IBM NuOffice Ver 2.0 Fixpack4 (Ver 2.0d)の提供 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~        2003年 2月21日 このファイルには『IBM NuOffice Ver 2.0』(プログラム番号:29P3493) に対する修正 モジュールであるFixpack4 に関する以下の説明が記述されています。このFixpackを 適用するお客様は必ずこのファイルをお読みになってから導入作業をはじめて下さい。 1.Fixpack4の主な修正項目 2.前提条件 3.適用方法 4.DB移行ツールによるNotesDBの入れ替え作業 5.手動によるNotesDBの入れ替え作業 6.注意事項 7.修正履歴 8.商標 1.Fixpack4 の機能追加: 1.1 Notes R6がサポートされました。 NuOffice V2.0+Fixpack4を適用することにより、Notes R6で使用することが 可能となります。 1.2 フォルダーIDテーブル、フォルダーIDテーブル2のフォルダー情報をイメー ジの保存される文書内に書き込むようになりました。      フォルダーIDテーブル、フォルダーIDテーブル2のフォルダー情報(フォル ダーID、フォルダーコメント、所有者)の情報を設定されたデータベースの イメージの保存のために作成される文書の特定のフィールドに書き込まれます。      フィールドの名前などはドキュメント・マネージャーのヘルプの「フォルダ ー情報の解説」を参照してください。     1.3 フォルダー文書が多い場合のドキュメント・マネージャーの起動時間が短く      なりました。      フォルダーIDテーブル、フォルダーIDテーブル2で登録されているフォルダー 文書の数が多い場合には、実行を開始してからドキュメント・マネージャーが 処理を開始するまでに時間がかかっていましたが、この時間が短くなりました。     1.4 ファックス・マネージャーの管理者が複数指定してできるようになりました。      ファックス・マネージャーのオプションの管理者のページで、ファックス送受 信に関して各種エラーが起きた時にノーツメールを送るユーザIDをカンマで区 切ることにより複数指定できるようになりました。 その他の修正項目に関しては、「7.修正履歴」を参照して下さい。 2.前提条件: このFixpack は、NuOffice V2.0 Fixpack3を対象とするものです。V2.0 Fixpack3 がインストールされていないと、V2.0 Fixpack4をインストールすることはできません。   ドキュメント・マネージャーのインストールパスをデフォルト(:\Program Files\IBM\NuOffice)以外に設定した環境で、文書読み込み   ユーティリティをお使いの場合には、そのままではV2.0 Fixpack4をインストール   することはできません。インストールをできるようにするには、NuOffice V2.0   Fixpack3用設定プログラムをNuOfficeホームページ (http://www-6.ibm.com/jp/pspjinfo/salutation/nuoffice.html)からダウンロード して適用することにより、インストール情報を修正してください。 3.適用方法: 以下のFixpackはNuOffice Version 2.0の導入直後または導入稼動後に以下の手順 に従って適用してください。 また、このFixpackの適用は、NuOfficeのコンポーネントの追加の際にも必要にな ります。例えば、ファックス・マネージャーのみを導入し、このFixpackを適用し た後に、プリント・マネージャーを追加導入する際、もう一度Fixpackを適用し、 該当するコンポーネントについて作業する必要があります。 3.0 NuOffice Version 2.0の導入と同時にFixpackの導入を行う場合 NuOffice Version 2.0の導入とFixpack3と当Fixpackの適用を同時に行う場合には、     導入直後に起動されるセットアップ・ナビゲーターの起動は一旦中断しFixpack の修正ファイルを実行してから再度セットアップ・ナビゲーターを起動してく ださい。 この場合、4または5章のDB置換作業は必要ありません。 3.1 適用前に ... NuOfficeの各コンポーネントが稼働中であれば、それらを停止し、終了させて ください。 このFixpackを適用する前に次のことを調べておいてください。 - NuOfficeが導入されているハードディスクのドライブとディレクトリー の名前 - Notesのデータベース ファイル (.NSFファイルおよび.NTFファイル) が置かれているドライブとディレクトリー名 (多くの場合、NOTES\DATAにNotesのデータベース ファイルがあります が、Notesの導入時に変更されている場合もあります。) 注意事項: Fixpack4をインストールする前には、必ずFixpack3のDB移行ツールによるNotesDB の入れ替え作業を行ってください。すでにNotesDBの入れ替えが終了している場合 には再度して頂く必要はありません。 3.2 修正ファイルのダウンロード 次のファイルをダウンロードしてください。 nu20ja04.EXE 3.3 修正ファイルの実行 修正ファイルを実行してください。修正モジュールの解凍が行われ、 当Fixpackのセットアップが始まります。 (例) 「コマンド・プロンプト ウインドウで」 D:\FIXPACK\nu20ja04.EXE 4.DB移行ツールによるNotesDBの入れ替え作業: 修正ファイル実行後、各コンポーネントで使用するNotesDBの入れ替え作業を行う必 要があります。「FixPack DB移行ツール」を使用すると、NotesDBの入れ替作業が簡 単に行うことができます。但し、「FixPack DB移行ツール」で移行できるのは、Fix 前のNotesDBをセットアップ・ナビゲーターで導入した場合に限ります。Fix前のNotesDB をセットアップ・ナビゲーターを使用せずに導入された場合は、「5.手動によるNotesDB の入れ替え作業」へ進んでください。また、置き換えにあたって、以下の制限があります。 - 「FixPack DB移行ツール」は置換対象DBのバックアップを作成しますが、このバッ クアップには他ユーザーの作成した個人設計要素(個人ビューや個人フォルダ) は含みません。 - 「FixPack DB移行ツール」は、「更新時に再設計/設計の置換を許可しない」オ プションが有効な設計要素に関しても強制的に削除・置換を実行します。 - 「FixPack DB移行ツール」を処理しているユーザーは、置換対象のDBに対して”設計者” (文書削除権限あり)以上の権限がなくてはなりません。 - 置換対象のDBがサーバー上に存在し、そのDB内に他ユーザーの作成した個人ビュー /フォルダが存在する場合、設計置換/文書更新を実行することができません。 「3.3 修正ファイルの実行」後、「DB移行ツール 初期設定プログラム」が自動的に 起動します。起動しない場合は、スタートメニューからNuOfficeのプログラムグルー プにある「DB 移行ツール 初期設定プログラム」を選択してください。「DB移行ツー ル初期設定プログラム」起動後、画面に指示にしたがって移行処理を進めてください。 ここでDBの入れ替え作業を行った場合、5章の作業は必要ありません。 5.手動によるNotesDBの入れ替え作業: 修正ファイル実行後、各コンポーネントで使用するNotesDBの設計の置換を行う必要が あります。 コンポーネント共通 C-1. セットアップ・ナビゲーター データベースの設計の置換 NuOfficeが導入されているディレクトリーの下にISMWSETP.NTFというファイ ルがあります。これをNotesのデータベースが置かれているディレクトリー にコピーしてください。 (例) COPY D:\NUOFFICE\ISMWSETP.NTF D:\NOTES\DATA\*.* このあと、以下の手順によってセットアップ・ナビゲーターのデータベース の設計を置換してください。 C-1-1.Notes(クライアント)を起動します。 C-1-2.Notes ワークスペース上にあるセットアップ・ナビゲーターのアイコン を選択(1回クリック)します。(他のデータベースが選択されていないよ うに注意します。) 「ファイル(F)」->「データベース(D)」->「設計の置換(R)」を選択し、 「データベース設計の置換」ウインドウを開きます。 「詳細テンプレートの表示」をチェックします。 このウインドウで、先ほどコピーしたデータベース・テンプレート テンプレートサーバー(S) : ローカル データベース名 : V2.0 セットアップ Template テンプレートについて(A) : ISMWSETP.NTF を選択し、「置換(R)」ボタンを押します。 これで、セットアップ・ナビゲーター データベースの設計の置換がで きました。 