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ルールの追加

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ルール名
ユーザーによって設定されるルールの名前。この名前には、英数字、下線、ハイフン、ピリオドを使用できます。1 から 20 文字まで指定でき、ブランクを含むことはできません。

次のルールから選択することができます。

  • IP アドレス
    クライアントの IP アドレスに基づいています。
  • 時刻
    時刻に基づいています。
  • 合計接続数
    ポートの秒当たりの接続数に基づいています。
  • 活動中の接続
    ポートの活動中の接続の合計数に基づいています。
  • クライアント・ポート
    クライアントのポートに基づいています。
  • サービスのタイプ (TOS)
    IP ヘッダー中の TOS フィールドの内容に基づいています。
  • 予約済み帯域幅
    1 組のサーバーによって送信される 1 秒当たりのバイト数に基づきます。
  • 共用帯域幅
    クラスターまたは executor レベルのいずれかで共用する帯域幅の容量を基にします。この値がゼロの場合は、帯域幅を共用できません。
    注: 使用可能な合計帯域幅 (サーバーの合計容量) を超えない最大共用帯域幅の値を指定しなければなりません。
  • コンテンツ (cbr 転送方式プロトコルのポートにのみ適用します)
    クライアント要求の HTTP ヘッダーのコンテンツに基づいています。
  • 常に真
    ルールは常に真です。

優先度 (任意指定)
ルールが検討される順序を表す整数。設定する最初のルールに優先順位が指定されていない場合には、デフォルトの優先順位の値 1 が与えられ、最初に評価されます。 次のルールは、優先順位値 11 で、2 番目に評価され(最後の優先順位値 + 10、この場合には 1 + 10)、3 番目のルールは 21、4 番目のルールは 31、以下同様となります。ルールは数値順に評価され、低い数値ほど、高い優先順位になります。

開始範囲
ルールが真かどうかを判別するために使用される範囲内の下限の値。 各ルール・タイプに基づくルールを追加する場合は、次のようになります:
  • IP アドレスの場合は、範囲の開始値 は記号名または小数点付き 10 進数のクライアントのアドレスです。デフォルトは 0.0.0.0 です。
  • 時刻の場合は、範囲の開始値 は整数です。デフォルトは 0 で、午前 0 時を表します。
  • 合計接続数の場合は、範囲の開始値 は整数です。デフォルトは 0 です。
  • 活動中の接続の場合は、範囲の開始値 は整数です。デフォルトは 0 です。
  • クライアント・ポートの場合は、範囲の開始値 は整数です。デフォルトは 0 です。
  • 予約済み帯域幅の場合は、範囲の開始値 は整数であり、デフォルトは 0 です。
常に真、共用帯域幅、またはサービスのタイプ、コンテンツ・ルールに対しては範囲の開始値を指定する必要はあり ません。

終了範囲
ルールが真かどうかを判別するために使用される範囲内の上限の値。 各ルール・タイプに基づくルールを追加する場合は、次のようになります:
  • IP アドレスの場合は、範囲の終了値 は記号名または小数点付き 10 進数のクライアント のアドレスです。デフォルトは 255.255.255.255 です。
  • 時刻の場合は、範囲の終了値 は整数です。デフォルトは 24 で、午前 0 時を表します。
  • 合計接続数の場合は、範囲の終了値 は整数です。デフォルトは 2 の 32 乗マイナス 1 です。
  • 活動中の接続の場合は、範囲の終了値 は整数です。デフォルトは 2 の 32 乗マイナス 1 です。
  • クライアント・ポートの場合は、範囲の終了値 は整数です。デフォルトは 65535 です。
  • 予約済み帯域幅の場合は、範囲の終了値 は整数であり、デフォルトは 2 の 32 乗 マイナス 1 です。
常に真、共用帯域幅、またはサービスのタイプ (TOS)、またはコンテンツ・ルールには範囲の終了値は指定しません。

TOS (サービスのタイプ・ルールの場合にのみ有効)
0、1、または x から成る 8 ビット項目値。

評価するレベル (合計接続数、活動中の接続、および共用帯域幅ルールの場合にのみ有効)
ポート上のすべてのサー バーを評価するか、またはそのルールに関するサーバーだけを評価するかのいずれかを選択してくださ い。

使用可能な帯域幅を共用するレベル (共用帯域幅ルールの場合にのみ有効)
帯域幅を共用したいレベルを設定してください。クラスター・レベルまたは executor レベルのどちらかを選択します (executor レベルの共用帯域幅ルールを追加できるようにする前に、executor で共用帯域幅を設定しなければなりません。あるいはクラスター・レベルの共用帯域幅を追加できるようにする前に、クラスターで共用帯域幅を設定しなければなりません)。

1 つまたは複数のサーバー・アドレス: (任意指定)
実行しているサーバーのリスト。 オプションでリストからルールに含める 1 つ以上を選択できます。

パターン
ルール・タイプにコンテンツを選択した場合のみ指定できます。 以下の制限を守り、使用するパターン構文を入力します。
  • スペースなし
  • 特殊文字: (文字の前に "\" が付けられていない場合)
    '*' : ワイルドカード (0 から x の任意の文字に一致)
    '(' : 論理グループ化に使用
    ')' : 論理グループ化に使用
    '&' : 論理 AND
    '|' : 論理 OR
    '!' : 論理 NOT
    
  • 予約キーワード (後に '=' が付きます):
    Method   : 要求を検索するための変換で HTTP プロトコルによって、
               使用される。たとえば、GET, POST など。
    URI      : URL 要求のパス
    Version  : 要求の特定バージョン。HTTP/1.0 または HTTP/1.1
    Host     : ホストからの値: header
               注:HTTP/1.0 プロトコルでのオプション
    [key]    : Dispatcher が検索できる任意の有効な HTTP ヘッダー名。たとえば、User-Agent、Connection、referer など。

例: http://www.company.com/path/webpage.htm を宛先とするブラウザーは次のような結果の値となります。

 
   Method=GET
   URI=/path/webpage.htm
   Version=HTTP/1.1
   Host=www.company.com
   Connection=Keep-Alive

シナリオ同様、パターン構文の詳細情報については、 Websphere Edge Server library ページからダウンロードまたは参照できる「Network Dispatcher 管理ガイド」を参照してください。