Net Search Extender で事前に定義された関係を以下に示します。
連想関係は、同じ概念を表現しているわけではないものの、 相互に関係する 2 つの用語の間の双方向の関係です。
定義済み連想関係: RELATED_TO
例:
tennis RELATED_TO racket football RELATED_TO goal (sports)
同義語関係は、 同じ、または類似した意味を持ち、 相互に代替語として使用できる 2 つの用語の間の双方向の関係です。 この関係は、たとえば、用語とその省略形などに使用できます。
定義済み同義語関係: SYNONYM_OF
例:
spot SYNONYM_OF stain US SYNONYM_OF United States
図 28 では、 同じシソーラスで、2 つの goal という用語が示されています。 1 つはコメント (sports) が付いており、 もう 1 つはコメント (abstract) が付いています。 用語が同じスペルを持っていても、 同義語関係で異なるワード・グループを接続できます。 シソーラスを定義する際に、 異なる関係を使用することによってこれをモデル化することができます。
階層関係は 2 つの用語間の単一方向の関係です。 ある用語は別の用語より広い (よりグローバルな) 意味をもっています。 この関係を使用すると、方向により、 より限定的な用語またはよりグローバルな用語を検索できます。
定義済み階層関係:
NARROWER 関係は、より限定的用語のシーケンスをモデル化するためのものです。幅が狭くなる関係の先へいくほど、 用語がより具体的なものになっていきます。 たとえば、NARROWER 関係に沿って house という用語を検索すると、 結果は限定化の度合いが増していく用語リストの skyscraper、 palace、church、chapel、 cathedral などになる可能性があります。
BROADER 関係は、 だんだんグローバルになっていく用語のシーケンスをモデル化するためのものです。 このような関係の先へいくほど、用語がより具体的でなくなっていきます。 たとえば、BROADER 関係に沿って、 house という用語を検索すると、 結果は、グローバル化の度合いが増していく用語リストの、building、 construction、object などになる可能性があります。