または Dispatcher コンポーネントの cbr 転送方式にのみ適用されます。
ポート・コマンドのスティッキー時間オプションは、ルール・コマンドの類縁性オプションを設定するために、ゼロ (使用不可能) にしなければなりません。類縁性をルールで設定した場合には、ポートのスティッキー時間を使用可能にはできません。
このルールで必要な類縁性のタイプを選択します。選択項目は次のとおりです。
- ルール類縁性なし - デフォルト・オプションは、ルールの類縁性はないことを意味します。
- 受動 cookie 類縁性 - サーバーによって生成された自己識別 cookies に基づいて、Web トラフィックを同じサーバーに対する類縁性とロード・バランシングすることができます。 これは、サーバーに対する「Cookie 値」と一緒に、ルールに対する「Cookie 名」との組み合わせで使用されます。
- URI 類縁性 - URL を要求したクライアントを基にして、同じサーバーへの Web トラフィックをロード・バランシングできます。これは、必要なキャッシュ容量を最小化するために、CBR がプロキシー・プロキシーのバランシングを行うシナリオのためのものです。
- アクティブ cookie 類縁性 - 選択されたサーバーを識別する CBR 生成 cookie に基づいて、Web トラフィックを同じサーバーに対する類縁性とロード・バランシングすることができます。この生成された cookie は、cookie の有効期限が切れた後、ルールのスティッキー時間の類縁性をもちます。
- Cookie 名
- Network Dispatcher に対するID として作用する、管理者が設定した任意の名前。cookie 名と cookie 値は、Network Dispatcher が同じサーバー・マシンに Web サイトの以後の要求を送信できるように Network Dispatcher に対するID としての働きをします。cookie 名値が適用できるのは、受動 cookie 類縁性に対してだけです。
- スティッキー時間
- スティッキー時間値はアクティブ cookie に対してのみ適用できます。スティッキー時間は、クライアントと特定サーバーとの間の類縁性関係の作成に使用されます。スティッキー時間の経過後に、クライアントは前のものとは異なるサーバーに送られる場合があります。デフォルト値は
0 で、これはルールがスティッキーでないことを意味します。
類縁性フィールドをアクティブ Cookie に設定し、ルールのスティッキー時間を正数に設定することにより、クライアントを特定のサーバーに対してスティッキーにする新規の方法を指定できます。 ルールがアクティブ Cookie 類縁性に対して使用可能になると、新規クライアント要求は標準 CBR アルゴリズムを使用してロード・バランシングされ、同じクライアントからのその後の要求は最初に選択されたサーバーに送信されます。
- 評価するレベル
- 総接続数および活動中の接続数ルールの場合にのみ有効。ポート上のすべてのサー
バーを評価するか、またはそのルールに関するサーバーだけを評価するかのいずれかを選択してくださ
い。
現行の統計
- 名前
- ルールに選んだ名前。 この名前には、英数字、下線、ハイフン、ピリオドを使用できます。1 から 20 文字まで指定でき、ブランクを含むことはできません。
- ルール・タイプ
- ルールのタイプ。 可能なタイプは次のとおりです。
- IP - クライアント IP アドレスに基づいています。
- 時刻 - 時刻に基づいています。
- 接続 - ポートの 1 秒当たりの接続数に基づいています。
- 活動中 - ポートの活動中の総接続数に基づいています。
- ポート - クライアント・ポートに基づいています。
- コンテンツ - クライアントの URL 要求に基づいています。
- 適応回数
- このルールが追加されてから、または前回 executor が再始動されてから現在までにこのルールが適用された回数。
- パターン
- ルール・タイプにコンテンツを選択した場合のみ指定できます。 以下の制限を守り、使用するパターン構文を入力します。
- スペースなし
- 特殊文字: (文字の前に "\" が付けられていない場合)
'*' : ワイルドカード (0 から x の任意の文字に一致)
'(' : 論理グループ化に使用
')' : 論理グループ化に使用
'&' : 論理 AND
'|' : 論理 OR
'!' : 論理 NOT
- 予約キーワード (後に '=' が付きます):
Method : 要求を検索するための変換で HTTP プロトコルによって、
使用される。たとえば、GET, POST など。
URI : URL 要求のパス
Version : 要求の特定バージョン。HTTP/1.0 または HTTP/1.1
Host : ホストからの値: header
注:HTTP/1.0 プロトコルでのオプション
[key] : Dispatcher が検索できる任意の有効な HTTP ヘッダー名。たとえば、User-Agent、Connection、referer など。
例: http://www.company.com/path/webpage.htm を宛先とするブラウザーは次のような結果の値となります。
Method=GET
URI=/path/webpage.htm
Version=HTTP/1.1
Host=www.company.com
Connection=Keep-Alive
シナリオ同様、パターン構文の詳細情報については、
Websphere Edge Server library ページからダウンロードまたは参照できる「Network Dispatcher 管理ガイド」を参照してください。
リスト
サーバーのリスト
現在ルールに関連付けられているサーバーのアドレスを示します。
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