コンポーネント: ドキュメント・マネージャー D-1. ヘルプの更新 NuOfficeが導入されているディレクトリーの下のDOCMGRサブ・ディレクトリー にある ISMWDOC.NSF を、Notesのデータベースが置かれているディレクトリー にコピーしてください。 (例) COPY D:\NUOFFICE\DOCMGR\ISMWDOC.NSF D:\NOTES\DATA\*.* D-2. 分配くん2ヘルプの更新 分配くん2をお使いでない場合にはこの作業は必要ありません。 NuOfficeが導入されているディレクトリーの下のDOCMGRサブ・ディレクトリー にある ISMWBUHP.NSF を、Notesのデータベースが置かれているディレクトリー にコピーしてください。 (例) COPY D:\NUOFFICE\DOCMGR\ISMWBUHP.NSF D:\NOTES\DATA\*.* D-3. 分配くん2Templateの更新 分配くん2をお使いでない場合にはこの作業は必要ありません。 NuOfficeが導入されているディレクトリーの下のDOCMGRサブ・ディレクトリー にある ISMWBUMP.NTF を、Notesのデータベースが置かれているディレクトリー にコピーしてください。 (例) COPY D:\NUOFFICE\DOCMGR\ISMWBUMP.NTF D:\NOTES\DATA\*.* このあと、以下の手順によってセットアップ・ナビゲーターのデータベース の設計を置換してください。 D-3-1.Notes(クライアント)を起動します。 D-3-2.Notes ワークスペース上にある分配くん2のアイコンを選択(1回クリック)        します。(他のデータベースが選択されていないように注意します。) 「ファイル(F)」->「データベース(D)」->「設計の置換(R)」を選択し、 「データベース設計の置換」ウインドウを開きます。 「詳細テンプレートの表示」をチェックします。 このウインドウで、先ほどコピーしたデータベース・テンプレート テンプレートサーバー(S) : ローカル データベース名 : 分配くん2 Template テンプレートについて(A) : ISMWBUMP.NTF を選択し、「置換(R)」ボタンを押します。 これで、分配くん2の設計の置換ができました。 コンポーネント: ファックス・マネージャー F-1. ヘルプの更新 NuOfficeが導入されているディレクトリーの下のFAXMGRサブ・ディレクトリー にある ISMXFXUG.NSF を、Notesのデータベースが置かれているディレクト リーにコピーしてください。 (例) COPY D:\NUOFFICE\FAXMGR\ISMXFXUG.NSF D:\NOTES\DATA\*.* 6.注意事項: このFixpackを適用した後、NuOfficeをシステムから削除してもいくつかのファイルが 削除されずに残ります。その場合は手動にて削除してください。 本FixPack適用後は、稼動条件内のLotus Notesのリリースが使用するOSや機能によって、   変更されます。稼動条件は以下のようになります。 R4.6.2a あるいは、それ以上の R4.6.x R5.0.4 あるいは、それ以上の R5.0.x         R5.0.6 あるいは、それ以上の R5.0.x(フォルダーIDテーブル2をお使いの                           場合) R5.0.10 あるいは、それ以上の R5.0.x(Windows XP Professional版でお使い                           の場合)         R6.0 あるいは、それ以上の R6.0.x プリント・マネージャークライアントのクライアントのS/W要件にもWindows XP Professional でお使いの場合に、Notes R5.0.10 あるいは、それ以上の R5.0.xが追加されます。 カラーデータを使用する場合には、特にメモリ、ディスクの空き容量に注意してください。 ドキュメント・マネージャーで保存したJPEG圧縮のTIFFは、WindowsNTとWinodws2000添付 のImagingで表示することができます。その他の画像表示アプリケーションでの表示は保証 されません。Windows XP ProfessioanlのWindows 画像と FAX ビューアでは表示されません。 他の画像表示アプリケーションで表示してください。 ネットワーク環境(ハブ、ネットワークカードの種類、速度、その他設定)によっては、 NuOfficeが複合機と接続できなくなることがあります。その場合には、「読み込み元の最大 セッション数を超えました」、「読み込み元に接続できませんでした」等のメッセージが 表示されますので、複合機の電源を一度切り、入れ直してください。 7.修正履歴: このFixpackには、以下の不具合の修正および機能拡張が含まれています。(NuOffice全体、 ドキュメント・マネージャー、プリント・マネージャー、およびファックス・マネージャ ーのコンポーネント別に書かれています。) ========================================= ===== Fixpack4(V2.0d)での追加内容 ===== ========================================= [Fixpack4での修正内容] 1.1 フォルダー文書が多い場合に、文書読み込みユーティリティでフォルダーリ ストが取得できないエラーが発生する問題の修正      フォルダーIDテーブル/フォルダーIDテーブル2でフォルダー文書を大量に作 成した場合(フォルダー文書の数はネットワーク環境により変化します)に、 文書読み込みユーティリティを起動した直後に「フォルダーリストが取得でき ませんでした。」というエラーメッセージが表示される問題が修正されました。 1.2 文書読み込みユーティリティの保存設定情報が正しく反映されない問題の修正 文書読み込みユーティリティで設定情報を保存し、そのファイルを読み込んで も正しく動作しない場合がある問題が修正されました。 1.3 文書読み込みユーティリティでOwner Name, Commentに64バイトしか入力できな い問題の修正 文書読み込みユーティリティでOwner Name, Commentに1024バイトまで入力可能 になりました。     1.4 ファイル・キャビネットで1024バイトのコメントをファイル名に使用するとア プリケーションエラーが起こる問題の修正     1.5 ファイル・キャビネット、プリント・キャビネットの登録名に1024バイト分の 文字を入力すると、設定の保存、読み込みが正常に行えなくなる問題の修正      ファイル・キャビネットの格納先登録名、プリント・キャビネットのプリンタ ー登録名に1024バイト分の文字を入力すると、設定の保存、読み込みが正常に 行えなくなる問題が修正されました。     1.6 ファイル・キャビネット、プリント・キャビネットでフォルダーIDに7桁以上を 指定できない問題の修正      ファイル・キャビネットで格納先登録ID、プリント・キャビネットでプリンタ ー登録IDに7桁以上が指定可能になりました。 使用できる最大値は4294967295(0xFFFFFFFF)です。     1.7 ファイル・キャビネット、プリント・キャビネットで、テンポラリ・ファイル が残ってしまう問題の修正 1.8 ドキュメント・マネージャーでハンドルがリークしてしまう問題の修正 ドキュメント・マネージャーで、イメージ貼り付けありでNotesへ格納した場合、 ハンドルがリークしてしまう問題が修正されました。     1.9 ディクスフルの状態で文書の書き込みを続けると、テンポラリ・ファイルが残 ってしまう問題の修正 テンポラり・ファイルの作成場所(環境変数でTEMPあるいはTMPで定義されてい るディレクトリ)のあるディスクの空き容量がない場合に、イメージ保存文書の 作成を続けると文書が作成できないエラーが発生しますが、その時にテンポラリ ・ファイルが残ってしまう問題が修正されました。     1.10 ディクスフルの状態で文書の書き込みを続けると、ドキュメント・マネージャ ーが画面から消えてしまう問題の修正 テンポラり・ファイルの作成場所(環境変数でTEMPあるいはTMPで定義されてい るディレクトリ)のあるディスクの空き容量がない場合に、イメージ保存文書の 作成を続けるとドキュメント・マネージャーが画面から消えてしまう問題が修正 されました。 8. 商標 本文中で使用されている以下の用語は、米国 IBM 社の商標・登録商標です。 IBM NuOffice 以下の用語はIBM-Lotusの商標です。 Lotus Notes また以下の用語は他社の商標・登録商標です。 Windows Microsoft Corporation WindowsNT Microsoft Corporation その他、記載の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。 以上です